若い人の間では「変な変化をするのが怖い」などと言って自民党に投票した人がいるそうだ。もう無知の涙としか言いようがない。
「無知の涙」とは連続射殺事件を起こした死刑囚永山則夫が獄中で書いた手記のタイトルである。永山は獄中に入るまで不憫な生活を強いられ、しっかりとした教育を受けられなかった。そのために獄中で数多くの書物と接して自分の無知を嘆いたという。彼はその後「木橋」(新日本文学賞受賞)などの本を書いたが、1997年8月に刑場の人となった。
今回の選挙結果、自民党は今後4年間政権を手放すことはない。これで選択的夫婦別姓は完全になくなった。最低賃金も大して上がらない。また消費税も2〜3年後には13%もしくは15%になるだろう。また大学の授業料の値下げもなくなった。防衛費は増強され、東シナ海は今以上にキナ臭くなるだろう。そして、格差社会はどんどん広がっていく。
こうした社会を若い人は選んだのである。自分たちで自分の首を絞めるどころか、自らが牢獄に入ったのである。無知
の涙である。そして、こうした過去の人のことを書いても、若い人は学ぼうとしない姿勢も無知の涙である。
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