水曜日, 10月 06, 2021

姑息で学習能力のない新政権

新型コロナウイルスの感染者が激減している。しかし、その理由はまったく解明されない。ワクチン接種が進んだことが影響があるのは間違いなさそうだが、果たしてそれだけなのだろうか。

日本のワクチン接種は順調に進んでいる。9月末時点で1回接種を完了した人が全人口の70.4%。2回接種した人が59.8%で、当初の私の予想(70.1%と55.2%)を上回っている。この勢いが続けば、今月末には1回目が80%、2回目が70%を上回る。しかしながら、感染状況が激減したことにより、今後は接種を受ける人も減っていくので、この目標達成は難しいかもしれない。ただ1回目接種の80%は無理としても2回目接種の70%は越えられるのではないだろうか。

さて、このワクチン接種の順調さを自民党政権のおかげかのように言う人がいるが、果たしてそうだろうか。そもそも日本は欧米諸国よりワクチン接種開始が2ヶ月以上も遅かった。これは日本が他国より何らかの要因で感染率、致死率が低かったので、ワクチン接種開始が遅れた。そして、何よりも問題だったのが、ワクチンに対する認識、基礎研究、開発をこれまで怠ってきたツケが回ってきたということである。その犯人は言うまでもなく安倍政権である。

接種方法にしても問題だらけだった。どのように行うか、どのような順番で行うかなどスッタモンダだった。しかし、医師会、歯科医師会、看護師会、自衛隊などを総動員してなんとか行われるようになった。決してスムーズに行われたわけではない。接種率が他国より良いのは国民の意識の高さからであって政権によるものではない。

それなのに、岸田新政権は感染者が激減しているうちに選挙を行おうとする。姑息である。またGo to トラベルをも行おうとしている。旅行に行きたい人はそんなものがなくても行く。Go to トラベルをやれば、行くつもりのない人まで行ってしまう。政権や観光業界はそれが狙いなのだが、それが第3波の原因になった。過去を学ばない、余計なことをしそうな政権である。



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