水曜日, 7月 31, 2013

美食日記「レストラン・ヒロミチ」(恵比寿)

その昔、恵比寿といえば新橋のようにオジさんたちが楽しむ飲み屋があるぐらいで、決してお洒落な街ではなかった。ところが、ガーデンプレイスが出来てから町は変貌。美味しいお店もどんどんできるようになり、いまや東京での押しも押されもせぬグルメ・タウンになった。

そんな恵比寿に2009年4月にオープンした「レストラン・ヒロミチ」。オーナー・シェフの小玉弘道さんは南仏モンペリエの「ジャルダン・デ・サンス」(当時三ッ星)などの名店で修業。帰国後、赤坂「シュマン」にて6年間シェフを務めた実力派。お店はさほど広いとはいえないが、白を基調としたシンプルな作りで、壁面にある緑の絵と、一面ガラス張りの外に生えている竹の緑が落ち着いた空間を演出してくれている。

さて、今回は同行の母親が美味しいお肉を食べたいというリクエストがあり、お店にちょっと無理を言ってコースメニューを少し変更させていただき下記のようになった。これで10,000円というのは、一流フレンチとしてはかなりリーズナブルではないだろうか。ちなみに、もう少し安いコースもある(下記ホームページ参照)。

なお、ワインは料理に合わせてグラスワインをいただく「ワイン デギュスタシオン」というお任せにして、フランスの赤ワイン白ワインを愉しませてもらった。ちなみに、私はワインに関してはかなりの無知で、大概ソムリエや同伴者の薦められるがままに飲んでいる。(笑)

・アミューズ・グール(2品)
・冷たい前菜「アボカドのテリーヌ、魚介類とキャビア添え」(写真左上)
      (or “定番”人参のムースとコンソメジュレ、ウニ添え)
・温かい前菜「ブータンノワールのカリカリポテト包み」(写真右中)
      (or 鴨フォアグラのポワレ、パルメザンのリゾット)
・魚料理  「花ズッキーニとオマール海老ムースと稚鮎のフリット」
・肉料理  「和牛肉のポワレ、有機野菜添え」(写真左下)
・肉料理  「豚肉の小皿」
・デザート 「熱々チョコレートケーキ、赤ピーマンのアイスクリーム添え」
・食後のお飲み物と小菓子

料理はどれもこれも美味しいのだが、なかでも写真の3品は素晴らしかった。冷たい前菜はちょっとイタリア料理っぽいがアボカドと魚介類が絶妙にマッチして舌触りもよく、アボカド好きの私には堪らなかった。温かい前菜のブータンノワール(豚肉の血と脂を凝縮したもの)は赤ワインにフィットして、思わず「セ・ボン」(美味しい)ではなく「トレビア〜ン」(素晴らしい)と口にしたいほどだった。そして、肉料理の牛肉のポワレはめちゃくちゃに柔らかいというほどではないものの、なんというか肉の旨味だけが凝縮された味わいだった。ひょっとして熟成牛? また、一緒の野菜もどれもが甘みがありこれまた申し分がなかった。

という感じで、料理はしっかりしたソースをベースにしたいわゆるクラシック・フレンチという伝統的な感じではなく、かといって泡ソースをベースにしたモダン・フレンチという感じでもなく、小玉弘道というシェフの気軽にフレンチを楽しんでもらいたいモットーと個性が表れているパーソナリティ・フレンチとでも言うべきではないだろうか。そのためかどうか知らないが、お客さんのほとんどは比較的若い女性ばかりで、誰もが肩肘をはらず料理とトークを楽しんでいるかのようだった。

最後に、ここで私をちょっと喜ばせてくれたのは、お皿のバラエティさだった。白い磁器、茶色の陶器、そして透明なガラスと、料理にマッチしたセンスのいい皿やカップがいろいろと登場。もちろん、盛り付けも申し分なく十二分に目でも楽しませてくれる。また、サービスには綺麗なお姉さんもいてちょっと嬉しい。(^_^)

※店内の照明のために写真が少しハレーションを起こしていることをご了承ください。

レストラン・ヒロミチ
http://www.restaurant-hiromichi.com/



金曜日, 7月 26, 2013

阪神のあのパフォーマンスは下劣だ

古くは長嶋の横取りに始まり、江川や桑田の入団問題など、ありとあらゆる卑劣な手を使う巨人という球団は大嫌いだが、ここ1〜2年は金にまかせてなんでもかんでも補強する阪神という球団も嫌いになってきた。そして、それを決定的にしたのが、最近ベンチ前で行う西岡剛発案というパフォーマンスだ。

あれはアホな学生が飲み会かなんかでやるようなノリでまったく大人げない。そして、なによりも相手チームや相手投手に対して敬意がなく、ただの挑発行為でしかない。もし、あのような下劣なパフォーマンスが今後も許されるならば、他チームや投手も報復行為的なパフォーマンスを行いかねない。となると、もはやプロ野球はスポーツでなくなってしまう。

ダメコミッショナーよ、辞める前に注意ぐらいしろよ! 

