木曜日, 3月 26, 2020

国民の生命よりオリンピックを優先させた安倍と東京都

東京都のコロナウイルス新規感染者数は下記の通り。
 
3月22日 2人
  23日 16人
  24日 17人
  25日 41人
  26日 47人
 
そして、下記の写真文面は3月21日に厚生労働省クラスター班が東京都に指針した感染者数の今後の推計である。この時点で25日までに51人となっているが、実際は22日2人、23日16人、24日17人、25日41人でトータルで76人になっている。推計の1.5倍以上の人数である。そして、次の7日間(3/26〜4/1)は159人となっているが、たった2日間(25日41人、26日45人以上)で半数を上回ってしまった。このままで行くと300人前後となり、推測の2倍近くになってしまう。
 
これは厚労省が公表した書面だが、これとは別に先週大阪府が公表したような非公開文書があったと思われるから、本来ならば3連休の前に外出自粛を促すことができたはずではないだろうか。しかし、それができなかったのは東京オリンピックという「お荷物」があったからことは言うまでもない。延期がまだ正式に決まっていない時に、東京が外出禁止だなんてなっていたら、オリンピックが中止になってしまうと恐れた東京都(もちろんバックには安倍政権がある)は、大阪府や兵庫県のような往来自粛と言えなかったのである。
  
つまり、東京都および安倍政権は新型コロナウイルスの感染と東京オリンピックを天秤にかけるという政治的駆け引きをしていたのである。そして、結局のところ感染状況を矮小化するためにPCR検査を増やすことなく、感染者および潜在的感染者を増大させたのである。こうなると、東京オリンピックはいったいなんのだろうか。国民の生命を脅かすのに、こんなものをやる必要性があるのだろうか。仮に来年行われたところで、盛り上がることでなく興醒めで終わるに違いない。
  
昔はオリンピックは参加することに意義があると言われたが、今やメダル至上主義であり、尚かつIOCというスポーツ貴族を潤すイベントでしかない。そして、それを政治的利用する連中は恥を知れである。
 
東京都の感染者数から話が飛躍しすぎてしまったが、オリンピックなんて所詮こんなものであることを知っていただきたい。

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