木曜日, 11月 27, 2014

2014年の東京は雨が多い

多くの人がすでに気づいていることだと思うが、今年の日本は雨が多い。6月の梅雨どきにかなりの雨が降り、8月には広島で多数の死者をだす「平成26年8月豪雨」が起きた。また、10月には少し季節ハズレの台風が2個も上陸して各地に被害を与えた。

東京の降水量(mm)
2014年 年平均
1月 024.5 052.3
2月 157.5 056.1
3月 113.5 117.5
4月 155.0 124.5
5月 135.5 137.8
6月 311.0 167.7
7月 105.5 153.5
8月 105.0 168.2
9月 155.5 209.9
10月 384.5 197.8
11月 000.0 092.5
12月 000.0 051.0
年間 1647.5 1528.8

さて、上記のデータを見ていただければ分かるように、今年の東京の年間降水量は10月時点ですでに過去
30年(1981年〜2010年)の平均降水量を約129mmも上回っている。今年は明らかに雨が多いことがデータ上でも分かるだろう。

そして、下記のリンクした東京の年間降水量のデータを見ると、東京は1990年代までは年間降水量が1200〜1500mmぐらいしかなかったのが、2000年以降1300〜1600mmになり、明らかに年間で100mm以上は増えている。そして、今年はそれよりも多い年間1700mmもしくは1800mm以上になろうとしている。

こうした背景には単に台風だけの問題ではなく、日本が温暖化(熱帯化)しているという要因があるからだろう。

東京の降水量(気象庁のデータ)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=p43

水曜日, 11月 26, 2014

マスコミの世論調査は信用できない

マスコミの世論調査ほど信用がならないものはない。昔から全国紙と地方紙の世論調査の結果があまりに違うと言われたりしている。また、全国紙でも読売新聞の世論調査は誘導尋問的な設問が多く、問題が多いと言われてきた。

それにしても、世論調査の調査方法は相変わらず安易で前時代的である。

朝日新聞が11月24日に世論調査した方法は下記の通りである。

<調査方法> 22、23の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は2278件、有効回答は1243人。回答率55%。

いくら無作為で選ぶとしても世帯用と判明した番号、つまり固定電話にしか電話をかけないなんて時代錯誤も甚だしい。これでは20歳代や30歳代の携帯電話しか所有しない世帯が完全に切り捨てられている。加えて、回答率が55%なんて低い調査でよくも大手を振って「世論調査」と言うのかが不思議である。このへんがマスコミの上から目線的な部分であり、限界という気がする。

なんでもっと精密な世論調査をすることができないのだろうか。年代別および地域別を明確にした調査をできないのだろうか。あれだけ出口調査をする機関なのだから、できないはずはないだろう。最低でも電話調査だけでなく、対面調査も同時に行うべきである。

現在のマスコミの世論調査は、もはや自分たちに都合のいい記事を書くだけのデータを収集するための世論誘導化している。こんな世論調査を誰が信じることができようか。ひどい調査になると回答率が50%を切っていたりする。こうなると、調査そのものの信憑性が疑われるというより、それを発表するマスコミの資質も疑わざるをえない。

マスコミの世論調査など絶対に信用しないでいただきたい。

火曜日, 11月 25, 2014

電力削減対策実行中

先日、深夜電力を使用するのを止めたと書いたが、今度はなるべく蛍光灯を使わないように、天井についている蛍光灯の照明器具を全部LED照明にした。

これでどれぐらいの電力が消費されるかは正直わからない。ただ、メリットとしてこれまで約3年に1回交換していた蛍光灯を変える必要性がなくなった。LEDは最低でも10年の寿命があるので、これによって電力削減と共に蛍光灯交換という手間も省けるようになった。

現在、電気メーカーは徐々に蛍光灯の生産を減らしていく方針でいる。それゆえに、いずれ天井などの照明器具はいずれほとんどの家庭でLED照明もしくはLED電球を使うことになりそうである。

さて、次はどんな電力削減対策に取り組もうか・・・。

土曜日, 11月 22, 2014

共産党は比例区当選者倍増を狙う選挙キャンペーンを行うべし

衆議院が解散された。無責任解散である。決してマスコミが言っている「アベノミックス解散」ではない。何度も書いているが1票の格差も定数削減も行わない安倍は約束違反であり、こんな無責任な総理大臣は過去にいただろうか。

