月曜日, 12月 31, 2012

2012年私的10大ニュース


今年も残すところあと何時間。2011年のような劇的な変化に富んだ年の反動というか、2012年は個人的には穏やかな1年でした。そんな穏やかな年の私的10大ニュースを選んでみました。

1位. iPhone 5 を購入(9月)
2位. 一度も旅行へ出かけず(1月〜)
3位. グルメ開拓が増える (1月〜)
4位. ロンドン五輪テレビ観戦に夢中(8月)
5位. 東北復興支援活動を地道に続ける(1月〜)
6位. 株の収支が久しぶりにプラスになる(12月)
7位. 十数年ぶりに鍼治療を行う(11月)
8位. バレエの観劇回数が増える(1月〜)
9位. 年末の有馬記念で前後の3レースを全的中(12月)
10位. ブログおよびMixiが7年目に突入(9月)

1位はiPhone 5。これを得たことで生活がかなり変わりました。スケジュール管理はもう完全にiCalまかせだし、連絡帳もMac Book Airと同期してiPhone 5を利用しています。内蔵カメラや地図などのアプリも使いこなせすようりになり便利になったと思います。

2位は東京をまったく離れなかったことでしょう。おそらく人生で初めて全く旅行をしなかった年になったと思います。相変わらず続く余震や老母を抱えていることから旅に出ることが難しいです。少しジレンマにもなっています。

3位はグルメ開拓。旅行に行けない分と言ってはおかしいかもしれませんが、都内にある美味しい店に結構足を運ぶようになりました。今ではグルメも新しい出会いでもあり一種の旅だと思うようしています。(苦笑)

4位はロンドン五輪。オリンピックは普段あまりスポットを浴びることがないスポーツに、多くの人が目を向けさせてくれるのが嬉しいです。私にとってロンドン五輪でのハイライトは下記の日記にも書きましたが女子卓球、男子フェンシング、そして男子ボクシングの準決勝3試合でした。

ロンドン・オリンピックでのハラハラドキドキの3試合
http://k21komatsu.blogspot.jp/2012/08/blog-post_15.html

5位は東北復興支援。直接東北へ足を運ぶことはできませんでしたが、いろいろな形で今年も微力ながら支援に参加しました。来年以降ももちろん続けていきます。

6位以降は省略。

来年はもう少しアクティブな年にしたいと思います。

土曜日, 12月 29, 2012

美食日記「コートドール」(白金高輪)



地下鉄南北線白金高輪駅から歩いて10分。古川橋交差点近くの高級マンションの1階にある「コートドール」。オープンは1986年というからすでに四半世紀以上になるので、老舗といってもいいかもしれないフランス料理店である。

店内はマンションの庭が見えるようなガラス張りの造りになっていて、テーブル間もゆとりがあり良質な空間を醸し出している。照明は陰影がはっきりしていて、ちょっと写真を取るにはつらいが、料理の雰囲気をさらに味付けするようなコントラストな演出がなされている。

さて、この日はシェフのおまかせコースのみで、メニューは下記のような感じであった。

・桜海老のブルスケッタ
・鰆の燻製と紅芯大根(友人は季節野菜のコリアンダー)

・エイヒレとキャベツの蒸し煮(写真上)
・エゾシカのワイン煮込み(写真下)

・いちごのデザート
・ココナッツのブランマンジェ
・コーヒー(or 紅茶)とお菓子

オードブルで違った料理を出すというのはちょっと珍しいが、これだとどんなカップルもしくはペアでも、コミュニケーションのためにシェアをするだろうから、ちょっとした心憎い気配りである。

「エイヒレとキャベツの蒸し煮」はシェフ(斉須政雄)がフランス修行時代からこだわり続けている一品だそうで、このお店ならではスペシャリテ。柔らかく仕上げたエイヒレの下にキャベツ、そして、トッピングされたネギをバターとお酢の入ったソースに混ぜり合わせて食べる。看板メニューということもあるが、食した瞬間に、思わずちょっと下品だが鼻歌まじりに身体がスイングしまうほどの美味しさだった。

「エゾシカのワイン煮込み」はシカというよりもうウシの領域に到達しているような煮込み方で、これを「北海道牛のワイン煮込み」と言われて出されても分からないほど、シカ特有の臭みや匂いはまったくなく、ボリュームもあり肉を食するという醍醐味を堪能させてくれる。そして、これに添えて出てきたマッシュボテトには刻みリンゴとパセリが入っていて、これが煮込みの味の強さをうまく和らげていて絶妙だった。

全体としてその味はオーソドックスなフランス料理の王道を歩むというより、うちの店は単なる老舗料理店ではないぞ、というシェフの確固たる気骨さを悟らされるような思いがした。フランス料理は奥が深い。感服。

木曜日, 12月 20, 2012

真冬のタクシー運転手さんとの会話


タ「寒くなりましたねえ」
私「いま、3℃ですよ」
タ「どうして解るんですか」
私「スマホのサイトで解るんですよ。ちょっと待っていてください」

私はiPhoneを取り出してウェザーニュースのサイト(アプリ)を運転手さんに見せる。

私「ほら、3℃。湿度46%、北北西の風3メートルでしょ」
タ「ほう、凄いですねえ」
私「これ、カーナビにもつければいいのにね」
タ「確かに。タクシーの運転手って外気の温度がよく解らないですよ」
私「そうかぁ。カーナビもGPSなんだから、これと連携すればいいんですよ」
タ「そうですね。特許申請してみてはどうでしょうか」
私「特許ですかぁ。私が気がつくんだから、もう作っているんじゃないの」
タ「解りませんよ」(笑)
私「・・・・」(苦笑)

久しぶりにタクシー運転手さんとの楽しい会話だった。

水曜日, 12月 19, 2012

新聞各紙の購読者政党支持率が知りたい


テレビや新聞は世論調査という世論操作を月に1回は行うが、自分たちの購読者がどの政党支持者であるかという、自己調査はまったく行わない。そこで、勝手ながら新聞各紙の購読者政党支持率を推測してみた。

まず赤旗を読んでいる人の99%は共産党支持者だろう。そして、聖教新聞を読んでいる人の120%(笑)は公明党支持者である。それでは、一般の商業紙を読んでいる人の政党支持率はどんなものだろう。

まず自民党御用新聞ともいうべき読売新聞。ここの読者のほとんどは巨人ファンであり、読売新聞にかなり影響されている傾向が高いと思えるので、読者の半分以上は自民党および公明党支持者で、残りは支持政党なしではないだろうか。

その読売に対するのは朝日新聞。ここの読者の多くはリベラル系が多いので、その読者の半分は民主党および共産党支持者で、残りは支持政党なしではないだろうか。自民党支持者はおそらく5%もいないだろう。

さて、ここからの予測が難しい。毎日新聞は各政党の支持者がまんべんなく購読していそうである。日本経済新聞はやはり半数が自民党支持者であり、残りの半分がその他の政党もしくは支持政党なしと思われる。産経新聞は関西に強い新聞なので、その多くは維新の会、公明党ではないだろうか。

さて、ブロック紙や地方紙に関しては解らないところが多いが、もっとも脱原発を鮮明にしている東京新聞は民主党、共産党、社民党支持者たちの購読が多いに違いない。

いずれにしろ、これはあくまで推測である。各新聞社は勝手な世論調査をする前に自分たちの購読者の支持政党調査を行ってもらいたい。そして、自分たちの存在位置(立場)がどのようなものかを知るべきである。

月曜日, 12月 17, 2012

自民党を勝たせたのは創価学会とマスコミである


今回の選挙で自民党が圧勝した最大の要因はなんといっても公明党=創価学会との選挙協力の賜物である。もし、公明党との選挙協力がなく、公明党が小選挙区に独自候補立てたり、自由投票にでもしていたら、自民党は小選挙区で100も勝てなかっただろう。それぐらい、今の自民党は公明党=創価学会票頼みの政党なのである。つまり、今や自民党の最大の支持母体は、経団連でも日本医師会でも農協でもなく、創価学会なのである。

次に自民党圧勝劇を支えたのは読売新聞をはじめとしたマスコミの力がある。読売新聞は選挙前に選挙の争点の摺り替えを行い、自民党を援護した。また各新聞社は世論調査という世論操作で自民党が圧勝することを報道して、多くの無党派層に失望感を与えて投票させないようにした。投票率が低かった最大の要因を作ったのはマスコミである。

もちろん、このほかにも自民党が勝ったというか、民主党が惨敗した理由はいろいろあるが、いずれにしろ、自民党を勝たせ日本を右傾化させる舵をとったのは創価学会とマスコミである。

水曜日, 12月 12, 2012

公明党=創価学会の大矛盾


公明党のエネルギー政策は、原発の新規着工を認めず、原発の40年運転制限制を厳格に適用、そして、2030年までに現在の原発の約3分の2が停止するというものである。そして、原発立地地域の経済・雇用の確保に万全を期しながら、1年でも早く原発ゼロをめざすことに全力を挙げていくというものである。

少し遠回りな説明だが脱原発方針である。なのに、公明党=創価学会は小選挙区では、擁原発である自民党候補者を支持したり協力している。おそらく、創価学会員たちの99%が小選挙区で自民党候補者に投票し、比例区で公明党に100%投票するに違いない。

創価学会の皆さんはこれがおかしいと思わないのだろうか。矛盾していると思わないのだろうか。こうしたことを解っていながらも、小選挙区で自民党候補者に投票するようでは、創価学会が恐ろしいカルト集団であり、日本を壊すデストロイヤーだと言われても返す言葉があるのだろうか。

月曜日, 12月 10, 2012

脱原発のための衆議院選挙投票法則


マスコミ(特に読売系列)は今回の選挙での選挙民の最大の関心事は「景気・雇用対策」「経済対策」と言い、論点のすり替えを行っている。果たして最大の関心事は「景気・雇用対策」「経済対策」だろうか。最大の論点・争点はもちろん「原発、TPP、消費税」である。マスコミの誘導操作は実に恐ろしい。

「原発、TPP、消費税」のなかでも最大の関心事は「原発」である。この問題を語ることなくして、日本の将来の展望は見えてこない。このまま原発を維持して、いずれまた事故が起きたときに完全に日本沈没を招かせるのか、それとも脱原発の道を歩み、日本沈没を防ぐのかを問われているからである。

この二者択一を我々はいま問われている。もちろん答は後者以外ありえない。なのに、自分たちの利権のために原発を容認する自民党、それに追従する公明党、そして、脱原発を隠れ蓑とする維新の会が存在している。加えて、これらの政党は憲法改正を視野にいれ、国防軍だの徴兵制だのとのたまわっている。つまり、これらの政党および所属議員に投票することは、5年10年20年後の日本を破壊するかもしれないということに加担するということである。

日本を守るために今度の衆議院選挙では、小選挙区では脱原発でない自民党、偽・脱原発の維新の会以外の勝てそうな立候補者に投票する。比例区ははっきり脱原発を掲げている政党に投票する。これ以外の投票法則があるだろうか。

水曜日, 12月 05, 2012

それでも自民党を支持しますか


ネガティブ・キャンペーンかと言われるかもしれないがあえて書かせてもらう。

3年余の民主党政権だったが、その終わり頃になると「自民党のほうがまだマシだった」という人が多くいた。果たしてそうであろうか。こう言った人たちは次に自民党政権になったら「まだ民主党のほうがマシだった」と言うのではないだろうか。しかし、そのときはもう手遅れになっているだろう。

私が以前より主張してきた「1票の格差是正と選挙制度改革」。民主党はこれに取り組もうとしていたが、自民党がずっと足をひっぱり続けてきた。解散の駆け引きとして「0増5減」だの「比例定数削減」などを約束したが、結局実施することはなかった。おそらく、自民党が政権を取り戻せば自民党および公明党の都合のいい中選挙区制度復活を声高々に上げるだろう。こうなると政権交代可能な2大政党制がなくなり、元の黙阿弥である。

そして、自民党はその議員が相変わらず世襲議員ばかりで、地盤・看板・カバンの利権体質の政治家ばかりである。こうした議員たちは当然のことながら、美味しい利権がいっぱいの原発を廃止するなど絶対にしない。原発を推進してきたのは自民党政権であり、その甘い汁を吸い続けてきたのも彼らである。そんな自民党をどうして支持できようか。

小泉政権では規制緩和、規制緩和と言って、金融をはじめ多くの社会制度に規制緩和が行われ競争意識をもたせたが、結果はご存知のように格差社会とデフレスパイラルを作っただけである。もちろん、このことが景気低迷を起こす大きな要因ともなった。それなのに、デフレ脱却だと言って小泉の後継者であったはずの安倍晋三が今度はお札を輪転機でじゃんじゃん刷ればいい、などという無責任な発言をしている。信じられないトンチカン男である。

加えて、今回の選挙では自民党は戦前の軍部と見間違うかのような憲法改正(悪)を堂々と提起している。これでは、日本は増々右傾化するどころか開戦しますよと言っているのと同じようなものである。それでなくとも小泉をはじめとする靖国神社参拝によって、日中関係を悪化させたのは自民党であり、尖閣問題にしても仕掛けたの元自民党員の石原慎太郎である。もし自民党が政権復帰したら、中国との間に何が起きるか解らない。

脱原発への道を完全に閉ざし、日中関係を今よりさらに深刻化させ、国防軍設立など憲法改正(悪)を目指す自民党。いずれ彼らはネットなどへの言論規制も始めるだろう。そんな自民党を支持できますか。今度の総選挙で国民は騙されてはならない。そのためにも、誰もが熟慮に熟慮を重ねて投票してもらいたい。

日曜日, 11月 25, 2012

飲み屋の出入り禁止


先日、行きつけの飲み屋で出入り禁止騒動があった。端的にいえば、酔っぱらいが独言に格好をつけて、他のお客さんたちの会話にチャチャを入れて、そのことに対して店主が怒って、その酔っぱらいを外に連れ出して、結局のところ警官までかけつけて出入り禁止になった。

さて、この出入り禁止ということは法的にはどうなのだろうか。1回の過失で店に入れなくなるというのもちょっと問題があるが、店側としては他のお客さんに迷惑をかける可能性のある人を入れることは、店の評判を落とすことになりかねず、結果的に売り上げを減少させるのだから、出入り禁止という措置は法的に問題ないように思う。

一方で、私は以前あるバーで「うちはバーなんですから、食べることばかりしないで飲んでくださいよ」と逆に文句を言われたことがある。そのバーは奥さんが作るB級グルメが上手いことが評判だったのに、そんなことを言われてもと思い、その日からこっちから出入り禁止にした。店はそれから約9ヶ月後には閉店したが。

まあ、店側が出入り禁止にするも、客側から出入り禁止にもするもそれぞれ自由だが、誰もが後味がよくないことだけは同じである。飲み過ぎには注意しましょう。w

土曜日, 11月 17, 2012

「勝手に決めていく政治」を目指す政党に騙されるべからず


マスコミ操作に長けている橋下徹率いる日本維新の会が、石原慎太郎率いる爺さん議員だらけの太陽の党を吸収合併した。

民主党にしろ自民党にしろ、議員のなかには右から左までいろいろな意見がある。その意味において政党というの野合であり烏合の衆でもある。それがあるからなかなか収拾がつかない。だが、逆にいえばそれが自由な証しでもある。

