日曜日, 7月 31, 2011

子供の頃は新聞記者になりたかった・・・

子供の頃、自分は大きくなったら新聞記者になるんだ、と思っていた。小学校の卒業文集にもそのようなことを書いた記憶がある。しかし、中学でバスケットボールに熱中し、高校ではバスケット部と新聞部に入り、その夢をキッパリと捨てた。

というのも、日本の新聞は客観中立公正報道主義という新聞綱領を掲げながらも結局は商業新聞でしかない、ということを悟ってしまったからだ。そのために、その後は新聞記者ではなく漠然とマスコミで働きたいということを考えるようになり、その夢というか目標は編集者になることである程度達成することができた。

それにしても、今回の大震災および原発事故で、新聞がこんなに腐っていて、頭デッカチの非力なものなのかということを思い知らされた。強がりで言うのでも、負け惜しみでも言うのでもない。つくづく新聞記者にならなくて良かったと思う。もし、新聞記者になっていたら、今ごろはデスククラスにでもなって、年収1,000万円以上になっていたかもしれない。しかし、その考え方は本来の自分の考えとはほど遠い保身保守になっていただろう。

どんな仕事も続けるということは大変であり、「継続は力なり」という言葉があるように継続は力を発揮する源である。と同時に、継続は自分の身を守ることにもなっている。今の新聞記者たちは初心を忘れて、保身を継続しているようでならない。新聞は客観中立公正による報道も大事かもしれないが、在野精神に富み、加えて建設的な意見を伝えるのも仕事のはずである。今の新聞には在野精神もなければ、建設的な意見もほとんどない。

新聞記者にならなくて良かった。

木曜日, 7月 28, 2011

映画『大鹿村騒動記』を観る

この映画の感想を一言で述べるならば「笑うに笑えない映画だ」である。

単なる田舎の村芝居を題材にした喜劇ではない。というのも、映画の本質には少し表層的かもしれないが、認知症のような疾患、性同一障害、シベリア抑留などしっかりといろいろな問題提起をしている。ただ、それがあまりのも駆け足すぎるので、重さもなければ深みもない。ただ、それが監督の狙いであろうし、解る人は解るに違いない。

出演者陣はユニーク。どことなく鈴木清順監督の流れを汲むようなキャスティングで原田芳雄、大楠道代、石橋蓮司といった役者陣は安定感があるが正直あまり新鮮味があるとは言えない。しかし、こういった人たちの存在なくしてはこの映画はなりたたない。そして、こうしたベテラン陣に支えられながら光っていたのが松たか子。

松たか子は本当に上手い。こんな子が山奥の小さな村にいるはずはないと思ってしまうが、不思議とこの映画では村にマッチしている。その上、演技が顔や上半身だけでなく全身で行えている。さすがに舞台女優だけのことはある。

最後に、この映画は一律入場料が1,000円。それゆえに、金券ショップへ行っても特別鑑賞券は売っていない。(笑)今日、日本映画では若者離れが深刻らしい。その意味でも、1,000円という価格は嬉しい。ただし、この映画は題材も題材ということと、原田芳雄のことを惜しんで観るくる人が多いせいか、観客の多くはどうみても「いつでも1,000円で映画が観られる」60歳以上だった。(苦笑)

火曜日, 7月 26, 2011

理想的な兄弟(姉妹)構成はどれだろう

世間には様々な兄弟(姉妹)構成がある。一般的には一姫ニ太郎が、理想的な兄弟姉妹構成と言われているが、果たしてそうであろうか。一姫ニ太郎の場合、それは本人たちにとって理想的なのではなく親にとって理想的なのではないだろうか。

2人兄弟姉妹だと、当たり前の話だが、男男、女女、男女、女男の4つの構成しかありえない。これが3人になると、2の三乗で8通りになる。4人兄弟姉妹になると2の四乗で16通りになり、5人兄弟姉妹になると32通りにまでなり、その構成は多様化される。

私の従兄弟は男女男女男という構成で、真ん中の従兄弟は「俺には兄貴も姉貴もいて、妹も弟もいるんだ」という稀な人がいる。女男男男女などでもそのような構成になるが、それにしても私の伯母は男女男女男と見事に生み分けたものである。w

話が少し横道に逸れたが、それでは一体理想的な兄弟姉妹構成というのはどういうものであろうかと、ちょっと考えてみた。今の時代、子供が5人作れるような時代ではないから、せいぜい3人までと考える。となると、男男男、女女女、男男女、女女男、男女男、女男女、女男男、男女女の構成になるが。

