大相撲解説といえば一に北の富士、二に舞の海で、あとは元横綱や大関が登場するのだが、三段目上位、幕下、十両の解説者のほとんどは部屋持ちの親方でなく、部屋付きの親方が多い。具体的な名前をあげると失礼になるので、◯◯親方(元◯◯山or元◯◯川)と言われてもピンとこない。しかし、親方になっているのだから、年寄株を取得できる最低でも十両&幕内通算20場所以上の経験者ということになる。
大相撲の親方になるには108しかない年寄株を保有しなければならない。今日一代年寄はいないので、親方は最高でも108人しかいない。ただ、現役で親方株を持っている人もいるので、実際は108人より少ないと思う。
で、話を戻すと、ではなぜよく分からない(思い出せない)部屋付きの親方が解説に登場するのかというと、それはその親方が力士の数が多い大部屋に所属しているからである。ご存知のように幕下までは力士は1場所7つの取組しかない。よって、その日の取組によって大きい部屋では三段目・幕下で10人近くが登場したりする。そのために日頃から力士をよく知っている(or 稽古をつけている)親方が解説になるようである。
こうした親方はもちろん力士の特徴をよく知っているので、とても的をいる解説をする。ただ発声や喋り方が上手くない。このへんはNHKは少し指導してはどうであろうか。いずれにしろ、大相撲は土俵入り後の幕内だけのものではない。お時間のある方は来場所以降三段目や幕下の相撲を観ることをおすすめする。
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