土曜日, 4月 11, 2020

日本は台湾に学ぶべきである

新型コロナウイルスの感染拡大をもっとも抑え込んでいる国は台湾だ。なぜ台湾がここまでうまく新型コロナウイルスの勢いにブレーキをかけられているかといえば、それは政府が優れているからだというのが大方の見方である。
 
台湾政府は日本のような年功序列や論考勲章的な政権ではなく、トップの人たちはそれぞれの専門職でありかつとても優秀な人材である。日本のIT担当大臣は高齢でパソコンの知識もない人に対して、台湾はマスクの在庫が一目でわかるアプリを開発してしまうような超最先端の人だ。この差はめちゃくちゃ大きい。衛生部門のトップは歯科医師であり、その上、副総統はジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生大学院で博士号を取得した人であり、2002~03年のSARS危機の時に最前線で活躍している。
 
加えて、台湾は中国の圧力もあってかWHOに未加盟ということあり、中国寄りのWHOにとても懐疑的であった。それゆえに、武漢で起きた集団肺炎についても、いち早く危険であると察知して、なんと12月31日に検疫体制を強化した。このために中国本土からの観光客が持ち込むウイルスをかなり抑止できたのではないだろうか。一方、日本はどうかといえば、2月上旬の春節までまったくの無防備で、ウイルスは北海道(雪まつりが大きかった)をはじめ全国各地に中国人観光客によってバラ撒かれてしまった。
 
このように、台湾には中国を読むという力が備わっている。それゆえに新型コロナウイルスにいち早く対応ができ、抑え込むこむことができている。日本は台湾に学ぶべきである。

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