まず三兄弟、三姉妹という場合は真ん中の子にいろいろとプレッシャーがかかるらしい。そのため、真ん中の子は頭がいい子になるかグレるかと極端になる、とよく聞く。真偽のほどは解らないが、実は私もそう思っている。同じことは、男女男、女男女という構成も近いものがありそうである。となると、男男女と女女男、男女女と女男男のどちらかが理想的な兄弟構成となりそうだが、さてどっちなのだろうか。

ちなみに、私は二人兄弟の下だが、小さい頃から妹がいたらなぁ、と思っている。

月曜日, 7月 25, 2011

前を向いてポジティブに生きよう

3月11日以来、いまだに悲観にくれている人が多いという。政治も悪い。経済も悪い。マスコミも悪い。なにもかもが悪い。仕方のないことかもしれない。

しかし、今回の震災および原発事故で学んだことも多い。日本の社会構造がいかに歪んでいるかを学んだ。政治がいかに責任の擦り合いの場であるかということを悟った。何度も書くが原発がいかに「政官財学マ」による利権の上になりたっているかも解った。

こうしたことを、逆に活かさないといけない。とにかく私はポジティブに生きたいと思う。脱原発はもちろんのことだが、被災地への経済的支援、ボランティア活動に対しての応援も続けていきたい。そして、なによりも今後の国政および地方選挙において、新エネルギーを政策に掲げる人にしか投票しないことにした。

エネルギー政策の大転換は絶対に必要である。脱原発への方向性を明確にしないと、日本はいつしか太平洋戦争のときのように権力者たちによって国がまた滅びるだろう。もし、そうなったときに歴史上の犯罪人として問われるのは、現政権なのだろうか、それとも過去の自民党政権なのだろうか、それとも我々国民なのだろうか。

昨日のオールスター戦前にイーグルスの選手会長である嶋基宏が良いことをいっぱい言った。そのなかで「生かされている僕たちは前を向いて、自分の人生を切り開いていく使命があります」という言葉はもっとも印象に残った。

人間、生きることは権利であり、義務であり、使命なのだから。

プロ野球球宴:楽天・嶋「ヒトの力はスゴイ!」 あいさつ
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/news/20110724k0000e050024000c.html

日曜日, 7月 24, 2011

ツイッターのフォローお願い

ツイッターに登録したのは今から2年前の2009年7月21日でしたが、当時は使い方がまったく解らず、ずっと放置したままでした。しかし、震災以降徐々に利用方法が解るようになり、最近はMixiのつぶやきなどを通じて、140字以内メッセージ行っています。

このブログを読んでいただいている方で、ツイッターしている​方はよろしければフォローをお願いします。

http://twitter.com/#!/k21komatsu

土曜日, 7月 23, 2011

日本赤十字社の義援金の受付状況がペースダウン

「義援金だけでなく寄付金(支援金)を送ろう」と言っている私が書くのはちょっと矛盾するが、下記のように日本赤十字社に対する東日本大震災義援金受付が7月に入ってからペースダウンしている。

3月29日(火)  112万8434件 594億2,128万4,898円
4月5日(火)  159万1744件 1,396億3,924万6,398円
4月22日(金)  205万1844件 1,518億64万481円
5月12日(木)  218万7290件 1,840億2,630万4,772円
6月6日(月)  231万1499件 2,224億7,948万9,070円
7月1日(金)  238万6187件 2,588億4,113万1,847円
7月6日(水)  239万6442件 2,599億4,683万9,562円
7月20日(水)  242万9408件 2,694億4,414万7,975円

ほとんどの国民はすでになんらかの形で募金なりをしている、と思う。そして、滞っていた義援金も被災者の手に徐々に渡るようになってきている。しかし、それらのお金はまだまだ微々たるもので、急場の生活費(車や電化製品を買うなど)で消えてしまっているという。今後は被災地でも避難所ではなく仮設住宅を中心とした自立した生活が求められていくことになるだろうが、それでも本当の復旧復興にはまだまだ遠い状況にあると思う。

それゆえに、今後も継続的支援が大事なのであるから、国民ひとりひとりがそれを自覚して、継続的な募金をしてほしものである。なお、自分に縁のある市町村への寄付金および義援金の口座は下記を参照にしてください。