しかし、今回の合併はどう考えてもおかしい。脱原発(格好だけだろうが)と言う橋下と「東京に原発を作れ」と言ったことがある親原発の石原。TPPに賛成の橋下と「あんなのアメリカの策略」と言った反対の石原、芸術にまったく無知な橋下と芸術を少なくとも理解している石原。この二人が統合するのである。これでは野田首相ではないが「小異でないものまで捨てるのは野合」以外なにものでない。

この2人の共通項といえば、憲法改正(悪)、天皇制復活、徴兵制復活といった国粋主義である。そのためには、原発もTPPも芸術も関係なく野合するのである。恐ろしいことである。

もし、彼らが国家権力の座につくようになれば、日本は間違いなく右傾化して、次のようなことが成されるだろう。憲法改正(悪)、天皇制復活、徴兵制復活に加えて、原発容認、学校での「日の丸」掲揚「君が代」斉唱、尊皇愛国教育、遺産全額没収、ネットなどの言論統制および文化芸術への介入など、1930年代の日本が辿った道を歩ませていくだろう。

どうしても総理大臣になりたい石原慎太郎と、どうしても道州制にしたい橋下徹という二人が作る野合に絶対に騙されてはならない。日本維新の会とは「王政復古の会」であり、「決められない政治」ではなく「勝手に決めていく政治」を目指す政党なのであるから。

水曜日, 11月 14, 2012

原発問題を答えられないヤツは国会議員になる資格はない


解散総選挙が行われることになった。

結局1票の格差と定数是正を先送りして、0増5減という形でお茶を濁して、身を削ることをしなかった。こうなれば、次の総選挙で各政党は1票の格差と定数是正に関する具体的な提案を選挙公約(マニュフェスト)に掲げなければならない。それができないようならば、少数政党といえども国政を担う資格などない。

そして、もうひとつは原発だ。これに関しては各政党だけでなく、立候補者一人一人がはっきりとした意志表示を選挙広報に明記すべきである。また、マスコミも誰々が脱原発か、廃原発か、それとも親原発かなどを国民に伝える義務がある。もし、無回答するような候補者がいれば、そいつは国会議員になる資格などない。

今の日本において原発問題を答えられない政治家など必要ないのだから。

0増5減なんて瞞し(まやかし)だ
http://k21komatsu.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html


火曜日, 11月 13, 2012

美食日記「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」(広尾)


広尾駅から商店街を抜けて明治通りに向かう途中にある「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー a nu, retrouvez-vous」。「アニュ」とは「ありのままで」、「ルトゥルヴェ・ヴー」とは「また会いましょう」という意味。私のお気に入りの店である。なにぶん「私的ミシュランガイド」で3つ星をつけられる店はここと京都の炭火割烹「いふき」だけである。

店内は天井が高く開放感にあふれ、壁にはお洒落なパステル画がいくつも飾られている。各テーブルは作りに余裕があり、落ちついて食事ができる空間がしっかりと演出されている。それゆえに、美味しい料理とそれに伴うワインで時間も忘れ、話も弾んでしまうに違いない。私も今回は友人と一緒に時計の針を見ることもなく、4時間かけて料理とワインを堪能してしまった。

料理はいくつかのコースがあるが、今回は「ムニュー ドゥ コンバレゾン」という1つの食材を2つの調理法によって比較して食べられるコースを選び、それにちょっとわがままを言わせてもらい、その日の一品からうりぼうのローストを加えてもらった。また、ワインはそれぞれの料理にマッチするものを選んでもらい、少量ずつ飲ませてもらうようしてもらった。

まず最初の1品は、ここのお決まりのいくつか穴のあいたお皿にアミューズ3点をのせる。次にカニ料理を2点、続いてフォアグラ料理2点をいただく。そのあとに、キジと栗のヴルーテ、本日の鮮魚(真鯛)とほうれん草のクーリ、そして、うりぼうのローストと美味珍膳ならぬ美味愛膳の料理を食させてもらうが、そのコース料理は、少し解りにくい表現かもしれないが、ラヴェルの『亡き王女パヴァーヌ』と『ボレロ』を足して割ったような繊細にして先鋭的なオーケストレーションを味わっているような感すらあった。

そして、このお店で感心することは料理が美味しいだけでなく、そのサービスぶりもが特筆する。今回、私たちのテーブルを担当したお兄さんは私の甥っ子にそっくりで、思わず「お前、なんでここでバイトしているんだよ」と口から出そうになってしまったが(笑)、そのお兄さんの料理やワインの説明は非常に解りやすく、こちらからの質問にもしっかりと答えてくれて、カジュアルながらも丁寧な応対ぶりに、帰り際にちょっとチップを渡したくなったほどである。

「アニュ」は先日開店3周年を迎えたが、その姿勢は守りに入る感じなどはサラサラなく、創作意欲というか前へ進もうという向上心に満ち溢れている。また、お客へのもてなしの努力も怠っていない。いわゆるグランメゾンと言われる超高級フランス料理店ではないが、斬新な料理と心憎いサービスをこれだけ楽しめるお店はさほど多くないと思う。「私的ミシュランガイド」の3つ星はもちろんキープのままである。

ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー
http://www.restaurant-anu.com/jp/index.html

写真上:キジと栗のヴルーテ
  中:本日の鮮魚(真鯛)とほうれん草のクーリ
  下:うりぼうのロースト

水曜日, 11月 07, 2012

憶えていますか、大正テレビ寄席


憶えている方も多いと思うが、『大正テレビ寄席』は1963年(昭和38年)から1978年(昭和53年)までNETテレビ(現・テレビ朝日)で放送されていた公開演芸番組である。提供は大正製薬、司会はウクレレ漫談の牧伸二で、公開録画は渋谷の東急文化会館(現・渋谷ヒカリエ)地下にあった映画館・東急ジャーナル(のちに東急レックス → 渋谷東急3と改名)で収録されていた。

小学生の頃、私はその収録に親父に連れられて何度も行ったことがある。親父は当時人気絶頂だった林家三平や三遊亭歌奴(現・三遊亭圓歌)が好きで、この2人が出る収録にはよく足を運んだ。東急ジャーナルは400人ぐらいしか入らない小さな劇場だったので、収録のときはいつも満員で立ち見もいるほど熱気に満ちていた。ここで私は三平、歌奴をはじめ桂米丸、月の家円鏡(現・橘家円蔵)らの落語を聞いた。また、漫才ではWけんじ、てんやわんや、内海好江・桂子らを、コントではてんぷくトリオ、チャンバラトリオ、東京コミックショー、ドンキーカルテットらを、漫談では東京ぼん太、牧野周一(牧伸二の師匠)を聞いた憶えがある。

大正テレビ寄席は基本的に「新しい笑いを作る」というポリシーだったために、落語は新作落語を得意とした人だけの出演で、私はここで古典落語を聞いたことがない。というより、小学生が古典落語など解るはずもないが。(苦笑)番組はとにかく観客に思いっきり笑ってもらうために、漫才・コントが多かったような気がする。そして、こうした番組の作りが後の演芸およびお笑い番組に大きな影響を与えたことは間違いない。

私は中学に入ると部活が忙しくなってしまったために、大正テレビ寄席へ行くことはなくなった。私が古典落語に接するようになったのはそれから20年も先のことであった。

月曜日, 11月 05, 2012

0増5減なんて瞞し(まやかし)だ


衆議院の解散総選挙が取り沙汰されているが、その前に「身を削る」つまり1票の格差是正・定数削減をしてもらわなくては困る。しかしながら、自民党などは0増5減だけでお茶を濁そうとしている。これではまったく身を削ったことにならない。単なる瞞しに過ぎない。

そもそも自民党は2年前の参院選のマニフェスト(政権公約)で「衆参両院の国会議員定数を3年後に722人から650人に1割削減、6年後には500人に3割削減」と掲げた。民主党も比例定数80削減を主張してきた。0増5減では両党の公約から遠くかけ離れている。

0増5減にしたところで、2009年総選挙時にあった最大2.337倍(現在だと2.4倍以上になる)格差が、1.8倍程度にしか抑えることができず、全く抜本改正にはなっていない。1票の格差は、衆議院は1.2倍以内、参議院は1.5倍以内が理想である。これは理想であり現実的ではないかもしれない。ただし、最低でも衆議院は1.5倍以内、参議院は2倍以内にするべきである。

そのためにも、早急に選挙制度改革を行ってもらいたい。もし自分たちで身を削ることができないのであれば、広く国民から知恵を出してもらってはどうだろうか。というより、マスコミもそれぐらいの案をすぐに出すべきである。

水曜日, 10月 31, 2012

世界新三大夜景にオブジェクション


先日、長崎市で「夜景観光コンベンション・ビューロー」なる団体による「夜景サミット」が開かれ、「世界新三大夜景」として長崎、モナコ、香港を選出したと公表した。一般的に日本では世界三大夜景は函館、ナポリ、香港とされてきたが、今回は開催地である長崎が函館に代わって入った。

この「世界三大夜景」の選出基準はかなり厳しい。というのも、対象となる都市を俯瞰できる場所が複数の存在していなければならないなど、早い話、周囲に小高い丘や山がなければ、最初から対象外ということなのである。それでいて「世界三大夜景」とは少々おこがましいような気がする。

私もこれまでに仕事の関係で各地の夜景を観てきたが、正直なところ函館(もしくは長崎)、モナコ(※行ったことがない)、香港が「世界三大夜景」とは思えない。そもそも夜景には俯瞰で観る夜景もあれば、空から観る夜景、また街中で観る夜景など千差万別の夜景がある。こうしたことを吟味しながら、ざっくばらんに日本のなかでは東京、神戸、北九州を三大夜景に推したい。

また、私がもっともいろいろな夜景を観たアメリカだと、空から観てもっとも凄かった夜景はラスベガスであり、対岸から観てもっとも美しい夜景はマイアミであり、街中のタワー(もしくはビル)から観てもっとも素晴らしい夜景はシカゴだったりする。

そもそも夜景などというものは、そのときの天候およびシチュエーションによって印象が異なるのだから「世界三大夜景」と決めつけるのも少々おかしいような気もする。本当に日本人は「三大◯◯」とか「五大◯◯」と枠にはめるのが好きな人種である。(苦笑)

火曜日, 10月 30, 2012

さんま祭りのルーツ


今年も大変な賑わいで、もはや秋の風物詩となった感のある“目黒のさんま祭り”。そのルーツというかいきさつをちょっと調べてみた。

目黒区が行っている「目黒のさんま祭」は、目黒区のホームページよると、宮城県気仙沼市に住む落語好きの松井敏郎さんが気仙沼の美味しいさんまを落語のゆかりの地「目黒」で食べてもらおうと目黒区にさんま祭りを提案して、1996年(平成8年)に第1回「目黒のさんま祭」が開催されたと記してある。

一方、同じ年に品川区側の目黒駅前商店街も「目黒のさんま祭り」を開催しはじめているが、こちらは「駅前に昔ながらの暖かさを呼び戻す為に」という明快な町おこしの理由から行うようになったことが、商店街のホームページに書いてある。

それにしても、同じ年にどうして2つの“目黒のさんま祭り”が始まったのだろうか。単なる偶然だろうか・・・。

ただ、こうした大々的な2つの“目黒のさんま祭り”が開かれる以前にも、小さなさんま祭りはあったようである。テレビ東京の『アド街ック天国』では「実は『目黒のさんま祭』より先の35年前に地元の商店街が大鳥神社で生さんまを無料配布していました」と放送している。また、20年ぐらい前に学芸大学駅前で東口商店街のイベントとしてさんまを焼いて食べさせたことがある。どちらも町おこしの一環として行われたに違いないであろうし、これらがなんらかの形で2つの“目黒のさんま祭り”につながっているのではないだろうか。

そして、現在では目黒に続いて恵比寿や東京タワーなどでもさんま祭りが開かれるようになった。これには「さんまは目黒に限る」と言ったお殿様も、よもや自分の一言がこんなに町おこしに役立っているとは知る由もないだろう。

目黒のさんま祭
http://sanmasanba.web.fc2.com/p01.htm

「目黒のさんま祭り」の公式ホームページ
http://www.asahi-net.or.jp/~xq7k-fsm/sanma.htm

火曜日, 10月 23, 2012

映画『天地明察』を観る


原作を読んでいるので、どんな風に映画化されるのか興味深かった。しかし、観終えての感想は正直なところとてもオススメできるような映画とは思えなかった。

まずキャスティングに問題がある。岡田准一、宮崎あおいはいいだろう。しかし、敵役というか相手役までジャニーズというのはいただけない。いくらジャニーズ事務所にゴリ押しされたのか、それともジャニーズ・ファンに媚びたのか解らないが、映画が俄然軽くなってしまった。他にも何人かは明らかにミスキャストだと思われる人がいる。ナレーションの真田広之はヒットだったが。

次に上映時間の長さである。原作が長いからといって2時間21分は長過ぎる。それゆえに、妙にダラダラとしたところがあり緊張感が切れてしまう。加えて、演出的にこれが面白いという試みがない。主人公安井算哲らが算術を解くときや、天体観測をするときに、何か変わった表現や撮り方をするのかなあ、と思ったら結局何にもないずじまい。また、後半の方では時代がかなり経過していくにも関らず、出演者の衣装・メイクがあまり変わらず、これまた時代考証に難があると言わざるをえない。

いずれにしろ、ただ淡々と映像が流れているといった感じで凡作としかいいようがなかった。ただし、原作は少し難解なところはあるが、とても面白いので興味ある方はぜひともご一読を。

日曜日, 10月 21, 2012

Mill me(ミイル)というアプリが面白い


iPhone 5を手にしてはや1ヶ月。これまでにいろいろなアプリを試しているが、もっともお勧めなアプリは「Mill me(ミイルとも呼ぶ)」。

ミイルは昨年10月24日にiPhoneのアプリとしてサービスを開始。今年9月からはAndroid版も配布され、「料理好き」または「食いしん坊」にはちょっとたまらないアプリだ。このアプリ、基本的には料理写真を少し加工して美味しく見せるというもの。自分で作った料理はもちろん、食べに行ったお店の写真をその場でお店の名前や場所を掲載することもできる。加えて、ご近所さんのお店を探したり、いろいろなお店の写真を検索できたりもする。

そして、Twitterと同じように他の人の料理写真をフォローしたりフォローされたりすることもでき、「♥食べたい!」というチェックを入れたり、コメントを書き込むこともできる。写真はTwitterやFacebookと連動することも可能だ。私はまだまだ始めたばかりなのでフォローする人もフォローされる人も少ないが、多い人になると千人単位にもなっているようだ。

ミイルは先週のAppStoreのフード/ドリンクカテゴリーで7位に入るなど俄然注目を集めている。「料理好き」または「食いしん坊」の方は、楽しいアプリなので一度試してみてはいかがでしょうか。

木曜日, 10月 18, 2012

他人を不快にさせる行為


電車のなかで相変わらず化粧をする女性がいる。鏡を覗いたりするぐらいならまだ可愛いが、まつげをつけたり、口紅を塗ったりしている姿を見ると、「この女、顔は綺麗になるかもしれないが、心をどんどんブスになることを解らないのか」と言いたくなってしまう。

