金曜日, 7月 31, 2015

どっちがいいか(エンブレム騒動)

 


今回のエンブレム騒動、盗作とは思えないが、このままこのエンブレムを使用することは、日本もIOCも共に国際的にお恥ずかしい限り。 

それでなくとも、黒い縦帯は墓石に見えたり、喪章に見えたりするという人も多く、正直印象のいいデザインとは思えない。 

ここは思い切って白紙撤回して、招致のときに利用した桜をモチーフにしたものを使うべきである。それにしても、前途多難な2020年東京オリンピックである。

 

水曜日, 7月 29, 2015

メジャー帰りの黒田博樹 vs 将来メジャーの山田哲人

昨晩は神宮球場で東京ヤクルトスワローズ対広島カープの試合を観てきた。

ヤクルトの先発は新垣渚(35歳)、広島の先発は黒田博樹(40歳)で10年前に対戦していてもおかしくないようなベテラン同士である。

ヤクルトはこの日まで7連勝中で山田哲人、川端、畠山といった打撃陣が絶好調。しかし、メジャー帰りの「男気」黒田はヤクルト打線を7回1失点の好投。とにかく、コントロールが抜群でほとんどの球が低めに決まり、重い速球はヤクルト打線がジャストミートするものの、その打球はフェンス4〜5m前でお辞儀して捕球されてしまう。圧倒的な迫力の投球で結局、7回無四球1失点の貫禄の投球。

また、打つ方でも6回の試合を決める大量点を取るきっかけとなったファーボールを選ぶなど、投打に大活躍。さすがにドジャース、ヤンキースでローテーションをずっと守りきった投手のことだけはある。ちょっとメジャーの試合を観ているような感動ものの投球だった。

その黒田から常に芯を捉える打球を放っていたヤクルトの山田にも拍手を送りたい。やたらファウル打ちが多いヤクルト打線のなかでも、山田と畠山の2人だけは思いっきりバットを振り、黒田の球に向かっていた。山田はシャープな振りに加えてパンチ力もある。足も速い、守備も手堅い。そして、まだ23歳と若い。何年か後には間違いなくメジャーで活躍しているだろう。

試合は結局広島が11対2で大勝ということになったが、メジャー帰りの黒田対将来は間違いなくメジャーの山田の好勝負は見応えがあり、記憶に残る試合となった。

土曜日, 7月 25, 2015

昔の都電(市電)の停留所名を覚えないといけない

年齢を重ねると、昨日のことはすぐに忘れるが、昔のことはよく憶えている。

大正13年生まれの母親は生誕の地は父親(私の祖父)の仕事の関係で台湾だが、小学校からはちゃきちゃきの牛込っ子。牛込にある愛日小学校を出たあとは、六本木にあった府立第三高等女学校(現・都立駒場高校)に路面電車の「市電」で通っていた。そのために、当時の牛込・神楽坂周辺のこと、そして市電の停留所名や東京の地名をよく憶えている。

それゆえに、私が「今日はサントリーホールに行ってくる」と置き書き(メモ)をするときは、「サントリーホール(六本木1丁目)」ではなく「サントリーホール(福吉町もしくは霊南坂町)」と書かなければならない。他にも、西麻布へ飲みに行くときは「西麻布」ではなく「霞町」か「笄町」と書いている。麻布十番へ行くときも「麻布十番」ではなく「一之橋」と書いた方が話が通じる。そして六本木ヒルズも「材木町」となる。w

このように、母親は今の地名より昔の地名の方が理解しやすいのである。ということで、昔の東京の地名や都電の停留所名に詳しくなってしまった・・・。

木曜日, 7月 23, 2015

借りるときのえびす顔、返すときのえんま顔

「借りるときのえびす顔、返すときのえんま顔」とは、借りるときはニコニコして喜んでいるのに、返すときには渋い顔になる、という意味である。

事業をしていたとき、金融機関からお金を借りたことはあるが、個人的にお金を借りたことはない。一方で、仕事がらみとはいえ個人的にお金を貸したことは何度かある。そのときの相手はまさに「借りるときのえびす顔、返すときのえんま顔」であった。しかしながら、貸した相手がドロンしてしまい、お金が戻らなかったことが2度ほどある。

「借りるときのえびす顔、返すときのえんま顔」はまだまし。「借りるときのえびす顔、返さずトンズラ」となることも多い。人にお金を貸したら返らないと思え。人にお金を貸すことは、人間関係を壊すだけでお互いを不幸にしてしまう可能性が高い。

月曜日, 7月 20, 2015

コンペ審査員および有識者会議メンバーは全員一新すべし

安倍晋三が支持率低下を阻止したいのと、陸連および体育教師関係者の票田を失いたくないために「ゼロベースから見直し」となった新国立競技場建設計画問題。


いまだにその責任の所在がまったく明確になっていない。それゆえに「ゼロベースから見直し」のコンペ審査員およびそれを決定する有識者会議メンバーに、安藤忠雄、森喜朗、竹田恆和、舛添要一など前回のメンバーは1人たりも入れてはならない。すべて新しい人にするべきである。もちろん、安倍晋三も絶対に入れてはならない。

前回の「新国立競技場国際コンペ審査員」
・安藤忠雄 建築家(審査委員長)
・鈴木博之 建築史家
・岸井隆幸 日本大学教授
・内藤廣 建築家
・安岡正人 東京理科大教授
・小倉純二 日本サッカー協会名誉会長
・都倉俊一 作曲家 日本音楽著作権協会会長
・ノーマン・フォスター 建築家
・リチャード・ロジャース リチャード・ロジャース
・河野一郎 日本オリンピック委員会理事

設立時の「新国立競技場将来構想有識者会議」
・佐藤禎一 元日本国政府ユネスコ代表部特命全権大使(座長)
・安西祐一郎 独立行政法人日本学術振興会理事長
・安藤忠雄 建築家
・遠藤利明 スポーツ議員連盟幹事長
・小倉純二 日本サッカー協会名誉会長
・鈴木秀典 日本アンチ・ドーピング機構会長
・竹田恆和 日本オリンピック委員会会長
・張富士夫 日本体育協会会長
・都倉俊一 作曲家 日本音楽著作権協会会長
・鳥原光憲 日本障害者スポーツ協会会長
・舛添要一 東京都知事
・森喜朗 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長
・横川浩 日本陸上競技連盟会長
・笠浩史 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会推進議員連盟幹事長代理

現在の「新国立競技場将来構想有識者会議」
・佐藤禎一(元日本政府ユネスコ代表部特命全権大使)
・安西祐一郎(日本学術振興会理事長)・安藤忠雄(建築家)・馳浩(スポーツ議連事務局長)・小倉純二(日本サッカー協会名誉会長)・鈴木秀典(日本アンチ・ドーピング機構会長)
・竹田恒和(日本オリンピック委員会会長)
・張富士夫(日本体育協会長)
・都倉俊一(日本音楽著作権協会長)
・鳥原光憲(日本障害者スポーツ協会長)
・舛添要一(東京都知事)
・森喜朗(大会組織委員会会長)
・横川浩(日本陸上競技連盟会長)
・笠浩史(大会推進議連幹事長代理)

日曜日, 7月 19, 2015

美食日記「リストランティーノ ルベロ」(目黒)

最近、家からあまり外に出たがらない母親(まあ雨が続いたり、暑かったりで仕方がないが)。それでも「美味しいものは食べに行きたい」というリクエストに応えて、目黒にあるイタリア料理店「リストランティーノ ルベロ」へ。

お店は目黒駅から上大崎方面へ向かって、小さな路地を入ったところにある。築70年という2階建ての民家を利用したいわゆる隠れ家的レストランである。で、いただいた料理は下記の通り。

・焼きトウモロコシのスープ
・“極上白エビ”とキャビアの冷製カッペリーニ
・青森産天然ヒラメのサルタート
・自家製サルシッチャとサマートリュフのピチ
・土佐あか牛☆さの萬熟成 “ウチモモ” のタリアータ
・牡丹エビ、北海タコ、ムール貝、アサリのスパゲティ・ペスカトーレ
・カッサータ
・飲み物(コーヒー)

1品目は焼きトウモロコシのスープ。香ばしさと甘みがうまく溶け合っていて絶妙の味。それにしても、日本のトウモロコシは本当に美味しい。世界にはいろいろな種類のトウモロコシがあるが美味しさではおそらく日本のもの(主にスイートコーン)が世界一だろう。

 

2品目は “冷前菜” として冷製カッペリーニ。白エビといえば傷みが早いために少し前までは漁獲地である富山県でしか食べられなかった。私も初めて食したのは10年ぐらい前に富山へ行ったときだった。しかし、昨今は冷凍技術の発達と流通網の発展により東京でも食べれるようになった。そんな白エビとキャビアを、冷製パスタにぴったりといわれるカッペリーニに惜しげなく乗せてパプリカソースでいただく。富山とロシアの珍味がイタリアと出会った一品である。ブオーノ!

3品目は “温前菜” として青森産天然ヒラメのサルタート。めちゃくちゃに分厚いヒラメの肉をほんわか焼いて(サルタート)アンチョビと焦がしバターソースで食べる。肉の厚みと共にふんわりとした味付けが、空いた口が塞がない状態。刺身のヒラメも好きだが、このソテーされたヒラメも危険だ。(笑)

 

4品目は “プリモピアット” 。その意味は前菜と主菜の間に出る料理とも、最初の主菜ともいうらしい・・・。ピチはパスタの一種だが、卵の入った太麺という感じで私は初めて食べる。とても柔らかく美味しい。サルシッチャ(ソーセージ)とサマートリュフをいっぱい入っていて言うことなし。

5品目は “セコンドピアット” (メインデイッュ)の土佐あか牛☆さの萬熟成 “ウチモモ” のタリアータ。タリータとはトスカーナ地方の郷土料理で、イタリア語で「切る」いう意味らしい。熟成肉に詳しい同行者曰く「さの萬は熟成肉のパイオニア的お肉屋さん」とのこと。熟成肉に今ひとつ馴染みのない私だが、確かに食べてみるとうまみ成分が凝縮されている美味しい。お肉大好きの母親もあっという間にペロリ。これには私も同行者の彼女も驚嘆。

 

で、本当はここで打ち止めのはずだったが、もう少し食べれそうということで6品目としてペスカトーレを追加。そして、ドルチェ(デザート)はカッサータ。シチリア名物のアイスケーキだそうで、リコッタチーズを用いて作っているとか。私は一口だけいただいた。w

料理はどれもこれも申し分なし。サービスも優しく丁寧。ということで、母親も満足そうであった。よくテレビなどで長寿の人は「肉好き」と言っているが、私の母親も毎晩少しだけだが肉を食べている。やはり肉は長寿の秘訣のようである。

リストランティーノ ルベロ
http://ristorantino.jp/

金曜日, 7月 17, 2015

大票田を失いたくなかった新国立競技場建設計画問題

私がずっと疑問を呈していた新国立競技場建設計画が白紙撤回された。まずは喜ばしいことである。しかし、今回の白紙撤回は結局のところ安倍および自民党の政治的戦略でしかないない。

安保法(戦争法)で支持率が急低下中の安倍政権。それゆえに、安倍晋三はついに森喜朗にお願いして新国立競技場建設計画を白紙撤回した。その理由は国民やアスリートからのあまりの不支持の声が大きかったからである。

なかでも元アスリートたち(為末大、有森裕子など)の「負の遺産」でアスリートたちを競技をさせたくないという声が響いた。この声を安倍および自民党は無視することはできなかった。というのも、自民党にとって陸連および体育関係者は自民党の大票田だからである。

