火曜日, 9月 07, 2021

低温注意報継続中

昨日は寒かった。午後2時の東京都目黒区の気温は19.5℃。東京では4日に出された低温注意報が継続中。そのために、日中エアコンの暖房を入れた。(笑)

そして、寒いだけでなく雨も多い。今年の夏は暑さとの戦いというより、雨と肌寒さの戦いという感じである。

東京の7月の平均降水量は156.2mm。8月の平均降水量は154.7mm。2ヶ月合わせて310.9mmである。ところが、今年は7月は310.0mm、8月は382.5mmで合計692.5mmも雨が降った。これほど雨が多い7〜8月は2000年以降にはなく、あのコメ不足騒ぎがあった1993年の728.5mm以来で、かなり多雨な夏だったということになる。

一方で気温である。7月の気温は25.9℃、8月は27.4℃と共に平均気温(7月は26.5℃ 8月は27.9℃)を下回ったので過ごしやすかった。というよりこれだけ雨が多かったので肌感覚としては、過ごしやすいというより、涼しいもしくはヒンヤリな7〜8月だった。

こうしたおかげで、今年の夏は熱中症による死者は平年より少ないのではないだろうか。逆に気になるのがお米の出来である。ただ、こちらは九州を除いて平年並もしくはやや良らしいので、1993年のようなことはなさそうである。



月曜日, 9月 06, 2021

誰もが気軽にいつでも何処でもワクチン接種をできるように

京都大学の古瀬准教授は、感染を一定水準に抑制するためには20〜30代で75%、40〜50代で80%、60代で90%のワクチン接種が必要であると、言っている。

半年ぐらい前まではワクチン接種率60%〜70%で集団免疫が達成させらると言われていた。こうしたこともあり、自分はワクチンを受けなくてもイイやと思っていた人が多くいた。ところが、デルタ株が蔓延することによって、集団免疫を得るには接種率は80%、いや90%必要だという感じになってきた。

現在の日本の接種率は9月2日時点で、1回目が58.2%、2回目が47.2%である。このペースで行くと、10月末までに1回目の接種率は80%に達するだろうが、では11月末までにそれが90%になるかどうかは疑問である。

そもそも15歳以下の人口が1500万人で総人口1億2530万人の約12%いる。その意味においては90%はハナから無理である。では85%までは可能かというと、それも難しい。というのも、ワクチンを受けたくても受けられない人やワクチンを受けない人がいるからである。ではどのような人がワクチン接種をしないのかというと大体次のように分けられる。

①ワクチン拒否派もしくは懐疑派
ワクチンの安全性や効果に疑問を抱いている人は今でも多い。副反応が怖いので打たないという人もいる。また自分は感染しないと過信している人もまだまだいる。

②積極的行動をしない人
とにかく注射をすることが面倒だとか、なんでわざわざ1日注射のために費やさなければならないんだと自己中心的な人もいる。また、注射が嫌いなので打たないという人もいる。

③アレルギーなどの症状があり打てない人
注射アレルギーという人がいるらしい。注射でアナフィラキシーを起こした過去がある人は打ちたくても打てない。私の知人にもこうした人がいるが、こうした人たちは最低でも1週間に1回検査を受ける必要性がある。彼も毎週PCR検査を受けている。

④妊婦および妊娠を考えている様子見
妊婦やこれから妊娠を考えている人にとってはワクチンは我々以上に未知なものである。過去に子宮頸がんワクチンで数多くの副作用の報告があるので、どうしても女性にとってワクチンはまだまだ信用ならない。ましてや、ワクチン接種後に生まれた子供はまだいないのだから。

このようにワクチンを受けない人、受けたくても受けられない人がいる。何度も書くがワクチン接種を受けるかは個人の自由である。ただし、①や②の人々はワクチン未接種は己の感染リスクを高めることと重症化するリスクも高くなることを再度知っていただきたい。そして、①や②の人々、そして若者がワクチンを気軽に受けられるように、いつでもどこでも接種できるようにしなければならない。






