衆議院選挙の結果は大変残念なものになった。そんななかで、救いというか一矢報いたのが私が住む東京5区で野党統一候補の手塚仁雄が現職大臣の若宮健嗣を得票率で2%引き離して勝利したことだ。
私は選挙前に手塚のFacebookに「2位じゃダメなんだ、1位になれ」「相手の候補を比例復活できないぐらい勝て!」と書いた。結果は1位になったが、若宮は比例復活してしまった。つまり、これは私にとって勝利ではなく、敗戦に近い手塚の当選であった。
それにしても、維新の田淵正文が全体の20%の投票を得たのに驚いた。選挙前の私の予想は下記の通りで、田淵はせいぜい13%ぐらいと予想したが、それを7%も上回る票数を得た。これは田淵が医師であるということ、2017年の衆議院選挙で希望の党から比例で出たり、2020年目黒区長選挙で顔を知られたことなどもあるが、結局のところ、自民や立憲、共産に対する受け皿になったからだろう。維新が大阪で躍進するのは解っていたが、関東でもかなりの票を得たのは既成政党に対するアンチテーゼの表れであろう。このことはれいわ新選組にも言える。
いずれにしろ、東京5区は最低限の救いというか、自民党現職大臣を落選(比例復活するが)させたことは神奈川13区で甘利明幹事長を落選させたように、次回選挙のモデルになる。野党はこのことをしっかり分析するべきである。
東京5区2021の予想得票率
手塚仁雄(立憲)45%
若宮健嗣(自民)42%
田淵正文(維新)13%
東京5区2021の結果
手塚仁雄(立憲)111,246(41.0%)
若宮健嗣(自民)105,842(39.0%)
田渕正文(維新) 54,363(20.0%)
東京5区2017の結果
若宮健嗣(自民)101,314(41.1%)
手塚仁雄(立憲) 99,182(40.3%)
福田峰之(希望) 45,737(18.6%)
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