木曜日, 4月 12, 2012

目黒川の桜


今年の東京の桜は平年より5日遅い3月31日に開花宣言をされたが、実質お花見の見頃は4月6日(金)から10日(火)までの5日間だった。その間に近場の桜の名所巡りをしたが、目黒川の花見客の多さは信じられないほどの多さだった。

今やお花見人気スポットランキング1位にもなり、東京の代表的な桜名所の一つになってしまった目黒川。上流の大橋から下流の太鼓橋まで約3.8kmに約830本の桜が植えられている。では、この桜がいつ植えられたかというと、実はその歴史はさほど古くはない。

目黒川に最初に桜が植樹されたのは昭和の初めの1927年(昭和2年)らしい。ただ、その後目黒川は何度も護岸工事が行われていて、そのたびに桜も植え替えられているために、木の大きさに少しバラツキがある。現在もっとも綺麗な花を咲かせている木は、おそらく私が小学生だった昭和30年代半ばに植えられたものと思える。

ちなみに、目黒区は目黒川だけでなく、呑川や立会川沿いにも桜を植樹していて、目黒川同様に綺麗な花を咲かせているが、こちらはどちらも暗渠のために川そのものが見えない。そのせいもあってか、目黒川のような人出はまったくない。桜には川もしくは水は欠かせないようである。

写真上:中目黒駅近くの目黒川
  下:自由が丘駅近くの吞川(九品仏川)緑道

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