日曜日, 1月 24, 2021

コロナで金あまり 株価、競馬、宝くじがバブル状態

先週アメリカの株価が史上最高値をつけた。日本の株価も昨年来よりずっと高値水準にある。経済評論家などは株価が上がるのは、バイデン政権誕生による期待感だの、ワクチン需要による期待感だの、世界各国の中央銀行の金が株に流れているからだ、などと言うが私はそう思わない。私はコロナによる金あまり現象からだと思っている。

株価が上がると共に競馬の売り上げも上がっている。コロナでお金に余裕のある人は一攫千金を狙って、株や競馬にお金をジャブジャブ使っているのだ。

旅することができない。美味しい料理を食べに行くこともできない。コロナは巣ごもり生活を強いるようになってしまった。おかげで、家でテレワークをしている人が、会社ではできなかった株取引を自宅で大っぴらに出来るようになった。そのために、ネット証券利用者が昨年から急増したそうだ。少し話がズレるかもしれないが、隣の韓国では若者が株に手を出して大変なことになっているらしい。

競馬の売り上げも順調である。JRAの2020年の中央競馬の総売り上げが2兆9834億5587万2000円で前年比103・5%となった。ほとんど無観客競馬だったのに売り上げが前年度を上回った。そして、地方競馬はJRAよりすごく、北海道のばんえい競馬(帯広市主催)の昨年上半期(4月24日~10月12日)の売上が前年同期比55.7%増の226億1547万円で過去最高になった。他の地方競馬も軒並み2割以上の売り上げ増になっているらしい。

同じことは宝くじでも起きているようだ。昨年半ばまで売り上げは低迷していたが、その後は回復している。今やスマホでロト6もロト7も簡単に買えるようになっている。おかげでサラリーマン、主婦などが気軽に買っている。

このようにコロナのおかげでプチバブルが起きている。そのなかでも問題なのは株価だろう。現在の株価は明らかに実態経済を現していない。国内総生産(GDP)は上がっていない。都会のオフィスビルは次々に売り出されている。オリンピック開催の可能性もゼロに近くなってきた。コロナが収束するにはあと1年以上はかかるだろう。世間にプラス材料がほとんどないのに株価は上がっている。バブルである。コロナバブルと言ってもいい。株をやっている人は気をつけましょう。

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