予想通り東京都の緊急事態宣言は解除され、まん延防止ナンチャラに移行した。同時にこれまた予想通り陽性者数が下げ止まりとなった。1週間平均の1日あたりの陽性者数も390人から377人とたった13人減っただけである。
緑のたぬき(ただいま休養中)は飲食店での酒提供も時間制限・人数制限はあるもののOKとした。その引き換えに、東京オリンピックに関しては有観客とするとして、スポンサー関係者、チケットを持った政権支持者らを会場内に入れようとしている。緑のたぬきはこれまで人流抑制と言っていたが、ここに来て東京オリンピックのために人流抑制を諦めたようである。というより、これは自分の政治生命利用のために決断であろう。要は自民党に「貸し」を作ったのである。
さて、ビールが美味しい季節になった。加えてオリンピックというお祭りがあると人心は明らかにうわずっている。人流を抑制するなんてもはや完全に無理であり、感染拡大のリバウンドは敵なし疑いなしの状態である。2週間後には1週間の陽性者数は4000人を越して、1日あたりの平均陽性者数は500人を越すだろう。ここまで来れば、本来は緊急事態宣言を発令するのが筋だが、政府は重症者数が増えていないやら、病床が逼迫していないなどの理由をつけて、オリンピック期間中に緊急事態宣言を出すことはないだろう。
そして、7月に入ると海外から訳の分からない人が何万人も来日する。日本の検疫がザルなのは周知の通りである。インド株、南アフリカ株、ブラジル株、新規公開株なんでもござれで、日本は変異株の見本市と化すだろう。オリンピック期間中には東京の陽性者数は1週あたり5000人を越して、1日あたりの平均陽性者数も700人になる。もう魑魅魍魎だ。
こうなると、パラリンピックは「最悪のシナリオ通り」の無観客として行われる可能性が出てきた・・・。パラリンピックは「捨て石」扱いである。
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