それにしても、どうしてこんなに人前で化粧をする女性が増えたのであろうか。学校教育の悪さか、それとも家庭教育の悪さか。そればかりではないと思う。化粧品会社がこうした人前での化粧を「不快を与える行為」と言わないからであろう。

そもそも、化粧、ヒゲ剃り、歯磨き、鼻毛抜き、耳掃除などといったことは他人のいない空間で行うことであり、見ず知らずの人がいる公共の場で行うことではない。こうした行為は例え他人に直接的な迷惑をかけなくても、見ていてとても不快になるという迷惑をかけている。

もし、電車のなかで化粧をしている女性の前で歯磨きをしたら、その女性はどう思うだろう。ほとんどは不快に思うに違いない。その行為を自分がしていることに気がつかないというのはかなり愚かなことである。

以前、電車のなかでシェーバーを使ってヒゲ剃りをしている男が多くいた。ただ、最近はあまり見かけることがなくなった。その意味においては男の方が女より先に「迷惑」に対する学習能力があったのかもしれない。ただし、ブラウンは相変わらず外でヒゲを剃って比較するCMを流している。他人の不快を解らない愚かな会社である。

火曜日, 10月 16, 2012

“おのぼりさん”という言葉の意味合い


一般的に“おのぼりさん”とは地方から都会に見物もしくは観光に来た人のことを言う。なかでも都会のあちらこちらをキョロキョロと見回している人に対してよく使われる。この言葉は古くは江戸時代から使われていたようであり、以前はかなり揶揄ったりする際に使われていたが、昨今は自虐的に使ったりして、少し意味合いが変化している。

昨日のブログで私は東京駅が観光客もしくは“おのぼりさん”で溢れかえっている、と書いた。この場合の“おのぼりさん”はどういう人たちを指すかというと、“おのぼりさん”という言葉の前に「観光客」と記しているので、“おのぼりさん”とは東京近辺に住んでいる「新しもの好きの人」という意味があり、好奇心探究心のある人という意味合いを含ませている、つもりでいる。

私は東京生まれの東京育ちだが、東京の知らないところ今でもたくさんある。それゆえに、新しい東京駅を見たときも、それは意図して見たわけでなくても「俺もおのぼりさんなのかなあ」と思ったりした。また、いつかいくであろう東京スカイツリーにしても、それこそ登れば「おのぼりさん」だなあと思う。

“おのぼりさん”という言葉には、今でも人を揶揄をした意味合いが含まれている。ネットなどで調べてみると、この“おのぼりさん”という言葉を嫌がる人が結構多いことにも驚かされた。だが、好奇心探究心のある人という意味合いも含まれていないだろうか。それゆえに、私もあちこちを歩きまわると「今日はおのぼりさんしてきた」など言ったりする。

言葉の使い方はTPOもしくは受け取り方によって変わったりするが、この“おのぼりさん”という言葉がその象徴的な言葉の1つのような気がする。やはり言葉は生き物である。

月曜日, 10月 15, 2012

“東京”が一大観光スポット


先日築地市場へ出掛けたときに、帰りに新丸ビルか丸ビルで軽くコーヒーでも飲もうかと思って、地下鉄出口から新丸ビルの地下へ入ったのだが、どこのお店も長蛇の列。「なんかイベントでもやっているのかなあ」と思って、1階へ向かうエスカレーターのところへ行くとここも長蛇の列。そこで遅ればせながら「あ、そうか。東京駅」と気がついた。

ご存知のように東京には新宿、渋谷、池袋、銀座といくつもの繁華街があるが、“東京”(この場合は東京駅周辺のことを指す)はビジネス街であり、休日になると非常に静かな街であった。ところが、東京駅丸の内駅舎が開業時1914年(大正3年)の姿に復元されてからは、連日数多くの観光客もしくは“おのぼりさん”が押し寄せるようになり、特に私が行ってしまった三連休のときは、どうやら一番混んだときのようだった。

新丸ビル前の歩道は写真を撮る人々が二重三重の列を作り、とても通れるような状態でない。駅舎正面の皇居に向かう道の中央分離帯もカメラをもった人でいっぱい。また、後で知ったのだが駅舎を全貌できる新丸ビル7階のテラスも平日でも凄い人が訪れているらしい。

このように駅舎が一大観光スポット化したおかげで、JR東日本の話によると、2〜8日の1週間に東京駅で在来線の切符を買った人、定期券以外の切符で下車した人は計113万人にのぼり前年比40%増だったそうだ。ただし、これにはスイカや定期券、新幹線利用者は含まれておらず、実際に東京駅を訪れた人はもっと多いとみられるとのこと。となると、前年比50%増近かったのではないだろうか。また、三菱地所によると新丸ビルの1〜8日までの施設売上高は前年同期比23%増、丸ビルも14%増だったというから、相当な経済効果を生み出している。

駅舎リニューアルによって“東京”は完全に生まれ変わった。ただ、この現象は一過性のものであり、“東京”が新宿、渋谷、池袋、銀座のような繁華街化するとは思えない。ただし、駅舎人気の人出はクリスマスまでは間違いなく続くだろう。

火曜日, 10月 09, 2012

築地市場「魚の日まつり」


一昨日(7日)、築地市場で行われた「魚の日まつり」へ行ってきた。この日の午前中はあいにくの小雨。それでも多くの人で賑わっていた。

会場は一般の人が普段入ることができない場内市場。そこに各地の水産物店や模擬店が並び、水産加工品やあんこう鍋、フグの味噌汁などの料理が売られている。また特設ステージも作られ、マグロの解体ショーなどが行われた。他にも子供たちが直接魚に触ることができる水槽があったり、産地PRステージにはくまモンをはじめ各地のゆるキャラが集合していた。

で、当方の目的はマグロと模擬セリで売られる魚たち。マグロはカナダ産本マグロの切り身が1パック2,000円。う〜ん、ちょっと高いので敬遠。続いて各地の模擬店の試食を堪能して、模擬セリに参加。セリでは写真のように活魚をはじめいろいろな魚介類が、市価のおそらく半値から7掛けぐらいの値段で落とされていく。私も最後に残ったクエを買いたかったが、ちょっと大きかったので・・・。セリのあとに再びマグロのブースに行くと、値段が2パックで3,000円に。これならば、納得のお値段ということで、よ〜く吟味して購入。(^_^)/v

「魚の日まつり」は十月十日(魚(とと)の日)にちなんで、東京魚市場卸協同組合が毎年その日前後の休日に行っている催し。来年はぜひともクエをセリ落としてみたい。w

写真上:セリにかけられる前のお魚さんたち
  下:行きつけの寿司屋でマグロをおいしくいただきました。


東京魚市場卸協同組合
http://www.touoroshi.or.jp/



土曜日, 10月 06, 2012

美食日記「分とく山」(広尾)



                     


iPhone 5 を手に入れたので、写真を撮るのが以前に比べて俄然ラクになった。その恩恵というのもおかしいが、これからは少し美食日記を書いていこうかと思う。(^_^;

昨日、友人と秋の味覚を楽しむために広尾にある日本料理店「分とく山」へ行ってきた。お店は広尾と西麻布の中ほどにあり外苑西通りに面している。ただ、店内は外の喧騒をかけ離れて、ゆとりと静寂な和の空間を醸し出している。カウンターは10席ぐらい。テーブル席は全面ガラス張りの窓際に4〜6人掛け席がひとつ。他にカウター前に2人掛けのテーブルが2つ。この作りはカウンター内の料理人がお客の食事具合を見極められる上手い構造になっている。

さて、料理はおまかせのコースをお願いしたが、出てきた品物は覚えているだけで、先付け、お造り、鱧と松茸の土瓶蒸し、鶏と野菜のキモ和え、伊勢海老のキノコあんかけ、アワビの磯焼きwith佐賀海苔、土鍋ご飯&味噌汁、デザート(梨のシャーベット、栗のかりんとうなど)と豪華絢爛、。まだ、他にもあったように思う・・・。w

品数も豊富だが一品の量もボリューム感がたっぷり。高級日本料理というと皿や器だけが大きく量は少ないというイメージがあるが、ここは皿も器も小ぶりの割には量はボリュームがあり大食漢(笑)には嬉しい。もちろん、味も申し分なく美味佳肴。それゆえに、お酒の方もどんどん進んでしまう。w

とにかくどの料理も美味しかったし、料理を出すタイミングも申し分なかった。帰りは初めての客にもかかわらず、料理長(野崎洋光さん)がわざわざ見送りしてくれた。味よし接客よしすべてよしのお店。年明けのちょっと寒いころにもう一度訪れてみたいと思う。

分とく山
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13005469/ 

木曜日, 10月 04, 2012

WBC監督・山本浩二にオブジェクション!


WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表監督に山本浩二が決まったというスポーツ紙の記事を読んだとき、日本のプロ野球球界は相変わらず旧態依然の気質が抜けないんだなあ、と失望感にさいなまれてしまった。

山本浩二は選手としての実績(通算本塁打数536、通算打点1475、生涯打率.290)は素晴らしく、1975年の広島カープ初優勝を導いた立役者である。しかし、監督としての実績は10年間の監督生活でリーグ優勝が1回あるものの、2001年からの5年間はBクラスだった。

そして、何よりもその監督理論というか戦術は前時代的な精神論・根性論だけで、現代的な戦術に長けているわけではない。また、メジャーリーグをはじめとした国際的知識があるとは思えない。加えて、指導者としての人心力があるとも思えない。

そんな山本浩二が監督になれたのは、一にも二にも彼が日本テレビの解説者をやっていたという経歴があるからである。WBCの日本での興行権は読売新聞が持っている。それゆえにナベツネをはじめとした読売上層部はどうしても子飼いの人間を監督にしたくてならなかった。また、山本ならば12球団からの支持を得られるという計算もあっただろう。

これまでのWBCの監督にしても、王貞治、原辰徳と元巨人選手である。ただ、この2人は国際的知識も経験も豊富であり、人心力もあった。特に王貞治は相手チームの選手がサインを求めにきたり、一緒に写真を撮ってもらったりしていたのだから、そのネームバリューは凄いものがあった。

ところが、山本浩二である。現場を離れてすでに7年も過ぎているロートルが日本代表監督になるとはお笑いぐさである。私は伊東勤か梨田昌孝あたりの捕手出身の監督がいいなと思っていたのだが、残念ながら2人は共にパリーグ出身であり、読売系列で解説者をしたこともない。それゆえに、読売の息のかかったセリーグ球団からの支持を得られない可能性もある。

結局のところ、日本のプロ野球は旧態依然とした体質からいまだに脱却できていないのである。

月曜日, 10月 01, 2012

iPhone 5 顛末記


9月14日iPhone5予約開始日。Softbankのウエブサイトからブラックの32GBを予約する。発売日は1週間後の21日だが、相当数の予約があると予想されるので、発売後1週間以内に届けば「御の字」と思う。ところが、なんと発売翌日の22日午前に届く。宅配便のお兄さんに「これ、iPhone 5ですか。いいですね」と羨ましがられた。(^_^)

22日は秋分の日で休日ということもあり、この日に早速いろいろと設定を試みる。まず最初にメールの設定を行う。Gmailとの同期は簡単に行くものの、メッセージ設定が上手くいかない。そこで、一端メッセージ設定を離れて、Safariなどの操作に慣れる。その後はアプリをいくつかダウンロードして、この日のうちにMixi、Twitter、Facebookの3つのSNSを使えるようにする。

翌23日はカメラやビデオの使い方、そして、マップなどのアプリを操作してみる。そこでマップの酷さに呆れ返る。これまでのiPhoneはGoogle mapを使っていたようだが、今回は独自にマップを作成したようで、位置はズレているわ、目印になる公共施設、店舗などの記載がほとんどなく、小学生が描く地図以下のレベル。これでは後にアップルが謝罪するのも当然である。

24日はお墓参りのあとに原宿のApp Storeに行き、カバーケースを買う。帰宅後、付随の保護フィルムを貼ろうと試みるも失敗。そこで、翌25日に自由が丘のヤマダ電機で新たに保護フィルムを買ってきて貼ろうとするものの、これまた失敗。結局保護フィルムは27日に地元のSoftbank店に行って貼ってもらう。ちなみに、原宿のApp Storeでも保護フィルムを無料で貼ってくれるサービスがある。それを知っていればその場で頼んだのに・・・。(> <)

27日以降、メッセージの設定などいくつか不明な点を解明するものの、他にも解らないことがいくつもあり、今日午後に渋谷のアップルストアでマンツーマン・レッスンを受ける予定。

最後に、これから初めてiPhoneを買う人への助言。iPhone 5には取り扱い説明書がありません。それゆえに、アプリのダウンロードができるようになったら、まず最初に「iPhoneの説明書」(無料)とうアプリを手に入れましょう。これは結構優れものでお役に立つと思います。

日曜日, 9月 30, 2012

ファシズムの音が聞こえてきませんか


石原慎太郎が突然「尖閣列島を東京都が買う」と言い出したことに端を発した日中領土問題。尖閣列島が日本固有の領土であり実行支配している事実があるにもかかわらず、石原は民主党政権を揺さぶるためにこのような発言をしたのだろうが、結局のところ、このことが日本全体を右傾化路線へと舵を取ることになり、今頃彼はほくそ笑んでいるのではないだろうか。

石原発言以降、外交問題にまったく音痴な民主党・野田政権は尖閣列島を国有化してしまい、中国に猛烈な反日運動をさせる口実を作ってしまった。このことにより、残念なことに日中関係は小泉政権下での空白の5年以上の冷戦状態に入る可能性ができてしまった。

大阪維新の会が出来てから、日本には妙な右傾化路線が擡頭しはじめてきている。橋下徹の専制主義は地方行政でなく国政をも揺るがし、それに乗じてではないが石原も国政を揺るがさんために尖閣問題を切り出したのではないかと勘ぐりたくなる。

いずれにしろ、橋下、石原、そして新たに自民党総裁になった安倍晋三などは対中外交強硬派であり、このような連中が声を大にするようになったら、今後の日中関係はますます悪化の一途をたどるだろう。加えて、橋下、石原、安倍らは徴兵制論者および憲法改正論者であり、このことが世間でもエスカレートしていったら日本の将来は取りかえしのつかないことになる。

私の耳には明らかにファシズムの音が聞こえはじめている。

日曜日, 9月 23, 2012

さよならiモード、こんにちはiPhone 、さよならDocomo、こんにちはSoftbank


NTT Docomoがiモードを開発したときに、一時天下を取れるのではないかと言われた。しかしながら、相次ぐ海外戦略の失敗で約2兆円近い損失を被った。そうこうしているうちに、ノキア製の携帯電話が世界を席巻。続いて安価な韓国製が世界に出回るようになった。そして、iPhoneが登場してからはiモードはもはや太刀打ちのできない単なる携帯電話と成り下がってしまった。

Docomoはiモードに固執するあまりに、今回もiPhone 5も取り扱うことをしなかった。これにはさすがに私も堪忍袋の緒が切れて、約18年間使ってきたDocomoにサヨナラを告げざるを得なかった。と同時になぜか裏切られたような気持ちにもなった。

