水曜日, 10月 13, 2021

検疫体制が感染激減を生んだ要因の一つだと思う

先週の東京の陽性者数は904人。1週間単位で陽性者数が1000人を下回るのは昨年6月28日〜7月4日の週以来、約1年3ヶ月ぶりである。また陽性率が2%を下回るのは、その前々週前の6月7日〜13日以来である。

それにしても、なんでこんなに激減したのであろう。ワクチン接種の効果が大きいのは間違いないが、それ以外では海外からウイルスが持ち込まれていないというのが大きいのではないだろうか。第5波はご存知のように東京オリンピックの真っ最中に起きた。7月には51,100人、8月には71,000人の外国人が入国した。しかし、9月はまだ発表されていないが、おそらく1万人前後の入国者のはずである。

デルタ株以降、日本では流行をしている変異株はない。一時ミュー株が発見され懸念されたが流行するには至っていない。こうしたことを考えると、やはり海外との扉をある程度閉ざしていることは有効なのではないだろうか。少なくとも特効薬ができるなり、全国民に対する3回目のワクチン接種にメドがつくまでは、不特定な外国人観光客の入国は禁じるべきであろう。それはおそらく来年3月頃まで続くと思われ、日本人もその頃まで自由な海外渡航は無理である。

いずれにしろ、検疫体制をしっかり行えば、第6波が到来したとしても、第5波のような大きな流行はないと思う。今後も海外各国の流行状況、変異株の発生などは注視していく必要がある。




0 件のコメント: