日曜日, 7月 19, 2015

美食日記「リストランティーノ ルベロ」(目黒)

最近、家からあまり外に出たがらない母親(まあ雨が続いたり、暑かったりで仕方がないが)。それでも「美味しいものは食べに行きたい」というリクエストに応えて、目黒にあるイタリア料理店「リストランティーノ ルベロ」へ。

お店は目黒駅から上大崎方面へ向かって、小さな路地を入ったところにある。築70年という2階建ての民家を利用したいわゆる隠れ家的レストランである。で、いただいた料理は下記の通り。

・焼きトウモロコシのスープ
・“極上白エビ”とキャビアの冷製カッペリーニ
・青森産天然ヒラメのサルタート
・自家製サルシッチャとサマートリュフのピチ
・土佐あか牛☆さの萬熟成 “ウチモモ” のタリアータ
・牡丹エビ、北海タコ、ムール貝、アサリのスパゲティ・ペスカトーレ
・カッサータ
・飲み物(コーヒー)

1品目は焼きトウモロコシのスープ。香ばしさと甘みがうまく溶け合っていて絶妙の味。それにしても、日本のトウモロコシは本当に美味しい。世界にはいろいろな種類のトウモロコシがあるが美味しさではおそらく日本のもの(主にスイートコーン)が世界一だろう。

 

2品目は “冷前菜” として冷製カッペリーニ。白エビといえば傷みが早いために少し前までは漁獲地である富山県でしか食べられなかった。私も初めて食したのは10年ぐらい前に富山へ行ったときだった。しかし、昨今は冷凍技術の発達と流通網の発展により東京でも食べれるようになった。そんな白エビとキャビアを、冷製パスタにぴったりといわれるカッペリーニに惜しげなく乗せてパプリカソースでいただく。富山とロシアの珍味がイタリアと出会った一品である。ブオーノ!

3品目は “温前菜” として青森産天然ヒラメのサルタート。めちゃくちゃに分厚いヒラメの肉をほんわか焼いて(サルタート)アンチョビと焦がしバターソースで食べる。肉の厚みと共にふんわりとした味付けが、空いた口が塞がない状態。刺身のヒラメも好きだが、このソテーされたヒラメも危険だ。(笑)

 

4品目は “プリモピアット” 。その意味は前菜と主菜の間に出る料理とも、最初の主菜ともいうらしい・・・。ピチはパスタの一種だが、卵の入った太麺という感じで私は初めて食べる。とても柔らかく美味しい。サルシッチャ(ソーセージ)とサマートリュフをいっぱい入っていて言うことなし。

5品目は “セコンドピアット” (メインデイッュ)の土佐あか牛☆さの萬熟成 “ウチモモ” のタリアータ。タリータとはトスカーナ地方の郷土料理で、イタリア語で「切る」いう意味らしい。熟成肉に詳しい同行者曰く「さの萬は熟成肉のパイオニア的お肉屋さん」とのこと。熟成肉に今ひとつ馴染みのない私だが、確かに食べてみるとうまみ成分が凝縮されている美味しい。お肉大好きの母親もあっという間にペロリ。これには私も同行者の彼女も驚嘆。

 

で、本当はここで打ち止めのはずだったが、もう少し食べれそうということで6品目としてペスカトーレを追加。そして、ドルチェ(デザート)はカッサータ。シチリア名物のアイスケーキだそうで、リコッタチーズを用いて作っているとか。私は一口だけいただいた。w

料理はどれもこれも申し分なし。サービスも優しく丁寧。ということで、母親も満足そうであった。よくテレビなどで長寿の人は「肉好き」と言っているが、私の母親も毎晩少しだけだが肉を食べている。やはり肉は長寿の秘訣のようである。

リストランティーノ ルベロ
http://ristorantino.jp/

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