日曜日, 3月 07, 2021

「きゅうだいめ」でなく「くだいめ」春風亭柳枝

今月、春風亭正太郎が真打昇進と同時に九代目春風亭柳枝を襲名する。落語家は真打昇進時に扇子と手拭いと口上書きの通称「真打三点セット」を贔屓筋や世話になった人に渡す慣習がある。私も彼をかれこれ10年は聞いているので贔屓筋ということらしく、この三点セットが自宅に届いた。ありがとうございます。

この三点セットのなかで凄かったのが口上書き。口上書きは一般的には綺麗な紙に師匠の口上が書かれているだけなシンプルなものであるが、九代目柳枝の口上書きはめちゃくちゃに凝っている。師匠春風亭正朝の口上は無論こと、それ以外にもさだまさし、高橋源一郎らの祝辞、柳枝の系図、ちょっと泣ける正太郎(柳枝)物語、似顔絵などなど。映画館で売られるプログラム以上のボリュームで1冊1000円で売られてもおかしくないぐらいの出来だ。

そんな口上書きのなかで知ったのが、九代目は「きゅうだいめ」でなく「くだいめ」と呼ぶとのこと。そこでちょっとググッてみると、どうやら四代目は「よだいめ」、七代目は「しちだいめ」、九代目は「くだいめ」と呼ぶようだ。「よんだいめ」「ななだいめ」「きゅうだいめ」はダメらしい。知らなかった〜。車だったらよんだいめ、ななだいめ、きゅうだいめと言うと思うが。w




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