土曜日, 11月 14, 2020

精彩に欠けた大相撲11月場所6日目

昨日は両国国技館に大相撲11月場所を観に行ってきた。今場所から最大観客動員は5,000人となり、マス席も1席に2人座れるようになった。ところが、どう見ても客席は1階のマス席が8割程度、2階の椅子席にいたっては1〜2割程度しか入っておらず、トータルで3,000人余ぐらいしか入っていないような寂しさであった。


というのも、今場所は初日から白鵬、鶴竜の両横綱が休場、3日目から大関朝乃山が右肩負傷で休場、そして5日目から新大関正代まで欠場して、大関は貴景勝1人というお寒い場所になってしまったからであろう。加えて、コロナ禍ということもあり地方から団体客も少なく、また外国人にいたっては皆無ということで、客席の彩りというか寂しさは驚くほどであった。

そして、取組も「待った」はほとんどなくて良かったのだが、「物言い」がまったくないというハッキリした勝負ばかりで、接戦のない盛り上がりのかけるものばかりであった。特に十両はそのほとんどが幕内経験者ということもあり、顔馴染みであるのはいいのだが、なんか気の抜けたサイダーみたいな取組ばかりでちょっと愕然とした。


今場所の大相撲が今後どうなるか分からないが、2ヶ月後の来年1月にまた本場所が開かれるとき、両横綱が出ないようであれば、即刻引退勧告を出すべきであるし、他の関取しても精彩のない相撲をした者に対しては罰金を課すなどの制裁処分を下すと当初から通達を出さないと、大相撲はダメになってしまうような気がしてならなかった。なんかチケット代の半額も満たされた感がない大相撲観戦だった。

【追記】土俵入り前、十両最後の取組に登場したのが琴奨菊。千代ノ皇に寄り切りで負けたが、この相撲が結局最後の土俵となった。おつかれさまでした。

0 件のコメント: