水曜日, 12月 31, 2014

2014年私的10大ニュース

2014年も残すところあと何時間。今年は政治的そして社会的には不満タラタラ(毎年のことかもしれないが)の1年でした。ただし、個人的には大した病気や怪我をすることなく、それなりに穏やかにして健やかな1年だったと思います。そんな私の1年間の10大ニュースを選んでみました。

1位. 3週連続万馬券的中(10月)
2位. 自宅の外装工事を行う(10月〜11月)
3位. 今年も数多くの美味しいお店に行く(1月〜)
4位. 電力削減計画を実施中(10月〜)
5位. 持ち株をそれなりに処分する(11月〜12月)
6位. 日本の美味しいワインに目覚める(1月〜)
7位. 今年も多く芸術鑑賞を楽しむ(1月〜)
8位. 急病患者の付き添いをするも無力を感じる(9月)
9位. 帯状疱疹を患うもすぐに完治(9月)
10位. 年金の支払いが終了。(5月)

1位は万馬券。万馬券を取るのは1年に1回あるかないかの至難なことなのに、こともあろうか3週連続万馬券的中。まあ、こんなことは2度とないでしょう。いつもは取れる有馬記念も今年はハズレましたので、このときに競馬運を使い果たしたのかもしれません・・・。

2位は外装工事。自宅は父親から譲り受けたものなのですが、建設以来30数年の間一度も外装工事を行っていませんでしたが、それを1ヶ月余りかけて全面改装。見た目には新築のように生まれ変わりました。w

3位はグルメ開拓。昨年に続き今年もかなり美味しいお店に食べにいくことができました。なかでも『アニュ』で食べたキャビア三昧と、先日行った『太月』の料理には口も舌も食道も胃も唸らざるをえませんでした。

4位は電力削減。深夜電力使用を止め、照明もほとんどをLEDに変えました。もちろん電気の使用は極力減らすようにしています。とにかく原発を再稼動させないためにも今後も電気使用量は減らしていきたいと思います。

5位は株の処分。2位の外装工事にお金がかかることもあり、持ち株をそれなりに処分して現金化しました。それでも、安定株主としての株や株主優待がいい株はしっかり保持しています。

6位以降は省略。

来年も1位が今年同様に万馬券連続的中とかになればと思っていますが、そうは問屋(JRA)は卸してくれないでしょうので、肩肘張らず競馬を楽しみたいと思います。そして、多くの芸術鑑賞と美味しい料理を楽しみたいと思います。

それでは、来年もよろしくお願いいたします。みなさん、酔い(?)お年を。

「勝手に2014年無責任予想」を検証&反省

今年1月10日に書いた「勝手に2014年無責任予想」は下記の通りでした。

1 憲法改正(悪)の道にアメリカをはじめ諸外国から反対の声が上がる
2 日韓・日中の「政治的外交関係“断絶”」は続く
3 1票の格差と定数是正問題で、最高裁が国会に対して三くだり半判決(願望!)
4 1ドルは110円台に1ユーロは150円台に、日経平均は18,000円台を回復
5 午年は台風が多いと年と言われるが、今年は少ないと予想
6 都知事選で自民党が支持 or 推薦候補者が落選(願望!)
7 消費税増税後、景気はさほど落ち込まず
8 サッカー・ワールドカップで日本が初のベスト8(希望!)
9 ソチ冬季五輪、さほど盛り上がらず
10 田中将大、メジャーでいきなり15勝

結果として、一昨年、昨年に続きかなりのハズレでした。

1番に関しては中国・韓国は警戒しているものの、今のところそうした声が大きくなってはいません。ということでハズレ。2番は当たりでしょう。集団的自衛権の勝手解釈でアメリカは喜ぶものの日韓・日中の外交関係は、民間は改善されつつありますが、国家間はあいからずの“断絶”状態。この状態を1日も早く脱してもらいたいですが、安倍が首相の限りは無理でしょう。

3番はそこそこ当たり。最高裁判事のなかには2013年7月の参院選について「選挙無効」を唱える人も出てきて、1票の格差と定数是正では一歩進歩です。来年出される今回の衆議院選挙に関する判決も少し期待したいと思います。4番はほぼ当たりでしょう。1ドルは110円台どころか120円台に突入。ユーロも150円台目前に来ています。また株価にしても一時的ですが18000円台に突入。それにしても、ここまで円安になるとは・・・。

5番と6番は大ハズレでした。2014年は過去10年の間でもっとも多い4つもの台風が上陸して各地に被害を与えています。都知事選に関してはガッカリ以外のなにものでもありません。新党改革の政党助成金の不正使用が疑われる舛添要一が211万票も取るとは。自民党および公明党支持者には呆れ返ります。

7番と8番も大ハズレでした。8月の長雨以降および消費者が増税で家計は火の車だぞと気がついてからは景気はあきらかに下降線。ワールドカップは失望以外なにものでもありませんでしたね。

9番と10番もハズレ。ソチ五輪は結果的には羽生くんだけでしたね。田中将大は怪我さえなければ15勝はできたでしょうが・・・。(> <)

ということ、今回も大ハズレの予想で少し反省していますが、それでも懲りずに年明けにはまた来年の無責任予想を書くつもりでいます。(^_^) 

火曜日, 12月 23, 2014

「レジェンド」という言葉

最近マスコミは「レジェンド」(本来の意味は言うまでもなく伝説)という言葉をよく使う。もはや流行語といっても過言ではない。

この言葉はソチ・オリンピックで銀メダルを獲得した葛西紀明(当時41歳)に対する世界中のジャンパーたちからの尊称だったのを、海外メディアが利用することになったのが始まり。それを日本のマスコミも便乗する形で広まった。

そして、今では現役を長く続けるスポーツ選手を指す言葉になり、サッカーの三浦カズ、プロ野球の山本昌広なども「レジェンド」と言われるようになっている。ただ、このレジェンドという言葉のおかげで「ベテラン」という言葉の使用頻度が減りつつ、少し死語化しつつある。

それにしても、日本は多くの外国語(主に英語)を流行語にしては死語にしてきた歴史がある。古くは「ヌーベルバーグ」「ハプニング」「パフォーマンス」「ファジー」など。最近では「リベンジ」という言葉もあった。葛西選手には申し訳ないが「レジェンド」もいずれその仲間入りをしそうな気がする。

水曜日, 12月 17, 2014

美食日記「日本料理 太月」(北青山)

冬場になると人気のある日本料理店はどこも予約がしずらくなる。11月末に人づてに聞いたいくつかのお店に電話するものの、その多くが「12月はすでに予約でいっぱいです」と断られる。そんななかで、オープンしてまだ1年4ヶ月なのに評判が高い北青山の「日本料理 太月」を予約することができた。

私は日本料理店を予約するとき必ずカウンター席をお願いする。というのも、カウンター席だとお店の店主や板前さん、時には女将さんと会話を楽しむことができ、ほんの少しではあるが料理の真髄を垣間見ることができるような気がするからだ。そして、今回は幸運にも店主である望月英雄さんの板前に座ることができ、同行者と共に下記の献立を、味覚・視覚だけでなく話を含めて多角的に楽しむことができた。ちなみにお店はカウンター8席と3つの個室で構成されている。

・先付 香箱蟹(せいこ蟹)の茶碗蒸し
・八寸 芽キャベツの海老真薯乗せ、三陸産牡蠣の時雨煮、菜の花黄身酢かけ、鱈の子の含め煮、いくらおろし合え、アワビのやわらか煮など
・お椀 若狭ぐじ(アカアマダイ)のお吸いもの
・お造り ヒラメ、さより、アオリイカ
・焼物 ノドグロの炭火焼き
・(別途注文) 自家製からすみ 半生仕上げ
・煮物 あん肝の付け焼き、京都丸大根 
・旬物 香住産の松葉蟹
・蒸物 鱈の白子のグラタン
・ご飯 九条ねぎと合鴨の土鍋とお漬物
・甘味 安納芋のスイートポテト、わらび餅、小豆のアイス

飲んだお酒は下記の通り
・生ビール プリミアムモルツ
・神奈川県山北町の丹沢山 隆 備前雄町無濾過生原酒
・香川県琴平町の悦凱陣 特別吟醸興無濾過生原酒
・カリフォルニア州ナパのケンゾーエステート りんどう

料理はどれもこれも店主のこだわりの素材選びと「巧」ともいうべき調理方法によって、日本料理の奥深い世界を探究している心意気が伝わるものばかりだった。

香箱蟹は松葉蟹のメスであるが、味はオスより少し濃厚。それをまろやかな味付けにしていただく。いきなり冬の日本海を望みたい気持ちにさせてくれる。次の八寸は海の幸を中心に季節の素材のオンパレード。アワビは歯ごたえの良い柔らかさ、海老真薯と芽キャベツの取り合わせも絶妙と、どれもこれも申し分のない一品で日本酒の肴としては贅沢極まりなかった。

  


お碗は若狭ぐじの上にキクラゲ入り蕪蒸しが乗り、それに三つ葉とゆずが添えられていて見た目も赤、白、茶(紫?)、緑、黄と美しい。ダシは薄味で塩も柔らかみのあるものを使っている気がする。お造りは青森のヒラメに松輪サバで有名な三浦半島の松輪港で獲れたさよりとアオリイカで、これを醤油もしくはカツオの酒盗で食べる。飲兵衛にとってはやはり酒盗の方が美味いように思えてしまう。(笑)

  


焼物はノドグロ(アカムツ)。炭火で焼けばどんな魚でも美味しくなるものだが、ノドグロは別格だ。別名「白身のトロ」と言われるだけあって、そのふんわり感とふくよかな味が美味である。これまた非のうちどころない味わいで飲兵衛を魅了させてくれる。すると、目の前ではまだ身がついた自家製カラスミを捌き始める。「これは献立には入っていないのですが」と。う〜ん、飲兵衛に対するずるい演出である。人参を目の前にぶら下げられている馬の心境だ。(笑)ということで、いただくことにする。からすみにうるさい同行者によると、からすみはまだ走りなのだが大きいのに粒がきめ細かく半生仕上げで繊細、と。ということで、彼女は「オイヒイ」を連呼していた。w

  


あん肝は少し濃厚な味わいでフォアグラと思い間違うような感じ。しかし、それを丸大根と菊菜(春菊)が和らげてくれて、日本酒にもワインにも合う申し分のない肴になってしまう。松葉ガニは兵庫県香住町で獲れたブランド蟹らしく、我々の前で解体される前には足にはタグがつけられていた。そして、その味はというと、みずみずしさは筆舌に尽くしがたく、先付の香箱蟹では日本海を望みたい気持ちにさせらたが、ここでは日本海に連れてこられたような気分になった。

  


鱈の白子のグラタンは、巻き海老、ゆりね、海老芋、アスパラ、粟麩などを盛って白子のしっとり感を味わう。これはワインとの相性は抜群だった。九条ねぎと合鴨のご飯は、合鴨が細かいミンチ=そぼろ状になっていて、九条ネギの甘みと溶け合い上品な味を醸し出している。これならば、思わず自宅で九条ネギか万能ネギを使って炊き込みご飯ができるかなと思ってしまう。しかし、考えてみれば土鍋がない。(> <)


  


飲んだお酒は、丹沢山 隆はお米の香りをしっかりした主張した日本酒という感じ。一方、悦凱陣はまろやかな甘みとスッキリした酸味のある日本酒。りんどうはしなやかにして渋みと程よいスモーク感があった。ケンゾーエステートのワインは値の張るものが多いが、ここでは小売価格とほぼ同額で提供でされていてお得であった。

最近、青山界隈には数多くの日本料理の名店ができて群雄割拠の様相になりつつあるが、こちらの店は凛とした姿勢で本格派日本料理の道を歩み続けそうである。素材選びのこだわりと繊細さ、かつまた奥深い味わいの仕立ては白眉である。美味しいお店を発見した喜びと共に、次はいつまた訪ねようかと悩まざるをえないのがちとつらい。(笑)

日本料理 太月懐石・会席料理 / 表参道駅明治神宮前駅渋谷駅

夜総合点★★★★★ 5.0



月曜日, 12月 15, 2014

自民党は敗北である、そしてマスコミも敗北である

今回の衆議院選挙は、安倍自民党にとっては、議席数としては現状維持の結果に終わったが、内容は明らかに敗北である。

というのも、投票率の低さもあるが、自民党の獲得投票数および得票率はおそらく前回を下回るはずである。また、第2自民党ともいうべき右翼政党・次世代の党がほぼ壊滅してしまった。一方でもっとも嫌な政党である共産党が法案提出できる議席を獲得した。加えて、都市部では公明党と協力なしでは選挙に勝てなかった選挙区が半分以上であることが立証されたので、今後も公明党に相当な配慮をしながら政策を進めないといけないことになってしまった。

   選挙前 選挙後
自民  293 291
民主  62  73
維新  42  41
公明  31  35
次世代 19  2
共産   8  21
生活   5  2
社民   2  2
無所属 17  8

そして、敗北は自民党だけでなくマスコミも同じである。12月4日の朝刊で発表したマスコミ各社の衆院選の予想はことごとく外れた。朝日は「自民、300議席超す勢い」、毎日は「自民300議席超す勢い」、日経は「自民300議席うかがう」で、なぜか読売だけが「自公、300超す勢い」と自重していた。いずれにしろ、自民は現状維持でしかなく、300議席以上と煽った報道がいかに愚かであったかを物語っている。

最後に、今回の選挙が低投票率に終わったのは、自民党の演出であり、マスコミの責任であったことも忘れてはならない。

金曜日, 12月 05, 2014

第47回衆議院議員選挙・投票戦術(あくまで参考に)

まずはじめに御用マスコミ(読売、産経、日経など)の報道や世論調査という名の世論誘導に戸惑わされないようにしましょう。また、Mixi、Twitter、2ちゃんねるなど匿名がOKなSNSで暗躍する自民党サポーターズクラブ(=ネトウヨもしくはご都合主義イイネ集団)の書き込みなども絶対に信じないようにしましょう。

そして、選挙ポスターに騙されないようにしましょう。自民党の候補者のなかには「脱原発」「脱増税」など党の方針とは違う語言を用いて、まるで自分が野党の候補者のようなイメージを装っている者がいます。ポスターおよび選挙公報では候補者の所属政党および公約をしっかりと見極めていただきたい。

さて本題である投票に関してですが、候補者が数人いる小選挙区で共産党候補者に投票することはほとんど死に票になり意味をなしません。そればかりか、間接的に安倍政権を援護することになり、無意味の二乗になります。安倍政権を倒すためには、こうした小選挙区では自民党(または公明党)、そして共産党以外の当選しそうな人に1票を投じることにしましょう。ただし、お住まいの選挙区が自共の候補者しか立たないいわゆる無風選挙区の場合は共産党に投票しましょう。

比例区に関しては自民党・公明党だけではなく、自民党右派を標榜する次世代の党以外の、自分のポリシーに合った政党に投票しましょう。ちなみに、私は1票の格差、定数削減、原発再稼働などを争点として1票を投じるつもりでいます。もちろん比例区においては共産党に投票するのはノープロブレムです。

そして、選挙に行かない棄権または白票(および無効票)は安倍政権を助けることになることを周知していただきたい。

最後に今回の選挙は日本の岐路にある重要な選挙であるという認識をもっていただけたら嬉しいです。後々「あの選挙が運命の分かれ道だった」などと悔やむことなく、自分の判断で清き1票を投じましょう。

月曜日, 12月 01, 2014

選挙に行き、1票を投じましょう

ナチスドイツが政権をとった大きな理由のひとつに、有権者が選挙に行かなかったことがあると言われています。今の日本も似たような状況になってきています。もし、国民がちゃんと選挙権を行使しないと、組織票といわれる全有権者の20%しかいない支持者たちの自民党と公明党が日本を奈落の底へと導きかねません。いや、導くでしょう。

この2党が政権を引き続き取ることになると、次のようなことが間違いなく起こります。

・2017年には消費税が景気うんぬんに関係なく10%に引き上げられます。
・川内原発をはじめとして各地の原発が再稼働されていきます。
・集団的自衛権を勝手に憲法違反解釈して、自衛隊を海外派兵します。
・経済はスタグフレーション(景気低迷とインフレ)が加速します。
・近隣諸国との友好関係は今後もまったく改善されません。
・1票の格差是正、定数削減は行われません。

ほかにも次のようなことが予想されます。

・為替の円安はすすみ、1ドル=150円なんてことになりかねません。
・情報操作および言論統制のために報道機関に対する介入がこれまで以上に行われます。
・ヘイトスピーチを野放しにしていきます。
・個人所得の格差とは別に、所得の地域格差が拡大していきます。

日本が戦前の軍事政権やナチスドイツにならないためにも、誰もが選挙権を行使して、日本を自民党や公明党(創価学会)の手から取り戻しましょう。

【追記1】補足としてナチスはインフレの起因としてユダヤ人を標的ににして、格差拡大の不満のはけ口を少数民族に求めたとも言われている。現在の日本も非常に似ていていると言わざるをえない。

【追記2】ほとんどの選挙区で投票日の1週間前から期日前投票が行われます。投票日は雨や場所によっては雪になる可能性もありますので、期日前投票を上手く利用しましょう。

木曜日, 11月 27, 2014

2014年の東京は雨が多い

多くの人がすでに気づいていることだと思うが、今年の日本は雨が多い。6月の梅雨どきにかなりの雨が降り、8月には広島で多数の死者をだす「平成26年8月豪雨」が起きた。また、10月には少し季節ハズレの台風が2個も上陸して各地に被害を与えた。

東京の降水量(mm)
2014年 年平均
1月 024.5 052.3
2月 157.5 056.1
3月 113.5 117.5
4月 155.0 124.5
5月 135.5 137.8
6月 311.0 167.7
7月 105.5 153.5
8月 105.0 168.2
9月 155.5 209.9
10月 384.5 197.8
11月 000.0 092.5
12月 000.0 051.0
年間 1647.5 1528.8

さて、上記のデータを見ていただければ分かるように、今年の東京の年間降水量は10月時点ですでに過去
30年(1981年〜2010年)の平均降水量を約129mmも上回っている。今年は明らかに雨が多いことがデータ上でも分かるだろう。

そして、下記のリンクした東京の年間降水量のデータを見ると、東京は1990年代までは年間降水量が1200〜1500mmぐらいしかなかったのが、2000年以降1300〜1600mmになり、明らかに年間で100mm以上は増えている。そして、今年はそれよりも多い年間1700mmもしくは1800mm以上になろうとしている。

こうした背景には単に台風だけの問題ではなく、日本が温暖化(熱帯化)しているという要因があるからだろう。

東京の降水量(気象庁のデータ)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=p43

水曜日, 11月 26, 2014

マスコミの世論調査は信用できない

マスコミの世論調査ほど信用がならないものはない。昔から全国紙と地方紙の世論調査の結果があまりに違うと言われたりしている。また、全国紙でも読売新聞の世論調査は誘導尋問的な設問が多く、問題が多いと言われてきた。

それにしても、世論調査の調査方法は相変わらず安易で前時代的である。

朝日新聞が11月24日に世論調査した方法は下記の通りである。

<調査方法> 22、23の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は2278件、有効回答は1243人。回答率55%。

いくら無作為で選ぶとしても世帯用と判明した番号、つまり固定電話にしか電話をかけないなんて時代錯誤も甚だしい。これでは20歳代や30歳代の携帯電話しか所有しない世帯が完全に切り捨てられている。加えて、回答率が55%なんて低い調査でよくも大手を振って「世論調査」と言うのかが不思議である。このへんがマスコミの上から目線的な部分であり、限界という気がする。

なんでもっと精密な世論調査をすることができないのだろうか。年代別および地域別を明確にした調査をできないのだろうか。あれだけ出口調査をする機関なのだから、できないはずはないだろう。最低でも電話調査だけでなく、対面調査も同時に行うべきである。

現在のマスコミの世論調査は、もはや自分たちに都合のいい記事を書くだけのデータを収集するための世論誘導化している。こんな世論調査を誰が信じることができようか。ひどい調査になると回答率が50%を切っていたりする。こうなると、調査そのものの信憑性が疑われるというより、それを発表するマスコミの資質も疑わざるをえない。

マスコミの世論調査など絶対に信用しないでいただきたい。

火曜日, 11月 25, 2014

電力削減対策実行中

先日、深夜電力を使用するのを止めたと書いたが、今度はなるべく蛍光灯を使わないように、天井についている蛍光灯の照明器具を全部LED照明にした。

これでどれぐらいの電力が消費されるかは正直わからない。ただ、メリットとしてこれまで約3年に1回交換していた蛍光灯を変える必要性がなくなった。LEDは最低でも10年の寿命があるので、これによって電力削減と共に蛍光灯交換という手間も省けるようになった。

現在、電気メーカーは徐々に蛍光灯の生産を減らしていく方針でいる。それゆえに、いずれ天井などの照明器具はいずれほとんどの家庭でLED照明もしくはLED電球を使うことになりそうである。

さて、次はどんな電力削減対策に取り組もうか・・・。

土曜日, 11月 22, 2014

共産党は比例区当選者倍増を狙う選挙キャンペーンを行うべし

衆議院が解散された。無責任解散である。決してマスコミが言っている「アベノミックス解散」ではない。何度も書いているが1票の格差も定数削減も行わない安倍は約束違反であり、こんな無責任な総理大臣は過去にいただろうか。

さて、話は少しずれるが今回の選挙で共産党は全選挙区で候補者を立てるという。しかし、共産党の候補者が小選挙区で勝てる見込みはまったくない。衆議院の選挙制度が改定され小選挙区・比例区になってから、共産党が小選挙区当選したのは高知1区で山原健二郎が、また京都3区で寺前巌が当選した1996年第41回衆議院議員選挙以降は誰もいない。つまり、第42回から前回の第46回までの5回の選挙で当選者がいないのである。そして、今回の選挙においても限りなく100%当選者はでないだろう。

これでは、なんのための小選挙区に立候補者を立てるのかわからない。野党共闘の足をひっぱり自民党候補者の補完しているだけではないかと言われるも当然である。それゆえに、今回はぜひとも全選挙区で共産党の政策は訴えると共に「小選挙区は自民党(公明党)候補以外で、当選できる候補に投票して、比例区では共産党に投票しましょう」というキャンペーンを行えば、現在の8人の衆議院議員が倍増する可能性があると思う。

共産党にこれぐらいの度量があれば、安倍政権は消滅するだろう。

共産党よ、昔の社共共闘時代を思い出してもらいたい。

金曜日, 11月 14, 2014

深夜電力の使用を止める

自宅のお湯は深夜電力(料金が安い)を使って沸かしていたが、その深夜電力を使うことを止めることにした。理由は大きくいえば2つある。1つは電力使用削減および東京電力の原発再稼働を思いとどませてもらうためである。そして、もう1つの理由は深夜電力はすでにさほど安いとはいえる状態になっていないからである。

