猛暑と無観客の東京オリンピックが終わった。
日本は確かに数多くのメダルを獲得したが、結局のところはIOCに場所を提供しただけの大会となった。この結果、都民は10万円以上、他の国民は約1万円の「観戦代」という負担を課せられることになった。
ぼったくり男爵は「われわれは成功裏な大会を経験した。正しいタイミングに開催されたと自信を持って言える」とほざいた。どこが成功裏なのだろうか。どこが正しいタイミングなのだろうか。オリンピック開催中に東京の感染者数は3.3倍も上がり、札幌で行われたマラソンでは30人以上が棄権し、ゴールした選手の中にも熱中症に近い症状を起こしていた人が何人もいたのだ。
そして、これから負のレガシー(遺産)となるべき問題が始まる。まだパラリンピックがあるが、あの国立競技場はどうなるのだろうか。球技専用場に変えるのだろうか。ボートの海の森水上競技場はどうなるのだろうか。維持費だけでも毎年約2億円もかかるらしいが誰が負担するのだろうか。
お祭り気分は終わった。浮き世の世界から現実に目を戻そう。
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