月曜日, 8月 31, 2020
ネトウヨが暗躍したPCR検査抑制論
金曜日, 8月 28, 2020
来年の出生率がガタンと下がるかも・・・
家庭内感染が増えているようだ。感染経路判明者のなかで家庭内感染が最も多い日もあるとのこと。これはお盆や夏休みで家族で過ごす時間が増えて、感染が広がったのが要因であるらしい。
4月18日に元朝日放送アナの赤江珠緒が感染したと発表された。その3日前に彼女の旦那であるテレビ・ディレクターが感染した発表されていたので、これはおそらく旦那から妻への家庭内感染だと思われる。そして、先日タレントの山口もえが感染を発表して、翌日に旦那である田中裕之(爆笑問題)が感染したと発表された。こちらは感染リスクのことを考えると、旦那の田中が先に感染していた可能性が高いと思う。
いずれにしろ、家庭内感染を防止するのは難しい。インフルエンザにはワクチンや特効薬があるので、同じ家庭内で感染するリスクは低い。ところが、コロナはワクチンもない上、無症状の段階で感染させてしまうので防ぎようがない。これでも今だにコロナはインフルエンザと同じようなものと言う愚か者がいるが信じられない。
新聞などではコロナの影響で今年は毎年5割程度の人しか接種しないインフルエンザの予防接種が増えて、ワクチンが足りなくなるのではと危惧している。私はそれに加えてセックスレスの家庭が増えて、来年の出生率がガタンと下がるのではないのだろうか、と心配でならない。
水曜日, 8月 26, 2020
Go to トラベルでなく、Go to 疎開(湯治)を
先日マッサージを受けているときに、掛かりつけの先生が「小松さん、今何しているんですか?」と聞くので、私は何気に「スペイン風邪と日照時間の関係や、当時のマスクの着用率を調べています」と答えたら、先生が興味深いことを教えてくれた。
「私のお爺さんはスペイン風邪のときに疎開したんですよ。なぜかというと、お爺さんの妹さんが第1波で亡くなってしまったんで、両親が兄まで亡くなられては困ると言って、東北の方に疎開させたらしいんです」
疎開とは初耳であった。これって、ちょっと異なることかもしれないが、私が以前書いた別荘族は東京を出るべし、と繋がるのではないだろうか、と思ってしまった。この夏、別荘族の多くが別荘地で過ごしている。初めは地元の人も来るな!と言っていたようだが、特段どこかの別荘地周辺でクラスターが起きてはいないし、長野県や山梨県などで感染者が増大したわけでもない。(一昨日、長野は11人も陽性者が出てしまったが)
では、こういうアイデアはどうだろうか。Go to トラベルならぬ「Go to 疎開」を行ってみてはどうだろうか。別荘族は別荘という住居を持っているが、持っていない人にも疎開を進めてはどうだろうか。特に温泉があるところがいいだろう。疎開というか湯治である。これならば、旅館も潤い、地域経済の活性化になる。ただし、こうした疎開は基本50歳以上だけに限るようにしてもらいたい。
というのも、Go to トラベルでは普段なかなか泊まれない5万円以上の高い部屋に泊まろうとするせこい連中(1泊2万円の補助が出るため)が続出したという。Go to 疎開ではそんなことがないように、1泊1万円の補助金を出すぐらいにすれば、疎開ならぬ湯治を楽しむ人がいっぱい出るのではないだろうか。こうすれば、Go to トラベルでは対象外になった東京の人も旅行を楽しめるだろう。
100年前のスペイン風邪のときは子供の疎開が主体であっただろうが、今回のコロナではお金を持っている高齢者を疎開させた方が経済活動にも繋がるはずである。是非とも「Go to 疎開(湯治)」が実現してもらいたい。
火曜日, 8月 25, 2020
紫外線照射装置の開発と設置に期待
先週より陽性者数も陽性率も共に減少した。嬉しい兆しである。先週のデータ分析で私は「期待していた梅雨明け10日から2週間による紫外線効果による陽性者数減もなく、それこそツユと消えた」と書いたが、1週遅れで期待していた紫外線効果が現れてきたようである・・・。
7月の東京の日照時間は47.7時間しかなかった。これは1891年に統計が開始された以降、最も少なかった2003年の48.2時間を下回る史上最低の記録であった。加えて、7月は19日を除きすべての日で雨が観測され、湿度も平均89%最小48%と極めて高かった。それが8月に入ると日照時間は昨日までで197.5時間で、今後も晴れの日が続くと思われるので、ここ10年間の平均180時間を大幅に超えるのは確実である。
ウイルスは日照時間が長いこと、紫外線に弱いことが立証された。まあ当たり前のことなのかもしれないが、ならばそれをもっと利用して、紫外線照射装置の導入を試みてはどうだろうか。ニューヨークの地下鉄は車両を消毒するときに強力なストロボライトが出るような紫外線照射装置を利用している。日本でも東武鉄道が一部の駅の待合室や窓口にウイルスを無力化する紫外線照射装置を設置するようだ。これは室内の空気を吸い込み、装置内で紫外線を照射する仕組みで、北千住駅の待合室、浅草駅や池袋駅などの窓口に順次取り付けるという。また、この装置は病院の無菌室でも使われていて、40平方メートルの部屋の場合1分間で室内の90%の空気を殺菌できるという。今後もこうした紫外線照射装置の開発と設置に期待したい。