現在、我家では月々4,000〜5,000円の深夜電力料金を払ってきた。しかし、夏場はシャワーで済ませているのでこれぐらいの料金で済んでいるが、これが冬場になるとお風呂を入らざるをえなくなり、10,000円近い料金になってしまう。これはかなりの金額である。これならば、ガスによるに給湯器で十分ではないだろうか。

現在、自宅のガス料金は台所のコンロしか使っていないので、毎月1,000円程度である。今後ガスでお湯を沸かすことになるので、料金は7,000〜10,000円になるに違いない。ただし、深夜電力の給湯器の値段(これがめちゃ高い)とガスの給湯器の値段を考えれば、ガスの方がコストが安くなることは間違いない。

ということで、深夜電力をお使いの方、経費削減と電力削減、原発再稼働阻止のためにもご一考を。

日曜日, 11月 09, 2014

美食日記「リューズ」(六本木)


友人の誕生日祝と私の3週連続万馬券ゲット祝を兼ねて、六本木にあるレストラン「リューズ」を訪れる。お店は六本木交差点から俳優座劇場前を通り過ぎ、2本目の道を東京ミッドタウン方面へ曲がった右手の白い洒落たビルの地下にある。

店内は地下にしては天井が非常に高く、黒を基調としたシックなデザインになっていて、大人の空間を醸し出している。ダイニングルームはテーブル席のほかに、オープンキッチンを眺められるカウンター席、パーテーションで2つに分けれることもできる個室がある。シェフの飯塚隆太さんは国内外のお店で修行を重ね、六本木ヒルズ内にある「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」の料理長も勤め、2011年2月にここにお店をオープンさせた。

さて、この日いただいたメニュー「MENU Degustation(メニュー・デギスタシオン)」は下記の通り。

アミューズ
・豚肉のリエットとベーコン入りのマドレーヌ・サレ(写真左上)
・パンプキンスープ
前菜
・雲丹のフォンダン ズワイ蟹を乗せて スダチの香る冬瓜のソースを注いで(写真下①)
・フランス産鴨フォアグラのソテーをビーツと共にフランボワーズの香りで(写真下②)
・セップ茸のラヴィオリに軽やかな栗のエキュームを乗せて(写真③)
魚料理
・ハタのポワレ 法蓮草のソテーを添え 黒胡椒風味のジュと共に(写真④)
肉料理
・鹿児島産猪と豚足をクレビネット包み焼きに 猪のコンソメソースで(写真⑤)
アヴァンデセール
・レモンティのクリームブリュレ(写真⑥)
デザート
・洋梨のキャラメリゼとなめらかなムース 和梨と次郎柿と共に(写真⑦)
・誕生日祝の苺のショートケーキ(写真⑧)
・食後のお飲み物とミニャルディーズ

アミューズは小麦のペーパーで巻いた豚のリエットとマドレーヌ・サレ、そしてパンプキン・スープ。前菜は3品。1皿目の雲丹のフォンダンは、雲丹の甘い香りとカニの塩味が程よく溶け合い、またスダチの酸味もこれまた程よく残り、なんとなく日本酒を飲みたくなるような逸品。

①  

2皿目のフォアグラのソテーは、フォアグラに脂っぽさやドロドロ感など一切なくフワフワ感をしっかり味わえる。これまで食べてきたフォアグラはいったい何だったろうと思うぐらい引き締まった味で感動もの。下に敷かれている赤いビーツと一緒に食べると、フォアグラの味がより一層引き立つ。トレビアン!

3皿目はセップ茸。セップ茸は人工栽培しているものがないらしく、松茸と同じように自然採取のみという貴重なきのこ。それがラビオリの中に包まれている。もちろんそれを単独で食べてセップ茸の風味を味わうのもいいが、カリッと揚げられた栗と一緒に食べ合わせると、甘味も増して頬っぺたが落ちそうになる。

③  

メインの魚料理はハタのポワレ。ふっくらしたハタにちょっと渋めの味の法蓮草のソテー、そして黒胡椒と見た目はポピュラーな魚料理だが、これがかなり複雑な味わい。なんかどこかに隠し味があるような・・・。

続くメインの肉料理は猪のシヴェ。鹿児島産猪は豚足と混じり合っているせいか、ジビエ特有の血の気けや臭みがほとんどなく、ジビエ好きにとっては少々物足りない。でも、これぐらいにしないと一般の人は食べることができないのかもしれない。

⑤  

とまあ、普段ならばここでまでで、デザートのことを書かないで終えるのだが、今回はデザートが素晴らしかったので続きを。(^-^)

最初に出てきたアヴァンデセール(メインデザートの前の一皿という意味らしい)のレモンティのクリームブリュレは、爽やかな紅茶の風味と酸味が漂い、これは次も期待できるぞ、という予感を走らせる。そして、出てきた洋梨のムースは、和洋の梨に柿を混ぜあわせた共演で、秋の五味を表現しているスイーツで、正直これまで食べてきたデザートのなかでもナンバー1といっても過言でない。また、続く誕生日祝いのショートケーキもスポンジの柔らかさもパーフェクトで甘さも控えめ。おかげでペロリとふた皿も食べてしまった。またコーヒーと共に食べたミニャルディーズも美味しかった。

⑦  

それにしても、このお店のパティシエ(若い2人だそうです)はかなりのハイレベルだ。スイーツに詳しい女性の口を唸らせるだけでなく、スイーツのことをほとんど分からない私にここまで書かせるとは。(笑)

あと、ここで特筆すべきはパンの美味しさだ。ルクセンブルグから空輸されているものを厨房で焼いているという。表面はカリカリながらも中はもっちもっちで、風味といい、香りといい、言うことなしだ。同行の女子はこれまで食べたレストラン・パンのなかで最高と大絶賛。お土産として1本300円で買うこともできる。加えて、11月1日からは安曇野産の林檎(紅玉)使用のパウンドケーキを販売しているが、それをお土産に買ってみると、これまた甘美な味で絶品。この時期に行かれる方はこちらも是非ともご賞味あれ。

リューズ
http://restaurant-ryuzu.com/

火曜日, 11月 04, 2014

史上最悪最低の安倍政権

日銀の金融緩和政策に伴い、急激な円安になった。日本経済の先行きが見えない。4月の消費税増税後、4〜5月はその反動で消費の反動はあったが、6〜7月はほぼ持ち直した。ところが、徐々に進んでいった円安と8月半ばからの天候不順によって消費が低迷した。特に飲食関係の落ち込みが酷いらしい。

私がよくいく飲み屋の店主たちは口々に「お盆休み明けからの、そして雨が多くなってから、売上げが降下していった」と言う。そして、彼らの一人からは「その理由は天候不順だけではなく、消費税が3%上がって、3〜4ヶ月もすると、誰もがこれは財布(家計)に響いているんだと、気がつきはじめたんですよ」という。これで更に2%上がることが決定すれば、財布の紐はもっと閉まるに違いない。それゆえに、再増税反対の声は世論調査でもはっきりでていて、賛成と反対はおおむね3対7の比になっている。

このような状況ではとてもではないが、消費税を10%に引き上げることはできない。しかし、増税は財務省や日銀などの間では消費税10%はすでに規定路線である。そして、安倍政権がもし引き上げを行わなかったら、それは国際公約違反になる。それゆえに、12月中におそらく増税を決定するだろう。

政治は自分たちの「身を削る改革」をまったくせず、消費税増税を行おうとしている。一票の格差は違憲状態のままである。国会議員の定数削減も行われていない。政務調査費という領収書もいらないお金をもらい続けている。こんな状態なのに、安倍政権は消費税を増税しようとしている。

円安による急速な物価上昇、実質賃金の低下、そして、政治的約束も守らない。安倍政権は戦後の1年以上続いた政権のなかでは最悪最低な政権である。

月曜日, 10月 27, 2014

3週連続万馬券的中!


人生で2度と起きないことが10月に起きた。3週連続で万馬券を当てたのである。今年が午年であり、私が午年生まれだったからだろうか・・・。w

最初に万馬券を当てたのは10月5日(日)の「阪神7R サラ系3歳以上500万円以下 芝1800m 18頭たて」だった。このレースには2頭の有力馬がいたが、私はディープインパクト産駒4頭の末脚に賭けて、その4頭の馬連BOX馬券を購入した。で、結果はなんと1着〜3着がすべてディープインパクト産駒の馬。そして馬連も9番人気・7番人気ということもあり、なんと33,030円の万馬券となった。タラレバで申し訳ないが、もしこの方法で3連単のBOX馬券を買っていたら、なんと452,930円を取っていたことになる・・・。

次は10月11日(土)の「東京7R サラ系3歳以上500万円以下 芝1800m 18頭たて」。このレースは1番人気の馬から7頭に流した。そしたら、そのなかで人気薄の13番人気の馬が2着にきて、10,040円の万馬券になった。ではなぜ13番人気の馬を買ったかといえば、それは騎手が外国人騎手に乗り替わっていたからである。外国人騎手の腕前はやはりハンパではない。

3週目は10月19日(日)の「東京12R サラ系3歳上1000万以下 定量ダート2100m 16頭たて」。この日はG1秋華賞があり、これを見事に当てたのでその勢いで東京12Rと京都12Rを万馬券狙いしてみた。すると驚いたことに東京は13,920円、京都もこちらはハズレたが24,060円の万馬券となった。最終レースが共に万馬券なんて信じられない。その昔は最終レースといえば、誰もが家に帰れますようにという意図で、鉄板レースが組まれたものだったが・・・。ちなみに、このレースでは○地という地方競馬出身ながら、上り3Fタイム(注:最後の600mのタイム)の馬を穴狙いしてみたら、見事ツボにハマってしまった。w

そして、この週末も万馬券ゲットを狙ったが残念ながら4週連続はならなかった。そうそう簡単に万馬券が出るわけではないし、いつも万馬券を狙っていたら、普通の馬券は取れなくなってしまう。この週末はメインのG1菊花賞を本命・対抗で取れたことを良しとしたい。

これからも、土日のヒマなときは競馬を楽しみたいと思う。そしてできれば、今年あと1回は万馬券を取ってみたいものである。(^_-)

月曜日, 10月 13, 2014

最も魅力的な市区町村第1位は?