水曜日, 7月 24, 2013

国民の過半数の支持を得ていない安倍政権

参議院選挙の選挙区で与党(自民党・公明党)が得た票数は2540万票で、得票率は47.87%と過半数にも満たなかった。しかし、与党の獲得議席は51議席(自民47・公明4)で、野党は22議席。過半数の得票数を得ていないのに3分の2以上の議席を占められるのは、言うまでもなく一票の格差があるからだ。

比例区で与党が得た票数は2596万票で得票率は48.90%だった。こちらも過半数に満たなかった。そして、与党の獲得議席は25議席(自民18・公明7)で野党は23議席。こちらでもやはり一票の格差があるといわざるをえない。

安倍自民党総裁は「国民の支持を得た」とか「国民の信任を得た」とか言ったりしているが、実のところは与党は国民の過半数の支持を得ていないのである。それなのに、マスコミはその点について論調することはまったくない。日本のマスコミのテイタラクぶりにつける薬はもはやないようである。

金曜日, 7月 19, 2013

Mixi離れが止まらない

Mixiにおける私の友人数はこの2〜3年100人〜110人である。ところが、ここ半年でアクセス(足あと)は明らかに減ってきている。今年の初めに足あと機能が復活したころは日記をアップすると、50〜60人の足あとがあったが、今では30〜40人である。

そもそも100人〜110人の友人がいても、Mixiを実際に利用している人はもともと70〜80人しかいなかった。それが今ではおそらく50〜60人だろう。つまり100人〜110人の友人の半数は休眠状態である。これは私のようなアクティブな会員の友人たちはまだ良いほうで、おそらくMixi全会員の3分の2あるいは4分の3は休眠状態ではないだろうか。

Mixiは日本のSNSの先駆者として一時隆盛を誇り、月間1500万人のログインするユーザーがいた。ところが、たびたびの改悪で会員から見放され、加えてTwitter、Facebookという外来SNSが襲来して、NTT DocomoのユーザーがSoftbankまたはauに移っていったように、Mixi会員もTwitter、Facebookと活動拠点を変えていってしまった。

今日のSNSは飽和状態である。つぶやきのTwitter、写真をふんだんに使えるFacebookに加えてGoogle +があり、またiPhoneを中心としたスマートフォンには、趣味を主体とした細分化されたSNSが数多く登場して、Mixi離れに拍車をかけた。

ということで、もはや、Mixi離れをなかなか食い止めれない。そんななか、Mixiは遅まきながらDeNAとゲーム提携をしたり、ヘビーユーザーたちとの懇親会を開いて打開策を練ったりしているようだが、まだ妙案はないようである。一時の「上から目線状態」がいまや「低姿勢状態」である。

Mixiに未来があるかと問われれば、残念ながら私は否と答えるざるをえない。それでも、なぜMixiを使っているかといえば、文章主体のSNSであり、また反応の良さと気軽さからである。もし、この反応の良さと気軽さがなくなったら、私はどのSNSを使えばいいのだろうか・・・。

木曜日, 7月 18, 2013

一票の格差、定数是正、そして投票率の低下

本当かどうかよく知らないが、スウェーデンでは投票率が80%を下回ると選挙が無効になるという。日本では住民投票で投票率が50%を下回ると無効になるという規定があるにもかかわらず選挙にはない。

6月23日に行われた都議選での小平市の投票率37.27%だった。そのひとつ月前の5月26日に行われた都道計画見直しの是非を問う住民投票は35.17%だった。投票率はたったの2%しか違わないのに、都議選はなんの問題もなく有効になり、住民投票は無効となり開票すらされなかった。

なんともはやおかしな制度である。もし、今度の参議院選挙で小平市の投票率が50%を下回るようであれば、小平市の選挙管理委員会は全員給与を返還の上、総辞職するべきではなかろうか。