結局のところ、Docomoは電力会社と同じように親方日の丸体質から抜け出せなかったのだろう。そんな会社を約18年も使っていたというか支えていたことに恥ずかしさすら覚える。もっとドライでフレキシブルであるべきだった。このような気持ちの人は私ばかりではないだろう。

Docomoは1987年に株式を公開したが、そのときの価格は119万7000円。それがバブル期ということもあり初値は160万円をつけた。そして、一時は318万円まで高騰したが、25年経った現在は12万8000円である。公開時の約10分の1である。

Softbankの孫正義は常に前向きな姿勢の男である。翻訳機を発明した彼ならば、また新しいモノづくりをしてくれるのではないだろうか。現在のSoftbankは収益の大半をiPhoneに頼っているかもしれないが、Docomoのような轍を踏むことはないと信じている。

さよならiモード、こんにちはiPhone。
さよならDocomo、こんにちはSoftbank。

水曜日, 9月 19, 2012

タクシー運転手との会話は楽しい


タクシー運転手には話好きの人とそうでない人がいるが、タクシーは世間を知る上では重要なアンテナのひとつだと思っているので、なるべく車内で会話をするようにしている。そして、時に目から鱗、棚からぼた餅のようなことを知ることがある。

タ「晴れているのに、雨が降ってきやがった。『狐の嫁入り』だなあ」
私「古いこと言いますね。今は『天気雨』ですよ」
タ「そうかい。今の人は『狐の嫁入り』なんて言葉知らないのかい?」
私「多分、知らないと思いますよ。そもそも都会の人は会話のなかに動物に関する比喩をしなくなっちゃいましたからね」
タ「じゃあ、狐や狸にダマされるなんて言葉もかい?」
私「おそらく〜。狐や狸を見たことのない人もいますからね」
タ「そうかい。それじゃ狸汁なんて食べたこともないのかい?」
私「ないでしょう。私も食べたことがないです」
タ「あれは美味くないんだよなあ」
私「そうですか」
タ「だからコンニャクを使うようになったんだよ」
私「へえ〜、知りませんでした」
タ「ダマされたと思って調べてみな」w

早速、帰って『狸汁』とついでに『狐の嫁入り』を検索した。タクシーの運転手さんには物知りな人が結構いる。やはり会話を楽しむようにしたい。

月曜日, 9月 17, 2012

隣と仲良くするのがヘタな日本人!?


小学校のとき隣のクラスよりもなぜか1つ離れたクラスと遊ぶことが多く、馬跳びやSの字を毎日まるでクラス対抗のようにやっていた。中学校になると今度は隣のクラスというより1学年上の人よりも2年学年上の人との繋がりが強くなった。これは高校でも同じだったような気がする。

この私的な体験を現在の日本と韓国、日本と中国の関係に当てはめることは暴論であることは百も承知だが、日本人はもともと隣接している(海を隔てているが)国との付き合いがヘタなのではないだろうかと思ってしまう。もし、そうした自覚をもつならば、もっと東南アジアや中央アジアの国々、そして環太平洋の島々の国と密接な関係をもった方がいいのではないだろうか。

昨今の日韓日中関係からなぜかこんなことを思ってしまった。

木曜日, 9月 13, 2012

2世議員の首相はもう勘弁だ


民主党代表選、自民党総裁選の立候補者(予定者)の顔ぶれ。帯に短し襷に流しの面々だが、こうみるとまともと見えるのが不思議と野田佳彦と町村信孝。

農業一本やりの山田道彦、小沢信奉者の原口一博、社民出身で求心力が乏しい赤松広隆らでは右から左までいる民主党をまとめることはできそうにない。となると残るは野田しかいない・・・。

一方の自民党は親の御威光と長老御贔屓の石原伸晃、防衛オタクで危険度満載の石破茂、政権を放り投げた安倍晋三、どうみても力量不足の林芳正。となるとこちらも町村しか残らない。こうなると、返す返すも谷垣禎一は可哀想だった。(笑)

それにしても、この2つの選挙に出る連中は民主党の野田と原口を除いて2世議員ばかり(ただし野田と原口は松下政経塾出身)。親の七光りで「地盤、看板、カバン」を引き継ぎ、周囲からヨイショされてきた苦労しらずの男たちである。こんな男たちにはとてもじゃないが日本の将来を託すことはできない。なぜならば、日本を悪くした小泉、福田、安倍、麻生、鳩山はみんな2世3世議員ばかりだからだ。

水曜日, 9月 12, 2012

18人に1人が生活保護の大阪市


厚生労働省の発表によると、今年5月の時点で生活保護を受けている人は全国で211万816人で、過去最多となった。というより、発表ごとに増え続けている。同様に生活保護受給世帯も153万8096世帯と、これまでの最高を記録した。その世帯数の内訳をみると、「高齢者世帯」が約67万世帯と43%を占めているが、続いて「母子家庭」「病気世帯」「その他の世帯」などとなっている。

しかし、生活保護受給者約211万人のうち、高齢や病気でなく働ける人が少なくとも40万人にはいると推計されている。つまり、働かないでタダ飯食いをしている人間が世の中に40万人いるということである。

ちなみに、生活保護受給者が全国最多は大阪市で、その受給者数が15万人を上回っている。その受給率は全国平均の1.57%に対し、大阪市の受給率は5.63%と尋常でない高さで、実に市民の18人に1人が受給者という状態である。

橋下徹よ、国政などよりまずは大阪の生活保護者を働かさせる政策をしろよ。

月曜日, 9月 10, 2012

春風亭正太郎の冒険


昨日(9日)はめぐろパーシモンホール(小ホール)で第3回「春風亭正太郎の冒険」という落語会を聞く。演目は下記の通り。

春風亭一力「たらちね」
春風亭正太郎「六尺棒」
      「目黒のさんま」
 〜 仲入り 〜
三増れ紋・江戸曲独楽
春風亭正太郎「お見立て」

春風亭正太郎は1981年目黒区生まれの落語家(二ツ目)。師匠は春風亭正朝。

「六尺棒」は商家の親爺とドラ息子の堂々巡りの話だが、親爺を演じるところにまだ若さがあり今ひとつ。「目黒のさんま」は目黒区出身ということもあり話をする機会が多いのかもしれないが、非常に手慣れていて笑いのツボを自分のものにしている。おそらくこの話をさせたら、今や五本の指に入るぐらい上手いかもしれない。最後に演じた「お見立て」は映画『幕末太陽伝』にも出てくる有名な吉原の話だが、正太郎は若い衆(客引き)の喜助、客の杢兵衛大尽、花魁・喜瀬川の3人をきっちりと演じ分けていて堂にいったもので驚き。彼は廓噺が上手そうなので次は「居残り佐平次」か「明烏」を聞いてみたいものである。

前座で「たらちね」を演じた春風亭一力は春風亭一朝門下。枕というか導入部での語りが少し早口すぎるきらいがあったが、女性の語り口が絶妙だった。ゲストの三増れ紋は故内海好江師匠に師事したこともあり、曲独楽の曲芸以上に(おっと失礼!)話芸が達者。日本で数少ない美人曲独楽師(?)ということもあってか、彼女のように華やかにして面白い人は落語会のゲストに引っ張りだこだろう。

「春風亭正太郎の冒険」は今のところパーシモンホールで1年に1回の落語会だそうだが、いつか真打に昇進したあかつきには半年に1回ぐらいにしてもらいたい。それも大ホールで。(笑)

土曜日, 9月 08, 2012

2012年さんま祭り情報


品川区側の目黒駅前商店街のさんま祭りは9月9日(日)。
目黒区側の区主催(田道公園周辺)のさんま祭りは9月16日(日)。
品川区側は宮古産さんまに徳島県産すだち。
目黒区側は気仙沼産さんまに大分県産かぼす。

このほかに、
東京タワーのさんま祭り(大船渡産)は9月23日(日)。
恵比寿のとなりのさんま祭り(気仙沼産?)は10月7日(日)。

どのさんま祭りも毎年大変な人出です。

金曜日, 9月 07, 2012

B層は騙されている


B層という言葉をご存知だろうか。小泉政権を支持した階層の人たちのことをいい、彼らの多くは「長い物には巻かれろ」的な意志の弱いポピュリズム(大衆迎合主義)傾向にある人々だった。そして、いまこのB層の多くは石原某、橋下某などを支持していると言われている。

加えて、このB層はマスコミにとても弱い。マスコミが取り上げる記事を鵜呑みにしがちにある。小泉政権にしても、民主党政権にしても、マスコミが煽ったために、このB層の人たちが投票して出来た政権といっても過言ではない。

そして、今、マスコミは自分たちのネタ作り(金稼ぎ)のために、橋下某をやたらおだて上げている。こうなると、マスコミ誘導に弱いB層は、次の選挙で橋下某が作るであろう新党に票を入れるに違いない。恐ろしいことである。

マスコミは橋下某が決して反原発・脱原発でないことを伝えていない。また、彼が根っからの徴兵制論者であることも伝えていない。そして、彼がウソつきであることも伝えていない。その昔、彼は「知事選には2万%でません」と言っていたが、知事選にでるは、市長選にでるは、今度は国政にまで乗り出そうとしている。

B層はマスコミにも橋下にも騙されている。

木曜日, 9月 06, 2012

容器画?陽気画??妖気画???

母親と話をしていると、時に「何それ!?」という昔話が出てくる。そして、これがなかなか興味深い。

一昨日も自由が丘のレストランmondoで食事をしていると、話が戦前の女学校時代のことになり、昔から絵が好きだったんだけど、特に“ようきが”の先生が良くて、楽しかったのよねえ、とのたまわったのである。

“ようきが”???。何それ!? 容器画?陽気画??妖気画???と私の脳裡は回転していったが、母親もそれが何であるかうまく説明することができず、その場では解明することができず、結局帰宅後にググってみるとーーー。

“ようきが”とは「用器画」のことで、定規・分度器・コンパスなどを用いて幾何学的に描く技法であり、設計図などを描く際に用いられる基礎的な作図法のことであった。

そして、この用器画は戦前の旧制中学校や女学校ではどうやら履修科目のひとつにあったようで、1年間の修得が行われていたようである。で、その授業内容とは、母親曰く「五角形の描き方とか、放物線の描き方といったことから、デザイン画のようなものまで」あったそうだ。

目から鱗、棚からぼた餅。勉強になりました。

月曜日, 9月 03, 2012

懲りないおじさん


久しぶりにジムのサウナでのおじさんたちの会話です。ただ、会話のなかに若干女性蔑視的発言が出てきますが、真実をお伝えしたいのでそのまま書かせていただきます。w

客A「久しぶりですねえ。また入院でもされていたのですか」
客B「うん。といっても、今回は白内障の手術だから2泊3日」
客C「今は日帰りもできるんじゃないですか」
客B「確かに日帰りもできるんだけど、入院の方が家から解放されるしね」
客A「そんなこと言っていいんですか」
客B「家にいてもバアさん(※奥さんは40代)しかいないし、病院はお姐ちゃんもいるからね」
客D「2泊3日じゃ、いくらなんでも・・・」
客B「家よりはリフレッシュになるよ」

客A「手術してやはり世の中明るくなりました?』
客B「そりゃ人生が変わったよ。ババアがみんなババアに見えるんだよ」(笑)
客D「ハハハハ」
客C「それだと、美人までババアに見えちゃうじゃないの?」
客B「片目だけだからそれはないね。でも、美人の数が減ったよ」(笑)
客D「奥さんもババアに見えちゃうのですか」
客B「あれは前からババアだよ」
客A「それじゃ、プールでおばさんたちと話す楽しみがなくなちゃうじゃないですか」

※客Bはプール脇にある「マッサージプール」でおばさんたちと話をするのが楽しみでジムに来ている。

客B「もうみんなババアだね。シワのひとつひとつも見えちゃうしね」
客D「じゃあ、もうプールには行かないのですか」
客B「いや、行くよ。ババアは見るだけでなく、話す楽しみもあるからね」
客C「なんだ、まだ現役なんだあ」
客A「現役というより、懲りてないだけですよ」
客B「ババアにはババアなりの良さがあるんだよ」
客D「もう片方の目も手術してもらった方がいいね」(笑)

金曜日, 8月 31, 2012

国会は国民のための仕事をするべし!


国民の大多数は決められない政治、先送りの政治にウンザリしている。同様に自分たちのネタ作り(金儲けのためと言ってもいい)のための“解散・総選挙”を煽るマスコミにもウンザリしている。

消費税増税が決まった今日、国民の多くが望むことは選挙ではなく、国会議員が自らの身を切るきることだ。そのためにも、国会は早く「一票の格差」「定数の是正」などの選挙制度改革および国会議員の歳費削減をしなければならない。加えて、国の根幹である次世代ネエルギーへの土台作りを進めなければならない。このようにやらなきゃいけない課題はいっぱいあるのに、政治家もマスコミも政治をすることなく政局(政治ゲーム)に励んでいる。

何度も書いてきたが「一票の格差」と「定数是正」をしない限り解散総選挙などありえない。一票の格差は最低でも1.5倍以下にしなければならない。そして、定数も小選挙区300を250ぐらいに、比例選挙区180を150ぐらいにするといった抜本的改革が必要なことは言うまでもない。

先日の衆議院特別委員会で、総務省の田口尚文選挙部長は「最高裁は過去に2回、格差は違憲であるものの、選挙は無効としないという判決を出している。ただ、今後はこれを適用せず、諸般の事情を総合考察した結果として、選挙の無効判決が出される可能性は、必ずしも否定されない」と述べた。

つまり、今選挙が行われても無効になる可能性はあると、役人も認めたのである。というよりも、選挙そのものが差し止められる可能性も大なのに、解散だ総選挙だという政治家やマスコミは全く倫理をわきまえてていない。

問題は山積している。参議院で問責決議案が可決して国会は空転しようとしているが、国民はそのようなことを望んでいるだろうか。自民党はじめ野党は問責決議案が成立したから審議拒否するというのも大人げない。それは単なるサボタージュでしかなく、職場放棄に過ぎない。そんな国会議員に給与や歳費を払う必要性があるだろうか。

いずれにしろ、意味のない国会議員が多数いるからこのような事態が起きるのである。現在の国会議員のなかで本当に政治のために働いている議員は半分余しかいないだろう。あとの半分は政治ではなく政局と保身のために働いているといっても過言ではない。

水曜日, 8月 29, 2012

男女間の連絡方法の移り変わり


その昔の男女間の連絡手段(コミニケーション・ツール)といえば手紙だった。いわゆる恋文である。それが昭和40年代(1960年代後半)以降は一般的には電話となっていき、家庭によっては長電話が問題になったりした。

そして、1980年代後半から90年代前半のバブル期はポケットベルが隆盛の時代となり、電話とポケベルを使い分けて連絡を取り合うようになった。そのポケベルもいつしか携帯電話に取って代わられ、今日では携帯電話とメールが男女間の最大のコミニケーション・ツールとなっている。

こうした流れの他にも、パソコン通信、チャットなどパソコンを使った男女間の密かなコミニュケーションもあったが、さほど定着することはなかった。ただし、今日では「Pair」などの二人だけのSNSのようなアプリも登場して、そのコミニケーション方法は日々変化している。