東日本大震災に係る被災地方公共団体に対する寄付金及び義援金の受入口座一覧について
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/110404_1_kojin.html

義援金だけでなく寄付金も送ろう
http://k21komatsu.blogspot.com/2011/04/blog-post_26.html

木曜日, 7月 21, 2011

電気使用量が増えてしまった

東京電力から「電気使用量のお知らせ」7月分が届いた。先々月は前年比約25%、先月も6%電力使用量を削減できたが、今月はなんと前年比6%増になってしまった。

      昨年7月分(30日間)  今年7月分(6/16〜7/18の33日間)
自宅(60A)     313kwh      377kwh
深夜電力(4kw)   174kwh      201kwh
仕事場(20A)     87kwh       34kwh
合計          574kwh      612kwh

気の弛みもあるだろうが、増えてしまった理由は分っている。まず検針期間が3日間も違うのだから、当然ながら昨年より今年の方が使用量が多くなる。そして、昨年8月半ばに入れた母親の寝室のエアコンが、6月末ごろから稼働しているからである。

昨年は大変な猛暑だった。そのために、熱中症対策として8月に急遽母親の寝室にエアコンを入れた。それ以来寝室で夏場および冬場はエアコンを使用するために電気使用量が増えてしまった。その影響が今回はモロに出たようである。このままでいくと来月も前年比プラスになりそうである。ただし、それ以降はすでにエアコンが設置されているので、前年比マイナスになるように努力したい。

それにしても、今日は涼しい。こういう日が続くと節電のためには嬉しいのだが、ただ、暑い日の熱中症対策にエアコンは有効であるということも認識しておこう。特に高齢者のいる家庭の方は、エアコンを適温(28度ぐらい)で使うようにするべきである。また、夜間は東京電力管内の電力使用量は少ない上、睡眠不足を防ぐこともできるので、節電節電と言わず、眠れないときはエアコンを使いましょう。

水曜日, 7月 20, 2011

返す返すも残念だった南米選手権出場辞退

なでしこジャパンの快挙に隠れて、スポーツファンの間でもほとんど話題にならないのがアルゼンチンで開催されているサッカーの南米選手権。本来ならば、日本代表もこの大会に招待されていて、なでしこジャパン同様に活躍しているかもしれなかったである。しかしながら、震災によってJリーグの日程が大幅に変更となり、代表選手を抱えるチーム事情などから出場を辞退せざるをえなくなった。

こうした経緯を踏まえて、下記のサイトではこの結果についてアンケートをとったところ、「出場するべき」という人が約77パーセントで「辞退もやむなし」という人の約23パーセントを大きく上回ったそうだ。私もなぜ出場しなかったのだろうか、と今でも悔やまれてならない。

現在の日本代表は世界ランキング13位というところまで上りつめている。今回行われている南米選手権で日本よりランキングが上なチームはブラジルとアルゼンチンの2チームしかないが、日本がワールドカップの決勝トーナメント1回戦でPK敗けしたパラグアイやウルグアイといった強豪チームがひしめいていて、武者修行にするのにはうってつけの場でもあった。

予定では日本は1次リーグでアルゼンチン(10位)、コロンビア(54位)、ボリビア(93位)と対戦するだったので、もし順当な結果だったら決勝トーナメントに進むことができただろう。しかし、1999年に参加したときは、日本は今ほど強くはなかったがペルーに2-3、パラグアイに0-4、ボリビアに1-1と3戦未勝利に終わっているので、順当な結果になるかどうかなど解らない。

なでしこジャパンの快挙があるだけに、もし日本代表が南米選手権でも大活躍していれば、もっともっと日本の活力の源になっていたのではないだろうか。また、代表チームの強化にもつながってに違いない。ナヨナヨしたことを書く様だが、返す返すも南米選手権出場辞退は残念でならなかった。

南米選手権への出場を辞退した日本代表、サッカーファンはこの決断をどう思うのか
http://www.soccer-king.jp/blog_item/20110405_japan.html

火曜日, 7月 19, 2011

ツイッター人気の理由

ツイッターは7月1日に、1日当たりのつぶやき(ツイート)投稿数が2億件を突破したと発表した。約1年前が6,500万件だったそうだから、1年でほぼ3倍になったということになる。そして、その投稿数の約2割は日本だと言われている。

