「勝負の3週間」(by 政府)ならぬ「勝負の3ヶ月」(by 私)が終わった。そして、コロナ禍の1年目が終わった。
コロナが流行り始めた時、私は居酒屋などで「終息までに最低2年はかかる」と言っていたが、どうやらこれは現実味を帯びてきた。今や2年目に突入しているが、2年目はワクチン、いずれ出来るであろう特効薬のおかげで1年目ほど酷い事態にはならないと思う。しかし、海外旅行などまだまだ制限されることはいくつもあるだろう。もちろん海外からの旅行者を受け入れるインバウンドも無理である。
というのも、海外では変異ウイルスのせいで感染者が増えている国がいくらでもあるからだ。これから冬に向かう中南米は顕著でブラジル、ペルー、チリ、キューバなどは再び増加に転じている。ヨーロッパでもフランスやドイツは下げ止まり状態だ。また中東のイラン、イラクも再度危険な領域に入っている。
このように世界にはまだまだパンデミック状態の国がいっぱいあり、日本にもいつまた新たなる波がくるかわからない。それなのに、本当に東京オリンピックを開催するのだろうか。仮に開催したところで、参加国もしくは参加選手は当初より3分の1ぐらいは来ないのではないだろうか。観客も削減するのだろうか。
それではとても「完全な形」(by 安倍)ではなく「コロナに打ち勝った」(by 菅)大会ではない。日本だけが独りよがりする大会になる可能性大である。こうなると、アメリカや日本がボイコットしたモスクワ五輪、ロシアなどがボイコットしたロス五輪よりも惨めな大会になるだろう。
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