火曜日, 11月 23, 2021

水際対策、検疫体制の更なる強化を

ヨーロッパを中心に世界的に新型コロナウイルスの感染拡大は止まっていない。これはワクチン未接種者が多いからだという見解もあるが果たしてそれだけであろうか。

一方、アジアでは、日本、インドネシア、インド、タイなど一時大流行したにもかかわらず、落ち着いているところや下火になっている国が多い。そんななかで韓国だけが感染が止まらないのが不思議でならない。ワクチン接種が煩雑だったとかいうが、果たしてそれだけなのだろうか。

ヨーロッパにしろ韓国にしろ、私はその背景に宗教が関係しているようでならない・・・。

そんな他国の事情を詮索するよりも、日本のことを考えると、感染状況は明らかに抑えられている。東京の陽性者数は11月第1週が142人、第2週が171人、第3週が123人、と完全に底を打っている状態である。これまた不思議である。いくら普段は誰しもがマスクをしているからだというが、飲食店はもうほぼ完全に元の黙阿弥状態。マスク会食している人などはほぼ皆無である。

このような状況下であるためか、政府は26日から1日の入国者制限を現在の3,500人から5,000人に引き上げるという。空港での検査態勢を強化したことで、入国枠を広げても感染拡大につながる恐れは低いと判断したからだという。参考までに今年の訪日外国人の数は下記の通りである。

1月:46,500人   【第3波】
2月:7,400人
3月:12,300人
4月:10,900人
5月:10,000人   【第4波】
6月:9,300人
7月:51,100人   (オリンピック関係者)
8月:25,900人   【第5波】
9月:17,700人
10月:22,100人

1月は年末年始でやはり人の流れが多く、7月と8月が多かったのは東京オリンピックのためである。これが1日の入国制限を5,000人まで引き上げらると、おそらくひと月の入国者は倍増近くの4~50,000人になるのではないかと思われる。そのことは、感染リスクがこれまでより倍増、いやそれ以上になるということである。

水際対策、検疫体制の更なる強化をしなければ第6波はやってきてしまう。



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