さて、話は少しずれるが今回の選挙で共産党は全選挙区で候補者を立てるという。しかし、共産党の候補者が小選挙区で勝てる見込みはまったくない。衆議院の選挙制度が改定され小選挙区・比例区になってから、共産党が小選挙区当選したのは高知1区で山原健二郎が、また京都3区で寺前巌が当選した1996年第41回衆議院議員選挙以降は誰もいない。つまり、第42回から前回の第46回までの5回の選挙で当選者がいないのである。そして、今回の選挙においても限りなく100%当選者はでないだろう。

これでは、なんのための小選挙区に立候補者を立てるのかわからない。野党共闘の足をひっぱり自民党候補者の補完しているだけではないかと言われるも当然である。それゆえに、今回はぜひとも全選挙区で共産党の政策は訴えると共に「小選挙区は自民党(公明党)候補以外で、当選できる候補に投票して、比例区では共産党に投票しましょう」というキャンペーンを行えば、現在の8人の衆議院議員が倍増する可能性があると思う。

共産党にこれぐらいの度量があれば、安倍政権は消滅するだろう。

共産党よ、昔の社共共闘時代を思い出してもらいたい。

金曜日, 11月 14, 2014

深夜電力の使用を止める

自宅のお湯は深夜電力(料金が安い)を使って沸かしていたが、その深夜電力を使うことを止めることにした。理由は大きくいえば2つある。1つは電力使用削減および東京電力の原発再稼働を思いとどませてもらうためである。そして、もう1つの理由は深夜電力はすでにさほど安いとはいえる状態になっていないからである。

現在、我家では月々4,000〜5,000円の深夜電力料金を払ってきた。しかし、夏場はシャワーで済ませているのでこれぐらいの料金で済んでいるが、これが冬場になるとお風呂を入らざるをえなくなり、10,000円近い料金になってしまう。これはかなりの金額である。これならば、ガスによるに給湯器で十分ではないだろうか。

現在、自宅のガス料金は台所のコンロしか使っていないので、毎月1,000円程度である。今後ガスでお湯を沸かすことになるので、料金は7,000〜10,000円になるに違いない。ただし、深夜電力の給湯器の値段(これがめちゃ高い)とガスの給湯器の値段を考えれば、ガスの方がコストが安くなることは間違いない。

ということで、深夜電力をお使いの方、経費削減と電力削減、原発再稼働阻止のためにもご一考を。

日曜日, 11月 09, 2014

美食日記「リューズ」(六本木)


友人の誕生日祝と私の3週連続万馬券ゲット祝を兼ねて、六本木にあるレストラン「リューズ」を訪れる。お店は六本木交差点から俳優座劇場前を通り過ぎ、2本目の道を東京ミッドタウン方面へ曲がった右手の白い洒落たビルの地下にある。

店内は地下にしては天井が非常に高く、黒を基調としたシックなデザインになっていて、大人の空間を醸し出している。ダイニングルームはテーブル席のほかに、オープンキッチンを眺められるカウンター席、パーテーションで2つに分けれることもできる個室がある。シェフの飯塚隆太さんは国内外のお店で修行を重ね、六本木ヒルズ内にある「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」の料理長も勤め、2011年2月にここにお店をオープンさせた。

さて、この日いただいたメニュー「MENU Degustation(メニュー・デギスタシオン)」は下記の通り。

アミューズ
・豚肉のリエットとベーコン入りのマドレーヌ・サレ(写真左上)
・パンプキンスープ
前菜
・雲丹のフォンダン ズワイ蟹を乗せて スダチの香る冬瓜のソースを注いで(写真下①)
・フランス産鴨フォアグラのソテーをビーツと共にフランボワーズの香りで(写真下②)
・セップ茸のラヴィオリに軽やかな栗のエキュームを乗せて(写真③)
魚料理
・ハタのポワレ 法蓮草のソテーを添え 黒胡椒風味のジュと共に(写真④)
肉料理
・鹿児島産猪と豚足をクレビネット包み焼きに 猪のコンソメソースで(写真⑤)
アヴァンデセール
・レモンティのクリームブリュレ(写真⑥)
デザート
・洋梨のキャラメリゼとなめらかなムース 和梨と次郎柿と共に(写真⑦)
・誕生日祝の苺のショートケーキ(写真⑧)
・食後のお飲み物とミニャルディーズ

アミューズは小麦のペーパーで巻いた豚のリエットとマドレーヌ・サレ、そしてパンプキン・スープ。前菜は3品。1皿目の雲丹のフォンダンは、雲丹の甘い香りとカニの塩味が程よく溶け合い、またスダチの酸味もこれまた程よく残り、なんとなく日本酒を飲みたくなるような逸品。

①  

2皿目のフォアグラのソテーは、フォアグラに脂っぽさやドロドロ感など一切なくフワフワ感をしっかり味わえる。これまで食べてきたフォアグラはいったい何だったろうと思うぐらい引き締まった味で感動もの。下に敷かれている赤いビーツと一緒に食べると、フォアグラの味がより一層引き立つ。トレビアン!