正確な数字があるわけではないので、あくまで憶測で申し訳ないが、全国にいる体育教師のおそらく半数近くもしくはそれ以上は陸上競技出身者だと思う(ラグビー出身の体育教師はほとんどいないと思う)。そして、こうした体育教師たちは自民党組織の末端に組み込まれている。

こうした体育教師の多くは安保法のことを理解しているとは思えないが、新国立競技場の建設計画に関してはしっかりと理解している。それゆえに、2520億円かかるだの、実際は3000億円以上かかるといったことは、自分たちの身にも関わる問題であり、反対せざるをえなかった。

それゆえに、安倍および自民党はこうした票田を失いたくないために、今回の白紙撤回を決定せざるをえなかった。結局のところ、新国立競技場建設計画問題は過剰なお金を失いたいのではなく、自分たちの票田を失いたくだけなのである。

今後も新国立競技場建設計画は注視していきたい。

水曜日, 7月 15, 2015

スズメのエサよこせ運動

スズメを飼ってかれこれ10年近くになる。「飼って」といっても、別に鳥籠に入れて飼っているわけではない。毎朝ベランダに来るスズメにエサを与えているだけである。

ただ、このスズメたち、私が朝起きてくるのが遅かったり、なかなかエサをエサ場に置かないと、普段は手すりや電線に止まって待っているだけなのが、ガラスサッシ近くまでやってきて部屋のなかを覗いたり、その前で羽ばたいて「早くエサをくれ〜」と『米よこせ運動』ならぬ『エサよこせ』のデモンストレーションをしたりする。(笑)

エサは基本的に玄米は与えているのだが、玄米だとアッという間に食いつくしてしまう。しかし、麦にはなかなか食いつかない。それでも、冬場になると彼らの本来であるムシなどがいなくなるために背に腹は変えられないらしく、少し不満そうながら食べている。ところが、夏場になってくると、雨の日以外は麦にほとんど目もくれない。なんと贅沢な連中だろうか。それでも、私が翌朝起きてくるときまでには無くなっているから、早朝ごはんとしてしっかり食べているのだろう。

そして、夏場になると彼らのエサもいろいろと豊富になることもあり、ベランダにくるスズメの数は減ってくる。それでも、2〜3羽はベランダの手すりや電線に留まっていて、私が起きてくるのを待っている。

木曜日, 7月 09, 2015

ミュージカル『ジャージーボーイズ』を観る

随分前になるが(6月27日)、渋谷ヒカリエ内にあるシアター・オーブでブロードウェイ・ミュージカル『ジャージーボーイズ』を観た。

この作品、私はアメリカで二度観ていて、早くツアー版が来日しないかなと期待していた。ただ、残念ながらアメリカで観たときほどの興奮や感動を覚えなかった。それは演出が以前よりも機械的というかデジタル的になったことや、劇場が少し大きすぎるという影響もあるだろう。そして、ブロードウェイ・デビュー(2005年)からあまりにも時間が経ちすぎていて、新鮮味に欠けるきらいもあった。

そこで考えさせられたのが、クラシックとモダンの違いである。ブロードウェイでロングランを続けているミュージカルの題材はクラシックなものが多い。『オペラの怪人』『レ・ミゼラブル』『ライオン・キング』など。ところが、21世紀に入ってからはジュークボックス・ミュージカルとして、現代音楽をそのまま利用してロングランするものも増えてきた。『マンマ・ミーア!』『ムーヴィン・アウト』そして『ジャージーボーイズ』である。

現代の若者にとっては、もはやABBAもフランキー・バリーとザ・フォー・シーズンズも過去の音楽でしかないかもしれないが、私のような年代にとってはABBAやビリー・ジョエルはバリバリの同時代音楽であり、フォー・シーズンズにしても、子どもころラジオの「9500万人のポピュラーリクエスト」などといった番組を通じて親しんでいただけに、とても過去の音楽とはいえない。それゆえに、もう少し早い来日公演を、少なくとも映画化される前に来日してほしかった。映画化されて有名になったから来日公演が実現したのだろうが、残念ながら私には賞味期限切れのような味わいを感じざるをえなかった。

水曜日, 7月 08, 2015

アテネにチャイナタウンができる日はそう遠くない!?

