厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によると、2021年9月初旬から2022年1月2日までの17週間のインフルエンザの患者数は355人。歴史的に少なかった昨シーズン(20〜21年)の522人を下回った。
そして、今年(2022年)の第1週(令和4年1月3日~9日)のインフルエンザの報告数は「50」で、昨年の最終週(令和3年12月27日~令和4年1月2日)の45人とほとんど変化がなく、昨年(2021年)同時期の総数73人と同様に少なくなっている。
つまり、今年もインフルエンザの流行は昨年同様にほとんど起こらないと思われる。それだけ、新型コロナウイルスがインフルエンザを凌駕している。このことは将来的に新型コロナがインフルエンザを駆逐して置き換わる可能性が出てきた。
マイクロソフトのビル・ゲイツはオミクロン株がピークを迎えた後は「新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザのように扱われる可能性もある」と指摘している。ビル・ゲイツは医者でも何でもないが、データ集積や分析にかけては下手な科学者より凄いことは誰も周知なので、この指摘は可能性が高いように思える。
このことは今後インフルエンザの予防接種に変わって、毎年新型コロナの予防接種が行われる可能性が高くなったということでもある。そうなったら場合のために国内でのワクチン開発と経口薬の開発が急がれる。
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