土曜日, 9月 04, 2021

新版三人集 一蔵・市弥・小辰@日本橋社会教育会館

昨日(3日)は「新版三人集 一蔵・市弥・小辰」を聞きにいく。前回は内幸町ホールだったが、今回は日本橋社会教育会館に。前回同様、開演前に3人でトークをしてジャンケンで出演順を決める。

春風亭一蔵  「厩火事」
入船亭小辰  「不孝者」
柳亭市弥   「甲府ぃ」

一蔵はマクラから飛ばす。北九州で活躍する橘家文太(文蔵門下)と元ヤンらしい女性マネージャーとの逸話で盛り上げる。「厩火事」は本来は繊細な噺であるが、一蔵にかかるともう破天荒。豪腕ならでは一席だった。

小辰はおそらく二ツ目ではもっとも安定した通好みな落語家だ。それゆえに彼にかかると「不孝者」もしっかりとした人情噺になる。彼の名は現在は「小辰」だが、いつか名跡を継ぎそうな大物感がある。

市弥は小辰と違い好不調の波がある落語家。マクラの喫茶店での落語会に警官がやってきた話がおかしかった。そして、「甲府ぃ」はとてもきめ細かく、トリに相応しかった。今回は「好調ぃ」であった。

前回の三人集は「力の一蔵、技の小辰、愛嬌の市弥」という落語会だったが、今回は「豪腕の一蔵、安定の小辰、好調の市弥」だった。次回(11月7日)もそれぞれがどんな顔を見せてくれるのか楽しみである。




金曜日, 9月 03, 2021

野党よ、結束して政権交代を

今日の東京株式市場は正午前に菅義偉が自民党総裁選に不出馬表明=首相辞任することが判明すると、12時30分からの後場では株価が急伸した。日経平均株価500円を超え、2万9000円の大台を回復した。またTOPIXは2000ポイントを超え終値2015.45となり30年ぶりの高値をつけた。

これだけ上げた理由はもちろん支持率が低迷する菅政権の退陣が好感されたからである。菅義偉では選挙を戦えないと思った投資家たちが、これで自民党が次の選挙でも勝って政権が安定するからと予想したのである。

では、果たしてそうなるだろうか。これから自民党総裁選が始まるが、菅義偉の不出馬によって候補者が乱立する可能性がある。すでに出馬表明している岸田文雄以外に、石破茂、河野太郎ら3人以上が立候補をするようになると、党内が混乱すると同時に、その旧大全とした体質が表れて有権者から嫌気がされるだろう。

一方で、岸田以外に誰も立候補しないで無投票になると、対外的宣伝効果が無くなることと次の選挙への党内マグマが上らないことから避けたいところだろう。ということで、岸田vs誰かという対立構造が自民党にとって一番望ましいだろう。こうなると、誰が勝とうが次の選挙で自民党は負けずに済む可能性が高い・・・。

私のように政権交代を望む者にとっては、この対立構造が一番嬉しくないが、次の総裁が首相になるには国会で承認されなければならないので、その国会および次の選挙において野党は結束してもらいたい。


水曜日, 9月 01, 2021

「流石です」は実に都合のいい言葉

メジャーリーグやプロ野球などスポーツ中継を観るのが趣味だが、そのなかでアナウンサーや解説者が連発する「流石です」という言葉が気になる。というか好きではない。この言葉、一体いつから多用されるようになったのだろうか・・・。 「流石です」の意味は「大したもんです」「すごいです」「ただモノじゃないです」なのだが、どうも最近はそうした意味を一緒くた(ごちゃ混ぜ)にして、次の言葉を探すために、とりあえず「流石です」と言っておくみたいな感じで使われていたりする。 それゆえに、それはなんか愛想のない賞賛の言葉として使われているようでならない。私も「流石です」と言われると、ちょっと小馬鹿にされたような気になる。かと言って、怒るわけにはいかない。なんともはやご都合主義な言葉である。




