先週木曜から土曜にかけての常磐線・東北新幹線の旅は大変有意義かつ楽しかった。
今回の旅の一番の目的は、北茨城のあんこうのどぶ汁、相馬のフグ(これはありつけませんでした)、閖上の赤貝、宇都宮の餃子といった美味しいものを食べることにありました。しかし、その他にも江戸時代の東回り航路の港訪問、常磐線から福島原発事故の爪痕を観察するとか、2年前の地震で被害を受けた相馬の馬陵城(中村城)観光、名取の東日本大震災での大津波跡の復興状況把握など、新白河のウインズ以外にもちゃっんと歴史と社会勉強もしてきました。
ということで、まず最初は食べ物の話から。あんこうは鍋は食べたことはあったのですが、どぶ汁を食べるのは初めて。どぶ汁はもともとは漁師料理で、海上で水を使わず野菜とあんこうを煮込んで食べたのが始まりと言われています。現在では豆腐やきのこなども入れて味噌を主体に色々な風味で食べられるようになったみたいです。それにしても、これが本当に美味かった。もちろん地元の人たちは作り慣れているからかもしれませんが、味噌味、出汁加減などいうことはありません。最後は雑炊にしたことは言うまでもありません。
フグといえば下関ですが、東日本では福島県の相馬沖などで水揚げが急増しています。そのこともあり、福島では「福とら」というブランド化を目指して躍起になっています。ということで、それを食するために相馬を訪れたのですが、残念なことにランチでフグを提供している店は1軒だけで、そこも予約で満席ということで、残念ながらありつけることができませんでした。相馬を訪れる機会のある方は、是非ともフグを食してみてください。
閖上の赤貝は、震災で大被害を受けた閖上の日和山に寄った後に食べようと思ったのですが、そしたらタクシーの運転手さんが名取より仙台で食べた方がいいよというので、仙台の「塩竈すし哲」(S-PAL仙台店)で閖上の赤貝などを頼んだ。で、この赤貝がなんとも瑞々しく歯応えもあり、東京では滅多にお目にかかれない味でした。なお「塩竈すし哲」は値段は少しははりますが地元の人に愛されているお店のようなので、次に仙台へ行った時も訪れようと思っています。
そして、最後は宇都宮餃子。ここは宇都宮在住のいつか重賞勝馬の馬主(一口ですが)になるであろうKちゃんに案内してもらい、有名な「香蘭」と「宇都宮みんみん」の餃子をいただく。そして、その後はおでん(宇都宮はおでんの店が多い)を食べようとなるが、有名処は満席で駅近くの「しんとみR+」でおでんと日本酒(種類豊富)をいただく。
いや〜、3日間、胃薬が手放せないほどたらふく食べました。😁