水曜日, 8月 05, 2020

ワクチンより先に特効薬を

東京都の1週間の検査件数がやっと3万件を超えた。そして、陽性率は先週より大幅に下がった。これにより「検査数が増えたから、陽性率が上がる」という言葉はもう通用しなくなった。今後は1日1万件以上の検査をしたとしても、感染者数は増えても陽性率は下がっていくのではないだろうか。一方で、感染経路不明率がついに60%を越してしまった・・・。


さて、このところ指標として持て囃されているのが実行再生回数。実行再生回数とは、1人の感染者がどれぐらいの人にうつすかというもので、感染力を示す指標として使われている。その数字は、8月1日の時点で全国平均は1.43、東京は0.99、大阪1.64、愛知1.93 沖縄4.1となっていて、沖縄が最も危険な状態になっている。それだけ、沖縄の感染者が急激に増えたということである。

ただ、この実行再生回数は検査数や陽性者数が少ない都道府県では大きく変動することがあり、一概に実態を表しているとは思えない。やはり検査数、陽性率、感染者数、重症者数の指標の方が私は重要ではないかと思っている。そんななかで、昨今いい数字を表しているのが死者数の減少、重症者数の減少である。これは適切な医療方法をある程度見い出した結果と、ウイルスの弱毒化によるものと思われる。

しかし、何度も書くようで申し訳ないがウイルスは変異する。それがどのようなものになるかは誰も予想できない。そのためにワクチン開発と特効薬の開発が急がれる。日本は感染者数が少ないので他国に比べてワクチン開発が遅れる可能性があるので、特効薬開発に重点をおくべきだと思っている。すでに既存薬を承認しているが、早急に今回のウイルスに特化した薬を作ってもらいたい。

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