土曜日, 8月 22, 2020
PCR検査の拡充なくして経済活動の拡充はありえない
相変わらずPCR検査数が少ない。PCR検査をやると陽性者数が増えて医療体制が逼迫するなどという説を唱える国はもはや日本だけだ。他に陽性者を見つけ出すいい方法があるならば、それを利用すればいいが、残念ながらそれは実在していない。今はPCR検査を積極的にやって、社会に安心と安全を植えつけて経済活動を行っていく段階に入っている。そこで下記のような人には、それこそ「いつでも、どこでも、何度でも」検査をすることができるようにしなければならない。
まず第一に公共性の高いエッセンシャル・ワーカーに検査してもらいたい。
・医療従事者(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、マッサージ師など)
・介護従事者
・学校関係者(保育園から大学まで)
・公共インフラ関係者(電気、水道、ガスなど)
・警察官、消防士
・流通・交通関係者(コンビニ、スーパー、運転手、駅員など)
・市役所、区役所などの職員
次に民間では接客業を行っている人で検査をするべきだろう。
・飲食店など
・旅館、ホテルなど宿泊関係者
そして、三番目にライブによる経済活動をしている文化・スポーツ関係者。
・スポーツ関係者
・映画・演劇・演芸関係者
・テレビ・音楽演奏者
一般人では学生寮、社員寮、工事現場住居などの共同生活をしている人たちも、優先的に受けられていいのではないだろうか。
こうした人たちを検査することによって、無症状の陽性者を見つけ、早く休んで回復してもらうようにすればいい。そのことによって安心・安全を担保できれば、より一層の経済活動が進展していくのではないだろうか。積極的な検査こそが積極的な経済活動になるはずである。と同時に、秋冬に訪れるであろう大波への対策にも繋がる。
政府の分科会はいつできるか解らないワクチンの優先順位を決める前に、まずは上記のようにPCR検査を受ける優先順位を決めてもらいたい。
金曜日, 8月 21, 2020
人々の危機意識が希薄化していないだろうか
下記の数字は新型コロナウイルス、第1波と呼ばれる3月から5月のなかでピークだった4月17日の東京での陽性者の年代別人数と、“第2波”とも呼ばれるなかでのピークと思われる8月1日の年代別人数である。
0歳未満 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代 不明
4/17 2 2 30 32 33 33 26 17 18 4 1
8/01 9 15 216 108 51 38 21 7 6 1
4月17日は40代・50代が一番多く、このころは10代はほとんどかからないと言われていた。その要因の一つして私もBCGの影響があるのではと思っていた。また、誰もが暑い頃になったら一旦沈静化するのではないかと、思っていた。ところが、夏場になってから再び猛威が振るいだし、8月1日になると圧倒的に20代と30代ばかりの陽性者が増えて、70代以上の高齢者が減った。結局、暑さは何も関係がなかった。
やはり3月から5月にかけてのウイルスと、6月以降現在にいたるまでのウイルスに違いがあるのは間違いない。第1波のウイルスで有名人が何人か亡くなり、世間に衝撃を与えたが、現在のウイルスは死亡者の数が減少した。これはウイルスの弱毒化と医療方法のある程度の確立が主だったことからであろう。しかしながら、先日の日刊ゲンダイの記事によると「重症者数は感染者数が増えてから、1カ月後に増え始めるとされている」という。そうだとすると、8月後半以降に重症者数は増えていく。実際、東京の重症者はじわじわ増え始めている。引き続き医療機関は緊迫した日々が続きそうである。
あと、このところよく言われる大阪の感染者や死亡者の増加である。東京に比べると医療体制は脆弱かもしれなが、それにしても増加率が高すぎるような気がする。これはひょっとしてまたウイルスが変異しているのではないかと思ったりもする・・・。それともマスク着用率が低いのか東京ほど単身世帯が多くはないかのどちらかではないだろうか。
何度も書くが、この新型コロナウイルスは単なる風邪ではなく、まだその正体がほとんど解明されていない未知のウイルスである。それゆえに、いつまたどのような形で変異するかわからない。今は弱毒化しているかもしれないが、100年前のスペイン風邪では第2波が強毒化した。
そして、今でも発症すると完治するまでには時間がかかり、いろいろな後遺症に悩まされる人も多い。また、完治しても数ヵ月後には抗体が消えるという研究報告が世界中にある。このようなインフルエンザはない。しかしながら、時間の流れや生活習慣の飽きからか、人々の危機意識は以前より明らかに希薄化してしまった。それも感染拡大に歯止めがかからない理由の1つではないだろうか。
木曜日, 8月 20, 2020
シャープのマスク、当たりました