それにしても、投票率の低下に歯止めがかからない。というより、歯止めをかけようとしていない。これは有権者の意識低下であると共に、それを引き止めようとしない選挙管理委員会ならびに政治家の怠慢である。

日本の選挙制度はもはや完全に崩壊状態である。一票の格差は違憲状態であり、昨年末の衆議院解散の約束であった定数是正は反故にされたままである。そして、投票率の低下を放置している。いくら経済的に先進国かつ一流国であっても、日本は政治的には二流国・三流国でしかない。そのことをこの国の政治家たちはまったく認識していない。そして、多くの国民も認識していない。残念至極である。

火曜日, 7月 16, 2013

期日前投票に行く理由

期日前投票になぜ行くか。理由はいくつもある。

その1 投票日の天候がどうなるか解らない。雨だと行く気にならない。
その2 指定投票所より期日前投票所の方が自宅から近い。
その3 期日前投票の方が投票所が混んでいない。
その4 マスコミのうるさい出口調査に会わなく済む。
    (ただ、区役所など大きい所にはいるみたいだ)

などなど。期日前投票を利用しましょう。

私はさきほど期日前投票を行ってきた。

あとは彼が当選することを願うだけだ。

月曜日, 7月 15, 2013

昔のヒーローたちと飲む夢を見る

夢はあまり覚えていない。覚えているとしても、起きがけの1〜2時間ぐらいで、午後になればほぼ100%忘れている。しかし、先日みた夢は今でも鮮明に覚えている。

場所は飲み屋である。私はなぜか昭和30年代にテレビ映画で活躍したヒーローたちの、怪傑ハリマオ、ナショナルキッド、少年ジェットらと酒を飲んでいたのだ。少年ジェットは少年なのだから飲酒はまずいだろうに、マフラーを少し気にしながらもコップ酒を飲んでいた。(笑)

それにしても、なぜ昔のヒーローたちはマントやターバン、そしてマフラーなど着ていたのだろう。それはネクタイに対するアンチテーゼなのだろうか、それとも単なるオシャレなのか・・・。

金曜日, 7月 12, 2013

大相撲は新展開をする時期にある

大相撲名古屋場所が開かれているが、いつもながら枡席はガラガラで、名古屋での相撲人気はさほど高いとは思えない。同様に毎年11月に行われる九州場所も空席が目立ち、「満員御礼」の垂れ幕が下がるのは週末ぐらいである。このような状態はここ数年以上続いていて、大きなお世話かもしれないが、日本相撲協会は現行の6場所制(東京3場所、大阪・名古屋・福岡各1場所)を見直すべきではないだろうか。

6場所制になったのは1958年からであるが、このときはテレビはまだほとんど普及しておらず、交通網も発展しておらず、また外国人力士もおらず、現在の状況とはまったく異なっていた。そのために、栃若人気、柏鵬人気などによって名古屋や福岡でも連日多くの観客が集まり賑わっていた。

しかし、時代は明らかに違う。今は2013年で1958年から55年も経ってしまった。残念ながら名古屋場所(7月)と九州場所(11月)は年1回開くほどの興行価値があるとはとても思えない。もし、相撲協会が真摯に相撲の全国普及を考えるならば、7月場所は札幌と仙台の隔年開催、11月は名古屋と福岡の隔年開催にするべきではないだろうか。その昔は地方巡業といえば東北と決まっていたが、昨今は地方巡業も減っているのだから、ここは本腰を入れて北海道および東北での興行を考えてはどうだろうか。

そして、積極的に海外興行も行うべきである。今年、大相撲は2008年8月のウランバートル以来5年ぶりに8月24日・25日にインドネシアで巡業を行う。来年は6月にモスクワでの公演も予定されている。この他にも東南アジアの3都市から開催の名乗りがあるという。メディアおよび航空網の発達、グローバル経済化などから大相撲は海外での開催が増えてもおかしくないのである。なによりも日本の伝統文化を知らせることと親善外交のためにも、年1回は海外へ行ってもらいたい。

相撲協会はそろそろ名古屋場所や福岡場所に見切りをつけて、海外を含めた新展開を考えた方がいいのではないだろうか。

水曜日, 7月 10, 2013

スマホの「ながら歩き」禁止キャンペーンを!

