水曜日, 1月 06, 2010

いつか大河ドラマで奥羽越列藩同盟の話を

3日(日曜)に始まったNHKの大河ドラマ『龍馬伝』の初回視聴率が関東地区で23.2%(関西地区21.0%)だったそうだ。昨年の『天地人』の初回24.7%を下回ったが、2000年以降では5番目の高さだったという。

それにしても、大河ドラマはいつもながら、歴史上の人物や舞台が限られている。これまでに北海道が舞台になったドラマはない。東北も『独眼竜政宗』『炎立つ』ぐらいである。別に朝ドラのように全国各地の舞台に取り上げろとは言わないまでも、幕末となると坂本龍馬をはじめとした薩長土肥の官軍側の人々のことを描くが多い。

過去に『勝海舟』『徳川慶喜』『新撰組』と幕府側の人間を題材にしたこともある。しかしながら、「朝敵」とされながらも最後まで戦った会津藩や長岡藩、官軍に連戦連勝ながらも降伏した庄内藩など、薩長土肥によって「賊軍」とされた白虎隊や奥羽越列藩同盟のことを描いた大河ドラマは残念ながらない。

今回の大河ドラマでは岩崎弥太郎の視点から坂本龍馬が描かれるそうだが、NHKもいつまでも薩長土肥の明治新政府視点でなく、もっと多角的視点で幕末を捉えれる大河ドラマを製作してもいいのではないだろうか。その意味では、長岡藩の河井継之助、米沢藩の雲井龍雄、庄内藩の菅実秀といった人々に目を向けてもいいだろう。

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