マスクの応募総数は第1回目のとき、4,706,385人で当選者は40,000人だったので、当選倍率は117.65倍という大変な確率であった。そして、私が当たった第16回目では当選者が87,000人と倍増したにもかかわらず当選倍率はまだ約101倍だったそうである。
というわけで、万馬券ならぬ万マスクが当たりました。w
水曜日, 8月 12, 2020
まだまだ検査数が少ない東京
先々週に続き先週の東京都の1週間の検査件数は3万件を超えた。それでも、まだまだ少ない。せめて1日1万件以上できる体制作りが必要である。ところが、今週はお盆休みということもあり、かなりの検査件数の激減が予想される。それゆえに、今週のデータはあてにならないかもしれない。ただ、今週は東京が梅雨明けして10日から2週間経った時期に入るので、いくら検査数が減るとしても、陽性率は下がるのではないかと期待している・・・。
一方で、データを見ればお分かりのように陽性率は若干下がったが、感染経路不明率がついに70%になり、もはや何処で誰によって感染してしまうか判らない日常になってしまった。こうなると、日頃の行動によって感染するかしないかになってしまった。手洗い・うがいももちろんのこと、人混みでのマスク着用はもう避けらない状態になってしまった。
そして、寮などでの集団生活をしている人に対して、徹底的な感染防止策を取ることが必要になってきた。松江の高校サッカー部にしろ日大水泳部にしろ、共に免疫力も持ち合わせた健康体のスポーツマンなのに、寮生活ということで集団感染してしまった。今後、行政はこうした寮などでの集団生活に対して、トイレや風呂などでの感染防止を徹底指導してもらいたい。また、こうした寮生活で感染の疑惑がでた場合は、保健所もしくは医療期間は速やかにその本人及び周囲の人のPCR検査をできる体制も築いてもらいたい。
火曜日, 8月 11, 2020
こんな時代が来るとは・・・
小学生の頃、夏休み前になると担任の先生が「夏休み、田舎へ帰る人は?」と毎度のことながら声を上げていた。この「田舎へ帰る」という意味は、生まれところだけでなく、両親の出身地に一緒に帰省をするという意味である。当時、東京居住者の東京生まれの東京育ちは2〜3割程度しかいなかったので、小学校ではこうした言葉は普通に使われていた。
私はその「田舎へ帰る」という言葉が嫌いでもあり、羨ましくもあった。私の両親は父親は渋谷区生まれだし、母親は台湾生まれといえどももそれは祖父の勤務先であっただけで、基本的に東京出身者であるので、帰省するところはなかった。それゆえに、「夏休み、田舎へ帰る人は?」という先生の問いに、元気よく「は〜い」と答えることはできなかった。
あれから50年以上。現在の東京生まれの東京育ちは4割近くになり、もはや小学校で「夏休み、田舎へ帰る人は?」などという教師はいないと思うが、今年はその田舎どころか、何処へも行くことすらままならない。まさかこんな時代が来るとは・・・。
金曜日, 8月 07, 2020
コロナ禍に見え隠れする優生思想
全世界で新型コロナウイルスが蔓延している。そうしたなかでも若者の間には「俺はコロナにかからない」とか「コロナが怖くて生きていけるか」といった、イキがった行動をする人が何万何十万何百万何千万人といる。こうした行動の背景には、口にはしないせよ「コロナにかかるヤツは弱いヤツだ」とか「コロナで死ぬのは年寄りだけ」といった優生思想が潜んではいないだろうか。
そのいい例がスウェーデンかもしれない。ご存知のようにスウェーデンは集団免疫を行っていて、誰もが普通に行動できる。しかしながら、その感染者数は北欧の中でダントツに高く、死者のほとんどが高齢者である。そのために、高齢者やその家族たちは引き籠りになり、金銭に余裕のある高齢者が経済活動をしなくなり、経済は逆に低迷してしまっている。このスウェーデンの政策の背景には若者の支持を得るために、高齢者を見捨てたという考えはなかっただろうか。
新型コロナウイルスの感染者の80%は無症状ないしは軽症。中等症・重症化するのが15%で、重篤化するのは5%と言われている。そして、致死率は国によって違うが日本の場合は、20代〜60代は非常に低いが、70歳以上は飛躍的に高くなる。それだけ、高齢者にとってはスウェーデンと同じようにコロナは恐怖なのである。それゆえに、日本でも地方では高齢者が都会者の旅行や帰省を嫌がるし、都内でもジムの高齢者の退会休会率は高いらしい。
そして、高齢者や弱者が多い病院や介護施設での面会はほぼ禁止されている。それゆえに、そこで働く人たちは遊びたいのに遊ぶこともできず、クラスターを起こさないように細心の注意と行動をしている。言い過ぎかもしれないが、Go to トラベルを利用して旅をしようとする人たちは、こうした医療や介護の現場で働いている人たちの苦労を理解しているのだろうか。
現在のウイルスは感染力は強くとも弱毒化していると言われている。しかし、重症化すると若者といえども後遺症に悩ませられたりする人もいる。そのことを若者もしっかり認識するべきであり、決して優生思想を持たないようにしてもらいたい。
「高齢者や弱者を見捨てて、若者や強者だけで経済を回す」という悪魔のような経済観念が日本にも徐々に広がっているように思えてならない。コロナ禍に見え隠れする優生思想は恐い。