火曜日, 8月 31, 2021

「県またぎ」なんて言葉、使ったことがなかった

私は目黒区生まれの目黒区育ち。目黒といっても生まれ育った碑文谷は目黒区でも南部に位置して、昭和初期までは碑衾村と言われた。そして、この碑文谷は東急東横線沿線ということもあり、横浜や川崎へ行くことに、鎌倉や逗子に行くことすら「県境を越える」とか「県またぎをする」という意識はまったくない。

一方で隅田川を越えることに関しては、語弊があるかもしれないが「川向こうに行く」という意識になる。ただし、両国や森下あたりなど本所・深川は昔の江戸でもあるので、さほど強い意識はない。ところが、荒川を越えると俄然「千葉県は近いよなあ」になり、江戸川を越えると「おう〜、千葉県に来た」という感じになる。埼玉県は行く機会がほとんどないので、王子より先はもう埼玉という感じでいる。

それにしても、コロナ禍になって本当に県またぎをしなくなった。最後に横浜に行ったのいつだろう。川崎に行ったのはいつだろう。千葉県や埼玉県に行ったのはいつだろう。私はこの1年半すでに自分をロックダウン状態にしているのである。悲しい・・・。

コロナ以前は「県境(ざかい)」という言葉は意識したことがあるが、「県またぎ」なんて言葉は使ったこともないし、意識したこともない。早くこんな言葉は消えて欲しい。



水曜日, 8月 25, 2021

ワクチン接種は進んでいるが、検査体制のより一層の充実を

先週(15日〜21日)の1日平均の陽性者数は4,719人。前週が4,231人だったので488人に増えた。今週は5,000人台になるかならないかの剣ヶ峰である。そんななかで、検査件数が初めて週単位で100,000人を超えた。1日あたり14,881人で、これは12,272人だった前週より2,000人以上も増えた。陽性率も前週を下回った。コロナ禍1年半にしてやっと検査体制が整ってきたという感じである。

さて、今後は30歳以下の感染者が危惧されるだろう。この世代はまだまだワクチン接種が進んでいない状況なので、とにかく検査をして無症状もしくは潜在的感染者を洗いだすしかない。東京都はオリンピックやパラリンピックで毎日のように検査を行っているノーハウがあるのだから、これを若年層に生かすべきである。

一方で、全体のワクチン接種は順調に進んでいる。8月22日時点で1回打った人は6,653万人(全人口の52.7%)。2回打った人は5,177万人(41.0%)となっている。今後1日100万人接種(1回目を55万人、2回目を45万人)のペースで行われるという計算だと、9月末で8,853万人(70.1%)が1回目を打ち終わることになり、6,977万人(55.2%)が2回目接種完了となる。そして、10月になるとこのペースが1回目を45万人、2回目を55万人と逆転させると、10月末には10,203万人(80.8%)が1回目接種を終え、8,627万人(68.3%)が2回目接種完了となる。つまり、10月末には8割の人が2回接種を終え、7割の人が1回接種を終えることになりそうだ。これは欧米諸国をも上回る接種率になる。

9月末 1回目接種者 8,853万人(70.1%)
    2回目接種者 6,977万人(55.2%)
10月末 1回目接種者 10,203万人(80.8%)
    2回目接種者 8,627万人(68.3%)

ここまですすめば、日本もニューヨークのようにワクチン接種者および3日以内の検査陰性者は飲食店に行けるようになり、多くの経済活動が再開できるかもしれない。ただし、接種率が78%もあるイスラエルが現在感染拡大の嵐の中ということを考えると、まだまだ一筋縄ではいきそうにない・・・。