今後どのようなコミニケーション・ツールが登場するか解らないが、おじさんたちはとてもじゃないがついていくことはできない。恋文はよかったよなあ・・・。f^_^;

金曜日, 8月 24, 2012

ウイスキーの熟成年数に関する謎


ウイスキーラベルに書かれている熟成年数。もちろん年数が経つにつれて値段が高くなることぐらいは承知している。しかし、なんで下記のような年数の表示なのだろうか。

サントリー山崎  10年、12年、18年、25年
サントリー白州  10年、12年、18年、25年 
ニッカ竹鶴    12年、17年、21年、25年 
ニッカ余市    10年、12年、15年、20年 
シーバスリーガル 12年、18年、25年
オールドパー   12年、15年、18年、30年

この年数の付け方が解らない。

なんで11年はないの? なんで13年はないの? なんで19年はないの? なんで22年はないの? なんか10進法と12進法が入れ乱れている感じがする付け方なのだが、この年数の付け方について詳しいことをご存知の方がいらしたら教えてください。

木曜日, 8月 23, 2012

2020年東京オリンピック招致、個人募金の悲惨な状況


ロンドン・オリンピックのメダリストによる凱旋パレードを機に、2020年の東京オリンピック誘致を盛り上げようと必死の東京都であるが、銀座での一時的な盛り上がりとは裏腹に都民の関心は非常に醒めている。

2020年に東京にオリンピック誘致を試みようとしている東京都招致委員会は、7月27日から個人による募金の「2020(フレフレ)基金」を始めたが、最初の1週間で集まった金額はたった34人からの21,687円にとどまった。そして、現時点(8月21日)での合計金額も156人からの100,069円しかない。

一方で、同じ東京都が行っている尖閣列島購入のための寄付金は8月21日時点で、98,673件で合計金額1,438,168,727円で、オリンピックの個人募金とは比較のしようがない開きがある。


尖閣列島購入基金と比較するのはおかしいという人がいるかもしれないが、個人募金のあまりの低さはいかに都民が2020年東京オリンピックに関心が薄いかという証しのひとつであろう。


東京オリンピック・パラリンピック2020基金 募金状況
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/4720001/
東京都尖閣諸島寄附金 受付状況
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku_kifu.htm

月曜日, 8月 20, 2012

マスコミだけが煽る解散総選挙


マスコミは相変わらず世論調査で「衆議院の早期解散・総選挙」と煽っているが、果たして国民はそれを本当に望んでいるのだろうか。そして、今の日本にそのようなことができるのだろうか。

マスコミ各社の世論調査をおおざばっぱに総合すると、衆議院の解散時期についての回答は、下記の通りになる。

できる限り早く 3割
年内      2割
年明け早々   1割5分
任期末まで   2割5分
不明      1割

つまり、マスコミ的には「国民の半分は年内解散を望んでいる」ということになる。しかしながら、この世論調査は回答率が非常に不透明なことから、とても信用できるものではない。私がこの問題について飲み屋やジムなどで話をすると、だいたいの人が選挙の前にやることがまだあるだろう、という人がほとんどで、いますぐに解散総選挙だのという人はいない。

ではなぜマスコミがこうも解散総選挙を煽るかといえば、それはネタが欲しいだけであり、世論調査をやっきになって正当化したいがためである。それにしても、マスコミはなぜ政局や政治ゲームを弄ぶことばかりして、建設的なこと報道しないのだろうか。今のマスコミはもはやゴシップ誌(死語?)と同じである。

日曜日, 8月 19, 2012

ジャイアンツとヤンキースの違い

私は大のアンチ・(読売)ジャイアンツであり、隠れ(NY)ヤンキースファンである。なぜ隠れかというと、メジャーのチームで1番好きなのはオークランド・アスレチックスであり、ヤンキースは2番目だからである。w 

そのジャイアンツとヤンキースはどちらも人気球団であることから、アンチに関しても「アンチ・ジャイアンツとアンチ・ヤンキースは同じだ」などと馬鹿なことをいう輩(やから)がいる。しかし、これは明らかに違う。確かにどちらの球団も金にものをいわせていることから嫌われる体質にある。 

ただ、読売ジャイアンツがいつも我が物顔で日本プロ野球を弄んでいるに対して、NYヤンキースはMLB(メジャーリーグ・ベースボール)をグチャグチャに乱したりしない。ご存知のようにジャイアンツは親会社の新聞、テレビなどのメディアを使って自分たちの不正や不当なことを正当化する歪めた報道をしているが、ヤンキースはそんなはしたない事は行わない。 

そして、読売ジャイアンツとNYヤンキースが決定的に違うのは地元民の支持である。読売ジャイアンツが東京都民から愛されているかといえば、これは明らかに否である。一方で、NYヤンキースはNY市民に絶大な人気がある。 

このように、ジャイアンツとヤンキースには明らかな違いがある。ジャイアンツ・ファンの方、ぜひともお見知りおきを。w 

木曜日, 8月 16, 2012

2020年の東京オリンピック開催には反対


オリンピックはテレビで観ている分には楽しい。しかし、これだけ大きなスポーツ大会を1都市で開催したら、それはやはり市民生活に大きな影響が出るはずだ。今回のロンドン・オリンピックでもそうした事実が出たに違いないのに、マスコミはそうした報道を一切行わない。

現在、東京は2020年のオリンピック開催都市として立候補している。2016年開催で敗れたのにもかかわらず、性懲りもなくまた名乗りを上げている。ただし、多くの都民はこの開催に反対をしている。その理由はいろいろあるが、私はやはりオリンピックに税金を費やすことの意義が不明瞭であることと、石原都知事の名誉という私利私欲に大いに疑問があるので反対するが、それに加えていろいろな問題点もあることを知ってもらいたい。

もっとも問題なのが開催時期である。今日のオリンピックはサッカーやバスケットなどプロスポーツのシーズンオフである夏にしか開催できないようになったしまった。それゆえに東京でもその開催予定日は2020年7月24日(金)〜8月9日(日)までの夏の真っ盛りである。これでは選手や観客のなかに何人の熱中症患者が出るかわからない。東京のホテルが満員になることはいいかもしれないが、病院まで満員にすることは勘弁である。

次にロンドンオリンピックでも問題になった空席のことである。このことは東京でも同じことは起きるだろう。前述のように暑い夏の開催となると、人は外出したがらない。陸上、サッカー、ホッケー、テニス、自転車、7人制ラグビー(リオから加わる)などアウトドア・スポーツに観客が集まるだろうか。1964年の東京オリンピックの時(10月開催)は小学生や中学生などの学校動員という手があったが、2020年は夏ということでそんなことは許されないだろう。

そして、オリンピックの競技種目はほとんどが欧米発祥であり、日本には馴染みのないものも多い。例えば、近代五種、馬術、ボート、カヌーといった競技が集客できるだろうか。また、ボール競技にしてもバレーボール、バスケットの予選会場がいっぱいになるだろうか。加えて、下記の競技会場プランを見てもらえば解るが、競技の数多くが湾岸地区で行われる予定になっていて、観客の交通手段は平気なのだろうか。

とまあ、問題を上げたらキリがなさそうな2020年東京オリンピック・プラン。それゆえに賛成することはとてもできない。そして、東京じゃなきゃ世界と対抗できないんだ、などという傲慢な考え方のもとでの開催にも絶対に反対である。

2020年東京オリンピック競技会場プラン
http://tokyo2020.jp/jp/plan/venue/index.html

水曜日, 8月 15, 2012

ロンドン・オリンピックでのハラハラドキドキの3試合


今回のロンドン・オリンピックでは女子サッカー決勝の「なでしこジャパン vs アメリカ」をはじめ好試合が数多くあったが、そんななかで私が心臓バクバク、ハラハラドキドキで観たのが下記の3試合だった。

◎女子卓球団体準決勝 日本 vs シンガポール
 この試合での福原愛、石川佳純、平野早矢香3選手の気迫は凄かった。第1試合の福原はとにかく攻めまくり個人戦での雪辱を見事に果たした。続く第2試合の石川は女子柔道金メダリスト・松本薫なみの鬼の形相でシンガボール選手を圧倒した。そして第3試合でも石川と平野のペアはシンガポール・ペアをまったくリズムにのせず完勝で、初めてのメダルへの執念が伝わってくる試合だった。試合後、3人は準決勝にも関わらず泣きじゃくったが、その姿はなぜか清々しかった。決勝では中国に歯が立たず完敗したが、今回は4年後に繋がる銀メダルで、それで十二分の価値があったと思う。

◎男子フェンシング・フルーレ団体準決勝 日本 vs ドイツ
 フェンシングは観ていると疲れるスポーツだが、これほど観ていていて疲れた試合はなかった。(笑)日本はドイツに34ー30の4点リードをつけて、最後の太田雄貴とピーター・ヨピッヒの試合になった。序盤は太田が7点差まで点数を広げたが、その後は反撃を受け、残り2秒でスコアは39ー40の絶体絶命のピンチとなってしまった。ところが、試合終了と同時に同点に追いつき、延長の末に41ー40という大逆転勝利。アンビリーバブルな試合を観たという思いだった。

◎男子ボクシング75kg級準決勝 村田諒太 vs アボス・アトエフ(ウズベキスタン)
 もっともハラハラドキドキした試合はこの試合だったかもしれない。村田諒太は金メダルの隠し球と思っていたので密かに応援していた。ところが、第1ラウンドはリードされ、第2ラウンドも挽回できず、第3ラウンドでなんとか逆転。相手のアトエフが最大の難敵と思われたので、この試合を勝てたのは本当に大きく、この試合の勝利が金メダルを呼び込んだといっても過言ではないだろう。

ハラハラドキドキの試合はいずれも準決勝の試合だった。結果的に金メダルを穫れたのはボクシングの村田だけだったが、卓球もフェンシングもまだまだ伸び代はあるので、次への楽しみが増えた。

火曜日, 8月 14, 2012

小松という名字の由来


「名字由来net」で私の名字を検索すると下記のような“由来”が出てきた。

光孝源氏(小松帝の子孫)、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)など様々な流派がある。遠江国佐野郡、摂津国武庫郡にあるほか、山城、大和、伊勢などにこの地があり、小松氏はこれらの地名を負ったものとされる。

つまり、小松という名前には源氏、平家、そして藤原とさまざまな流れがあるということらしい。

私の祖先は山形県庄内地方(酒田市鳥海山麓)で、ここには平家方の池田彦太郎秀盛をはじめ5人兄弟が隠れ住んだと言う落人伝説があり、そのなかの1人が「小松中将重盛(平清盛の嫡男)」の名を拝借したという伝えがある。ただし、私の曾祖父は百姓なので明治になるまで名字をもっていなかった。その曾祖父がなぜ「小松」を名乗ったかは解らないが、父親も八幡町(現・酒田市)の八幡神社の宮司もなんらかの縁があったからではないかと話していた。

ちなみに、山形には小松という名が多く、井上ひさしが作った「こまつ座」は彼の出身地小松町(現・川西町)に由来する。

名字由来net
http://myoji-yurai.net/

池田彦太郎秀盛
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E7%A7%80%E7%9B%9B


月曜日, 8月 13, 2012

ロンドンオリンピック、メダル予想の結果と検証


ロンドン・オリンピックが終了した。日本のメダル獲得数は金7、銀14、銅17計38個となり、アテネ・オリンピックの37個を上回った。アテネでは金16、銀9、銅12だったが、金メダルの半数は柔道だった。

さて、今回の私のメダル予想は金8〜9、銀15前後、銅15前後だった。ちなみに、金メダル予想の内訳は男子柔道1、女子柔道2、女子レスリング2〜3、男子体操1〜2、競泳1、その他1というものだった。そして、結果は女子柔道1、女子レスリング3、男子体操1、その他2(ボクシング1、男子レスリング1)に終わった。う〜ん、あと1〜2個の金メダルを穫ってほしかった・・・。

ただ、今回のオリンピックでは金メダルの獲得数は少なかったものの、これまで一度もメダルを取ったことがなかった女子重量挙げ、女子卓球、女子バドミントン、女子アーチェリー、女子サッカーが初のメダルを獲得したことは非常に歓ばしいことである。ある程度予想はしていたが、日本の女子力向上は素晴らしい。

一方でマスコミ狂騒曲によってメダルを逃してしまった競技(ピストル射撃、トランポリンなど)もある。何度も書くが「柔道、競泳、体操は“お家芸”」などと言って、必要以上にプレッシャーをかけるのは止めようではないか。なのに、女子バレーが銅メダルを穫ると「“お家芸”復活」と囃し立てる。

また、開幕前は金メダル獲得予想ばかりしていたのに、男子柔道が総崩れになり、他の競技で思わぬメダルが獲得されると、マスコミはフォーカスを金メダル数から総メダル数に変節させるという、相変わらずの無責任極まりない身代わりの早さにも呆れるばかりであった。

昨日に続いて話の論点がズレてしまったが、マスコミとはなんとやっかいな連中なのだろうか。次のオリンピックのときは大会前に過度な取材をして、選手たちに余計な神経や時間を与えることを慎んでもらいたい。そうでないと、穫れるメダルも穫れなくなってしまうのだから。

日曜日, 8月 12, 2012

オリンピック、陸上競技の参加者が多い理由


今回のロンドン・オリンピックの日本選手団の参加者数は選手293人・役員221人。これに対して、韓国は選手245人・役員129人、中国は選手396人・役員225人で、全体のメダル数や成績などを考えると日本は明らかに選手も役員も多すぎである。

なかでも、1番多くの選手と役員を出したのが陸上競技で、選手が46人(男28、女18)役員25人と合計71人がロンドンへ行っている。次に多いのが競泳とサッカーで、競泳は選手29人(男14、女15)役員21人の合計50人、サッカーは選手36人(男18、女18)役員14人の合計50人だった。

この3つの競技を成績で鑑みると、陸上競技がいかに代表に値しない選手および役員を送っているかが解る。陸上競技はその種目が多いので選手数は増えるが、水泳のように決勝に行けそうにない選手は連れていかないという厳しい参加標準記録を設けていれば、予選を通過できない選手だらけという結果にはならなかったはずだ。いかにその参加標準が甘かったが分かる。

陸上競技でのメダル獲得は結局ハンマー投げの銅1つのみ。決勝に進めたのも男子400メートルリレーと男子やり投げだけで、ハードル、400メートル(1600メートルリレーを含む)などは無惨な成績で、競泳の参加基準ならばとても参加できるレベルにはなかった。というより、トラック競技はもはや黒人選手との身体能力に差がありすぎて、太刀打ちができないのが現実である。

それなのに、どうしてこうも陸上競技の選手が多く参加できるかといえば、それは体育教師たちの圧力があるからだろう。昔から中学校や高校で体育を担当している教師の多くは陸上競技出身者だ。そのために、生徒数の少ない学校なのに陸上部があったりする。よって、こうした体育教師の圧力もしくは利権のために、オリンピックで陸上競技選手の参加を多くしていると疑わざるをえない。

2002年の日韓ワールドカップが開かれる前に、横浜に大きなサッカー専用競技場が作られるという話があった。ところが実際に出来上がったのは陸上競技もできるスタジアムだった。これは陸連(陸上競技連盟)および体育教師たちの圧力があったから変更になったという話を聞いたことがある。そういうこともあってか、日本ではなかなかサッカー専用競技場ができないでいる。そして、このこのことが単独でワールドカップを誘致できない課題にもなっている。

