木曜日, 12月 24, 2020

年末年始は独り暮らしに辛い時期なのだ

年末年始というのは独り暮らしにはもともと辛い時期。仕事も学校もない。飲み屋も盛り場も閉まっている。それゆえに年末年始は帰省したり、旅行に行ったり、友人同士で過ごしたりする。

ところが今年はコロナ禍である。帰省できない。旅行も行けない。友人同士でのカウントダウンも初詣も出来ない。「ないない尽くし」である。では、どうして過ごすのだろう。みんな巣ごもりをするのだろうか。正直それは無理だろう。実は家にいたくない人もいっぱいいるのである。例えば、寮生活をしている人にとっては、寮にずっといること自体が密になったりする。また居候生活をしている人にとっては家にいることはその家の主人(基本的に高齢者)に失礼になりかねない。

東京に住む人の3分1以上は単身者だと思う。そのなかで完全な独り住まいをしている人は7〜8割で、あとの2〜3割は何らかの形で他人と同居していると思われる。ということは、こうした人たちは今年の年末年始をどう過ごすのだろうか。(PCR検査を受けて)帰省する者、同じく旅行する者、ホテルで過ごす者、といろいろだろう。こうした事情のある人を非難したり批判することはできるだろうか。

東京には十人十色、百人百色の事情を抱えている独り暮らしの人がいる。そうした人たちへの配慮なくして、年末年始はステイホームしましょうだのステイ‏ウィズ(ユア)コミュニティしましょうと言うのはちょっと短絡的な気がする。

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