木曜日, 4月 16, 2020

なぜ日本、韓国、そしてドイツの致死率が低いのか

下記のデータを見ていただければわかるように、人口100万人あたりの死者数においても致死率において、スペイン、イタリア、フランスのラテン系3国が高い。一方、ドイツは医療機関の充実しているおかげで死者数も致死率も抑えている。アメリカはニューヨークなど東部の都市部を除いて完全な車社会なので接触率が低いから死者数を抑えられているような気がする。

で、やはり目立つのは東アジア各国(中国、韓国、日本、台湾)の数字の低さである。これは欧米のようなハグ、キス、握手などの挨拶習慣があまりないからではないだろうか。そして、今は全くの根拠がないがやはりBCG接種が関係しているのではないだろうか。

そして、喫煙率である。因果関係がまだはっきりしないが、下記のデータを見る限り感染そのものには影響はないような気がするが、重症化とかには関係があるのではないだろうか。

国別新型コロナウイルスの感染状況と喫煙率

       死者数 致死率 喫煙率 男  女
スペイン   363人  10%  31.4% 27.4%
イタリア   338人  10%  27.8% 19.8%
フランス   229人  15%  35.6% 30.1%
イギリス   166人  12%  24.7% 20.0%
ドイツ     35人  2.2%  33.1% 28.2%
アメリカ    71人  4.0%  24.6% 19.1%

中国     2.32人  4.0%  48.4%   1.9%
韓国     4.23人  1.8%  40.9%   6.2%
日本     0.86人  1.4%  33.7% 11.2%
台湾     0.00人  1.4%  28.6%   3.8%

「死者数」は人口100万人あたりの死者数(下記サイト)
「致死率」は感染者が亡くなる死亡率(WHOのデータ)
「喫煙率」は2018年WHO発表のもの(台湾だけ違う)

札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html

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