月曜日, 7月 06, 2020

「Go to キャンペーン」は愚策だ

東京都の感染者数が連日100人以上になった。感染者の数で一喜一憂するのは意味のない、おかしいなものかもしれないが、検査数が増えたから感染者数が増えているいう言い訳はおかしい。本来ならば検査数が増えても感染者を減らすように努力しなければならないはずだし、感染者が増えたけどその人たちは自宅待機しているなり、隔離しているので安心してください、と伝えるのが普通だと思う。

ところが、東京都の発表は夜の街の感染が多いだの、若者の感染が多いだのと言っているだけで、具体的な対応策に関しては何も言及していない。感染者がでたホストクラブやキャバクラは営業停止を要請しましたとか、新宿や池袋で献血ではないが、今度若者を主体に集団検査を行いますから参加してください、みたいなことをできないのだろうか。

とにかく東京のというか日本の新型コロナウイルス対策は後手後手である。これではいつまで経っても感染者数は減らないし、第2波が来るのは必然である。そんな状態なのに、国は「Go to キャンペーン」なるものをやろうとしている。これではまるで2月の春節のときに中国人旅行者が日本にきてウイルスを撒き散らしたのと一緒である。無症状の東京者が地方へ行ったり、帰省したりしたどうなるだろうか。もうこれは目に見えている。免疫力も医療体制も整っていない地方はたちまち崩壊である。

今後の重要なポイントは「院内感染防止」「高齢者施設への警戒」「重症化患者の治療」そして「地方への拡散阻止」などと解っているのに「Go to キャンペーン」をやろうとするのはあまりにも愚かすぎる。以前にも書いたが、今は「Go to キャンペーン」ではなく「Don't go」もしくは「 Nova」(スペイン語で行くな、という意味)キャンペーンをすべきである。

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