世の中にはいろいろなランキングがあるが、全国で最も魅力的な市町村の第1位は函館市なのだそうである。これはブランド総合研究所が国内1000の市区町村及び47都道府県を対象に、その認知度や魅力度、イメージなど全74項目から調査したもので、有効回答数は全国3万1433人という。その結果は下記の通り。

1位 函館市
2位 札幌市
3位 京都市
4位 小樽市
5位 横浜市
6位 富良野市
7位 神戸市
8位 鎌倉市
9位 金沢市
10位 屋久島町

そして、都道府県では

1位 北海道
2位 京都府
3位 沖縄県
4位 東京都
5位 神奈川県
6位 奈良県
7位 福岡県
8位 大阪府
9位 長野県
10位 長崎県

まあ、結局のところ「魅力的な市町村・都道府県」というのは住みたい市町村というより、訪れたい市町村でしかない。結局のところ観光地的要素があるかないかで魅力的な市町村・都道府県が決まっているようだ。

一方で可哀想なのが、下位にランキングされた都道府県である。

43位 佐賀県
43位 徳島県
45位 福井県
46位 群馬県
47位 茨城県

正直、なんでという県もある。福井県は住みやすい都道府県ではNo.1なのにである。群馬県はいっぱい温泉があるし、茨城県にしても魅力的な自然はいっぱいあるのに・・・。

いずれにしろ、生まれたところは故郷であり、住んだところば「住めば都」でそれなりに魅力があるはずだ。そういう意味において、こうしたランキングは話のネタにはなるけど、なんの目安にもならない。

地域ブランド調査2014 都道府県ランキング
http://tiiki.jp/news/05_research/survey2014/2327.html

火曜日, 10月 07, 2014

外食産業促進政策を

昨今はスマホや携帯で気軽に写真を撮ることができ、また簡単にFacebookはMixiなどのSNSなどに投稿にできるようになった。また、食べログ、Retty、ミイルといった食べ物のサイトが盛況である。私も美味しいお酒と料理が好きなので、美味しい料理は写真を撮るようにしているし、「美食日記」として美味しい店のブログなどに紹介している。

こうした風潮のおかげというわけではないかもしれないが、美味しい料理を出す店、見栄えのいい高級レストランなどが繁盛して、一部の外食産業は業績を伸ばしている。しかし、まだまだ日本は外食する習慣が海外に比べて少なく、外食文化が定着化しているとは言えない。

家計における食費の割合をエンゲル係数と呼ぶが、下記の「図録エンゲル係数及び外食費比率の国際比較」を見ればわかるが、日本は23.6%とほぼ中位にいる。しかしながら、外食費比率は日本はポーランド、メキシコに次いで低く4.6%しかない。他国がほぼ5〜7%なので、日本は家庭食が多い国といえる。

ただし、少子化、夫婦共働きという現在の生活スタイルを考えると、外食産業はまだまだ伸びてもおかしくないと思う。一方で、高齢化ということを考えると、高齢者は外にあまり出たがらないし、年金生活者にとっては外食は高くつくので敬遠がちになる。

こうした課題をクリアしないと、いくらSNSや投稿サイトが活発化しようとも、日本の外食産業は伸びることはないだろう。外食産業が伸びるということは、外出する機会が増えることであり、これは経済活性化につながる。現政権もマスコミの連中を取り込む食事をするだけでなく、外食を促進する政策を打ち出すべきではないだろうか。

図録エンゲル係数及び外食費比率の国際比較
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0212.html

日曜日, 10月 05, 2014

映画『ジャージー・ボーイズ』を観る

ブロードウェイで大ヒットしたジュークボックス・ミュージカルの映画化。フォーシーズンズのデビュー前から1990年に「ロックの殿堂」入りするまでの4人の成功と挫折などを名曲と共に綴る青春映画。

ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の若者たち。マネージメントに長けるトミー、天性の歌声をもつフランキー、低音の魅力のニック、そして作曲能力のあるボブ。そんな4人がスターダムにのし上がりヒット曲を連発するが、1人のメンバーの借金がもとで分裂していく・・・。なんか極ありきたりなストーリーかもしれないが実話。

そんな話を監督のクリント・イーストウッドは決して手のこんだ演出や映像は使わないものの、名曲を絡ませながらテンポよく魅せていく。そして、ラストは「これぞミュージカル」といった感じで全出演者が登場して、フォーシーズンズの音楽がビートルズが登場する前の一時代を築いていたかを教えてくれる。

平日の昼間に観たせいもあってか、映画館のなかはシニア世代ばかりで若者はほとんどおらず、ちょっと閑散としていた。この映画、本当は多くの若者に観てもらいたい気がするのだが、今の若者は洋画より邦画を観る傾向があるという。彼らにとってはこうした青春映画は必要ないのだろうか。ある意味『ウエストサイド物語』並に面白い映画だと思うのだが・・・。

ちなみに私はもう1回観に行くつもりでいる。

ジャージー・ボーイズ
http://wwws.warnerbros.co.jp/jerseyboys/

火曜日, 9月 23, 2014

FCバルセロナは何処へ!?

スコットランドの独立は予想外の大差で否決されたが、次に独立の是非が問われそうなのがスペインのカタルーニャだ。

先日(19日)カタルーニャ州議会はスペインからの独立を問う住民投票に関する法案を可決した。これによってマス州首相がサインをすれば投票できることが決まる。しかし、独立を阻止したいスペイン政府は住民投票が「違憲」だと憲法裁判所に訴える姿勢でいる。このために、実際に投票が行われるかどうかは流動的である。

さて、カタルーニャがもし独立すると、これはスペインにとっては一大事である。全人口の約15%また国民総生産の20%余がスペインから離脱するのである。こうなると、スペインの失墜は火を見るより明らかであろう。

そんなカタルーニャ独立問題のなかで、私がもっとも興味があるのがサッカーのFCバルセロナの今後についてである。もしカタルーニャが独立した場合、FCバルセロナはいったい何処のリーグでプレイすることになるのだろうか。

これまで通り、スペインリーグでプレイするのだろうか。それとも、フランスリーグからの誘いがあって移籍するのだろうか。ひょっとして、なんでもありそうなイタリアのセリエAに参加するのだろうか。

無責任な個人的希望としはセリエAでユベントス、インテル、ミラン、ローマといった強豪たちとプレイをするのを観てみたい。w

金曜日, 9月 19, 2014

外務省と財界に「おんぶに抱っこ」の安倍政権

安倍首相の外国訪問回数の多さには驚かされる。先日のスリランカとバングラデシュ訪問で、第2次政権発足以降の1年9ヶ月でなんと49カ国に達した。これで5年5カ月という長期政権だった小泉首相の48か国を上回ったのである。そして、おそらく訪問国数は岸田外務大臣を上回っているだろう。

それでは、なぜゆえにここまで安倍首相の外遊が多いかといえば、これは国益のためというよりも、外務省の役人とお抱え財界人のためといっても過言ではないだろう。安倍が外遊する際、常に財界人が何人何十人とお供をしている。彼らの目的はもちろん訪問国に対するセールスや商談である。と同時に安倍政権=自民党への見返りの相談も行っている。先日、経団連が政治献金の復活を宣言したが、それ以外にもこうした外遊の場で闇の献金の相談もされているだろう。

それにしても外務省と安倍の緊密さは尋常ではない。

安倍が集団的自衛権にあれだけ固執していたのは、自分の政治的理念というよりも武器輸出をしたい財界からの要望と外務省からの働きかけも大きかったと思える。というのも、集団的自衛権は外務省の悲願でもあったからだ。

湾岸戦争のとき外務省はアメリカから自衛隊を出すようにしつこく言われた。しかしながら、日本には集団的自衛権は行使しないという憲法があるゆえに、それを盾に拒んだ。しかしながら、その後のアフガニスタン侵攻、イラク戦争と再三再四アメリカから自衛隊を出すように要求された。

こうしたことに業を煮やした外務省は、タカ派というより右派の安倍が総理大臣になったことで、集団的自衛権を勝手に解釈変更させるという手段に出させた。一方で、安倍政権の点数稼ぎとして、外務省は東京オリンピックを誘致させることと拉致問題解決に全力を傾けた。つまり、あの集団的自衛権の憲法の勝手解釈は安倍政権にとって財界とだけではなく、外務省との政治的取り引きなのである。

政治が駆け引きであることはいうまでもない。しかし、今の政治的駆け引きは政党間の駆け引きではなく、以前の自民党と大蔵省の図式と同じように自民党と外務省で行われ、それが政治そのものを左右している。こんなことはマスコミで働いている人ならば周知のことだが、マスコミは何もかかない。拉致問題にしても安倍政権はおそらく外務省はある程度の感触は得ていると思われる。あくまでも推測にすぎないが、拉致被害者の何人かが帰国できるか、日本人妻の帰国を自由にできるかなど一定の約束が外務省と北朝鮮の間でできているのではないだろうか。それぐらいの感触なくしては、安倍首相はあそこまで拉致問題について強気の発言はできないだろう。

水曜日, 9月 17, 2014

防“蚊”対策を徹底するべし!

デング熱騒動から約2週間余。代々木公園の閉鎖はいったいいつまで続くのだろうか。

明日18日まで続くとなると封鎖から2週間となり、こうなると明らかに東京都および厚生労働省の初動対策の失敗であったかを物語っている。とにかく今週中に封鎖をとかないようであれば、責任の所在ならびにこれまでの経緯をはっきりさせるべきである。

今後は、公園利用者に対しては「ここはデング熱が発生した地帯です。ご利用になる際は蚊に刺されないよう、万全の対策(虫除けスプレーを利用するなど)をしてください」という注意喚起したうえで、閉鎖をとくべきである。そして、夜間の公園閉鎖時には継続的に殺虫剤散布をするなり、蚊の発生源となる小さな水たまり(缶や瓶、木の窪み)の除去作業を行うべきである。

インドネシア在住の私の友人は今夏デング熱にかかり、治療が遅れたために手足が真っ赤になるまでの重症化してしまった(今は回復している)。彼女の住む村では8人もデング熱患者が出たので、8月だけでも3回も殺虫剤噴霧隊がやってきて、村中くまなく散布したという。(彼女のデング熱闘病記はFacebookでなんと940件以上のシェア)

そして、もはやデング熱を媒介した蚊は代々木公園だけにいるとは限らなくなった。いずれセアカゴケグモのように日本各地に生息するようになるのかもしれない。そして、マラリア蚊も上陸するかもしれない。こうしたことを考えると、今後も官民をあげて徹底した予防対策を取ると共に、来年以降各自治体はインドネシアのように防火ならぬ防“蚊”対策をしっかり整える必要性があるだろう。


火曜日, 9月 16, 2014

帯状疱疹を患う

先週のある日の午後、ジムの風呂場で髪を洗っていると、右後頭部の頭皮に微かな痛みを覚えた。爪で引っ掻いたわけでもないので「あれ、デキモノかな」と思い、自宅に戻ってからそこに塗り薬(ゲンタシン)を少しばかり塗った。ところが、それでも痛みはなかなか収まらない。

そして、翌日の朝方、寝ているときに上半身びっしり汗をかいた。これは何かおかしいということで、午前中たまたま診察予定日だった病院の耳鼻科の後に皮膚科に立ち寄った。初診ということで待たされるとは思ったが、なんと1時間45分も待たされる。(> <)

皮膚科の先生の診断は即決だった。「帯状疱疹ですね」。思わず「えっ」と唸ざるをえない。疱疹が頭皮にできるとは知らなかった。帯状疱疹といえば、だいたい胸もしくは背中とか、または顔面かと思っていた。ところが、先生からもらった小冊子によると、帯状疱疹ができる箇所は、頭部〜顔面が17.6%、頸部〜上肢が14.5%、上肢〜胸背部が31.2%、腹背部が19.6%、腰臀部〜下肢が17.1%となっていて、どうやら私は少数派の1人だったようである。

先生の話によると、私の場合は右後頭部から右頸部の神経が通っているところにかけて出る可能性があると言われ、すぐに抗ウィルス薬(ファルビム)を1日3回。それ以外に1日2回痛め止めの薬を飲むように言われた。そして、2日後にまた来院して、その際は先に検査のために採血をするようにと指示された。

帯状疱疹は子供の頃になった水疱瘡の菌が神経節に潜んでいて、それが年齢が進むにつれての加齢や、ストレス、過労、天候不順などが引き金になって、ウイルスが再び活動をはじめて神経を伝わって皮膚に帯状疱疹として発症する病気である。

確かに、加齢になった・・・。ストレスは少しはあるが、過労はほとんどない。天候不順はあったが・・・。ということで、最大の原因はどうやら加齢のようで、数十年間眠っていた菌が蘇ってしまったようである。

帯状疱疹は60歳代を中心に50歳代〜70歳代に圧倒的に多い。ただ、近年はストレスや過労から10代〜40代で発症することも珍しくないらしい。

2日後に病院を訪れてまず採血をした。それから1時間後に診察をうけた。先生は「薬が効いていますね。もう疱疹はでないでしょう。でも、後遺症が残らないためにも薬は続けてください。あとは、とにかく安静にしてください」と言われた。