ギリシャは観光国である。でも、残念ながらリピーターの少ない観光国である。ギリシャには“強制労働”で作られた世界遺産や観光名所がいっぱいある。しかしながら、これらの遺産や名所は観光客にとって一度訪れればいいところである。二度観るものではない。

そんなギリシャが国民投票でEUの緊縮財政案を拒否した。というより、EU支配に嫌気が差したというのが正しいかもしれない。ただし、このことによって、世界経済および世界情勢に大きな火種を作ってしまった。

今回の緊縮財政にNOを選択したギリシャは、今後独自の経済政策を行わざるをえなくなった。このことはいずれギリシャはEUを離脱して、独自の貨幣(ドラクマ)を復活させることになるだろう。しかし、その貨幣価値は現在の半分近くまで下がるのではないかと言われている。

こうなると、ギリシャは世界でもっとも行きやすい観光国となり、世界中から数多くの観光客が押し寄せるだろう。なかでもロシアや中国から数多くの観光客が大量に押し寄せてくるに違いない。それと共に、ロシアは政治的にギリシャに擦り寄って債務の一部を肩代わりするぐらいは伝えてくるだろう。また、中国は新たなる産業開発に向けて人材をいくらでも派遣すると言ってくるだろう。ということで、いずれアテネにはロシア企業のオフィスが溢れかえり、チャイナタウンもできるだろう。

追記:なおこの文章はあくまでも冗談(アイロニィ irony)です。w

月曜日, 7月 06, 2015

美食日記「ダム・ジャンヌ」(神泉)

先日、渋谷ヒカリエにあるシアター・オーブでミュージカル『ジャージーボーイズ』(後日記述予定)を観劇後、以前より気になっていた神泉の「ダム・ジャンヌ」を訪問。

渋谷から神泉までは、今や世界的観光名所になってしまったスクランブル交差点を横切り、雑踏のなかを歩くこと約15分。で、神泉駅前に着くと、それらしきお店が見つからない・・・。で、よ〜く目をこらしてみると、電灯もついていない古びたお店がある。暗いお店とは聞いていたが、外まで暗いとは・・・。

そして、店内はそれに輪を掛けたぐらい暗く、灯りは各テーブルに置かれた燭台のローソクだけ。フランスの田舎にあるようなレストランというお店のスタンスだそうだが、それにしても暗い。それでも不思議なことに段々と目が慣れてくるから不思議である。で、いただいた料理は下記の通り。

・フレッシュガチョウのフォアグラサラダ(写真左上)
・田舎のパテと自家製天然酵母のパン
・豚足と砂肝の手造りソーセージ(写真左下)
・チーズ各種(ウォッシュ、カマンベール、青カビ)
・オマール海老のフリカッセ(写真右下)
・ガトー・バスク

フォアグラサラダはここのスペシャリテ。バルサミコスの味つけなのだが、さほど濃厚な味わいではなく、フォアグラの柔らかさとグリーンサラダがうまく溶け合いとても絶妙の味。

田舎のパテは塩とコショウの味が効いたもので、自家製天然酵母のパンにフィット。もちろん、パテだけでも十二分にワインにマッチする。

豚足と砂肝の手造りソーセージは「作るのが大変」という若いマダムが力説するものも頷けるとても手が込んだもの。添えてあるジャガイモにはガーリックの香りが漂い、お酒が否応がなくすすんでしまう・・・。

オマール海老のフリカッセはいろいろな野菜とブツ切りにしたオマール海老が、トマトに各種のスパイスが加わっているようで、いかにもフランス田舎料理といった感じでとても美味。

