木曜日, 3月 12, 2009

「ゆるキャラ」に賭ける地方自治体

彦根城築城400年祭のマスコット・キャラクターとして登場した「ひこにゃん」が火付け役となった形で、今では地方自治体や関係団体(警察や消防など)が競って、マスコット・キャラクター(いわゆる「ゆるキャラ」)を作っている。その数は数百とも千以上とも言われている。

私が住む目黒区にも小学生が考えた「ごみ減量キャラクター」なるものがある。同じ東京23区内では杉並区には「なみすけ」という区のキャラクターがあり、地元のセブンイレブンで「なみすけパン」なるものが売られているそうだ。

マスコット・キャラクターには地域活性化のシンボル性、親近感、参加意欲など様々な効果がある。また、イベントなどにその着ぐるみが登場すると盛り上がったりして効果が出るようである。このため、マスコット・キャラクターを作る制作会社もその恩恵にあずかって忙しい。着ぐるみは一体20万円から60万円ぐらいで作られているのが相場のようだ。

「ひこにゃん」は彦根城築城400年祭の期間中だけで、関連グッズの売り上げが約17億円にものぼり、今でも相当の売れ行きがあるので、彦根市にとっては「ひこにゃん」様々である。

こうしたこともあってか、地方自治体などのマスコット・キャラクターは今後も増えそうな勢いである。しかし、没個性的であったり、意味不明なものもすでに数多く誕生しているようなので、くれぐれも趣旨に沿っていない粗製乱造だけは避けていただきたいものである。

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