それでは、どうしてこんなツイッターが人気になったかといえば、いくつかの理由が上げられるのではないだろうか。日本ではミクシィなどと連動する(私もこれを利用している)ようになり、それに伴い自動的に投稿数が増えた。また震災を機会にその利用度が増えている。私もそのひとりで、登録こそ2年前なのに使い始めたのは震災以降である。

そしてなりよりも大きな理由は、iPadやiPhoneなどスマートフォンの普及ではないだろうか。iPadやスマートフォンはブログのような長文を書くには適していないが、140文字以内という呟きには適していると思える。おそらく、世界のツイッター利用者の半分以上がiPadやiPhone(スマートフォン)ではないだろうか。

一方で、こうしたツイッター利用者の増加により、日本では若者の間ではミクシィ離れが進んでいる。そのことについては、いずれまたの機会に書こう。

月曜日, 7月 18, 2011

読売が手をひけば、すべてがいい方向へ進む!?

なでしこジャパンが優勝セレモニーで表彰されているとき、何故かすべての元凶は読売新聞だなぁ、と思ってしまった。昔から読売新聞は嫌いだが、これは案外的を射ているのではないだろうか。

プロ野球。ご存知のように読売新聞のドラフト制度への介入の歴史は酷いものがある。しかし、ここ数年はその介入も大人しくなり、その結果、プロ野球はセリーグからパリーグの時代へと移り、両リーグはほぼ均等にテレビ放映されるようになり、セパ共存の世界に落ち着くようになった。

Jリーグ。読売ヴェルデイの傍若無人ぶりの振る舞いも醜かった。そして「東京」に固執したチームは低迷が続き、その間にJリーグは地域密着が定着化していき、読売は結局チームを手放してしまった。女子サッカーも同様で、強豪チームだった日テレベルーザの経営から手を引き、今では命名権をもつだけとなっている。

つまり、読売新聞がスポーツに口を挟むことがなくなると、プロ野球ではチームが均等化されていき、その結果2回連続ワールド・ベースボール・クラシックで優勝するまでになった。サッカーも男子日本代表はワールカップでベスト16まで進み、今年1月のアジアカップでも久しぶりに優勝した。現在ではFIFAランキングで13位までになり、サッカー大国のチームとも互角で勝負できるようになった。そして、女子サッカーである。決勝戦の中継をしていた民放がフジテレビであったことで解るように、今の女子サッカーに読売の影はほとんどない。

このように、読売が口を挟まなくなったスポーツは、みんな発展していっている。このことは、おそらく政治や経済も同じではないだろうか。原発擁護のプロパカンダ新聞である読売新聞が原発から手をひけば世の中はもっといい方向に進むだろう。読売新聞の読者のみなさん、疫病神のような新聞を読むのは止めましょう。

日曜日, 7月 17, 2011

映画『小川の辺』を観る

藤沢周平ファンである。全てとは言わないがほとんどの小説を読んでいる。そして、その映像化(映画&テレビ)されている作品もほとんど観ている。

私にとってこれまで映画化された藤沢作品のベスト3は下記のとおりである。
 たそがれ清兵衛 (監督山田洋次、主演真田広之)
 花のあと (監督中西健二、主演北川景子)
 隠し剣鬼の爪 (監督山田洋次、主演永瀬正敏)

前置きはこれぐらいにして本題である。まずは結論から。映画『小川の辺』は間延びした映画だった。時代劇というのは間が大切である。この間が時代劇特有の緊張感を作り上げていく。ところが、この映画の間はどこもかも1秒ほど長く感じられ間延びしている。これでは緊張感が倦怠感に変わってしまう。

加えて、どうしても東山紀之の演技が好きになれない。彼の所作や殺陣は非常に綺麗で上手い。しかし、妙なナルシシズムを感じてしまい、そこに武士が本来もっているはずであろう無骨さを見いだすことができない。それゆえに、映画を見終えてから他のキャスティングだったら、どうだったのかなぁと想像してしまったりした。堤真一だったらどうだったろうとか、佐々木蔵之介だったらどうだったろうか、などと考えてしまった。

最後に、これまで映画化されている藤沢作品はみんな海坂藩ものばかりで、江戸の市井ものがない。市井ものはチャンバラシーンのような見せ場がないために映画化にしずらいのかもしれないが、江戸情緒や男女の情愛の美しい小説がいくつもある。そろそろそうした作品が映画化されることを願っている。

