昨日(7日)は日本橋社会教育会館で行われた「新版三人集」を聞きにいく。
まずは恒例の開演前トーク。登場するなりお客さんから3人にレイならぬ首飾り(ビーズネックレス?)がかけられる。しかし、小辰だけはどうしてもネックレスではなく数珠(肩袈裟?)に見えてしまう。トークは当然ながら3人揃っての来年秋の真打同時昇進話になる。3人がスーパー前座と呼ばれた時代の話や、落語協会理事の皆さんの配慮があって同時昇進になったらしい裏話や、3人が何処で師匠から真打昇進の電話を聞いたかなどを超ハイテンションで話す。まずはとにかくめでたい、めでたい。で、出演者と演目は下記の通り。
柳亭一遼 「小町」
柳亭市弥 「野ざらし」
春風亭一蔵 「佐野山」
〜 仲入り 〜
入船亭小辰 「不動坊」
開口一番は柳亭市馬の弟子、市弥の弟弟子になる柳亭一遼。とても端正な顔立ちの二枚目。市馬師匠は弟子を顔で選ぶのだろうか。w
市弥のマクラは先日亡くなった柳家小三治の話。9月に放送された「新・美の巨人」で末広亭を紹介するときに、小三治師匠が高座に上がる時に、今の前座は師匠の出囃子「二上りかっこ」を誰も叩けないので、私が呼ばれて太鼓を叩いた、と。良い話だ。
一蔵のマクラは小辰と仕事で多治見へ行き、その帰りに下呂温泉へ行ったときの話。元トラック運転手というだけあって、小辰を都内で拾ってから多治見に着くまでの運転行程を一気にまくし立てる。これには一蔵も「練習もなしでこれだけ話せるのは私ぐらい」と自画自賛。w そして下呂温泉の激アツの露天風呂話は滑稽。2人ともまだまだ若い。
小辰は前の2人の持ち時間がかなりオーバーしてしまったので、マクラもそこそこに本題へ。
今回は3人とも真打昇進ということで完全に浮ついていて、忘れ物をしたり噺のミスも目立った。しかし、今回はみ〜んな許す。お客さんたちも同様だったと思う。何よりも3人が一緒に同時昇進できたことを喜んでいたり、お客さんが後押ししてくれていたことを認識していることが素晴らしかった。
次回は来年2月22日。次はもうお祝いムードだけではいられない。
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