ガトー・バスクは私にちょっと縁がないような甘いお菓子だったが、同行の相方は「小麦粉、砂糖、バターがそれぞれ3分の1で作られているようなもの」と言いながら、あっという間にペロリであった。(苦笑)

カウンター席に座ったこともあり、童顔のマダムとの話も弾み、結局3時間半も長居をしてしてしまった。う〜ん、また一つ通いたいお店ができてしまった。困ったもんである。w

ダム・ジャンヌフレンチ / 神泉駅渋谷駅駒場東大前駅

夜総合点★★★★ 4.6


木曜日, 7月 02, 2015

年齢を重ねると・・・

年齢を重ねると身体のあちこちが痛くなったりする。これはまあ劣化というか老化だから仕方がないことと諦めている。それでもいろいろな検査や運動をして病いの予防をするようにしている。一方で検査をする必要もなく老化していく現象がある。なかでも厄介というか嫌なのが耳毛である。

子供から青年にかけては耳毛が生えたことがなかったので気にもしなかった。ところがこれが中高年になると徐々に気になりだす。そして、ある程度の年齢に達すると否が応でも気にせざるをえないぐらい生え始める。

人間の体というものは基本的に大事なところを毛で守ろうとするようにできている。眉毛、まつ毛、鼻毛、陰毛などがいい例である。ただ脇毛や胸毛に関してはよく解らない。それゆえに耳毛ができてもおかしくはない。しかしながら、この耳毛は思春期にかけて陰毛のように生えることがない。それが中高年期に入ると太く長く早く生えるのである。耳毛が生える理由は男性ホルモンの影響によるものらしく、分泌量が多いほど伸びるようである。

森進一の『おふくろさん』歌詞問題で記者会見に現れた作家の川内康範が耳毛を長く伸ばしていたのにはびっくりしたが、耳毛を手入れしていない男性はやはり不潔というか無神経なヤツに見えてしまう。昨今は耳毛カッターなるものがあり、以前よりは手入れがしやすくなった。とはいえ厄介な体毛である。

水曜日, 7月 01, 2015

誰のための東京オリンピック???

東京オリンピックは東京都が主催である。それなのに、誘致段階から「お・も・て・な・し」や「オール・ジャパン」などと言って、安倍晋三やスポーツ貴族などがシャシャリ出ていた。そして、偽りの五輪計画書と誑かしの言葉で誘致を成功させた。

この段階で「船頭多くして船山に上る」の誘致であった。

本来の船頭は東京都知事である舛添要一である。しかし、五輪誘致を言い出したのは前知事(石原慎太郎)であるために、スポーツ行政の黒幕である森喜朗やスポーツ貴族の親分ともいうべきJOC会長竹田恒和らは「お前を都知事にしてやったのは誰だ」と言わんばかりに舛添を見下しているというか、相手にしていない。そして、ここにきて、スポーツ議連の幹事長である遠藤利明が五輪担当大臣として任命された。スポーツ議連の会長は麻生太郎だ。このほかにも、文部大臣の下村博文も口を出している。その後ろ盾はいうまでもなく安倍晋三である。

このように船頭が次々と登場するにはそれなりの理由がある。それはスポーツ利権がゴロゴロしているからだ。

競技施設を作るゼネコンをはじめとした建設業界。ミズノ、アシックスといったスポーツ関連業界。大会を仕切る電通など広告業界。ALSOKなど警備業界。ホテルなどの宿泊業界。そして、今後予想されるのが財政負担を補うための「プロ野球toto」発行によるコンビニ業界などだ。みんな東京オリンピックで一儲けしようと虎視眈々としている。こうしたお金の一部が政治家およびスポーツ団体に流れていくのは目にみえている。

本来ならば東京オリンピックは東京都民のため、国民のためのオリンピックのはずである。しかしながら、もはや都民のためでもなく国民のためでもなく、政治家たちのメンツと利権のためになっている。