そして、三連休はひたすら睡眠を取るようにした。1日10時間以上は寝ていた。日曜は目黒のさんま祭と地元の碑文谷八幡宮の例大祭があったが、今年は出かけることなく静かにしていた。帯状疱疹はいくら軽くても感染症であり、公共の場、特に子供がいるところに行ってはいけないのである。ということで、土日の昼間はストレス発散(ストレスになる?)のためにBSの競馬中継を観ながら、パソコンで競馬をして、昨日は相撲や野球を観ながら過ごしていた。

今は体調はまったく悪くはない。今日は久しぶりにジムで運動もした。徐々に体調は回復しつつある。

日曜日, 9月 07, 2014

美食日記「フロリレージュ」(南青山)

東京で予約が最も取りづらいレストランのひとつ、フロリレージュ。2ヶ月先まで予約がびっしり入っていて、あとはホームページにキャンセルの告知が載った時に電話して、チャンスを得られるかどうかという人気のレストランである。というわけで、これまで訪れることはなかった。しかし、今回はラッキーにも3日前に予約をすることができた。(^_^)v

場所は地下鉄銀座線「外苑前」駅から歩いて7〜8分のところのごく普通の住宅マンションの1階にある。店内はさほど広くはなく、2人用テーブルが6つと4〜6人用の個室が1つあるだけと小ぢんまりしている。ということで、サービスマンも男性2人と女性1人の3人だけ。

さて、この日のメニューは下記の通り。

アミューズブーシュ
・ヤングコーンのポレンタ
・四角いグリーンオリーブ
季節の前菜
・緑竹、すもも、黒アワビを卵のソースで
フォアグラの前菜
・フォアグラとヘーゼルナッツのメレンゲ
魚料理
・真魚鰹(マナガツオ)のポワレ イカスミソース&枝豆
肉料理
・鳩のローストと牛蒡の細切り巻き
・鳩の煮込み、そば粉のガレット包み
デザート
・スイカのカクテル
・チョコレートオムレツ
・ほおずきのパートドフリュイ

アミューズブーシュは2品。ポレンタを棒状にしてヤングコーンのなかに再現しているという料理。ポレンタのなかにはヤングコーンだけではなく普通のコーンも混ぜてあって、コーンの食感も楽しめるようしてある。四角いグリーンオリーブはお店の定番のようで、ガラスのお皿もこの料理のために作られているという感じに見受けられた。




続いて前菜の2品。1品目の緑竹、すもも、黒アワビを和えものは、和風・中華風・欧風混在の無国籍 or 多国籍料理っぽく、私のようにどんな料理好きには堪らない。3つの食材を単独でまたアンサンブルして食べるなり、また卵ソースをつけて食べるなりして、自「遊」自「在」な味が楽しめる。う〜ん、料理に国籍も国境がないということを改めて教えてくれた。

2品目のファアグラの前菜は逸品だった。はじめにメレンゲとヘーゼルナッツのお皿が出され、その上に焼きたてのフォグラが置かれる。そして、食べ方はフランス料理としては珍しい口中調味。一口サイズに切ったフォアグラを口へ運び、そのあとにメレンゲを口のなかへ。フォアグラの脂っこさというか重厚さとメレンゲがもつ甘さ、軽さ、儚さなどのさっぱり感が凌ぎ合う料理。その微妙な味わいは白眉。おそらくこの料理はここのスペシャリテなのであろう。

 

魚料理は真魚鰹(マナガツオ)のポワレ。割と淡白なマナガツオとしっかりしたイカスミソース(なかに枝豆が入っている)のコンピネーションは言葉では表現しにくい不思議な味。ただし、食べたあと口の周りが黒くなりますのでご注意を。w

肉料理は2品。鳩のローストは少しレア系の焼き加減だが、非常に柔らかく食べやすい。おもしろかったのが牛蒡の細切り巻き。牛蒡を千切りにして揚げたもので、牛蒡の苦味がほとんどないものの繊維質の味わいは残している。牛蒡にして牛蒡にあらずと言っては牛蒡に失礼だが、ちょっと幻想的な牛蒡であった。2品目のそば粉のガレットは鳩と半熟卵を絡めたものでこれまた美味。

 

デザートは3品だがそれぞれ変わっていた。スイカのカクテルはスイカジュース、シャーベットと果肉、そして、アクセントにキャラメリゼした種が入っている。スイカの種までデザートにするとは手が込んでいる。チョコレートオムレツはその名の通り、オムレツ状になっていて、なかには温かいチョコレートが入っている。ほおずきのパートドフリュイは甘酸っぱく可愛らしい味とでも言おうか・・・。ということで、お菓子好きには堪らないデザート3品ではないだろうか。

これだけの料理を約3時間かけて食べて料金は10,500円というのはかなりのコストパフォーマンスである。常に予約がいっぱいというのも頷ける。それなのに何かもの足りない。サービスだろうか。否。ワインだろうか。否。となると、やはり空間なのだろう。ただ、空間が広がるとこの料金で提供することはできない。ほんの少しでもいいけど料理同様にゆとりがあれば・・・。チャンスがあれば再訪したいレストランである。

【追記】
フロリレージュには数多くの日本のワインがおいてある。ワインリストには私のお気に入りである小布施をはじめ、余市のドメイン・タカヒコ、上山のタケダなど名だたるワイナリーのワインがリストアップされていた。これだけ日本ワインが置かれているレストランは初めて。で、今回はソムリエのおすすめする清里に近い山梨県津金の地にあるボー・ペイサージュ「TSUGANE ラ・モンターニュ(メルロー)」をいただいた。

味は飲んだ瞬間はまろやだが、酸味のキレは鋭く、妙な表現かもしれないが少しスモーキーな香りが残るといった感じで、初めて味わうようなワイン。それゆえに、スイスイと飲むという感じにはならなかったが、一口ずつ噛み締めるように嗜むことができ、改めて日本ワインのレベルの高さを感じとることができた。いつかどこかのレストランで日本ワイン祭をやってくれないかなあ・・・。w

木曜日, 9月 04, 2014

デング熱騒動あれやこれや

代々木公園に端を発したデング熱騒動。当初は首都圏を中心とした患者だけだったが、今やその数は全国に広がり、代々木公園がまるでデング熱発生地帯と思わせるような報道が続いている。

こうした報道から原発に反対する人のなかから、これは9月23日に代々木公園で行われる原発再稼働に反対する大規模集会に対する政権側(原子力村)のイヤガラセもしくは陰謀ではないかというかなり飛躍的な論調も出始めた。もし、これが本当だとしたら、日本政府は細菌兵器を使っていることと同じになり、政権は木っ端微塵に崩壊するであろう。

では、デング熱騒動の原因はどこにあるかというと、やはりテレビでも報道されているように、温暖化と国際化の産物としか考えられない。デング熱は昨年も帰国者200人以上が発病しているのだから、そうした患者は今年も200人以上はいるに違いない。ましてや、現在フィリピンやインドネシアでは大流行中ということなのだから、今年はもっと増えるかもしれない。

そのフィリピンやインドネシアで、デング熱と共に流行っているのがチクングニア熱だそうである。このチクングニア熱も蚊を媒介する病気なのだが、感染率はデング熱より高く、死亡率も高いと言われている。症状は発熱と共にあちこちの関節が痛み、その痛みが何ヶ月も残ることがあるらしく、非常にやっかないな病気のようである。

それゆえに、日本でもデング熱を警戒すると共に今後はチクングニア熱も警戒しなければならない。そのためにも、やはり東京都はまず代々木公園だけでなく明治神宮、NHKなどあの周辺を徹底的に殺虫剤散布すべきである。また、国は東南アジアからの貨物に対する検疫体制を強化する必要性があるだろう。

木曜日, 8月 28, 2014

羽田空港の飛行ルート変更は危険である

国土交通省は2020年東京オリンピックまでに、羽田空港の飛行ルートを変更して、東京都心上空を飛行できるようにしている。このことによって、年間4.1万回離着陸を増やすことができ、そのための経済効果は年3500億円だという。そのために、一昨日(26日)1都4県の自治体、航空会社、専門家(大学教授)などらによる協議会を開いた。

国交省の飛行ルート案によると離陸時は大きく旋回しながら飛び立つものの、着陸時は新宿区や渋谷区でも1000メートル以下、港区や品川区では東京スカイツリーの高さ(634メートル)よりも低い高さを飛ぶようになるという。ただし、飛行時間帯は午後3時から7時までに限定して、使用する飛行機も騒音のうるさい大型機は避けるという。

う〜ん、しっかりと計画案を読んだわけではないが、それにしてもこの高さはかなり低い。天候不順なときなどでもこのルートを利用するのだろうか。もしそうだとすると、かなり不安になってしまう。それでなくとも落下物が心配である。実はこの協議会の開かれる前日(25日)に千葉県君津市の工場に、羽田空港に着陸する航空機に付着していたとみられる氷塊が落下し、屋根を突き破る建物被害が発生している。

それでなくとも、成田空港周辺ではこれまでに152件の落下物(うち96件が氷塊)があり、着陸時の落下物が問題になっている。いかに都心上空を飛ぶのかが危険であるかを証明していないだろうか。また、国交省が示している飛行時間帯にしても、いずれなし崩し的に拡大していくのは目に見えている。それゆえに、私はこの飛行ルート変更計画には反対である。

羽田着陸機から氷塊落下か 君津、工場屋根突き破る【千葉日報ウェブ】
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/211017

水曜日, 8月 27, 2014

グルメなだけの首相

ご存知のように日本の首相である安倍晋三は祖父に岸信介をもち親父が安倍晋太郎という血統書つきの家柄である。それゆえに学校も成蹊小学校からエスカレーター式で大学まで行き、ボンボン丸出しの男でもある。そのせいかどうか解らないが、頭脳の方は人並みかもしれないが、運動神経や芸術文化センスの無さには少々呆れる。

安倍のゴルフをやっている映像がテレビに映ったとき、ゴルフにまったく素人の私ですら、足腰が安定していないスイングに、ああこの人は運動神経ないんだなあと思ってしまった。彼は大学在学中にアーチェリー部に属していたようだが、どうやら万年補欠で戦力外だったようである。

では、芸術文化センスがあるかと思うと、それもまったく見えない。彼が芸術鑑賞をしているかといえば、先日ケネディ駐日米国大使と歌舞伎に鑑賞に行ったぐらいで、ほとんど映画、演劇、音楽、絵画などの芸術鑑賞をしない。また歴史に興味があるという話も聞いたことがない。

で、彼の唯一の楽しみといえばグルメである。それもお友達の財界人やマスコミ人といろいろなレストランを食べ歩くことである。これは大いに政治的意味合いがあるが、彼が行くお店はかなりレベルの高いところである。この点に関してはセンスがあると思う。

しかしながら、単なる食通だけの頭でっかちならぬお腹でっかちでは、政治家いや人間としてのセンスが磨かれるとは思えない。運動神経がないならばもっとスポーツ観戦に行って醍醐味を味わえばいいし、芸術文化センスは今からで通えば磨くことができる。

私はこれまで劇場で海部俊樹、羽田孜、森喜朗、小泉純一郎の歴代首相を見かけたことがあるが、小泉以降の首相である安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦を劇場などで見かけたことがない。スポーツ観戦に行っている姿をテレビなどで見たこともない。

