参議院選挙の選挙区で与党(自民党・公明党)が得た票数は2540万票で、得票率は47.87%と過半数にも満たなかった。しかし、与党の獲得議席は51議席(自民47・公明4)で、野党は22議席。過半数の得票数を得ていないのに3分の2以上の議席を占められるのは、言うまでもなく一票の格差があるからだ。
比例区で与党が得た票数は2596万票で得票率は48.90%だった。こちらも過半数に満たなかった。そして、与党の獲得議席は25議席(自民18・公明7)で野党は23議席。こちらでもやはり一票の格差があるといわざるをえない。
安倍自民党総裁は「国民の支持を得た」とか「国民の信任を得た」とか言ったりしているが、実のところは与党は国民の過半数の支持を得ていないのである。それなのに、マスコミはその点について論調することはまったくない。日本のマスコミのテイタラクぶりにつける薬はもはやないようである。
0 件のコメント:
コメントを投稿