金曜日, 7月 15, 2011

マスコミよ、たまには自分たちのことを世論調査してみては

マスコミは月1回内閣支持率などの世論調査を行っている。それならば、たまには自分たちのことについても各社いっせいに世論調査してみてはいかがだろうか。もちろん、マスコミ各社だけの調査では誘導などが行われる可能性があるので、同時に日本世論調査会や海外の調査機関にもお願いして、その違いもはっきりさせてみてはをいかがだろうか。

ちなみに、質問は下記のようなものでお願いしたい。

1. 新聞やテレビは信頼できる報道機関だと思いますか。 Yes No

2. 新聞やテレビが行う世論調査は誘導報道と思いますか。 Yes No

3. 新聞やテレビの震災および原発事故報道は役にたっていると思いますか。 Yes No

4. 新聞やテレビは原発利権を得ていると思いますか。 Yes No

5. もっとも信頼できる報道をしている新聞社およびテレビ局は何処だと思いますか。
  朝日、読売、毎日、日経、産経、東京、地元紙(    )、なし
  NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、なし

6. もっとも偏向報道をしている新聞社およびテレビ局は何処だと思いますか。
  朝日、読売、毎日、日経、産経、東京、地元紙(    )、なし
  NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、なし

木曜日, 7月 14, 2011

女子ワールドカップ日本開催を

なでしこジャパンが快進撃である。今朝は準決勝でスウェーデンを3対1で破って、見事に決勝進出を果たした。こうなれば、なんとしても決勝でアメリカを破って優勝してもらいたい。切に願っている。と同時に、近い将来日本で女子ワールドカップの開催も願っている。

サッカーの女子ワールドカップは、これまで第1回大会が1991年に中国で開かれて以来、1995年にスウェーデン、1999年と2003年がアメリカ、2007年が中国で行われ、今回(2011年)がドイツ、そして2015年はカナダで開催されることが決まっている。このように、基本的にアジア(中国)、アメリカ大陸、ヨーロッパの順番で開催されているので、2019年に日本が立候補すれば、実現する可能性は少なくない。

女子ワールドカップは出場チームが16チームと男子に比べると少ないので、会場(今回のドイツ大会は9ヶ所)も8カ所ぐらいで十分である。となると、日本でも札幌、仙台、埼玉、鹿島、東京、静岡、豊田、神戸など既存の競技場だけで開催可能である。

個人的威信と無駄遣いなオリンピック開催よりも、よりコンパクトにしてお金のかからない女子ワールドカップの開催を願っている。

水曜日, 7月 13, 2011

映画『SUPER 8』を観る

昨日(12日)あまり評判が芳しくないが、一応話題作ということで、映画『SUPER 8』を観に行ってきた。結論からまず書くと、駄作でも失敗作でもないが、かといって傑作でもなければ成功作とも言えない、映画だった。

映画や演劇はラストシーンありきで脚本を書くものが多いが、この映画はまさにその典型。最後のシーンと付録(これはネタバレになるので書かない)を映像にしたいがために作られている映画だ。蛇足だが、先日観た二期会オペラ『トゥーランドット』も最後のシーンを描くための舞台美術と演出をしていた。

確かにラストシーンは映画の印象付けになるので大変重要なシーンだが、しかし、そこにたどり着くまでのいくつかのハイライトがしっかりしていないと盛り上がらない。その意味においては、この映画はそれらが非常に弱い。もっとインパクトがあったハイライトの列車事故のシーンにしても、あまりにCGに頼りすぎていて面白みにかけるし、あんな大事故なのにどうして主犯者が生存してているのかが解せない。他にもどうしても腑に落ちないストーリー展開がいくつもあり、脚本としてはB級映画以下である。

一方、映像の方はスピルバーグが関わった映画の『激突!』『ジョーズ』『未知との遭遇』『ポルターガイスト』『E.T.』などに対するオマージュというかコラージュにすぎず、スピルバーグ映画が好きな人にとっては回顧的に観る価値があるかもしれないが、それ以外の人にとっては単なるモンスターパニック映画でしかないだろう。

ということで、かなり中途半端なパニック映画でしかなく、昼間の渋谷の映画館にもかかわらず、お客さんの数は50人余りと寂しい限りであった。

火曜日, 7月 12, 2011

小沢征爾が世界文化賞を受賞したが

今年で第23回を迎える世界文化賞(日本美術協会主催)の音楽部門に小沢征爾が選ばれた。ただ、この世界文化賞というのは、いまだにどことなく胡散臭いものという疑念がある。というのも、これを主催している日本美術協会はフジサンケイ・グループ傘下にある団体で、どうもその息がかかっているというか、趣味嗜好もしくは利害関係にある人が選ばれているのではないかという気がしてならないからだ。