話は少し横道にズレてしまったが、いずれにしろ今回のオリンピックでの陸上競技選手・役員の数は明らかに多すぎる。4年後のリオデジャネイロではJOC(日本オリンピック委員会)はもっと厳しい選考基準を陸連に課すべきである。

金曜日, 8月 10, 2012

昔の氷式冷蔵庫、何を入れていましたか


昔の氷式冷蔵庫を覚えていますか。木製で内部はブリキか真鍮か何かが貼ってあったアレです。(笑)大きさは今の小型冷蔵庫ほどで、上部に氷一貫(約3.75キロ)を入れて、下部に食料品などを入れるという上下2層式のものだったアレです。

上部の氷は毎日氷屋さん(炭屋さんがやっていましたね)が、大きなペンチみたいなものに挟んだもってきてくれてました。氷は夏場でも1日は確実に持ちましたが、氷屋さんが毎日持ってきてくれたので、小さくなった氷はカチ割りにしたり、タライなどに入れてスイカなどの果物や野菜を冷やした覚えがあります。当時は井戸水だったので、スイカはすぐに冷えたと記憶しています。

そんな氷式冷蔵庫も1963年(昭和38年)に冷凍室付冷蔵庫が発売されたために、60年代後半(昭和40年代前半)には都会から消えてしまったように思います。

ただよく憶えていないのが、冷蔵庫に何をいれていたかです。食料品であることは間違いなのですが、いったい何を入れていたのでしょう・・・。w

木曜日, 8月 09, 2012

Mixiがゴーストタウン化している


7月11日にMixiのレイアウトが変更されたが、それ以降アクセスが激減した。以前は最新の日記をアップすれば、少なくとも1日60人前後のアクセスがあったが、変更後は40前後までに落ちてしまった。これは明らかにデザイン変更によるものだろう。

以前のデザインならば日記をアップすれば、それは各自のホーム内にある日記というセクションに表示されて、そこからアクセスすればよかったが、今のデザインは何でもかんでも表示されるタイムライン仕様になってしまい、誰が最新の日記をアップしたかが解りづらくなってしまった。

Mixiはこれまでに何度もデザインの変更を行っているが、そのたびに使いづらくなくなっている。2007年10月にデザインをリニューアルしたときは「目が痛い」「チカチカする」という苦情がMixiに数多く寄せられた。そして、2011年6月にはMixiの最大の特徴だった「足あと機能」が廃止され、数多くMixiファンの失望を買い、Mixiは凋落の一途をたどるようようなった。

そして、2011年10月の変更ではFacebookを真似したデザインになり、Mixiが本来もっていた特色である日記やコミュニティで気軽にコメントできるという面白さが薄れてしまった。これによってMixiはFacebookとTwitterの良いとこどりのようで、実際は悪いところどりの面白みのないSNSと化してしまった。

こうした変更により、Mixiは会社としてサーバーの負担が減ったりして喜んでいるかもしれないが、会員の多くがログインもしないゴーストタウン化したSNSでは広告収入に影響がでるに違いない。いずれにしろ、たびたびのデザイン変更によって、Mixi最大の良さであった日記やコミュニティでの交流の良さという特色を放棄してしまっては、Mixiに未来はあるとは思えない。

私のMixiのアカウント
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=6592246

水曜日, 8月 08, 2012

いま選挙が行われたら、それは憲法違反だ


総務省が7日発表した住民基本台帳人口をもとに、各新聞社が試算した「一票の格差」によると、衆議院は格差が2倍以上の選挙区が前年より12多い84選挙区に、参議院では鳥取県と神奈川県の間ではなんと5.049倍の格差があり、相変わらず両院とも「違憲状態」の格差が存在している。

それなのに、衆議院では少数政党をはじめ自民党までが内閣不信任案を提出して、解散総選挙をしようとしている。今、衆議院が解散して総選挙をする必要性がどこにあるのだろうか。国会はやることは山積みだ。消費税、年金、原発、次世代エネルギー、復旧復興、そして、一票の格差、選挙制度改革などなど。

仮にいま選挙が行われたとしても、現職議員の多くは自分たちの利権や保身ばかりしている議員というレッテルが貼られて、創価学会という組織票のある公明党を除いて軒並み落選するだろう。そして結果的に、おそらく漁父の利を得るのは専制政治的な傾向のある小沢新党、みんなの党、維新の会などばかりで、日本の将来に不安を抱くことになりかねない。こんなことを解らない自民党でもあるまいに、なんで解散選挙と言うのか全く解せない。

いずれにしろ、いま一票の格差も選挙制度も改革されず選挙が行われるようならば、これは明らかに憲法違反で選挙を差し止めにしなければならない。そして、最高裁判所は両院に対してすぐに一票の格差および選挙制度改革をするように命じてもらいたい。

火曜日, 8月 07, 2012

日記泥棒にはくれぐれもご注意を


少し前のことであるが、Mixiのマイミクさんの1人がMixiで書いた自分のグルメ日記のお店をググッたところ、そのなかに彼女がMixiで掲載した日記がコピーされたブログが出てきたそうである。加えて、写真までそのまま掲載されていた上に、日記の一部には彼女が絶対に使わない卑猥な言葉が使われていたという。

これはもちろん著作権侵害の盗作および名誉毀損であり、明らかに犯罪である。彼女はただちにそのブログ運営会社(ライブドア)に連絡して、削除してもらうよう依頼して、それがなされたが、ライブドアからはお詫びなど何の返事はなかったそうである。こうしたことがあったことによって、彼女はその後Mixiで書くグルメ日記に関してはその公開範囲を「全体公開」から「友人まで公開」に変更した。

さて、このような盗作はネット上では日常茶飯事でいろいろな形で行われているのではないだろうか。それはこうしたグルメ日記などをブログに書くことによって、アフィリエイト(成功報酬)を得ている者がいるからであろう。

ヤラセで問題になった「食べログ」にしても、どうしてこんなに多くの人がこんなにいろいろなお店に行って、そのたびにグルメ日記を書いているのかが正直不思議でならない。そのなかには、他人の言葉やブログなどを勝手に拝借して書いている人がいるのではないだろうか。グルメライター気取りで虚実を書いている人はいないだろうか。

私もたまにグルメ日記を書くことがあるが、それはアフィリエイト目的などまったくなく、ただそのお店の良さや美味しさを知ってもらいたいがためである。ただ、こうした盗作問題があると、どうしても自分の書いたものが勝手に利用されるのではないかと思うようになり、地団駄を踏んでしまう。

ネットには日記泥棒がウヨウヨいる。みなさん、くれぐれもご注意を。

土曜日, 8月 04, 2012

予想はかなり厳しくなってきた


ロンドン・オリンピックも今日がちょうど中日にあたり、すでに競技種目の半分近くが終了した。そして、これまでに日本が獲得したメダル数は金2、銀8、銅11。

先日(7月30日)私がツイートした日本のメダル獲得予想は「金8〜9、銀15前後、銅15前後」だったが、こうなると、金メダルの獲得予想はかなり厳しくなってきた。

日本が獲得した金メダルは女子柔道の松本薫と男子体操の内村航平だけ。男子柔道は結局1つも金メダルを取れず、水泳も届かず、いかにマスコミが使う「お家芸」という言葉が空しかったが解る結果となってしましった。今後は「柔道、競泳、体操は日本のお家芸」などというフレーズは、無駄に選手たちにプレッシャーを与えるだけなので使わないでもらいたい。

さて、残る可能性のありそうな金メダル候補は種目別男子体操、女子レスリング、あとはボクシング、女子バトミントン、女子サッカーぐらいである。う〜ん、本当に金8〜9という数字は厳しくなってきた。ただ、救いは銀と銅の予想は達成しそうなので、これはこれで良しとしてもらいたい。

木曜日, 8月 02, 2012

3つの眼鏡 x 2


眼鏡を初めて作ったのは中学2年生のとき。小学校高学年になった頃から、教科書の横書きに書かれている文字の上に薄いシャドウが見えるようになった。それが中学校に入ると、今度は縦書きの文字のときもシャドウがかかるようになり、乱視ということで眼鏡を作らざるをえなくなった。

その後近眼も加わったが、20数年間は1つの眼鏡があればすべての事が足りた。ところが、30代後半になると、小さい文字が良く見えなくなってきた。老眼である。編集という仕事をしていたせいもあり、一種の職業病と諦めて30代後半にして老眼鏡を作ることにした。2つ目の眼鏡である。

それから10数年は2つの眼鏡を使いわけながら過ごしたが、それが、いつしか普通の眼鏡が遠近両用に、そして老眼鏡が中近両用というものに変わった。そして、つい最近になって近近両用という眼鏡を作った。3つ目の眼鏡である。

遠近両用は普段の生活のときにかけている。中近はパソコン(& テレビ)を使うときに利用している。そして、近近は書籍(& パソコン)など小さい文字を読むときに使っている。そして、この3つの眼鏡にはそれぞれサブもあるので、結局のところ3つの眼鏡ではなく6つの眼鏡を使いわけている。(笑)

金曜日, 7月 27, 2012

広島カープの守備に喝だあ!


昨日(26日)は神宮球場で東京ヤクルト・スワローズ vs 広島カープの試合を観戦した。先発投手はヤクルトが村中恭兵、広島がマエケンこと前田健太ということで、投手戦が予想されたが結果は12対16で広島の勝ちという乱打戦だった。

この試合でマエケンは勝利投手となり、セリーグ一番乗りの10勝目をあげたが、しかしその内容は決していただけるものではなく、彼だけでなく広島守備陣のお粗末さが目立つお寒い内容だった。

マエケンは今や球界を代表する投手であり、現在防御率1点台を誇っている。そのマエケンが6失点をきっして5回で降板せざるをえなかったのは、オールスターに出て調整がうまくいかなかったと多くの新聞が書いているが、実際に試合を観た者から言わせてもらうとそれは明らかに違う。

マエケンは3回まではパーフェクト・ピッチングをしていて全く打たれるような気配はなかった。ところが、4回に突如崩れたのは、三塁手堂林の一塁への悪送球がキッカケだった。その後、マエケンは連打を浴び、加えて一塁手エルドレッド、二塁手菊池とエラーをおかして、マエケンの足を思いっきり引っ張った。

続く4回にもマエケンはヤクルトに3点を取られたが、それもエラー絡みであった。結局、この試合で広島は21安打(ヤクルトは14安打)したものの5失策&1フィルダーズチョイス(ヤクルトは1失策)をしでかすというザル守備ぶりをも披露した。これでは広島が試合に勝ってファンは喜んだとしても、首脳陣は喜ぶことはできないだろう。

それにしても、生まれて初めて両チームが二桁得点という試合を観たが、広島内野陣のザルぶりもあったので、半ば“草野球”的なプロ野球を観たという思いであった。

木曜日, 7月 26, 2012

マリナーズはすぐに51番を永久欠番にするべし


イチローが11年余り慣れ親しんだシアトル・マリナーズを去った。

その理由に関してはすでにマスコミで多く語られているが、イチローは自らのことと同時にマリナーズのことを考えてチームを去ったのだから、マリナーズはイチローに敬意を表していますぐに51番を永久欠番にすると表明するべきである。

シアトル・マリナーズはイチローが入団した2001年にメジャー最多タイの記録となる116勝を上げて地区優勝した以降プレイオフに進出していない。その理由のひとつとして、イチローが200本安打の記録ばかり意識して、チームに貢献していないなどと言われた。確かにイチローは安打数や打率に比べて出塁率が低い。そう言われても仕方がないかもしれない。

しかし、問題はそれだけではないだろう。彼を活かす監督や選手、そして中軸を打てる選手が育たなかったからであろう。加えて、投手を育成する能力にも欠けていた。結局のところ、イチロー頼みでありイチローに責任をなすりつけるという無責任な体質のチームと地元でしかなかったのだ。そうしたことの反省の意を込めてもマリナーズはいますぐに51番を永久欠番にするべきである。そして、シアトル市は名誉市民の称号を贈るべきである。

日曜日, 7月 22, 2012

住宅の高台移転を切に願う


震災から500日が経った。

今でも27万人の方が仮設住宅に住んでいる。被災した漁港のほとんどが以前のように稼働していない。500日経ってもこうした現実が愕然とある。復旧復興への道のりはまだまだ遠い。それゆえに、今後もいろいろな形で我々は支援をしていかなければならないと改めて思う。

ただ支援するにあたって一つだけ被災地へのお願いがある。それは住宅の高台移転である。確かに場所場所によって立地条件が異なり、住宅を高台に移転しずらいところがある。そのことは重々承知している。それゆえに、防潮堤を高くすることによって、これまでと同じ場所に家を建設を強いられる地域もある。また、ローンの問題などから今までの場所に家を建てる人もいる。

しかし、都会に住む多くの人たちは無責任かもしれないが、住宅の高台移転を願っている。津波はまたいつかやって来るかもしれない。そのときには漁港やそれに付随する施設はまた大きな被害を受けるだろう。しかし、住宅を高台に移転していれば、子供たちやお年寄りは津波の難から免れられる。また、漁港近くで働いている人たちも家族をさほど気にすることなく逃げることができるだろう。浅はかな考えかもしれないが、都会に住む人のほとんどはそう思っている。

それゆえに、復旧復興に際しては住宅の高台移転を切に願っている。そして、そのことが難しい地域があることを解っていてもなんとかしてほしいと思っている。誤解を生む書き方をするかもしれないが、住宅の高台移転を拒むようなところには支援をしたくないという気持ちにもなるし、国もそうした場所には補助金を出すべきでないと考えたりしてしまう。

復旧復興への道程はまだまだだ。そのためにできる限りのことをしなければならないと思っている。と同時にできる限りの住宅の高台移転を望んでいる。それが多くの都会人の願いではないだろうか。

水曜日, 7月 18, 2012

原発は高学歴者たちのために残される!?


大学で原子力工学を学んだ人たちは相当な秀才たちだと思う。というのも、原子力工学科がある大学は東大、東工大など一流国立大学で、その数も限られている。こうした勉強をした人たちはエリートであるが、ある意味で頭デッカチの高学歴“片輪”である。

それゆえに原子力しか学んでいない彼らが、原子力の仕事を離れてこれから違った仕事に転職するというのは難しい。そうなると、原発がいかに危険であることを解っていながらも、自己保身および家族保身のために詭弁を並べて原発維持への努力をする。

現在、原子力発電に関わっている人は、電力会社、下請会社(東芝、日立、三菱など)、そして研究機関などを含めるとおそらく数万はいるだろう。高学歴者揃いの政府官僚たちはこうした昔の仲間たちの職場を失わせないために必死になっている。

なんのこっちゃない。原発は高学歴者たちの“生活保護”のために維持されようとしているのだ。原発が危険極まりないということを解っているにも関わらず原発を維持しようとする高学歴者たちよ、"Shame on you !"