先日、スマホをしながら駅のプラットホームから線路に落ちた人がいた。幸い電車に轢かれることなく無事に済んだようだが、それでなくとも、駅構内でスマホをしながら他人とぶつかるトラブルが相次いでいるという。私も駅構内でのスマホの「ながら歩き」に関しては、法律または条例で禁止にするか、そういう愚かなヤツを見たら蹴っとばしてもOKというルールを作ってさえいいと思っている。

そもそも「ながら歩き」は盲目的かつ無警戒で危険であることは誰の目にも明らかである。もし、自然界でこのような行為したら、すぐに天敵に襲われて餌食になってしまう。おかしな例えかもしれないが、仮に猿がスマホに熱中していたら、猿の警戒心はおそらく半減以下になってしまい、周囲のことなどほとんど見ええなくなるだろう。となると、猿の天敵であるヘビは容易に近寄ることができることになり、仮にそれに気がついた猿もスマホを投げ棄てて逃げ去るに違いないだろう。そのときに猿はどこか怪我をして致命傷をおうかもしれない。

同じようなことが人間でも起こりかねないのである。つまり、警戒心の乏しい人は注意力が散漫であり、交通事故など何事が起きたとしておかしくないである。スマホの「ながら歩き」はそれだけ危険であることを、どれだけの人が認識しているのだろうか。携帯電話各社よ、または鉄道会社よ、なぜ「ながら歩き」を止めさせるキャンペーンを行わないのだ。

月曜日, 7月 08, 2013

10数年ぶりのJリーグ観戦

6日(土曜)、国立競技場で行われたヴァンフォーレ甲府 vs 浦和レッズの試合を観に行ってきた。コンフェデレーション杯のために1ヶ月余中断していたJリーグだったが、関東地方の梅雨明けと共に再開された。

国立競技場には28,906人のサポーターが観戦に集まったが、その約4割が主催者側であるヴァンフォーレ甲府(青色)、残りの約6割が浦和レッズ(赤色)という感じの色分けであっただろうか。ということで、この日のユニフォームは甲府がチームカラーの青に対して、浦和はビジター用の薄緑(普段は白ではなかった)のユニフォームを着用。

国立競技場のピッチは1ヶ月余のほとんど使われなかったためと梅雨明けということもあり、芝が鮮やかな緑色に染まっていた。こうしたピッチコンディションが最高なので、素晴らしい試合を期待せざるをえなかかったが、やはりサッカー専用競技場でないので、プレイする選手の距離が遠い。さいたまスタジアムや鹿島スタジアムのようなサッカー専用競技場がない東京はおかしい。話は横道に逸れるが、そんな東京でよくオリンピックだなんていえるか不思議である。

さて、試合であるがやはり下位チームの甲府と優勝争いしている浦和では実力差があり、前半のボール支配率はおそらく甲府35%・浦和65%ぐらいだったろうか。浦和はコーナーキックやフリーキックからの再三のチャンスで果敢な攻撃をするものの、ミスや甲府の上手いディフェンスに遭い、前半は0−0で終了。

それにしても、浦和というチームはボランチの鈴木啓太の善し悪しでチームが変わる。鈴木が前に上がるとチャンスは広がるし、彼が後に下がるとまるっきり点数が入る気がしない。結局、この私の読みは当たったようで、後半15分になると鈴木に代わってマルシオ・リシャルデスが入り、チームが一挙に攻撃的になった。その分、甲府のカウンターを受けるようになり、浦和が冷や汗をかくシーンも増えた。

しかし、結果的にこの交代が功を奏した格好となり、後半38分に梅崎のクロスをディファンダーの那須がヘディングで合わせて、虎の子の1点を取って逃げ切った。まあ、この1点以外にも浦和はあと2点ぐらいは取れていたはずので、浦和の攻撃陣は正直物足りない。一方、甲府は選手層が薄かったり生きのいい若手選手がいないこともあり、4連敗ということになってしまった。このような状態では甲府は降格圏争いに加わってしまいそうである。

試合終了後、浦和レッズのサポーターがJリーグの2ステージ制移行案に反対する横断幕が数多く掲げらたらしいが、飲み屋へ急ぎ足となっていた私は見逃してしまった。私も短絡的かつ打算的な2ステージ制には反対である。そして、できれば世界各国と強化試合を組みやすくなるよう、秋〜春開催にしてほしいと思う。

