オレゴン州の南、カリフォルニアとの州境近くにアシュランドという町がある。ここには南オレゴン大学があり、いわゆるカレッジ・タウンである。そして、この町の最大の呼び物は夏に開かれる「シェイクスピア・フェスティバル」である。
シェイクスピア・フェスティバルは1935年に南オレゴン大学の学生たちが6週間限定でスタート。その後毎年規模が大きくなり、現在では本家イギリスのストラットフォードおよびカナダのストラットフォードと並び、世界3大シェイクスピア劇タウンとなり、世界各地から毎年4〜5万の観光客が訪れるという。
公演は2月下旬から10月下旬までの間,3つの劇場で11種類の演劇がほとんど毎日のように行われる。劇場のなかでも最大の見物は、6月から9月に開かれるエリザベス屋外劇場(写真上)の公演。星空の下でのシェイクスピア劇は格別で、私はここで『十二夜』を見たが、後にも先にここで観た『十二夜』以上の『十二夜』はなかった。また、フェスティバルではシェイクスピア劇以外にも、世界各国各民族の演劇・舞踊なども行われたりする。
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