菅義偉政権は失敗失策だらけである。まず第一に官房長官に加藤勝信を据えたことである。加藤は安倍政権の厚労大臣時に「37.5度以上の発熱が4日以上続いたら受診してください」と言った発言を、国会で削除するにあたって「われわれから見れば誤解」と述べた男である。厚労大臣失格の顰蹙男が官房長官になったのである。内閣のスポークスマンに国民から信用されない男を起用するとは信じられない。
次に10月から東京のGo to トラベルを再開させたことである。これは菅のバックである二階俊博自民党幹事長の利権のためである。二階は全国旅行業協会会長であり、数多くの観光業界及び旅行業界から献金を受けている。こいつの利権のために、それまでは大都市病だったコロナを、全国病にした菅及び二階の罪は重い。そして、このGo to トラベルよって、若者たちの間でコロナに対する認識が甘くなってしまった。こうした妙な安心からか、若者の間ではコロナは怖くない、自分は罹らないと思っている人が増えてしまった。
そして、12月16日に「勝負の3週間」と言ったのに菅政権はGo to トラベルを完全に止めなかった。そればかりでなく、Go to イートなる馬鹿げた政策を行ってきたことである。おそらく専門家たちが集まる分科会では、飲食がエビデンスがないにしろ感染の大きな要因であると認識していたはずである。それなのに、今になって菅は「感染拡大の背景は気温の低下の影響に加え、飲食の場面が主な要因」と言う。もう矛盾というか、自分がいかに無知で先見の明がないことを証明しているようなものだ。菅はその失策を謝罪すると共に「もう二度とGo to イート政策はしません」と表明するべきである。
また今回の緊急事態宣言にしても飲食店には補償をするのも、その卸売、問屋などへの救済措置はまったくない。また、タクシー業界なども大打撃だろう。他にも打撃を受ける業種はいっぱいあるだろう。こうしたところへの補償なしは明らかに欠如であり失策である。
最後に緊急事態宣言を発するにあたって、当初はビジネスの外国人も入国停止すると言っていたのに一転して継続するという。検疫体制が脆弱なのが解っているにもかかわらず、ビジネスとはいえ外国人を入れるようでは変異種の入国も許すことになる。まったく欠陥政策だらけの菅政権である。さっさと辞めてもらいたい。
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