写真右上:試合開始前の浦和レッズのサポーター席
写真左下:後半のキックホフ直後の浦和の攻撃

金曜日, 7月 05, 2013

原発がなくならない裏(表?)事情

2011年3月に福島第一原発で悲惨な事故が起きた。そして、その廃炉処理に数十年を費やすことになった。それなのに、日本政府は原発事業を止めようとしない。なぜなのだろう。それにはどうやら単純明快にして、馬鹿げたメンツと学閥的シガラミという理由があるからのようである。

日本の原発は1950年代にアメリカの手先ともいうべき読売新聞の正力松太郎(元A級戦犯にして戦後はCIA協力者)と中曽根康弘をはじめとした国会議員たちが音頭取りとなって始めた事業である。そのために、自民党のなかでは「原発の父」(正力のことをこう呼ぶ)と「大勲位」(中曾根の別称)の2人の業績というかメンツを潰すことができないために、原発事業から撤退することできないという考えが蔓延している。

次に、現在原発関連で働く人たちは、◯菱グループ関連だけで約3000人いると言われている。同様に◯芝、◯立などにも2000人以上の社員が従事していると思われ、おそらく一部上場の大企業全体で10,000人以上がいわゆる「原力村」で働いているに違いないだろう。それゆえに、こうした人たちの雇用を守るためにも原発を止めるわけにはいかない。もちろん、こうした人々のなかには東大、京大、東工大出身といったエリートが多くいて、政府機関で働く官僚たちと高校・大学での級友かつ学閥的シガラミのために、原発事業を止めることはできない。それどころか、官僚たちは彼らの雇用を守るために必死に海外売り込みを行っている。

こうした事情とは別に、永田町周辺および地方には原発という大きな利権の恩恵を受けている人たちが何千人といて、それを手放すわけにはいかない。

このように日本には原発を止めるにはいかない醜い裏(表?)事情がいっぱいあるのだ。だからといって、税金の無駄使いかつ日本を破滅しかねない原発を存続させるわけにはいかない。馬鹿げたメンツや学閥的シガラミ、そして利権など、このさいどうでもいい。そのためにずっと危険と隣合わせで生きなければならないなんて、もう止めようではないか。

木曜日, 7月 04, 2013

「冷感敷きパッド」は優れものかも

先日巷で話題になっている「冷感敷きパッド」なるものを買い、ベッドの上に敷いて、敷き布団代わりにしている。で、その効果というか感想だが「なかなかの優れもの」である。

というのも、この上でまだ3日間しか寝ていないのだが、このパッドだと寝ていても体がほとんど熱くならない。今までのパッドの上だと体が熱くなって、寝ているうちにパジャマを脱いだりしてしまうことがあった。しかし、今のところそのような気分にまったくならない。

私が碑文谷ダイエーで購入した冷感敷きパッドは「アイストランス」という商品だが、見た目はごく普通の薄いベッド敷きのパットである。しかし、全面に冷感生地というのを使っているので、全身が常に冷ややかな感触で寝ることができる。

私にはよく解らないのだが、冷感生地とは特殊な繊維で出来たもので、体温などの熱伝導を拡散することによって、体熱を冷却するものらしい。まあ、ヒートテックを逆さにとったような生地である。

おそらく、この敷きパッドのおかげで少しは暑さをしのぐことができ、夏場の節電対策にもなるだろう。

水曜日, 7月 03, 2013

オジさんたちの悩みのタネ

通っているジムが8月19日(月)から26日(月)まで8日間も夏休みになる。オープンして10年になり、外壁補修工事を行うために、例年より長い夏休みとるからだ。だが、このことは毎日来館している常連客にとって悩みのタネになっている。

なんたって、毎日の遊び場(兼風呂場)が1週間余も閉鎖されてしまうのである。年中暇を持て余している高齢者はもちろんのこと勤め人にしても、7月下旬から8月のお盆にかけて夏休みを取る人が多く、いまさら8月下旬に変更などできないという。

ということで、1週間行くところがない路頭に迷うのである。で、オジさんたちは私に聞いてくるのである。

「小松さんはどうするの、夏休み?」
「さあ、どうしましょう。毎日飲むわけにもいきませんしねえ」(笑)
「若いお姉さんたちと遊べるんじゃいの?」
「いや、いくらなんでも、それは・・・」
「音楽会三昧じゃないの?」
「いや〜、その頃って、音楽会とか少ないんですよ」

う〜ん、私も悩みのタネである。(^_^;

月曜日, 7月 01, 2013

美食日記「アムール」(西麻布・広尾)

