月曜日, 9月 06, 2021

誰もが気軽にいつでも何処でもワクチン接種をできるように

京都大学の古瀬准教授は、感染を一定水準に抑制するためには20〜30代で75%、40〜50代で80%、60代で90%のワクチン接種が必要であると、言っている。

半年ぐらい前まではワクチン接種率60%〜70%で集団免疫が達成させらると言われていた。こうしたこともあり、自分はワクチンを受けなくてもイイやと思っていた人が多くいた。ところが、デルタ株が蔓延することによって、集団免疫を得るには接種率は80%、いや90%必要だという感じになってきた。

現在の日本の接種率は9月2日時点で、1回目が58.2%、2回目が47.2%である。このペースで行くと、10月末までに1回目の接種率は80%に達するだろうが、では11月末までにそれが90%になるかどうかは疑問である。

そもそも15歳以下の人口が1500万人で総人口1億2530万人の約12%いる。その意味においては90%はハナから無理である。では85%までは可能かというと、それも難しい。というのも、ワクチンを受けたくても受けられない人やワクチンを受けない人がいるからである。ではどのような人がワクチン接種をしないのかというと大体次のように分けられる。

①ワクチン拒否派もしくは懐疑派
ワクチンの安全性や効果に疑問を抱いている人は今でも多い。副反応が怖いので打たないという人もいる。また自分は感染しないと過信している人もまだまだいる。

②積極的行動をしない人
とにかく注射をすることが面倒だとか、なんでわざわざ1日注射のために費やさなければならないんだと自己中心的な人もいる。また、注射が嫌いなので打たないという人もいる。

③アレルギーなどの症状があり打てない人
注射アレルギーという人がいるらしい。注射でアナフィラキシーを起こした過去がある人は打ちたくても打てない。私の知人にもこうした人がいるが、こうした人たちは最低でも1週間に1回検査を受ける必要性がある。彼も毎週PCR検査を受けている。

④妊婦および妊娠を考えている様子見
妊婦やこれから妊娠を考えている人にとってはワクチンは我々以上に未知なものである。過去に子宮頸がんワクチンで数多くの副作用の報告があるので、どうしても女性にとってワクチンはまだまだ信用ならない。ましてや、ワクチン接種後に生まれた子供はまだいないのだから。

このようにワクチンを受けない人、受けたくても受けられない人がいる。何度も書くがワクチン接種を受けるかは個人の自由である。ただし、①や②の人々はワクチン未接種は己の感染リスクを高めることと重症化するリスクも高くなることを再度知っていただきたい。そして、①や②の人々、そして若者がワクチンを気軽に受けられるように、いつでもどこでも接種できるようにしなければならない。






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