火曜日, 7月 17, 2012

国政選挙立候補者は原発に関する姿勢を表明するべし


政府は原発に関する意見聴取会を各地で行っている。しかし、これは所詮「国民の声も聴いていますよ」というアリバイ的な見せかけのものでしかない。というのも、意見聴取会を運営しているのは「原発維持派」の経済産業省であり、その下請けを某広告代理店が担っている。加えて、当事者である電力会社の社員やOB、原発関係者が発言者に選ばれる公聴会などヤラセでしかなく税金の無駄使いだ。まあ、彼らが自分の仕事と暮らしを守ろうと必死でいることはよく解るが、残念ながらそれは茶番以外のなにものでもない。

こうしたほとんどの意味のない公聴会にお金を費やすぐらいなら国民投票をやった方が有意義である。仮に国民投票が出来ないならば、次の国政選挙立候補者に、必ず2030年までの原発比率を0%、15%、20〜25%のどれを支持しますかというのを選挙広報に表明させればいい。そうすれば、国政に民意が反映するだろう。

とまあ、ここまではあまり実現性のない理想論かもしれないが、しかし、次の国政選挙では立候補者は原発に対する姿勢を絶対に表明しなけらばらならなくなるだろう。

菅直人は間違いなく「私は脱原発なので0%です」と答えるだろうし、野田佳彦は「私は2030年までに15%と考えています」と言うに違いない。小沢一郎はなんと答えるのだろうか。また、これまでずっと原発推進政策を進め、政治献金をいっぱい貰ってきた自民党議員たちはどう答えるだろうか。

全国紙ならびに地方紙のみなさん、次の国政選挙のときには必ず立候補者に原発に関する姿勢を聞いてください。そうすれば、原発に関する民意が若干だが反映されるだろう。そして、こうした質問に回答を寄せなかったり、ノーコメントと答える立候補者がいたならば、その人は国政を任せられるような人ではないということになろう。そして、こうした質問を行わない新聞社は「政官財学マ」の原子力ムラの一員であるという証しでもある。

月曜日, 7月 16, 2012

大相撲観客動員増への秘策


大相撲名古屋場所が開かれている。土日は「満員御礼」の垂れ幕が下がるものの、平日の客入りは相変わらず良くない。大相撲は例の八百長騒動以来、いろいろと改革をやっているようだが、まだまだ観客動員の回復には繋がっていないようだ。

そんな大相撲の観客動員を増やすための秘策をちょっと考えてみた。

そもそも一般の人は平日に昼間っから呑気に相撲を観ることなどできない。平日に相撲観戦ができる人となると、年金生活者もしくは有閑マダム(死語かな)などに限られる。そのために、どうしても一般のお客さんは土日に集中してしまう。

そこで秘策である。初日を日曜日からではなく金曜日にして、15日間連続興行を17日間(2日休み)にしてみてはどうだろうか。そうすれば、1場所のなかで土日が6日間になり動員動員も増えるだろう。加えて、月曜日を休みにすることによって、力士をはじめ相撲関係者に休息を取らせることができる。

金曜  初日
土曜※ 2日目
日曜※ 3日目
月曜   休 (休日の場合は火曜を休みとする)
火曜  4日目
水曜  5日目
木曜  6日目
金曜  7日目
土曜※ 8日目
日曜※ 9日目
月曜   休 (休日の場合は火曜を休みとする)
火曜  10日目
水曜  11日目
木曜  12日目
金曜  13日目
土曜※ 14日目
日曜※ 千秋楽

このように、一般の芝居興行と同じような形式にすれば観客増は間違いなしだ。

金曜日, 7月 13, 2012

東京ドームで“埼玉西武 vs 千葉ロッテ”の試合を


私はプロ野球では根っからのパリーグファンであるが、残念なことにそのパリーグの試合を東京ではなかなか見ることができない。

今年、東京で行われるパリーグの試合は、以前東京ドームをフランチャイズにしていた北海道日本ハム・ファイターズの主催8試合と、福岡ソフトバンク・ホークスと東北楽天イーグルスがそれぞれ1試合主催するだけである。ただし、ソフトバンクと楽天の主催試合は球団主催というより親会社の顧客を対象にした招待客優先試合で通常の公式戦とは趣きがかなり異なる。

私のように東京でパリーグの試合を観たいという人は多いと思う。そこで、提案である。以前にも似たようなことを書いたことがあるが、パリーグは東京ドームで埼玉西武・ライオンズ vs 千葉ロッテ・マリーンズの試合を開催してはどうだろうか。

東京ドームでの試合となれば、埼玉からも千葉からもファンは来やすいであろうし、なによりも東京に通勤通学している人たちにとって仕事帰り学校帰りに観にいくことができる。できれば3連戦してほしいものだが、それが無理ならば西武ドームまたはQVCマリンフィールドで行われる3連戦のうちの1試合をそれぞれ行うだけでもいいのではないだろうか。

パリーグの繁栄維持と新たなるファン開拓のためにも是非とも行ってほしい。

水曜日, 7月 11, 2012

ボールペン愛好者です


今の時代はどうか知らないが、ひと昔前(1960年代から70年代)は中学生になると、それまで持つことができなかった(許されなかった?)ものをいくつか持てるようになり、中学生になった喜びを噛み締めたものだった。例えば、腕時計、萬年筆、革靴といったものがそのいい例だが、私が嬉しかったのはボールペンだった。

というのも、私は最初に買って貰ったペリカン製の萬年筆をうまく使いこなせなかったのである。萬年筆の筆感というのは不思議なもので、滑らかなときもあれば、時にキュッと引っかかるようなところがある。また筆圧によって太さや細さが微妙に変化する。もちろん、それが萬年筆の良さであり味なのであろうが、残念ながら私はそうした味を覚えることなく、中学生の頃からボールペンを多用した。

私が最初に使ったボールペンはおそらく国産のものだったと思うが、中学2年生頃に手にしたクロスのボールペン(センチュリー・ボールペン)は滑らかに濃く文字が書けたので嬉しくてたまらなかった。それからというものの、萬年筆は完全に引き出しの奥に“お蔵入り”してしまい、ボールペン愛好者となった。

今日ではパソコンのためにボールペンを使う機会が極端に少なくなってしまったが、それでもいろいろなボールペンを愛用している。

金曜日, 7月 06, 2012

マスコミも原発報道の検証をするべし


国会の事故調査委員会が最終報告書のなかで「福島原発事故は自然災害でなく人災」「原発は津波到達以前に制御不能になった可能性がある」「東電が原子力規制を骨抜きにする試みを続けてきた」などと今更と思えることを言って自画自賛している。それをまたマスコミも大々的に報道しているが、では、いったいマスコミはあのとき何をやっていたのだろうか。

日本新聞協会は国会の事故調査委員会と同じように自分たちの原発事故に関する報道を検証する委員会を設けるべきである。そうすれば、いかに自分たちが無知無能であり、いかに東京電力から多額の広告料をもらっていたか、いかに自分たちが「政官財学マ」という原子力ムラの一員であったかが解るはずである。

マスコミよ、自分たちの恥を知るべし!

水曜日, 7月 04, 2012

外国人によく道を聞かれる


外国人によく道を聞かれる。先日も自由が丘を歩いていたら、日本語ベラベラの白人(ドイツ系かなあ)に道(というよりお店)を聞かれた。

以前、京都で1日に3組の外国人から道を聞かれたことがある。これにはさすがに驚いたが、3ヶ月ぐらい前に渋谷で1時間に2組の外国人から道を聞かれた・・・。1人は「Excuse me」も言わずいきなり英語で「Do you know where LABI YAMADA-DENKI is ?」であった。

ちょっと前に久しぶりに会ったアメリカ時代の友人も「東京に来るとなぜか英語で道を聞かれるんだよ」と不思議がっていた。また、中国語を話せる友人も「私は新宿とかで中国人に道を聞かれる。それもいきなり中国語で」と言う。外国人はどの日本人が何語が話せるかというのを見極める能力でももっているのだろうか。w

私はまだ日本語、英語以外で道を聞かれたことはないが、もしスペイン語で「Sabe donde LABI YAMADA-DENKI es?(山田電機のLABIはどこですか)」と聞かれることがあったら、「No entiendo español(スペイン語、解りません)」とか「Por que hacer me habla en español」(なんで私にスペイン語を話すの)」と答えてみようかと思う。(笑)

月曜日, 7月 02, 2012

DocomoがiPhone 5を発売しなかったら


NTT Docomoから契約者の流出が止まらないようだ。この半年間で毎月約9万件前後の契約が他社に流出していて、3月には約14万件、4月には約10万件もあったとのこと。つまり、この半年で55万近くの契約者がDocomoに見切りをつけて他社に乗り換えているということだ。

その最大の理由はiPhone 4Sであることは言うまでもない。Docomoはいまだにアップル社のiPhoneを取り扱っていない。iPhoneは発売当初はソフトバンクだけの取り扱いであったが、iPhone4からはau(KDDI)も取り扱うようになり、Docomoだけが取り残された形となった。

このことに対してDocomoユーザーの不満は日々募っている。私も最初はソフトバンクの独占販売だから仕方がないと諦めていたが、auが取り扱うようになってからは、これは明らかに「選択の不平等」であると思うように、Docomoに対して完璧に不信感を抱くようになった。

これでもし今秋に発売が予定されているiPhone 5がDocomoから発売されなかったら、おそらく100万いや数百万の契約者がDocomoに見切りをつけて、他社に乗り換えるだろう。もちろん私もその1人である。サヨナラ、Docomo・・・。

日曜日, 7月 01, 2012

梅雨明けは早い、と予想


早いもので今年も半年が過ぎ7月になりました。昨年は震災があり、そして余震も長々と続き、時が過ぎるのを長く感じたものですが、今年はとても早く感じられます。

それにしても今年の梅雨は空梅雨っぽいです。

5月は関東では大きな竜巻も起きたりして、激しい雨が降った日も多く、東京の月間降雨量は231mmと平年(137.8mm)を大きく上回りました。ところが、6月に入ると降雨量こそ185.0mmと平年(167.7mm)を上回ったものの、雨の日は少なく特に6月下旬の東京はほとんど雨知らずの日々でした。

梅雨前線はすでに上昇していて、西日本では雨が降っているところも多いですが東日本は完全に空梅雨状態。農作物に影響が出ないことを願うばかりです。ただ、こうした空梅雨の年は梅雨明け前に大雨が降ることが多いので注意も必要。

平年の東京(関東甲信)の梅雨明けは学校が夏休みに入る7月21日ごろですが、今年はどうやらそれよりも1週間以上早まりそうな気がします。

以上、無責任天然気象予想士の天気予報ならぬ天気予想でした。ちなみに、この天気予想は競馬予想より当たります。(笑)

月曜日, 6月 25, 2012

消費税増税には反対ではない


消費税増税の採決が明日にも衆議院で行われようとしている。

私は消費税増税に基本的に反対ではない。その最大の理由は日本の税収入が減収しているのだから、それを補うためにやたら赤字国債を発行して問題を先延ばしをするよりも、増税することによってそれを補う方が単純明快で国民の自覚および責任も解りやすいからだ。

それゆえに、以前より友人たちと話をするときには、消費税は少なくとも7〜8%にしなくてはならないとか、前回の参議院選挙前に菅前首相が消費税増税を口にしたことを評価する、と言ったりしてきた。ただ、菅前首相が消費税を口にしたことによって、民主党は参議院選挙に敗け、国会はいわゆる“ねじれ現象”が起き「何も決められない国会」というのが始まってしまったが。

さて、今回の消費税法案では2014年4月にまず8%、2015年10月に10%という2段階で引き上げる予定になっている。私が考えていた7〜8%が10%になってしまったが、これは東日本大震災のことを考えればいかし方がない。

よく消費税増税は景気が悪いときに上げると、デフレ・スパイラルを加速させるという人がいるが、ならば、2014年4月までにデフレ脱却策をどんどん行っていくべきである。そのためにも、私が以前より主張している銀行のATMすべてを5,000円札対応にしたりして、人々がお金を使いやすい具体策をどんどん打ち出しいってもらいたい。また、太陽光発電や耐震建築を補助および推進することも経済活性化の一翼を担うのではないだろうか。

ただし、今回の消費税増税では東日本大震災で甚大な被害をうけた岩手、宮城、福島の3県には、ある程度の猶予期間を持たせるなど特別措置を行うべきである。具体的には3県だけは実施時期を1年間延期するということはできないのだろうか。それぐらいの配慮はぜひとも行ってもらいたい。

火曜日, 6月 12, 2012

『Reborn』リニューアル創刊号が届く


震災から1年3ヶ月が過ぎた昨日、三陸から発信する情報誌『Reborn』のリニューアル創刊号が届いた。

基本的には三陸の人による三陸の人のための三陸の情報誌なのだが、都会に住む我々がまったく知らない今の三陸の一面を伝えていて、大変興味深く読ませてもらっている。

創刊号はリニューアル以前の無料情報誌時代の誌面をかなり踏襲しているが、今後どう成長していくかも楽しみ。東北支援をする人もそうでない人も読んでもらいたい雑誌だ。

http://www.311reborn.com/index.html

日曜日, 6月 10, 2012

今後の風邪対策のための忘備録


5月下旬から6月上旬にかけて午前中はクシャミをする日々が続いた。天候もよく空気も乾いてたのでダストアレルギーの可能性が高いと思い、念入りに掃除機をかけるなり、風呂場にカビキラーをかけたり、トイレの壁を水性ペンキで塗るなりして、梅雨前のカビ対策を行った。

ところが、6月6日(水)早朝4時30分ごろ(このときちょうど地震があった)に軽い下痢をする。そして、そのとき便座に座っていると、喉から耳にかけて、つまり耳鼻系になんとなく違和感が覚えたので、体温を測ってみると37度5分あることが判明。そこで、すぐに風邪薬(コンタック600)を飲んで、再度床につく。

この日は夜にバレエを観に行く予定だったがそれをキャンセル。とにかく安静にしてほぼ1日中ベッドに横たわっていた。

翌7日なると熱も平熱に戻り、前日までの気怠さもなくなり普段とほとんど変わりのない時間を過ごす。というより、この日は株の売買をかなり行う。w

8日(金)はもうほぼ完治をしたので、予定通り神宮球場にプロ野球を観にいく。しかし、帰宅後に喉が痛くなり、寝る直前の身体が暖まったころに、咳と共に大量の痰が出る。そのために、とにかく、うがいを何度も行い、再び風邪薬を飲む。

9日(土)、この日はちょうど梅雨入りということもあり、外に出ることもなく大人しくする。それでも、時折咳と痰がでる。

10日(日)早朝ひどい痰の絡みがあったので、午前中に近くの休日も診療しているクリニックに行き、咳止めと痰止めの薬、それと気管支の働きをよくするシール(貼り薬)をもらう。これで快方に向かうことを願うばかりである。というより、心がけたい。

火曜日, 6月 05, 2012

沿岸捕鯨を再開しよう


千葉県いすみ市の大原漁港に大量のイワシが打ち上げられた。その総量は推定で200トン以上にも及ぶという。さて、このイワシの大量打ち上げにツイッター上では、すぐに「放射能のせいだ」「地震の前兆だ」「海底火山の前ぶれだ」とまったく根拠のないツイートが氾濫した。

それにしても、これだけのイワシが打ち上げられるとはもったいない。地元の鴨川シーワールドや漁協などの話よると、沖合で外敵のクジラかイルカに追われたイワシがいっせいに漁港に入り、漁港内が一時的な酸欠状態になり死んだ可能性が高いという。私もそうだと思うが、できれば難しいとは思うが徹底調査はしてもらいたい。

さて、ご存知のようにイワシは近年とても不漁で、そのおかげで昔は大衆魚だったのに今では高級魚になってしまった。その最大の原因は沿岸捕鯨が禁止になったからだと言われている。

クジラやイルカにとってイワシは大好物である。ところが、世の中にはいまだに、鯨の主食はプランクトンで魚を食べないから漁業には関係ない、と思い込んでいる人がいる。しかし、それは大間違いだ。

クジラにはいくつもの種類があるが、一般的にヒゲクジラ(セミクジラ、シロナガスクジラなど)と呼ばれる歯のないクジラはプランクトン、オキアミを主に食べている。しかし、ハクジラ(マッコウクジラ、ゴンドウクジラ、イルカなど)と呼ばれる歯を持つクジラはオキアミのほかにイワシ、サンマ、スケソウダラ、イカなどの魚介を食べている。

このさいだから、はっきり言うが日本はチマチマした南洋での調査捕鯨など止めて、沿岸捕鯨を再開するべきである。もし、政治的に再開できないのであれば、クジラを沿岸から排除する策を積極的に行うべきである。そうでなければ、大切な海洋資源を失うことになる。いや、すでに失っている、といっても過言ではない。


金曜日, 6月 01, 2012

統一球は飛ばないというのはウソだ!


