6日(土曜)、国立競技場で行われたヴァンフォーレ甲府 vs 浦和レッズの試合を観に行ってきた。コンフェデレーション杯のために1ヶ月余中断していたJリーグだったが、関東地方の梅雨明けと共に再開された。
国立競技場には28,906人のサポーターが観戦に集まったが、その約4割が主催者側であるヴァンフォーレ甲府(青色)、残りの約6割が浦和レッズ(赤色)という感じの色分けであっただろうか。ということで、この日のユニフォームは甲府がチームカラーの青に対して、浦和はビジター用の薄緑(普段は白ではなかった)のユニフォームを着用。
国立競技場のピッチは1ヶ月余のほとんど使われなかったためと梅雨明けということもあり、芝が鮮やかな緑色に染まっていた。こうしたピッチコンディションが最高なので、素晴らしい試合を期待せざるをえなかかったが、やはりサッカー専用競技場でないので、プレイする選手の距離が遠い。さいたまスタジアムや鹿島スタジアムのようなサッカー専用競技場がない東京はおかしい。話は横道に逸れるが、そんな東京でよくオリンピックだなんていえるか不思議である。
さて、試合であるがやはり下位チームの甲府と優勝争いしている浦和では実力差があり、前半のボール支配率はおそらく甲府35%・浦和65%ぐらいだったろうか。浦和はコーナーキックやフリーキックからの再三のチャンスで果敢な攻撃をするものの、ミスや甲府の上手いディフェンスに遭い、前半は0−0で終了。
それにしても、浦和というチームはボランチの鈴木啓太の善し悪しでチームが変わる。鈴木が前に上がるとチャンスは広がるし、彼が後に下がるとまるっきり点数が入る気がしない。結局、この私の読みは当たったようで、後半15分になると鈴木に代わってマルシオ・リシャルデスが入り、チームが一挙に攻撃的になった。その分、甲府のカウンターを受けるようになり、浦和が冷や汗をかくシーンも増えた。
しかし、結果的にこの交代が功を奏した格好となり、後半38分に梅崎のクロスをディファンダーの那須がヘディングで合わせて、虎の子の1点を取って逃げ切った。まあ、この1点以外にも浦和はあと2点ぐらいは取れていたはずので、浦和の攻撃陣は正直物足りない。一方、甲府は選手層が薄かったり生きのいい若手選手がいないこともあり、4連敗ということになってしまった。このような状態では甲府は降格圏争いに加わってしまいそうである。
試合終了後、浦和レッズのサポーターがJリーグの2ステージ制移行案に反対する横断幕が数多く掲げらたらしいが、飲み屋へ急ぎ足となっていた私は見逃してしまった。私も短絡的かつ打算的な2ステージ制には反対である。そして、できれば世界各国と強化試合を組みやすくなるよう、秋〜春開催にしてほしいと思う。
写真右上:試合開始前の浦和レッズのサポーター席
写真左下:後半のキックホフ直後の浦和の攻撃
0 件のコメント:
コメントを投稿