3皿目はセップ茸。セップ茸は人工栽培しているものがないらしく、松茸と同じように自然採取のみという貴重なきのこ。それがラビオリの中に包まれている。もちろんそれを単独で食べてセップ茸の風味を味わうのもいいが、カリッと揚げられた栗と一緒に食べ合わせると、甘味も増して頬っぺたが落ちそうになる。

③  

メインの魚料理はハタのポワレ。ふっくらしたハタにちょっと渋めの味の法蓮草のソテー、そして黒胡椒と見た目はポピュラーな魚料理だが、これがかなり複雑な味わい。なんかどこかに隠し味があるような・・・。

続くメインの肉料理は猪のシヴェ。鹿児島産猪は豚足と混じり合っているせいか、ジビエ特有の血の気けや臭みがほとんどなく、ジビエ好きにとっては少々物足りない。でも、これぐらいにしないと一般の人は食べることができないのかもしれない。

⑤  

とまあ、普段ならばここでまでで、デザートのことを書かないで終えるのだが、今回はデザートが素晴らしかったので続きを。(^-^)

最初に出てきたアヴァンデセール(メインデザートの前の一皿という意味らしい)のレモンティのクリームブリュレは、爽やかな紅茶の風味と酸味が漂い、これは次も期待できるぞ、という予感を走らせる。そして、出てきた洋梨のムースは、和洋の梨に柿を混ぜあわせた共演で、秋の五味を表現しているスイーツで、正直これまで食べてきたデザートのなかでもナンバー1といっても過言でない。また、続く誕生日祝いのショートケーキもスポンジの柔らかさもパーフェクトで甘さも控えめ。おかげでペロリとふた皿も食べてしまった。またコーヒーと共に食べたミニャルディーズも美味しかった。

⑦  

それにしても、このお店のパティシエ(若い2人だそうです)はかなりのハイレベルだ。スイーツに詳しい女性の口を唸らせるだけでなく、スイーツのことをほとんど分からない私にここまで書かせるとは。(笑)

あと、ここで特筆すべきはパンの美味しさだ。ルクセンブルグから空輸されているものを厨房で焼いているという。表面はカリカリながらも中はもっちもっちで、風味といい、香りといい、言うことなしだ。同行の女子はこれまで食べたレストラン・パンのなかで最高と大絶賛。お土産として1本300円で買うこともできる。加えて、11月1日からは安曇野産の林檎(紅玉)使用のパウンドケーキを販売しているが、それをお土産に買ってみると、これまた甘美な味で絶品。この時期に行かれる方はこちらも是非ともご賞味あれ。

リューズ
http://restaurant-ryuzu.com/

火曜日, 11月 04, 2014

史上最悪最低の安倍政権

日銀の金融緩和政策に伴い、急激な円安になった。日本経済の先行きが見えない。4月の消費税増税後、4〜5月はその反動で消費の反動はあったが、6〜7月はほぼ持ち直した。ところが、徐々に進んでいった円安と8月半ばからの天候不順によって消費が低迷した。特に飲食関係の落ち込みが酷いらしい。

私がよくいく飲み屋の店主たちは口々に「お盆休み明けからの、そして雨が多くなってから、売上げが降下していった」と言う。そして、彼らの一人からは「その理由は天候不順だけではなく、消費税が3%上がって、3〜4ヶ月もすると、誰もがこれは財布(家計)に響いているんだと、気がつきはじめたんですよ」という。これで更に2%上がることが決定すれば、財布の紐はもっと閉まるに違いない。それゆえに、再増税反対の声は世論調査でもはっきりでていて、賛成と反対はおおむね3対7の比になっている。

このような状況ではとてもではないが、消費税を10%に引き上げることはできない。しかし、増税は財務省や日銀などの間では消費税10%はすでに規定路線である。そして、安倍政権がもし引き上げを行わなかったら、それは国際公約違反になる。それゆえに、12月中におそらく増税を決定するだろう。

政治は自分たちの「身を削る改革」をまったくせず、消費税増税を行おうとしている。一票の格差は違憲状態のままである。国会議員の定数削減も行われていない。政務調査費という領収書もいらないお金をもらい続けている。こんな状態なのに、安倍政権は消費税を増税しようとしている。

円安による急速な物価上昇、実質賃金の低下、そして、政治的約束も守らない。安倍政権は戦後の1年以上続いた政権のなかでは最悪最低な政権である。