日曜日, 8月 22, 2021

三大高校野球バカ町

私は高校野球をほとんど観ないのですが、この時期になると思い出すことがある。

20年以上前に富山県の新湊(現・射水市)に旅行したときに港近くの寿司へ入った。私が「新湊はお寿司が名物なんですよね」と聞くと、大将は「いや〜、寿司はどこでも食えるからなねえ」と謙遜した。「では、何が名物なんですか」と聞くと、「高校野球かねえ」と言い、それから大将の高校野球話が止まらくなった。(^_^)

新湊にある県立新湊高校は1986年の春の選抜大会で、まったく前評判に上がっていなかったのにベスト4まで勝ち上がった。これは後に「新湊旋風」と言われた。富山県の高校野球のレベルは低く、それまで春夏通じてベスト8が最高であった。ところが、これを機に新湊では高校野球熱が湧き起こり、新湊は和歌山の箕島、徳島の池田と並んで「三大高校野球バカ町」と言われるようになったそうである。

この3つの町はいずれも人口は大きくなく、3校とも県立高校なので野球部も地元っ子の集まりである。それゆえに、オラが町の野球部で、部員には親戚の子供や知り合いの子がいるので、町の親父たちはこぞって支援協力をする。新湊も野球場の除雪を手伝ったり、炊き出しをしたりすると言う。おそらく、箕島や池田も同じであろう。そして、いざ甲子園になると、町がカラッポになるほどの大応援団が甲子園に向かうという。その数バス100台は下らなかったという。

しかし、今の甲子園に出場する高校はほとんどが私立高校で、それも地元っ子ではなく甲子園に行きたい都会っ子の集まりだったりする。これでは、新湊、箕島、池田のような高校は甲子園に行くことはできない。以前も書いたが、今の甲子園は売名高校野球大会であり、大阪出身高校生野球大会になってしまった。

もはや「三大高校野球バカ町」という名称も残念なことに消え去るのみとなってしまった。



水曜日, 8月 18, 2021

新型コロナウイルスの感染症指定を5類には時期尚早

感染拡大にまったく歯止めがかからないのに、新型コロナウイルスの感染症指定を現在の2類から5類にしろという意見がなぜか相次いでいる。

医療崩壊が現実化している現状では止むを得ないという気もしなくもない。しかし、新型コロナはまだ未知のワクチンがあるだけで、インフルエンザのような確信的ワクチンがあるわけでもない。ましてやタミフルやリレンザなどのような特効薬があるわけでもない。ということで、現状では町医者が診察して治せるような病気とは到底思えない。それでなくとも、すでに自宅治療という名の自宅放置で亡くなっている人が何十人いや何百人といるという事態をみると、とても賛成はできない。

また、もし現時点で5類への変更になると、医師が少ない地方では町医者がコロナ対応すると、ワクチンも特効薬もないので、医師はかなり困窮するに違いない。それでなくとも、コロナ患者が殺到したらコロナ以外の患者の対応ができなくなる。それでなくとも、地方ではこれからが本格的なパンデミックを迎えるというのに、5類に変更をするという意見は無責任であるし無茶すぎる。明らかに時期尚早である。

そしてなにより、こういう意見は厚生労働省の回し者だけが言っているようにも思える。加えて、いつの日か5類になったときに、ほれ見ろ、と言ったもん勝ちみたいな顔をするヤツがいる。例えば橋下徹のように。💢




月曜日, 8月 16, 2021

テレビ局はチャラい企業だ

前々から思っていたが、やはりテレビ局はチャラいと思う。
今回のテレビ朝日の不祥事(オリンピックの打ち上げをやった後、女性社員が転落)、これをもし新聞社が起こしたら、最低でも報道局長名義で謝罪文を紙面に載せる。ところが、なんの責任もないアナウンサーが謝罪を呼んだだけで、編集局長、スポーツ局長がテレビに出てきて謝罪すらしない。もちろん、社長も会長もなんら言明をしていない。
報道局は会食を自粛しろと言っているのに、スポーツ局は宴会をして事故まで起こす。こんな矛盾を起こしておいて、上層部はなんの謝罪も釈明もない。

テレビ局は本当にチャラい企業である。