今回の大震災で日本に滞在していた外国人何万人かが帰国した。そして、数多くの外国人が来日を中止したり延期している。仕方がないことである。見知らぬ国でまだ余震が続き、原発事故が依然として収束化していないのだから、危険な国・日本にいるもしくは来る必然性などはないだろう。
そんななかにあって、日本に残り続け平静に仕事を続けている外国人も少なくない。また、被災地に出向いてボランティア活動をしている人も意外に多い。嬉しい限りである。
大震災後、海外メディアの誇大妄想的にして、センセーショナリズムな報道は信じられなかった。とにかく数多くの抑制のない煽動的な報道が見られた。それに対して、山形弁研究家のダニエル・カールをはじめとした何人もの知日家が警鐘を鳴らしていた。
そして、現在の海外メディアの報道はどうであろう。掌を返したように日本人の冷静さを賞賛している。ふざけるな!と言いたい。自分たちの報道を検証して自己批判してから、そんなことを言えよ、と言いたい。外国人記者クラブにはいつの日か懺悔してもらいたい。
日本は今やとても安心安全の国ではない。しかし、大震災後の日本人の行動をみていると、日本政府がまだまだ安心安全でないにしろ、日本人が安心安全な人種だと実感する。こうしたことを、日本にいる外国人が認識して、どんどん自国に発信してくれればと思う。日本に残っている外国人に心より感謝したい。
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