また、5部門のジャンル分けにも違和感がある。この世界文化賞はノーベル賞を補完するために作られたといういきさつもあるようなので、ノーベル賞にある文学部門はないにしろ、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇映像という区分けはおかしいだろう。彫刻(衣装も含まれる)をしている人には申し訳ないが、彫刻が1部門として独立しているのが驚きである。常識的に考えれて、もし5部門にするならば、絵画彫刻、建築衣装、音楽、演劇舞踊、写真映像あたりになるのが妥当ではないだろうか。

そして、歴代の受賞賞者一覧を見ると、なんでこんなに建築部門に日本人が多いのだろうかと驚きに思う。私は建築に関してはまったくのド素人であるが、丹下健三、安藤忠雄、槇文彦、谷口吉生、伊東豊雄と5人も受賞している。日本の建築デザインが世界のトップレベルにあるのは解るが、こんなに受賞者が多くていいのだろうかと思わざるをえない。他国には該当者がいないのだろうか。

いずれにしろ、小沢征爾が受賞したことは喜ばしいことだが、私のなかで世界文化賞への疑念はまだまだ拭いきれることはないだろう。


世界文化賞受賞者一覧
http://www.praemiumimperiale.org/laureate/laureates

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%AE%AE%E6%AE%BF%E4%B8%8B%E8%A8%98%E5%BF%B5%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B3%9E

月曜日, 7月 11, 2011

ツイッターであっという間に伝わった人の死

7月5日に漫画家の和田慎二さんが虚血性心疾患のために急死された。この訃報に関しては翌6日の昼ごろからマスコミ各社が報道するようになった。しかし、この報道が出る前にツイッター上ではまるで伝言ゲームのように和田さんの死が広まり、ツイッターをやっている人の多くは、6日午前中にはそのことを知ってしまっていた。

それではなぜこのようなことが起きたかといえば、6日午前1時ごろに、漫画家の野間美由紀さんが「白泉社と秋田書店のそれぞれから連絡をもらった」ということで、ツイッターで和田さんの死をつぶやいてしまったからだ。それが即座に100人以上の人にリツィート(拡散)され、それがまたリツィートされるような形になり、ツイッター上を席巻してしまったのである。そのおかげもあってか、私も寝る直前の午前2時半ごろに知ってしまった。ツイッターの凄さというか恐ろしさをみせつけられたような出来事だったが、ただ、問題はそれだけでは済まなかった。

野間さんがツイッターでつぶやいていいものかということが問題になった。下記の文章には「野間さんは以前からブログでの行動に批判が多かった」ために今でも批判されているという。確かに人の死をいくら出版社などからの確認をしているとはいえ、ツイッターで軽々しくつぶやいていいものだろうかと思う。親族や関係者からすれば、和田さんの死は一定の時間をおいて公的に発表されるものであり、野間さんがツイッターのような私的なもので先走りでつぶやくことではない。よって、親族や関係者に断りもなく、軽々とつぶやいたことはやはり非礼だとして非難されるだろう。そのことに対して、野間さんも反省しているようで「お知らせするのが12時間ほど早かったのは私の間違いでした」と自分の非を認めている。

先日の松本龍復興大臣の件もそうだが、ツイッターもしくネット上の情報伝達は異常に早い。しかし、それがあるときは流言飛語になりかねない。また、今回のように人の死を軽々しくつぶやくことも問題である。ネットが社会が根付いてはや10年以上経ったが、まだまだ最低限のルールやモラルが確立されていないようである。

「生きてるの? 死んでるの?」 『スケバン刑事』和田慎二さん死去を巡るドタバタ劇
http://npn.co.jp/article/detail/38965024/

火曜日, 7月 05, 2011

首相の任命責任も問題だが、マスコミ報道はもっと問題だ

松本龍復興大臣が辞任した。当然である。あのような恫喝大臣は国政に必要ない。このことによって菅直人首相の任命責任が問われることも当然である。菅首相の粘り腰もついに徳俵一枚だけになってしまったようだ。