政務が忙しいことはわかるが、政治家はスポーツおよび芸術文化には最低限の興味を抱いてもらいたい。人としての営みにとって大切なことだと思うから。

火曜日, 8月 26, 2014

海外留学したくてもできない現実

残念なことに昨今の若者は海外留学しようとしなくなっている。それは現代の若者が冒険心がなくなったせいだ、面倒なことが嫌いな内向性な性格な者が増えたからだ、などと言われている。確かにそうかもしれない。しかし、最大の理由は行きたくても行けない現実がある。それはアメリカでの学費の高騰にある。

日本人の海外留学先といえば、9割方はアメリカである。そのアメリカの学費が近年とんでもない金額になっているという。古い話で恐縮だが、私がアメリカの大学に行っていた1970年代半ばの外国人に対する学費は州立大学で年間約1000ドル(当時は1ドル=300円だったので約30万円)程度だった。それが今では20,000ドル(約200万円)かかるそうである。これは日本の文系大学の学費のほぼ2倍、理系の1.5倍ぐらいではないだろうか。

1970年代の日本の大学の学費は文系で約20万円、理系で約30万円ぐらいだったので、私の学費は理系の学費とさほど変わらなかった。つまり、私は地方の高校生が東京の理系の私立大学に行くのとさほど変わらない形(生活費はアメリカの方がかかるが)でアメリカの大学に通えたのである。


ところが、今や学費だけで200万円である。こうとなると、かなり裕福な家の子供でないと留学することはできない。貧乏な子は留学するなと言っているようなものである。となると、奨学金制度を充実させなければならないが、日本は国も民間も奨学金に関しては非常にレベルが低く遅れている。

ならば、少なくとも1年間の短期留学生に対しては大学は休学措置を取り、その間の学費は免除するなり、奨学金を与えるといった制度を設けるべきではないだろうか。また、高校生の夏休み語学研修制度を充実させる必要性もあるのではないだろうか。

海外へ行かない若者ばかりになると、日本はそのうち排外主義・民族主義者だけになり、視野の狭い人間ばかりになって危険な道を歩みかねない。それでなくとも、今の若者はネトウヨに代表されるように妙にエスノセントリズム(自民族中心主義もしくは自文化中心主義)に傾倒している。

国は海外留学に関して抜本的制度改革を行うべきである。

金曜日, 8月 22, 2014

男が裸になりたがる理由

お盆を過ぎて1週間になる。だが、まだまだ暑い。それなのにジムの風呂というかサウナはそれなりに混んでいる。まあ、行く場所のないオジサンたちの憩いの場なのかもしれないが・・・。w

さて、ご存知のようにサウナの熱さはハンパでない。室温は常に90℃以上に保られている。そんな熱い中で5分〜10分過ごして全身汗まみれになる。なんでそんなことをするかといえば、生理的には一種の排泄行為であり、精神的にはサウナのあとの水風呂に入ることによって壮快感を味わがたいためである。

一方で、とにかく裸になりたいために風呂やサウナに入るという男もいる。男には多少なりとも裸でいたいという願望があると思う。江戸時代などは夏は家のなかでフンドシ一丁で過ごしていた者も多かったに違いない。しかし、今は世間の目というか配偶者や子供の目があるために、おいそれと家でパンツ一丁で過ごすことができない。そんなオジサンがジムの風呂やサウナでおおっぴらに裸で過ごしているのではないだろうか。

男が裸になりたがるのは、よく世間のしがらみ(=抑圧)から解放されたいからだいうが本当だろうか。まあそれも一理あるかもしれないが、もはやしがらみがほとんどない私でも裸になりたいと思うのは、とにかく夏は暑いし、服を着ているのが時に億劫になることがあるからだ。とにかく30分でも1時間でも裸でいたいという気持ちになる。これはもう願望とか欲望ではなく、生理現象といってもいいかもしれない。

いずれにしろ、もはや温帯というより亜熱帯(もしくは熱帯)に属しているといっても過言でない日本列島。残暑、猛暑、酷暑が続く日々では裸になりたがるのもごく自然ではないだろうか。

火曜日, 8月 19, 2014

30年前はみんな美男美女だった!?(演劇舎螳螂同窓会2014)

昨夜は私が1983年から88年まで制作を担当していた演劇舎螳螂というアングラの流れをくむ劇団の同窓会だった。

1980年代は演劇の大活性化時代で、数多くの劇団が小劇場を中心に切磋琢磨しながら、新しい表現方法を模索・創造していた。鴻上尚史が率いる第三舞台もその1つであり、川村毅の第三エロチカ、そして小松杏里(私と血縁関係はない)の演劇舎螳螂などがいわゆる第三世代の劇団として、時代の先端を走っていた。

演劇舎螳螂には両性具有な魅力をもち “小劇場演劇のアイド​ル” とした名を馳せた美加理や、今やドイツで活躍する原サチコなど美少女が何人も揃い、ある意味少女たちが小さな空間で自分を表現できるという先駆けを作った。一方で、男性陣にはアングラの香りが強い大鷹明良、長沢荘六、渡辺敬彦などが所属していた。そして、そうした役者たちを上手く使いながら小松杏里は『銀幕迷宮』(作:小松杏里)、『聖ミカエラ学園漂流記』(作:高取英)、『飛行少年 夢の乙丸』(作:小松杏里)といった時空を越えた独特な世界観の作品を発表して人気を博していた。


劇団は解散してすでに26年になり、一番若かったメンバーも今や45歳である。月日が流れるのは早いものだ。同窓会もいろいろあるが、解散した劇団の同窓会というのは珍しいと思う。それだけ誰もが在籍していた期間のインパクトが強く、その後の人生に大きな影響を与えたのであろう。

【追記】螳螂に出演したことがある方はご一報ください。次回はお会いしましょう。

演劇舎螳螂の同窓会(2011年)
http://k21komatsu.blogspot.jp/2011/08/blog-post_13.html





水曜日, 8月 13, 2014

年金入るなら、別の年金にも入っておこう

5月にある年齢(笑)に達したので、7月から年金(国民年金)を支払うことがなくなった。ただし、この年齢から任意で65歳まで支払いをすることによって、年金の受給(支給)額を増やすことができる。そこで、年金を増やすべきか否かを判断するために、年金事務所で今後の支払額と受給見込額がどうなるかを聞きにいってきた。

結論からすると、どうやら私の場合は65歳まで任意で払ったとしても、受給見込額は思ったほど増えるわけでなく、もう年金を支払う必要性がないことが解った。

具体的にいうと、私はこれまでに厚生年金および国民年金を342ヶ月払っている。海外生活や無収入生活が長かったわりにはよく払った方である。この342ヶ月に対しての65歳から受給(支給)見込額は年間約63万円ある。それに対して、今後任意で65歳まで掛け金として年間約20万円(×5年)を支払ったとしても、受給見込額は約72万円にしかならないという。つまり9万円しか増額されないのである。ということは、100万 ÷ 9=11.1ということで、少なくとも76〜77歳まで生きないと元は取れないということになる。まあ、最低でも80歳までは生きようと思っているが、たかが3年のために増額する必要性はないなと思わざるをえなかった。

そして、もうひとつ増額をする必要性がないと感じたのは、私が国民年金基金にも加入していることであった。国民年金基金とは国民年金とは違い、大企業が行っている企業年金みたいなもので、自営業の人たちが加入する年金である。私はこれに以前より212ヶ月(2口分)加入していて、その受給見込額は年間約73万円ある。つまり、現状のままでも私は65歳から国民年金63万円+国民年金基金73万円=136万円を受け取ることができる。月に11.3万円である。これならば家賃を払うこともない私にとってはそこそこのお金である。

というわけで、私は任意で年金支払いをする必要性がないということがわかった。加えて、年金事務所へ行って勉強になったのは、国民年金を全期間(40年間)保険料を納めたところで、年間の受給額は約77万円にしかならないということである。つまり月額約6万4千円しか貰えないのである。これではとてもじゃないが老後の生活は苦しい。今後の物価上昇などを考えると誰でも最低10万円以上の受給額は貰いたいところである。となると、国民年金だけではなく他の年金基金に加入せざるをえない。同じことは厚生年金に入っている人もいえるのではないだろうか。

国民年金もしくは厚生年金にしか入っていないで、長生きするつもりの人は、いますぐに別の年金に入るようにしよう。

火曜日, 8月 12, 2014

自助努力がなく、金目(かねめ)だけのセリーグ

来年からプロ野球のセ・パ交流戦が現行の24試合形式(ホーム、ビジター各2試合)から18試合形式(各カード3試合で隔年で本拠地と敵地で交互に3連戦を行う)に変わるらしい。

これは雨天中止により日程が進まないとセリーグが主張してきたことに、パリーグが譲歩した結果のようである。しかし、ことの真相はそんな表面上のことではないことはプロ野球をよく知る者ならが誰もが解っている。

そもそも、雨天中止で日程が進まないという理由がおかしい。確かにパリーグは札幌ドーム、西武ドーム、大阪ドーム、福岡ドームと4つのドーム球場をもち、日程が進みやすい。一方、セリーグは東京ドームと名古屋ドームの2カ所しかないから日程が進みにくい。

しかしである。ならば、交流戦のときは阪神はなるべく大阪ドームを使うとか、ヤクルトや横浜は西武ドームや東京ドームを使うなどのやりくりができるはずである。また、ドーム以外の球場での試合は開始時間をなるべくデーゲームにして、もし昼間に雨が降ったとしても、試合時間をずらして夜にするなど臨機応変の対応をとればいい。あと、メジャーリーグの球場やウインブルドンのようにグラウンドをシートで覆う設備を整える努力をするべきである。こうすれば、雨天中止の試合は確実に半減するであろう。とにかく日程が進まないという理由は、セリーグの自助努力のない表れである。

では、なぜセリーグは交流戦を減らしたいかといえば、その理由は2つある。まず第一にセリーグがパリーグより弱いというイメージを脱却したいからである。交流戦が2005年に開始してから、セリーグのチームで優勝をしたのは巨人(2012年と今年)だけである。そして、リーグ対戦成績でもセリーグがパリーグに勝ったのは2009年(70勝67敗7分)の1回だけで、あとはすべてパリーグが勝っている。また、今年の広島カープに象徴されるように、交流戦でリーグ戦では快調だったチームが交流戦に入ると、ボロボロになってしまうことがセリーグのチームがこれまでにいくつもあった。

次の理由としては金目(かねめ)ならぬ金銭面にある。つまり、セリーグのチーム(ヤクルト、横浜、中日)は交流戦をやると、観客が入る巨人・阪神および広島(今年から?)戦の試合数が減るからである。



結局のところ強いパリーグに敗けてイメージダウンはするは、お金にならないでは、交流戦はマイナスなのである。ということで、来年から交流戦は中途半端な18試合形式になる。そして、いつの日にか交流戦はなくなるかもしれない。プロ野球ファンの多くは交流戦の存続を望んでいる。メジャーリーグの実態を知るようになったファンは、たった6チームだけのリーグ戦だけでは面白くないことを解っているからだ。

自助努力がなく、金目に走るセリーグの身勝手さには本当に呆れ返るばかりである。

日曜日, 8月 03, 2014

美食日記「オービカ モッツァレラバー 六本木ヒルズ店」

昨日の朝、前日にちょっと飲み過ぎたなあと思いながら、何気にテレビを見ていたらなんと1軒目にいった店が紹介されているではないか。これには思わず「じぇじぇじぇ〜」(もう古いかな)と驚きの声をあげざるをえなかった。(笑)

