火曜日, 4月 28, 2020

1月下旬から3月下旬まで、安倍政権はいったい何をしていたのだろうか

私が新型コロナウイルスがヤバイものだなあと思いはじめたのは、1月中旬ごろで1月21日のFacebookに「中国で流行り始めている新型コロナウイルスだけは絶対に日本にきてほしくない」と記している。なのに写真にあるように安倍晋三は1月23日の祝辞のなかで「さらに多くの中国のみなさまが訪日されることを楽しみにしています」と声明するほどの危機感の無さだった。


 
その結果、翌日からの春節(1月24日〜30日)の7連休に日本だけでなく、世界中に中国人観光客によってウイルスをばら撒かれてしまった。北海道では雪まつり(2月4日〜11日まで)でさらにウイルスをお土産にされてしまった。
 
その頃日本では2月3日にダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に到着して、乗員乗客を船に残したままにする水際作戦をしていたが、多くの国民はまだ物見遊山するかのようであった。政府にいたっては武漢からのチャーター便による帰国者には旅費を請求すると言ってまだまだ呑気な状態であった。
 
ところが、2月15日に屋形船で7人が感染するというクラスター(小型集団感染)が発生してから、多くの人は他人事ではないぞ、と遅まきながら思い始めた。ただ同時期に大阪ではライブハウスでクラスターが発生したが、若者の間ではまだ意識が低く、若者が感染の怖さを意識し始めたのは3月27日に阪神タイガースの藤浪が感染してからではなかっただろうか。
 
私にしても、2月上旬までは落語会、コンサートに行っていたが、2月15日にNHKホールで開かれたN響定期公演を最後にいわゆる芸術鑑賞、スポーツ観戦などの外部活動を取りやめた。特に2月18日に銀座で開かれた落語会はチケットを取るのも大変だったのに、感染リスクが高いと思い泣く泣く自粛した。それ以降ほぼ2ヶ月半ライブ鑑賞・観戦をしていない。
 
そんな時でも、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は2月25日の声明で「感染経路が明らかではない患者が散発的に発生しており、一部地域には小規模患者クラスター(集団)が把握されている状態になった。しかし、現時点では、まだ大規模な感染拡大が認められている地域があるわけではない」と、私なんかよりも危機意識が低くまだ悠長であった。
 
そして、3月11日にWHOがパンデミック(世界的大流行)と表明。すでに中国では武漢を中心に新型コロナウイルスは蔓延していて、イタリアでも深刻な事態に陥っていた。明らかに遅きに失した感があり、これはWHOの大きな責任である。こうしたことから、日本でもやっと危機意識を持つようになった。
 
それでも、安倍政権と東京都は東京オリンピックのことしか頭になく、PCR検査を抑制するばかりで、医療、介護用のマスク、シールド、防護服、人工呼吸器など補充、病床および病院外の施設確保などの医療体制などの準備をしていなかった。そして、政府は国民に対して3月20日からの3連休の引き締めも怠った。そして、3月23日、政府と東京都がIOCと協議して東京オリンピック延期が決定するや否や、フェーズが変わったとばかりか、検査を少し増やし始めた。
 
とにかく政府はこの間(1月下旬から3月下旬まで)いったい何をしていたのだろうか。何度もいうようだが、諸悪の根源は安倍政権と東京オリンピックである。

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