東京オリンピック「招致4人衆」が表舞台から消えた。東京都知事であった猪瀬直樹は徳洲会からの資金提供問題で辞任した。一番招致に熱心だったJOC会長だった竹田恒和はフランス当局の賄賂捜査によって辞任した。「アンダーコントロール」と言った総理大臣の安倍晋三は嘘、隠蔽、改竄、そして桜を見る会の責任もとらず持病のせいにして辞任した。そして、大会組織委員会会長の森喜朗は女性蔑視発言で辞任した。
いかにいかがわしい連中が東京オリンピックを招致したかがお分かりだろう。毎日新聞の記事では「JOC関係者は『やはり、東京五輪は呪われているのだろうか』と表情を曇らせた」と書かれているが、五輪が呪われているのではなく、最初から呪われた連中が関わっていただけのことである。
そもそも7月の猛暑の時期にオリンピックをやるなど無謀である。それを解っていながら招致するのがおかしい。その7月開催を国民に周知させなかったマスコミも責任がある。そして、コロナである。100年に一度の疫病である。開催を1年延期せざるをえなかったの当然だろう。ただ、1年でなく2年延期もしくは中止にしなかったのが先見性の無さである。そして今度は地震である。10年経ってもこんな大きな余震が来るとは誰もが思わなかっただろう。しかし南海トラフ地震はずっと指摘されている・・・。
7月に東京のコロナ感染者は減っているだろう。ひょっとしたら1日の感染者数は10人以下になっているかもしれない。しかし、オリンピックが開催されたら、海外から10,000人以上の選手、何千人の役員、加えて10,000人近いマスコミ関係者が来日する。冬場になっている南半球からもやってくる。コロナ対策が全く進んでいない国からもやってくる。
おそらく彼らはIOCもしくは日本の指導によって全員1ヶ月以上前にワクチン接種を求められ、空港は無論のこと滞在中も1週間に1度のPCR検査の義務を課せられるだろう。これはもちろん日本人関係者も同様だろう。それでも、おそらくオリンピック関係者から感染者は出るに違いない。そして、ワクチン接種が遅れている日本はまた秋から冬にかけて感染拡大が訪れるだろう。それでも、東京オリンピックはやるのだろうか。勘弁してもらいたい。
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