机の整理をしていたら、引き出しから携帯電話がいっぱいでてきた。
私が初めて携帯電話を買ったのは1991年の暮れだった。機種は写真(Wikipediaから借用)にあるムーバN。これは2つ折り携帯の先駆けであり、電池もMサイズとLサイズがあり、Lサイズだと待受時間が1日ぐらいあり、通話も1時間近く可能だったような気がする。また電話番号は090や080で始まるのではなく、030で始まりその下は6桁だった。
当時の携帯電話の初期費用は高く、保証金10万円と新規加入料45,800円にレンタル料を含む毎月の回線使用料17,000円が必要だった(1993年に廃止)。今考えるとかなり高額だったが、当時は出版バブルだった(1995年まで)ので私は使えたのだと思う。
その次に使ったのがこのデジタル版のデジタルムーバ(1993年3月から利用開始)で、その後は2〜3年に1回ぐらいのペースで買い替えたように思う。今思うとこの時代の携帯電話を保存しておかなかったのが残念でならない。
そして、1999年からiモード・サービスが開始され、私も写真左端にあるN503i(2001年3月3日発売)でiモードを利用するようになった。この携帯は待受時間が約460時間もあり、iモードでいろいろなサービスを受けられることができ、当時としては画期的であった。それに続くN253i(写真左から2番目・2004年10月29日発売)はとても軽量(95グラム)で使いやすかった覚えがある。その後はN903i(写真左から3番目・2006年10月12日発売)、N-06B(写真右端・2010年6月4日発売)と買い替えていったが、2011年の東日本大震災の頃から、iPhoneを使い始める友人が多くなり、その便利さに私も徐々に刺激を受けてきたというか、嫉妬を感じ始めた。
そして、iPhone 5(2012年9月21日発売)が発売されるとき、今度こそNTT DocomoからiPhoneが発売されると期待したのだが、残念ながらiモードに執着したDocomoはiPhoneの発売を見送った。それに失望した私はAppleから直接iPhone 5を買い、Docomoに見切りをつけてSoftbankに乗り換えた。私のような人はかなり多く、ここからDocomoの低迷が始まり、当時は60%以上のシェアを誇っていたが、今では38%になってしまった。
私が携帯電話をはじめてはや29年になろうとしている。自分で言うのもなんだが私はワープロ、パソコン、そして携帯電話の初期段階から利用しているので、ある意味時代の先端を進んでいたのかと思う。しかし今となっては企業にとっていいお客さんであったでしかない。これからどんな先端技術品が登場するか分からないが、歳を考えるともういいお客さんにはなれそうもない。(苦笑)
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