月曜日, 9月 10, 2007

日本人があまり行かない観光地 デュランゴ


コロラド州南西部、ロッキー山脈のなかにあるサンファン山系の山々に囲まれた町、デュランゴ。人口約1万5千人余の小さな町は、毎年夏になると観光客で賑わっている。なぜかといえば、ここにはアメリカで
もっと有名なSL(蒸気機関車)デュランゴ・シルバートン狭軌鉄道Narrow Gauge Durango & Silverton Trainが走っているからだ。

アメリカには日本のように「鉄ちゃん」「鉄子」といった鉄道マニアはほとんどいないが、それでもやはりSLだけは例外のようで、5月から10月の運行期間中、特に6月から8月のサマー・シーズンには全米各地からドドドッと観光客が訪れてくる。もともとこの鉄道は鉱石などを運ぶための鉄道だったが、車窓からの景色がいいということで、観光鉄道に生まれ変わった。また、西部劇の映画の撮影にもよく使われている。

SLはサンファン山脈の景色を堪能しながら、デュランゴとシルバートンの山間(約45マイル)を、片道3時間かけてゆっくり走る。途中渓谷を走ったり、車窓からいくつもの廃坑となった探鉱跡などを見ることができる。鉄道マニアならば往復6時間の旅を楽しむのだが、ほとんどの乗客は片道だけ鉄道に乗り、帰りはバスでもどってくる。こちらは1時間15分とめちゃ早い。

デュランゴシルバートン狭軌鉄道
http://www.durangotrain.com/

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