火曜日, 1月 12, 2021

若者と高齢者の罹患率の違い

下記は先週の東京の新型コロナウイルスの陽性者数と、そのうちの65歳以上の高齢者の数である。

           陽性者数  65歳以上
    1月09日  2268  266  
    1月08日  2392  235  
    1月07日  2447  264  
    1月06日  1591  179  
    1月05日  1278  158  
    1月04日   884   90  
    1月03日   816   96  
          11678 1288 11.0%

東京の人口は約1384万人。65歳以上の人口は約312万人で約22.5%を占めている。一方で、20代30代の人口は約372万人で26.8%である。

上記のデータを見れば分かるように、65歳以上の感染率は11.0%なので、人口比率22.5%に対してかなり低い。これは高齢者が感染に気をつけているという証であると共に、逆に20代30代の若者がいかに気を付けていないかという証にもなる。20代30代の感染者は5割を超えている。

つまり、いかに若者の感染率が高いかという証であると共に、意識が低いかということである。また、これは人生経験の差から生じる交差免疫(過去の風邪の免疫)の違いという感じもある。しかし、以前も書いたが東京に住む人の半数は単身者(高齢者の単身者も多い)なので、若者はどうしても外に出る機会は多くなるし、自宅に感染をさせる人がいないのだからと気も緩んでしまう。

それゆえに、2世代住宅3世代住宅に住んでいる人は絶対に気を緩ませてはならない。家族や高齢者が危険にさらされる効率が高い。このことは地方でもっと真摯に受け取るべきではないだろうか。地方は東京のように半分が単身者なんていうところはないのだから。


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