先週(15日〜21日)の1日平均の陽性者数は4,719人。前週が4,231人だったので488人に増えた。今週は5,000人台になるかならないかの剣ヶ峰である。そんななかで、検査件数が初めて週単位で100,000人を超えた。1日あたり14,881人で、これは12,272人だった前週より2,000人以上も増えた。陽性率も前週を下回った。コロナ禍1年半にしてやっと検査体制が整ってきたという感じである。
さて、今後は30歳以下の感染者が危惧されるだろう。この世代はまだまだワクチン接種が進んでいない状況なので、とにかく検査をして無症状もしくは潜在的感染者を洗いだすしかない。東京都はオリンピックやパラリンピックで毎日のように検査を行っているノーハウがあるのだから、これを若年層に生かすべきである。
一方で、全体のワクチン接種は順調に進んでいる。8月22日時点で1回打った人は6,653万人(全人口の52.7%)。2回打った人は5,177万人(41.0%)となっている。今後1日100万人接種(1回目を55万人、2回目を45万人)のペースで行われるという計算だと、9月末で8,853万人(70.1%)が1回目を打ち終わることになり、6,977万人(55.2%)が2回目接種完了となる。そして、10月になるとこのペースが1回目を45万人、2回目を55万人と逆転させると、10月末には10,203万人(80.8%)が1回目接種を終え、8,627万人(68.3%)が2回目接種完了となる。つまり、10月末には8割の人が2回接種を終え、7割の人が1回接種を終えることになりそうだ。これは欧米諸国をも上回る接種率になる。
9月末 1回目接種者 8,853万人(70.1%)
2回目接種者 6,977万人(55.2%)
10月末 1回目接種者 10,203万人(80.8%)
2回目接種者 8,627万人(68.3%)
ここまですすめば、日本もニューヨークのようにワクチン接種者および3日以内の検査陰性者は飲食店に行けるようになり、多くの経済活動が再開できるかもしれない。ただし、接種率が78%もあるイスラエルが現在感染拡大の嵐の中ということを考えると、まだまだ一筋縄ではいきそうにない・・・。
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