下記は先週の東京の新型コロナウイルスの陽性者数と、そのうちの65歳以上の高齢者の数である。
陽性者数 65歳以上
1月09日 2268 266
1月08日 2392 235
1月07日 2447 264
1月06日 1591 179
1月05日 1278 158
1月04日 884 90
1月03日 816 96
11678 1288 11.0%
東京の人口は約1384万人。65歳以上の人口は約312万人で約22.5%を占めている。一方で、20代30代の人口は約372万人で26.8%である。
上記のデータを見れば分かるように、65歳以上の感染率は11.0%なので、人口比率22.5%に対してかなり低い。これは高齢者が感染に気をつけているという証であると共に、逆に20代30代の若者がいかに気を付けていないかという証にもなる。20代30代の感染者は5割を超えている。
つまり、いかに若者の感染率が高いかという証であると共に、意識が低いかということである。また、これは人生経験の差から生じる交差免疫(過去の風邪の免疫)の違いという感じもある。しかし、以前も書いたが東京に住む人の半数は単身者(高齢者の単身者も多い)なので、若者はどうしても外に出る機会は多くなるし、自宅に感染をさせる人がいないのだからと気も緩んでしまう。
それゆえに、2世代住宅3世代住宅に住んでいる人は絶対に気を緩ませてはならない。家族や高齢者が危険にさらされる効率が高い。このことは地方でもっと真摯に受け取るべきではないだろうか。地方は東京のように半分が単身者なんていうところはないのだから。
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