「オービカ モッツァレラバー」はイタリアで人気の水牛モッツァレラチーズの専門店で、モッツァレラは毎週何回かイタリアのカンパーニャから空輸されているとか。

始めに注文した水牛モッツアレラチーズ盛り合わせは、ナチュラルというかそのままの「クラシカ」、わらでスモークした「アッフミカータ」、生クリームを和えた「ストラッチャテッラ」の3種で、どれもこれも美味しい。なかでもストラッチャテッラはちょっと塩味が効いていてビールにフィット。飲兵衛にはたまりません。(笑)

ビールのナストロ・アズーロは、ライトで少し甘め。バッドワイザーに似ている感じがした。

ピザはバジリコをいただく。薄くてカリカリな生地でバジルと松の実で風味をつけたモッツアレラのピザ。こんな美味しいピザを食べたのは何年ぶりだろうか。ほかにもいろいろな種類のピザがあるので、次は大人数でワイワイガヤガヤしながら食べてみたい。

木曜日, 7月 31, 2014

若気の至りの賭け

高校生のときだったか、それとも遊学中に帰国したときだったか、とにかくいつだったかよく覚えてないが、ある意味“若気の至り”の賭けをした。

中学時代の友人たちと麻雀をやっていたとき、彼は何故かいきなりメンツに「誰が最後まで結婚しないか、賭けをしないか」と持ちかけた。私以外の2人はあまりにも馬鹿馬鹿しい話なので、まったく乗り気でなく素っ気なかった。そこで、仕方なく私だけが「じゃあ、応じようではないか」となった。別に勝算があったわけではないが、当時の私はいずれ海外生活でもして、結婚するのはみんなより遅くなるだろうなあ、と漠然と思っていたので、軽い気持ちで賭けに応じた。ということで、私と彼だけのどうでもいい賭けは成立した。

それから何年経ったのか解らないが、20代後半に彼は結婚した。あのときのメンツ4人のなかで一番早い結婚であった。もちろん私も結婚式に参加して祝福した。そして、1ヶ月後に思いもよらず、掛け金であった5万円が普通郵便で送られてきた。「賭けに負けたよ」といった文面などはなく、無造作に聖徳太子が5枚入っているだけだった。そのときは、海外に旅に行く計画をしていたときだったので「超ラッキー〜」といただくことにした。ただし、いずれ私が結婚するときには返すつもりではいた。

そんな彼が骨髄腫で先日他界した。1ヶ月前に友人らと見舞いに行ったときに、私は5万円を返すつもりでいたが、その話をする前に彼はすでに覚悟をしていてか「次に会うのは俺の葬式だな」と言い、最後まで私は話を切り出すことができなかった。おそらくその話をしたところで、少し頑なな彼は間違いなく「そんな金はいらないよ」と言いそうでもあった。

若気の至りの賭けがトラウマになったせいかどうか解らないが、私はずっと結婚することなく今日までいる。一方、彼はしっかりした奥さんと3人の子供や孫にも恵まれた。今思えば、あの賭けは自分自身への結婚願望であり意気込みであり、それこそ賭けだったのかもしれない。

いま私はどうやって彼に5万円を返すかを思案中でいる。

土曜日, 7月 26, 2014

美食日記「くろいわ」(恵比寿)

昨年1月以来だから約1年半ぶりの訪問。今回は高齢の母親を同伴(一応父親の命日の法要という名目)することと、私が鱧料理を食べたいというちょっとしたリクエストを事前にしておいた。

まず最初にウエルカムドリンクではないが、暑さバテ解消という意味合いもあるのだろうか、ブドウの実と塩の入った冷たいお茶をいただく。その後に、下記のような料理が出されてきた。もし献立が間違っていたらごめんなさい。

・先付け 夏野菜を雲丹黄身酢
・お椀  鮑と白キクラゲの鱧出し
・揚物  白扇揚げ(茄子、牛蒡、トマト)
・お造り 鱧とタコ、大徳寺納豆
・焼き物 アイナメとゴーヤ
・八寸  すっぽんのゼリー、からすみ白瓜、夏野菜の鱧ゼリー寄せ、自家製豆腐と海鼠腸
・冷し物 ダツと茗荷の琥珀餡
・煮物  牛ロースとお野菜
・お食事 炊きたて中(?)ご飯、炊きたてご飯、おこげの磯辺焼き、ジャコ飯 or 卵かけご飯
     (おつけもの、みそ汁)
・お菓子 和菓子
・お土産 おにぎり

 

前回訪れたとき同様、いやそれ以上にどの料理も美味しかった。そして、どれもこれもがお酒がすすみ困ったものである。(笑)で、飲んだお酒は前回同様に、料理に合うようにお任せ。始めは夏向けのさっぱりした『鶴齢』(新潟)、続いてお米の味がしっかり醸し出された『開運』(静岡)、そしてしっとり感の漂う『而今』(三重)と、私が「比較的有名どころのお酒ですね」と店主の黒岩さんに言うと、彼はここぞとばかりに『益荒男』(秋上がり)をもってきてくれた。

『益荒男』は日本一の杜氏とも云われる農口尚彦さんが造るお酒で、店主が出してくれたものは昨年出荷の「秋上がり」ではなく一作年出荷の、つまり約2年も熟成されたお酒なのである。これには日本酒好きの私も同行(同好)の女子も唸ざるをえなかった。

 

さて、料理であるがやはり印象に残ったのはリクエストしておいた鱧である。お椀では鱧の出しに白キクラゲのシャキシャキ感と鮑のシトシト感という不協和音的な食感がなんとも言えなく、いまでもあのときの感覚が舌と顎に残っている感じだ。お造りでは鱧も美味しかったが、一緒に和えてあったタコの卵に仄かなコクがあり珍味だった。そして、鱧のゼリー寄せも何種類かの野菜とマッチしていて大変おいしく口のなか全体を満喫させたもらった。これに骨せんべいがあれば、と言うのは少し贅沢だろうか・・・。(笑)他の料理のなかでは白扇揚げがおしゃれで、茄子にケシの実をまぶしたものとトマトが絶品だった。

 

そして「くろいわ」名物の土鍋で炊かれたご飯が、前回訪れたときより数倍進化していた。最初は炊きたて中の少し芯が残っている硬め目を軽く、次に火を止めた瞬間の少し柔らか目を一膳、そしておこげを海苔で挟んで食べる磯辺焼き風を、最後は蒸したご飯をジャコ飯(もしくは卵かけ飯)でいただく。これまで数多くの日本料理店に行っているが、このように4種類のご飯の食べ方をしたのは初めてだ。これに、お土産におむすびを頂いたので実際は5種類になる。

 

最後は余談になるかもしれないが、グルメのひとつに器を楽しむということがある。フレンチやイタリアンだと磁器やグラスの素晴らしい食器を楽しむことができる。また、日本料理では陶器、磁器、切子ガラスなど日本人に親しみのある器を味わうことができる。その意味において「くろいわ」は器に関してはかなりのこだわりがあるところで、近くに倉庫代わりに器のためだけの部屋を借りていて、毎月食器を入れ替えているという。このようなことは他店も行っていると思うが、ただ、ここでは店主および女将さんの器に関する執念というか執着心が料理と共に器から伝わってきて甚く感服する。器に興味のない人にはおすすめできないが、料理やお酒と共に器を楽しみたい人には絶対におすすめの店である。

 


恵比寿 くろいわ懐石・会席料理 / 恵比寿駅広尾駅

夜総合点★★★★★ 5.0



金曜日, 7月 25, 2014

髪は男の命でもある

今の時代、髪は女の命ではなく男の命でもある。私が行くジムでも男性の化粧室(パウダーコーナー)では一部の男性陣ではあるが髪の手入れに余念がない。

40代〜50代は薬用育毛剤を、60代〜70代は瞬間植毛剤というかマジックパウダーを前頭部や後頭部につけたりしている。かくいう私もこの3〜4年から薬用育毛剤を使っている。理由は抜け毛防止と共に、髪にハリやコシを戻すためである。

私の髪は剛毛というほどではないにしろ、もともとは硬くハリのある髪だった。ところが50歳半ばを過ぎてからは、髪がなんとなく細くなり、ハリがなくなっていった。そこで最初は1,000円ぐらいの髪がちょっとスースーする育毛剤を使っていた。しかし、さほど効果を実感できなかったので、もう少し高い「サクセス薬用毛髪活性」を使うようにした。すると、抜け毛はほとんどなくなり、髪にハリとコシが戻ってきたような感じになった。

まあ、こうした育毛剤の効果は相性などの個人差があったりするので、一概にこれが良いということにはならないだろう。ちなみに、ジムのパウダーコーナーでよく見かける薬用育毛剤は「スカルプ」「柑気楼」「リアップ」などである。

また、最近は男性用育毛シャンプーを使っている人も多いと聞く。髪は男の命でもある。

木曜日, 7月 17, 2014

馬連で万馬券を当てるには

競馬の馬券には単勝、複勝、枠連、馬連、馬単・三連複、三連単、ワイド、WIN5と9つの種類(買い方)があるが、そのなかでもっともポピュラーな買い方は1・2着の馬を当てるという馬連(うまれん)である。私もほとんどのレースで馬連を買っている。で、その馬連で万馬券(配当が100倍以上の馬券=100円が1万円以上になる)が出る確率は8〜9レースに1回と言われている。つまり、1日の開催(12レース)で1回は必ず出ている確率であり、競馬は東西で同時開催されているので1日に2本もしくは3本の万馬券が出ていることになる。

馬連で万馬券がでるシチュエーションはいくつかあるが、主なパターンをあげてみると──。

①本命馬と人気薄馬(だいたい12番人気以降の馬)が絡む場合。例としては今年の安田記念(17頭出走)で、1着は単勝1.7倍の断然の1番人気ジャスタウェイだったが、2着は16番人気グランプリボスだった。これでなんと18,730円ついた。ちなみに、グランプリボスの単勝は148.4倍で、もしグランプリボスが勝っていれば、単勝も万馬券であった。このように1番人気と単勝で100倍以上つく馬が絡むと万馬券になることが多い。

②1番から3番人気の馬が1・2着に入れず、4番人気以降の馬と10番人気以降の馬が絡む場合である。先日の私が万馬券をゲットした七夕賞がそのいい例かもしれない。1着は5番人気のメイショウナルト(単勝12.0倍)で、2着は10番人気のニュータイナスティ(単勝26.3倍)だった。これで馬連は15,840円ついた。つまり100円の馬券が15,840円に、1,000円だと158,400円になったわけである。

③ハンデ戦(斤量が違う)では人気薄の「軽ハンデ」の馬が穴をあけることがよくある。馬は斤量が1キロ違うと1馬身は違うとよく言われるが、それ以上に違う場合も侭あり、ハンデ戦の軽ハンデ馬を無視することはできない。

④これまではダートばかり走っていた馬が初めて芝を走る場合の「初芝」や、これまで芝ばかり走っていた馬がダート馬を走るときの「初ダート」は大駆けすることがあり、こうした馬は要注意である。

他にも内枠の馬だけを買うとか、外枠だけの馬を買うとか、同じ番号を買い続けるとかいろいろな方法はあると思うが・・・。

では、どのようなレースが出やすいかといえば──。

まず万馬券のほとんどは12頭以上の多頭数のレースでないと出ない。それゆえに、万馬券を狙うには多頭数のレースを馬券を買うことである。そして、人気馬の脚質が馬場(天候や競馬場)に合わなかったり、先行馬がおらずレースが極端に遅くなったりと展開が読めない場合などレースが万馬券が出やすい。いずれにしろ、こうした展開を見極めるかは難しい。とにかく万馬券を狙うにはまずどのレースで万馬券が出そうかという見極める判断力をつけなければならないだろう。

いずれにしろ、万馬券を取るには日々のお馬さんの勉強と、運が重なり合わなければ取ることはできない。初心者はビギナーズラックで馬券を的中することはできるが、万馬券を的中することはまずありえない。万馬券を取るにはそれなりの“授業料”が必要なのである。

月曜日, 7月 07, 2014

若者よ、戦争へ行きたくないなら、選挙へ行こう!


