水曜日, 8月 26, 2020

Go to トラベルでなく、Go to 疎開(湯治)を

先日マッサージを受けているときに、掛かりつけの先生が「小松さん、今何しているんですか?」と聞くので、私は何気に「スペイン風邪と日照時間の関係や、当時のマスクの着用率を調べています」と答えたら、先生が興味深いことを教えてくれた。

「私のお爺さんはスペイン風邪のときに疎開したんですよ。なぜかというと、お爺さんの妹さんが第1波で亡くなってしまったんで、両親が兄まで亡くなられては困ると言って、東北の方に疎開させたらしいんです」

疎開とは初耳であった。これって、ちょっと異なることかもしれないが、私が以前書いた別荘族は東京を出るべし、と繋がるのではないだろうか、と思ってしまった。この夏、別荘族の多くが別荘地で過ごしている。初めは地元の人も来るな!と言っていたようだが、特段どこかの別荘地周辺でクラスターが起きてはいないし、長野県や山梨県などで感染者が増大したわけでもない。(一昨日、長野は11人も陽性者が出てしまったが)

では、こういうアイデアはどうだろうか。Go to トラベルならぬ「Go to 疎開」を行ってみてはどうだろうか。別荘族は別荘という住居を持っているが、持っていない人にも疎開を進めてはどうだろうか。特に温泉があるところがいいだろう。疎開というか湯治である。これならば、旅館も潤い、地域経済の活性化になる。ただし、こうした疎開は基本50歳以上だけに限るようにしてもらいたい。

というのも、Go to トラベルでは普段なかなか泊まれない5万円以上の高い部屋に泊まろうとするせこい連中(1泊2万円の補助が出るため)が続出したという。Go to 疎開ではそんなことがないように、1泊1万円の補助金を出すぐらいにすれば、疎開ならぬ湯治を楽しむ人がいっぱい出るのではないだろうか。こうすれば、Go to トラベルでは対象外になった東京の人も旅行を楽しめるだろう。

100年前のスペイン風邪のときは子供の疎開が主体であっただろうが、今回のコロナではお金を持っている高齢者を疎開させた方が経済活動にも繋がるはずである。是非とも「Go to 疎開(湯治)」が実現してもらいたい。

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