さて、今回の辞任劇で責任を問われるのは任命責任の菅首相だけではない。もっと問題なのはマスコミである。あの恫喝をきちんと報道したのは東北放送(よくやった!)だけである。その他のマスコミは「オフレコ」だからな、と言われてまともな報道はほとんどしなかった。

つまり、あの松本恫喝大臣の言動は3日(日)の午後にあったのだが、その日のうちにこのことについて報道したのは東北放送だけであり、他のテレビ局はまったく報道しなかった。また新聞も4日の朝刊で「松本大臣きわどい発言」程度で、その責任を追及することはなかった。

ところが、4日にネット上に情報が氾濫して、国民の怒りが民主党政権中枢にも及ぶようになり、結局本日(5日)に辞任となった次第である。

政界とマスコミの癒着は原発事故でも明らかになったが、本当に現在のマスコミは腐っている。いくら「オフレコだからな」と言われても、あの恫喝する姿勢を追及しないのは、癒着もしくは馴れ合い以外の何ものでない。こうした体質は今に始まったことでなく、自民党政権から受け継がれてきたものであるが、今後はこうした体質を一掃しなければ、国民のマスコミ離れは止まらないし、信頼を回復することはできない。

月曜日, 7月 04, 2011

「ハエ取りペットボトル」は「ゴギブリホイホイペットボトル」にもなる

東日本大震災の被災地でハエが大量発生して問題になっているが、そんななかで、大船渡市の県臨時職員、伊藤寛宣さんが考案した「ハエ取りペットボトル」が高い効果を上げ、下記のニュースにもあるように話題になっている。

実はこの「ハエ取りペットボトル」は「ゴギブリホイホペットボトル」にもなる。このことを私は偶然に発見というか知ってしまった。

昨年だったか一昨年だったか、ある日、玄関にペットボトル回収のために並べていたペットボトルのなかのひとつ、コーラのペットボトルにゴキブリが入っていて昇天していた。そこで、私はそれからそのペットボトルをあまり目につかない場所に1ヶ月ほど置いていたら、なんとまた数匹のゴキブリが入っているではないか。

ゴキブリはコーラの匂いにつられてペットボトルの口から入ったものの、出られなくてしまったのである。“へえ〜、こんなことがあるのか”と、ネットで調べたら、ゴキブリは発酵性の匂いが好きらしいことや、仲間を呼び寄せる集合フェロモンを出しているということを知った。

ゴキブリでお悩みの方がいましたら、ぜひともお試しください。

東日本大震災:ハエがホイホイ 岩手・大船渡の避難所職員考案 発酵臭がポイント
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110630dde041040022000c.html

手作りゴキブリホイホイ
http://okguide.okwave.jp/guides/25182

土曜日, 7月 02, 2011

第1外国語はスペイン語、第2外国語はフランス語

アメリカ西海岸にいるとスペイン語はもう必須のようなもので、カリフォルニア州では少しオーバーな表現だが、スペイン語を抜きにしては生活がなりたたない。それぐらい、スペイン語が日常当たり前のように氾濫している。それゆえに、私は大学では迷いもなく第1外国語をスペイン語にした。

次に第2外国語を選択するときに、私は中国語を取りたいと希望したのだが、カウンセラーに日本人は漢字を読み書きをするからダメだと言われて、仕方なくフランス語にした。メキシコ人が第2外国語にスペイン語を取ったり、中国系ベトナム人が中国語がOKだったのに、なぜか私は第2外国語に中国語を取ることが許されなかった。ブツブツ・・・。

で、仕方がなく極普通のアメリカ人と同じようにドイツ語かフランス語を選択さぜるをえなかった。そして結局友人にフランス語の方が可愛い子が多いぞという勧めによってフランス語を第2外国語にした。フランス語の授業は楽だった。それにゆえに、テストはいつも満点近かったのだが、発音がまったくダメで、担当の教授に「お前の発音はスペイン語だ」と何度も怒られた。

あれから30年以上。日本に戻ってきてからスペイン語もフランス語も使う機会はまったくなくなり、ほとんどもう解らなくなってしまった。

もし、あのとき中国語を習っていたら、もう少し中国に興味をもったかもしれない。もし、あのときドイツ語を習っていたら、ドイツ音楽やドイツオペラをもっと深く理解できたかもしれない。タラレバではあるが、次に語学を勉強する機会があるならば、もう一度スペイン語を習いたいと思うし、今度はイタリア語にも挑戦してみたい。