安倍ファシズム政権による集団的自衛権の閣議容認決定、それと同時に全国の高校3年生に対して自衛隊からの勧誘ダイレクトメール(住民基本台帳は結局、徴兵制への伏線でしかなかったことが明らかになった)が届くなど、若者たちにも「戦争」や「自衛隊」という言葉が身近になった。

これまで多くの若者にとって、戦争や自衛隊という言葉は自分にまったく関係ないものと思っていたに違いない。しかし、それがいきなり自分の身に降り掛かってきた。こうした要因を招いたのは、20代〜30代の若者たちの選挙へ行かないという政治への無関心だったといっても過言ではない。その低い若者たちの投票率が結果的に安倍や石破たちの暴走を招いたのであるからだ。

前回の衆議院選挙(2012年12月)の投票率は戦後最低の59.32%だったが、なかでも若者の投票率の低さは目に余るものであった。20〜24歳は35.30%、25〜29歳は40.25%、30〜34歳は47.07%と、軒並み50%以下である。20〜24歳にいたっては3人に1人しか投票所に足を運んでいないのである。これでは、組織票のある自民党や公明党の天下で、やりたい放題好き放題になってしまう。

若者のみなさん、もしあなたが戦争や自衛隊へ行きたくなかったら、選挙に行ってもらいたい。今年は国政選挙はないが、下記のように原発再稼働や普天間基地移転など重要な問題につながる県知事選挙が予定されている。

 07/19 滋賀県知事
 08/31 長野県知事
 09/04 香川県知事
 11/11 福島県知事
 11/30 愛媛県知事
 12/09 沖縄県知事
 12/16 和歌山県知事

投票資格のある人はぜひとも選挙へ行って意志表示しよう。

金曜日, 7月 04, 2014

東横線は東武線や西武線への相互乗り入れを止めよう

JR東日本の2013年度の駅別乗車人員ランキングで、19年連続で3位だった渋谷駅が5位に落ちたそうである。理由は簡単である。昨年3月に東急東横線が地下鉄副都心線との相互直通運転を始めたことによって、JR渋谷駅での乗り換えが不便になったからである。それゆえに当然の結果といえる。

まあそんなことより、東横線沿線住民としてはたびたび起きる運行ダイヤの乱れをなんとかしてもらいたい。ご存知のように東横線、副都心線、東武東上線、西武池袋線がつながったことによって、どこかで事故または問題が発生すると、すべての路線のダイヤが乱れる。これまでにこうした乱れが何回あっただろう。ひと月に1回ぐらいの割合で起きているのではないだろうか。ということで、東横線の東武線や西武線への相互乗り入れは止めるようにしてもらいた。

そもそも、この4つの路線がつながったことによって恩恵を受けている人はどれぐらいいるだろうか。東武線もしくは西武線沿線で東横線まで乗る人は、おそらく中目黒あたりに勤務している人と慶応大学へ行く学生ぐらいだろう。その割合はおそらく全乗客の1%にも満たないと思う。一方で東横線利用者で池袋以降へ行く人は川越に観光に行く人ぐらいで、1%どころか0.1%にも満たないのではないだろうか。このへんの数字はちゃんとした調査をしないと解らない。

だが、とにかく東横線と東武線・西武線への相互乗り入れは止めて、東武線・西武線は副都心線乗り入れの渋谷止まりにして、東横線は副都心線の池袋止まりにするべきである。加えて、東横線の半分は渋谷止まりにするべきだ。これがダイヤとしてもっとも合理的であり、利用者に一番喜ばれるに違いない。そうすれば、事故が起きても運行ダイヤへの支障はかなり少なくなるはずである。

いずれにしろ、東急、西武、東武の各社および東京メトロは運行ダイヤの改善をしてもらいたい。

木曜日, 7月 03, 2014

安倍政権(首相官邸)および外務省によって巧妙に作られている日程

昨日から今日にかけて、安倍政権はマスコミを操作もしくは結託して、北朝鮮拉致問題のことを盛んに報道させている。これは明らかに集団的自衛権閣議容認から目をそらすために策略であることは言うまでもない。

そもそも、この巧妙に仕掛けらた日程は政権内部と外務官僚たちによるシナリオと推察される。今回の集団的自衛権容認を強力に押し進めたのは外務官僚OBおよび現外務官僚たちである。彼らは湾岸戦争やイラク戦争のときにアメリカから自衛隊派兵を持ちかけられたが、憲法9条によってそれを押し進めることはできなかった。しかし、それが結局、歴代外務官僚たちのトラウマとなり、なんとしても自衛隊の海外派兵への道を開くべく、安倍無能内閣をうまく調略して「戦争への道」を開くことができるようにした。いわば今回の集団的自衛権で一番喜んでいるのは安倍政権ではなく外務省である。

で、その外務省は安倍政権に借りを返すというか、安倍ちゃんにお手柄を立てさせるために拉致問題解決に躍起になっている。ということで、近いうちに安倍政権が北朝鮮から拉致被害者何人かを返還できるメドがたったと記者会見する可能性もなくはない。しかし、現実は北朝鮮は連日「自国の堂々たる自衛権の行使」ということで、日本海にミサイルを発射している。

いずれにしろ、残念なことに拉致問題が外務省および安倍政権にうまく利用されているということである。そして、マスコミはもっとうまく利用されている。ワールドカップも日本では半分終わったも同然だし、STAP細胞騒動も、ASKAの覚せい剤事件も、もはや国民の目を欺むくためには賞味期限切れである。ということで、内閣支持率を戻すためにも、安倍政権は起死回生の一打を放つことに必死である。

水曜日, 7月 02, 2014

若い人たちとも触れ合うようにしたい

これまでMixi、Twitter、FacebookなどのSNSは、なるべく同趣味・同世代の人たちとの交流の場にしようと思っていたが、今後はもう少し積極的に若い人たちと触れ合っていくことにしたい。そうでないと、この先の日本が危ない。

今回の安倍政権による横暴な集団的自衛権の憲法解釈変更での若者たちの「無知識、無関心、無主張」には正直呆れ返っている。その昔、私が若者だった1970年代には「無気力・無関心・無責任」という三無主義が叫ばれ、それがある意味時代の若者気質と言われていた。

ところが、今はどうであろう。先に述べたように「無知識、無関心、無主張」に加えて、無気力、無感動、無関与、無理解といろいろな言葉がつけ加えることができるようで、もはや三無主義どころでなく、全無主義といった状態である。もちろん、これがすべての若者にあてはまるとは思わないが、少なくとも引きこもりや追っかけなどを中心とした若者には当てはまりそうである。

ということで、こうした全無主義の若者が少しでも減ることを願うためにも、今後はSNSでも積極的に若い人たちと接していきたいと思う。

日曜日, 6月 29, 2014

都議会議事場に「監視カメラ」を

今回の都議会自民党男性議員らによるみんなの党・塩村文夏議員に対するヤジは、いかに自民党議員たちが品がなく、民度(知的および教育水準)が低く、男尊女卑に満ちた資質をもっている議員たちの集まりであるかということが明らかになった。

そして、鈴木章浩都議(大田区選出)だけを生贄にして、幕引きしようとしているが、とてもじゃないが、今回のことは忘れることはできない。つまり「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジった鈴木都議以外にも「自分が産んでから」「やる気があればできる」「動揺しちゃっじゃねえか」といったヤジが複数の議員から発せられているのに、と書いていたら・・・。

「がんばれよ」と「動揺しちゃったじゃねえか」というヤジは民主党の山下太郎都議(北多摩第四選出)が発したことが判明した。まったくもって彼も情けない男である。山下都議はこれは塩村議員を応援するためのものだったと言っているが、確かに応援する意味も含まれているが、結果的に最初のヤジを助長もしくは幇助している。山下都議にも次の選挙では鈴木都議同様に痛い洗礼が待ち受けているだろう。

それにしても、鈴木都議は悪質である。彼はヤジ問題当日のマスコミへのインタビューで自分は言っていないと嘘をついていたのに、それがネットを中心とした世論でやり玉に上がり、党本部からも三下り半をつけらたことによって、5日後になって名乗りでるという有様だった。そして、謝ったものの、その理由は曖昧であり、また議員辞職をすることもなく、ノウノウと議員を続けようとしている。彼は「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉を知らないようである。

一方で、こうした都議会のヤジ体質の追及の声に対して、自民党議員を擁護するためかネット上には「追及して都民に何の利益が?」「彼女のために議会や都議は存在するのではない」といった話の論点をすり替えようとするヤカラが出現したが、こうしたヤカラの根っこには明らかに差別主義があり、それは男女差別だけでなく、ヘイトスピーチのような人種差別的な思想も内在している。いずれにしろ、右翼的体質もしくは超保守的体質な人物は強圧的であり男尊女卑および人種差別の思想が内在している、と言っても過言ではない。

とにかく、今回のこうしたヤジ問題が起こらないためには、都議会には議事場全体を映す「監視カメラ」を設置して、ヤジや居眠りにいたるまで一挙手一投足が分かるようにしてもらいたい。少なくとも都議会議員は税金で養われているのだから、これぐらいされても構わないはずである。


金曜日, 6月 27, 2014

美食日記「飛羽(ひわ)」(麻布十番)

麻布十番に馬肉料理の美味しい店ができたと“風の便り”に聞いたので行ってきた。

場所は新一の橋交差点北東側(地下鉄6番出口目の前)にあるお店。看板のネオンは外国人を意識してか「HIWA」。そして、入口部分はオープンバーになっていて、いかにも麻布十番ぽい。ところが、そのオープンバーの奥にある背の低い入口を入ると、L字型のおしゃれなカウンター(10数席)があり、またその奥には個室が2つ(8名までと4名まで)ある。

ここではまずは馬刺しを食べよう。熊本からの直送だから、とにかく新鮮で美味しい。こんな美味しい馬刺しは東京ではなかなか食べられない。このほかにも有明海・玄界灘から取り寄せられている魚介類、産地直送の野菜の焼き物などメニューは豊富だ。

お酒は日本酒と焼酎が主体のようで、日本酒は広島の「竹鶴」や鳥取の「日置桜」など東京ではあまりお目にかかれないお酒もあった。また焼酎も芋・麦・米とあるが「伊佐美」「魔王」「森伊蔵」といった美味しい銘柄が揃っているのも嬉しい。ほかにもワインやソフトドリンクなども揃えている。

熊本に惚れ込んだオーナーがオープンさせたというお店らしいが、店員さんたちも熊本や九州のことが詳しい、詳しい。九州出身の人が訪ねると嬉しい店かもしれない。デートで使うもよし、同僚たちと気軽に会食するもよし、個室で女子会を開くもよし、とにかくいろいろなニーズに応えてくれそうな店である。そして、なによりも馬肉好きの人にはたまらない店である。

飛羽
http://www.hiwa-dining.com/

・馬刺し5種盛り合わせ(写真上)
赤身・霜降り・フタエゴ(霜降りの一種)・コウネ(タテガミの脂)・心臓
・ヤングコーン焼き(写真中)
・海鮮わっぱめし(写真下)

飛羽割烹・小料理 / 麻布十番駅赤羽橋駅六本木駅

夜総合点★★★★ 4.0