高級レストランや日本料理店は日曜日か水曜日が休みのところが多い。日曜はやはり夜に外食を控える人が多いからだろう。水曜に休みが多い理由は、築地市場が日曜とは別に月に2回ほど水曜に休むからであろう。そのために、魚を使う日本料理店やイタリアンは水曜休みのところが多い。ということで、水曜に美味しい食事をしたいと思うとどうしてもフレンチになってしまう。

少し前置きが長かった。

さて、今回訪れた「アムール」は銀座にあるイタリアン「アロマフレスカ」や中野「カッフェ・アロマティカ」の姉妹店にあたり、イタリアン料理店グループが初めてオープンしたフランス料理店。場所は西麻布のレストランが並ぶ通りから路地を入った一軒家で、1階およびテラスはカジュアルな「ビストロ・ボーテ Bistro Beaute」というお店になっていて、その2階にある。

ダイニングルームは意外に広いこともあるせいか、少し天井が低く感じがしたりするものの、テーブルの配置がとてもゆったりしていて、隣席を気にすることなど全くなく、リラックスして食事を楽しむことができる。装飾もいわゆるグランメゾン系の華美さはなく、白を基調としたシンプルさで清潔感を醸し出している。

この日のメニューは下記の「旬のお任せコース」。

・幕開け とうもろこし(写真右上)
     アイナメ(写真右上)
     帆立貝
     稚鮎
・日の出 フォアグラ=トマト
・紫陽花 エゾ鮑=野生アスパラ(写真左下)
・花火  鱧=夏大根
・水無月 シャラン鴨=万願寺とうがらし(写真右下)
・新緑  メロン=新茶
・楽園  マンゴー=パッションフルーツ
・余韻  プティケーキ各種 & 飲み物

実は「幕開け」の前に「アミューズ」(生ハム入り揚げパンとトマトのチップスを黒胡麻で食べる)があり、また、この日は余韻のあとにちょっとアニバーサリーのスイーツもあり、トータルで13品のフルコース。それをなんと4時間余りかけて堪能させてもらう。

「幕開け」の4品はどれも日本料理のような味わい。「泡」を飲みながら友人と2人で「日本酒が飲みたくなるねえ」と異口同音。その後の「日の出」「紫陽花」でフレンチを味わうものの、また「花火」で日本料理に戻り、口の中がフランスへ行ったり、日本に戻ったりと忙しい。それでも、一品一品の完成度は緻密にして精妙で、舌を十二分に満喫させてくれる。なかでも「紫陽花」のエゾ鮑の柔らかさと“緑色のつくし”とも言われるアスパラソバージュのコンビネーションは、口に料理を含ませながらも♪ウン、ウン、ウン〜と口づさんでしまう。(^_^)

メインディッシュはシャラン産鴨のスチーム料理。皮はパリパリ中はジューシーという逸品。万願寺とうがらしにはスライスされたアーモンドなども乗っていて、これが鴨の赤身の味をふんわりと和らげてくれてこちらも美味。肉好きには堪らない一品。ああ、また食べたい。

食後に、私は珈琲(ブルーマウンテン)をお願いしたのだが、友人の頼んだダージリン・ティーが特筆もの。これは富山にあるグレイスピースという会社が、良質なダージリンの茶葉を輸入して、それを立山連峰の天然水で独自に二次発酵させたというシロモノ。見た目はかなり薄いが、口当たりはまろやかで味には爽やかな香りとフルーティな甘みがあり、鼻腔には軽やかな香りが残る。こんな紅茶は初めてで、私も珈琲でなくこちらを頼めばと思わざるをえなかった。

シェフの後藤祐輔さんは弱冠34歳。フランスの星付きレストランで修行後、宇都宮の「オトワレストラン」、白金の「カンテサンス」、乃木坂にあった「エキュレ」のシェフを経て、「アムール」のシェフに就任。和のテイストを大切にしているというか、旬の素材を大切にしている、なんというか新感覚な料理人。日本料理とフランス料理の基本をしっかり把握しつつ、和洋折衷の味覚で新たなる料理を創造しようと挑戦している感じ。こうしたお店はクラシックなフレンチ・ファンには敬遠されるかもしれないが、日本料理、イタリアンなど幅広い料理が好きな人には好まれるに違いない。開店してまだ1年余だが、モダン・フレンチをリードしていく可能性を十二分に秘めているお店である。

アムール
http://maison510.jp/