テレビで東京の陽性者数をカレンダー形式で表示する番組があるが、例えばTBSの場合『ゴゴスマ』(CBC制作)では日曜始まりのカレンダーを使うが、その後のTBS制作の『Nスタ』は月曜始まりのカレンダーを使う。なんと紛らわしいことか・・・。
私が子供の頃というか20世紀まではどんなカレンダーも日曜始まりであった。これはキリスト教で週の始まりはキリスト復活の日として、日曜日を1週間の始まりとしたと言われている。
それが21世紀に入ると、月曜始まりのカレンダーが徐々に出始めた。これは私のようにヨーロッパに疎い人間からすると全く知らなかったのだが、1971年にイギリスが国際標準化機構(ISO)の決議を採用して、月曜を週の始まりとすることになってから、次第にヨーロッパに広まったそうである。
では、なぜ日本で月曜始まりのカレンダーが多くなったかというと、これは間違いなく週休2日制の影響が大きい。つまり、土日を並べた方が分かりやすい、予定を立てやすいという理由などで月曜始まりのカレンダーが作られるようになった。
日本で学校週休2日制が導入されたのは1992年(平成4年)だ。ただし、私立学校ではそれ以前より週休2日制を採用しているところは多かった。そして、全国一律で完全に2日制になったのは、それから3年後の1995年(平成7年)と言われている。こうしたことから21世紀になり、月曜始まりのカレンダーが登場するようになった。
そして、冒頭に述べたように昨今では日曜始まりのカレンダーと月曜始まりのカレンダーが混合するようになった。私のように週休2日制の恩恵をまったくえなかった人間からすると、月曜カレンダーなど使いようがない。よって、テレビで月曜カレンダーが出てくるとやはり戸惑ってしまう。
結局のところ、日曜始まりを使うか、月曜始まりを使うかは、年齢、地域、職業などによって左右されるような気がする・・・。
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