金曜日, 9月 03, 2021

野党よ、結束して政権交代を

今日の東京株式市場は正午前に菅義偉が自民党総裁選に不出馬表明=首相辞任することが判明すると、12時30分からの後場では株価が急伸した。日経平均株価500円を超え、2万9000円の大台を回復した。またTOPIXは2000ポイントを超え終値2015.45となり30年ぶりの高値をつけた。

これだけ上げた理由はもちろん支持率が低迷する菅政権の退陣が好感されたからである。菅義偉では選挙を戦えないと思った投資家たちが、これで自民党が次の選挙でも勝って政権が安定するからと予想したのである。

では、果たしてそうなるだろうか。これから自民党総裁選が始まるが、菅義偉の不出馬によって候補者が乱立する可能性がある。すでに出馬表明している岸田文雄以外に、石破茂、河野太郎ら3人以上が立候補をするようになると、党内が混乱すると同時に、その旧大全とした体質が表れて有権者から嫌気がされるだろう。

一方で、岸田以外に誰も立候補しないで無投票になると、対外的宣伝効果が無くなることと次の選挙への党内マグマが上らないことから避けたいところだろう。ということで、岸田vs誰かという対立構造が自民党にとって一番望ましいだろう。こうなると、誰が勝とうが次の選挙で自民党は負けずに済む可能性が高い・・・。

私のように政権交代を望む者にとっては、この対立構造が一番嬉しくないが、次の総裁が首相になるには国会で承認されなければならないので、その国会および次の選挙において野党は結束してもらいたい。


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