水曜日, 2月 24, 2021

陽性者の減少傾向には日照時間が関係しているのでは

先週の東京の陽性者数は予想通り減少傾向が鈍化した。ただし、検査件数が減らずに陽性率が下がったことはいい兆候である。そして、今後もこうした減少傾向が続いていくと思われる。というのも、2月に入ってから東京の日照時間が増えているからだ。

今年に入って東京の天気は1月20日ごろまではとても寒く、日照時間も少なかった。東京の日照時間は昨年12月が167.9時間(平均178.0)で、今年1月も172.4時間(平均184.5)と共に30年平均よりも少なかった。ところが2月に入ると好天が続き、28日しかない2月にもかかわらず、昨日(23日)までに平均時間(165.8)を越して176.0時間になっている。もし200時間を突破すると、閏年以外だと1999年以来になる。そして、この傾向が3月まで続くと、間違いなく陽性者数は減少していき、3月7日をもって東京も緊急事態宣言が解除されるだろう。というより東京オリンピックのために恣意的にも解除するだろう。

しかし、喜んではいられない。今後もっとも懸念されるのがGo to トラベルの再開とワクチン接種の遅れである。もし、Go toが再開されようものなら、間違いなく感染者がOになった地方の県でも再度陽性者が出て、医療体制が逼迫するに違いない。またワクチン接種が遅れると、高齢者の感染は減るものの、若者の無症状感染が広まるに違いない。政府は当初は4月にワクチン接種開始と言っていたのが、なんか無し崩し的というか言い訳がましく遅れている。河野太郎は「令和の運び屋と呼んでください」などと言っていたが今や「令和の遅刻屋」である。




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