サッカーのU-23日本代表がアジア予選で1分2敗という無惨な成績で1次リーグで敗退した。その試合終了後も首脳陣および選手たちは「東京オリンピックでは金メダルをめざす」とある意味身のほど知らずの発言を繰り返していた。その一方で、Twitterを中心としたSNSでは森保監督解任という言葉が飛びかわっていた。
私はサッカーに関しては門外漢だが、それでもサッカー日本代表監督人事には以前から一言を呈していた。それは人事の一貫性のなさである。下記は1990年以降のサッカー日本代表監督である。これ以前はずっと日本人が監督を務めていた。
横山謙三 1988ー1991
ハンス・オフト(オランダ) 1992ー1993
パウロ・ロベルト・ファルカン(ブラジル) 1994
加茂周 1994ー1997
岡田武史 1997ー1998
フィリップ・トルシエ(フランス) 1998ー2002
ジーコ(ブラジル) 2002ー2006
イビチャ・オシム(旧ユーゴスラビア) 2006ー2007
岡田武史 2007ー2010
アルベルト・ザッケローニ(イタリア) 2010ー2014
ハビエル・アギーレ(メキシコ) 2014ー2015
ヴァイッド・ハリルホジッチ(旧ユーゴスラビア) 2015ー2018
西野朗 2018
森保一 2018-
とにかく節操がないというか行き当たりばったりの人事である。日本、欧州、中南米出身者が代わる代わる代表監督になっている。これでは日本代表独自のサッカーを培うなり築くなりできない。いくら監督が代わるごとに選手が代わるといっても、言語が違えば習慣も違うのだから、前監督のときから代表に選ばれているプレイヤーは戸惑うだろう。
個人的にはオフト、トルシエ、オシムの監督時代のサッカーが面白かった。一方で、ファルカン、加茂、ジーコ、ザッケローニは面白いとは思わなかった。一番堅実なサッカーは岡田武史だったが。
いずれにしろ、日本はまだサッカー先進国ではない。それゆえに、代表監督は外国人の方がいいと思う。それも個人技を主体とした南米サッカーではなく、組織力を主体とした欧州サッカーの方が適していると思うので、次期監督もその次の監督も欧州の経験豊富な人を招聘するのが得策だと思う。
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