昨日(31日)神宮球場でヤクルト vs 日本ハムの交流戦を観たが、この試合では本塁打が5本も飛び交い、4月下旬に新井貴浩選手会会長がプロ野球機構に「飛ばない統一球の見直しを」という要望を出したことが、いかにお粗末かつ恥ずかしいものだったかがよく解った。

昨日の試合ではヤクルトが3回に畠山、6回に飯原がそれぞれソロ本塁打を。そして、6回にはミレッジが試合を決定づける満塁本塁打を打った。一方の日本ハムも6回に中田が超豪快なソロ本塁打を、9回に代打二岡が2ラン本塁打を打った。

どの本塁打も打った瞬間にカーンという気持ちのいい打球音がして、勢いのある当りが外野スタンドに吸い込まれていった。一昨年までよくあったフラフラと舞い上がって、スタンド最前列に落ちてしまったような“インチキ”本塁打ではなく、誰もが納得する、とにかく素晴らしい本塁打ばかりだった。

試合は結局ヤクルトが10対5で勝ち、パリーグファンの私としては少々残念であったが、見事な本塁打を5本も観れたので、負けて悔しいというよりもとても清々しい気分にさせてくれた。やはり本塁打はボールをバットの芯でとらえて、しっかりと振り抜いた打球しかスタンドに届かないようでないといけない。

夕刊フジの記事よると、王貞治は「一度ボールを変えたら、コロコロ変えるものではない。飛ぶボール、飛ばないボールというのは、長い野球の歴史の中で繰り返されてきているんだ。初めてのことではない。技術のあるのがプロなんだから、対応していけばいいだけの話。1年たったら誰も統一球の話題なんか口にしないようにならないとウソだろう」と言ったそうだ。さすがに王貞治である。

火曜日, 5月 29, 2012

毎年、この日がやってくる

毎年、この日がやってくる。ところが今年はちょっと異変。


Facebookのせいだろうか、前日からメールが何通も来る。
で、昨晩はいつものワインバーで勝手に前祝いをして、
帰ってきて寝ようとしたら、午前1時35分に激しい揺れ(震度4)。
そのおかげでか、またメールが来る。


う〜ん、歳はとりたくないが、これにはなかなか抵抗できない。
地震と同じように自然現象なのだから諦めるしかないのか。
ということで、来年のこの日まで健康的な1年を送りたいと思います。


みなさん、誕生日メール&メッセージ、ありがとうございます。

月曜日, 5月 28, 2012

『花は咲く』を歌っている人たち


NHKが被災地復興支援ソングとして『花は咲く』(歌詞:岩井俊二、作曲:菅野よう子)を番組の合間に放送している。歌っているのは下記のように岩手、宮城、福島三県にゆかりのある俳優・歌手・タレント・スポーツ選手などであるが、そのなかでも異色なのは野村克也だろう。彼だけが生まれも育ちも東北に縁がない。だが前東北楽天イーグス監督ということでこの歌に参加している。彼を含めて全員に敬意を表したい。

沢田知可子 → 岩手県安代町(現・八幡平市)生まれ
千昌夫 → 岩手県陸前高田市出身
仲谷明香(AKB48) → 岩手県盛岡市生まれ
新沼謙治 → 岩手県大船渡市出身
村上弘明 → 岩手県陸前高田市出身
山川恵里佳 → 岩手県盛岡市出身
荒川静香 → 宮城県利府町育ち
生島ヒロシ → 宮城県気仙沼市出身
イケメンズ(伊東洋平、横山真一郎) → 宮城県仙台市出身
岩田華怜(AKB48) → 宮城県仙台市出身
大友康平 → 宮城県塩竈市生まれ
狩野英孝 → 宮城県栗原郡栗駒町(現在・栗原市)出身
かの香織 → 宮城県栗原郡高清水町(現在・栗原市)出身
熊谷育美 → 宮城県気仙沼市出身
さとう宗幸 → 宮城県古川市(現・大崎市)育ち
サンドウィッチマン(富澤たけし、伊達みきお) → 宮城県仙台市泉区出身
涼風真世 → 宮城県石巻市出身
鈴木京香 → 宮城県仙台市出身
中村雅俊 → 宮城県牡鹿郡女川町出身
野村克也 → 京都府竹野郡網野町(現・京丹後市)出身
畠山美由紀 → 宮城県気仙沼市出身
マギー審司 → 宮城県気仙沼市出身
森公美子 → 宮城県仙台市出身
杜けあき → 宮城県仙台市出身
由規 → 宮城県仙台市出身
遊佐未森 → 宮城県仙台市出身
秋吉久美子 → 福島県いわき市育ち
梅沢富美男 → 福島県福島市出身
加藤茶 → 福島県福島市育ち
門倉有希 → 福島県須賀川市出身
佐藤B作 → 福島県福島市出身
西田敏行 → 福島県郡山市出身
原田直之 → 福島県相浪江町出身
本田武史 → 福島県郡山市出身

日曜日, 5月 27, 2012

FC東京、東京ヴェルディという名にいまだに馴染めない


昨晩、FC東京 vs 浦和レッズの試合をテレビ観戦して思ったことなのだが、FC東京という名がいまだに馴染めない。どうしてFC調布もしくはFC多摩じゃないのだろうか。

私が住む目黒は東京だけど江戸ではない。江戸時代、目黒は鷹狩りが行われるような田舎だった。それが明治時代に入ると東京府に編入され、1932年(昭和7年)に東京市目黒区となった。それゆえに「江戸っ子ですね」と聞かれると、「いえいえ、東京っ子です」と答えるようにしている。

FC東京がフランチャイズとしている味の素スタジアムは東京都にあるが、その場所は調布市であり東京23区(昔の東京市)にはない。それゆえに、調布の人には申し訳ないが、どうしても東京というより多摩と思ってしまう。

Jリーグは地域密着を原則としていて、ほとんどのクラブが浦和レッズ、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田と都市名をつけているが、なぜかFC東京や東京ヴェルディは都市名を付けていない。どうして、東京という名にこだわるのだろうか。その点、今年からJ2に加入した町田ゼルビアは東京都にあるチームにかかわらず東京という名を使わず潔さを感じる。

ということで、FC東京はやはりFC調布もしくはFC多摩である。おなじことはJ2の東京ヴェルディにしても同じで、稲城ヴェルディか多摩ヴェルディが妥当な名であろう。

金曜日, 5月 25, 2012

飲酒の強要に関する罰則を作るべし

今月7日に小樽商科大のアメリカンフットボール部が開いたいわゆるバーベキューパーティで飲酒して、意識不明の重体になった1年生の男子学生が昨夜死亡した。北海道警は死因を調査中としているが、アルコールが原因であることは言うまでもないだろう。

それにしても、相変わらず人に飲酒を強要する、酒の飲み方を知らないヤツが多い。飲兵衛として嘆かわしい限りである。

私は飲めない人には絶対お酒を勧めないし、ましてや車を運転している人とはお酒を飲まない。また、宴席でも人に酒をつぐのは最初の1杯だけで、その後はお酌をしないし、私自身もお酌をされることを好まない。このように、お酒は自分のペースで楽しむものであり、人に強要されて飲むものではないという信念でいる。

しかし、世の中には酒の飲み方を知らないヤツがごまんといる。そうしたヤツらに酒を強要することは愚かなことであり、恥ずかしいことであると知らせしめるためにも、飲酒強要罪および未成年者飲酒幇助罪を設けるべきであろう。非常に情けないことだが、これぐらいのことをしなければ、今後も上記のような悲しい出来事はなくならない。

木曜日, 5月 24, 2012

5月の言い訳


あまりネタがないので、日記を書く気力がなかなか湧かない。

5月は1年でもっとも天候がいい季節なので、どうしても外に出て野良仕事をしてしまう。野良仕事といっても私の場合はペンキ塗りであったり大掃除であったりとそんなに大したことをするわけではないのだが、それでも身体を動かすと思考能力が低下する。

若い頃はどんなに身体を動かそうが旅をしていようが身体に堪えることはなく思考能力が落ちることはなかったが、年齢とはやはり恐ろしいものである。確実に肉体的および精神的にあちこちが退化している。まあ、それは仕方がないことなのだが、これになんとか抵抗していく努力だけはしていきたい。

そのためにもジムに行って身体を動かしたり、コンサートなどに出かけて芸術鑑賞力を養ったり、美味しいものを食べて食感を楽しんだり、そして、飲んだりするわけである。

う〜ん、なぜかご都合主義的言い訳な文章になってきてしまった・・・。(^_^;

木曜日, 5月 17, 2012

プロ野球交流戦、今年はどこのチームが優勝?


昨日からプロ野球交流戦が始まった。

今年はパリーグの大物先発投手たちが大幅にメジャーリーグやセリーグに移籍したために、セのチームが優勝するのではないだろうかと予想する人が多いようだが、果たしてそうなるであろうか。とりあえず、昨日の結果はパ4勝セ2勝であった。

確かに今年のパにはダルビッシュ、岩隈、杉内、和田といった交流戦に強いエースピッチャーがいなくなった。しかしながら、それを補いそうな投手たちが台頭してきている。吉川(日本ハム)、牧田(西武)、岩嵜(ソフトバンク)、藤岡(ロッテ)などいった投手と、セの打者は新たに対戦しなくてはならない。まあ、同様にセも野村(広島)、山内(中日)、赤川(ヤクルト)といった新戦力が誕生しているが、これらの投手がパの強力打線を押さえ込むことができるかもポイントになる。

あと、毎年パのチームに手玉に取られているのが広島と横浜の奮起を期待したいが、広島は投手陣がしっかりしているものの、打撃陣は相変わらずひ弱で、残念ながらパの投手陣を打ち崩せるようには思えない。また、横浜は今年こそは「横浜(貯金)銀行」という汚名を返上したいところだろうが、チーム成績を見るとパのチームに太刀打ちできそうにない。

いずれにしろ、交流戦の期間中は2連戦という変則日程になることから、ローテーションに余裕が生まれてくる。そのことを考えると、ローテーションの主軸がしっかりしているチームが優位になってくることはこれまで通りである。このことを鑑みると、パでは日本ハムとロッテが優勝候補で、セではチーム防御率が2点そこそこの読売、阪神、中日の3チームに期待がかかる。ただ私はこの2点そこそという防御率という数字を半信半疑でいる。

火曜日, 5月 08, 2012

「投高打低」はプロ野球を面白くしている


プロ野球はゴールデンウィークの連戦も終わってちょっと一息。さて、開幕からよく言われている「投高打低」。先月末には選手会会長である新井貴浩(阪神)がプロ野球機構に「統一球の見直しを」という申し入れを行った。ただ、この不甲斐ない要求は選手会の一致した意見だったのか疑問である。

というのも、打撃成績を見ると、パリーグではチーム打率が2割5分を越えているチームが3チーム(日本ハム、ソフトバンク、ロッテ)あるのに対して、セリーグは1チーム(ヤクルト)しかない。DeNAなどはチーム打率が2割そこそこ(先日までは2割を切っていた)。個人成績でもパリーグは3割打者が11人いるのに対して、セリーグは6人と少ない。

このように「投高打低」なのはセリーグのことであり、プロ野球全体とは思えない。セリーグは今年からパリーグ同様に予告先発をするようになったにもかかわらず、打者陣は先発投手を研究することなく手玉に取られている。というわけで、「統一球の見直しを」と申し入れたのはセリーグの選手たちでセパ両リーグの選手会の一致した意見とは思えないのである。

そもそも、日本のプロ野球はこれまで大味な試合が多かった。その原因は“飛ぶボール”にあったことは言うまでもない。バットの先で擦ったような当たりがフラフラとスタンドに入るホームランが実に多かった。ところが、統一球になってからはそのようなインチキなホームランは完全になくなり、スタンドインするホームランは豪快に振り抜いた打球だけとなった。それゆえにこれまで以上にホームランの凄さ味わえるようになった。また、点数が入らなくなったおかげで、非常に緊迫感に漲った試合が多く、テレビ観戦していても楽しい。

もうすぐ(5月16日から)私の好きなセパ交流戦が始まる。そろそろ球場に足を運ぼうと思っている。

土曜日, 5月 05, 2012

メッシもクリスティアーノ・ロナウドも来ない


ジムのサウナでサッカー関係者と欧州チャンピンオンズリーグ談義。

「バルサ(バルセロナ)もレアル(レアル・マドリード)も負けちゃいましたね」
「チェルシーとバイエルン(バイエルン・ミューヘン)じゃなあ・・・」
「痛いですよね」
「メッシもクリスティアーノ・ロナウドも来ないとなるとねえ・・・」
「盛り上がらないですね」
「チェルシーやバイエルンだと地味なんだよねえ・・・」
「どっちがいいっすか」
「バイエルンかなあ・・・」
「日本人プレイヤー、ブンデスリーガで頑張っていますしね」
「バイエルンには宇佐見(貴史)もいるし・・・」
「出場できますか」
「う〜ん、解らない。ただ、香川は間違いなくゲストで(テレビに)呼ばれるでしょう」(笑)
「目玉はそれですか」(笑)

第9回FIFAクラブW杯は今年の12月6日から16日にかけて日本で開催される。

金曜日, 5月 04, 2012

行動範囲が広がらない


震災から1年以上が経つが、いまだに時折起きる地震(この文章を書いているときにも起きた)のために行動範囲が広がらない。

例えば芸術鑑賞の場合、東京文化会館へ行くことに少し躊躇する。自宅は目黒区碑文谷にあるので、何事かあると上野から徒歩で帰宅するとなると、おそらく5〜6時間はかかるだろう。一方、港区六本木のサントリーホールや渋谷区初台のオペラシティおよび新国立劇場からだと徒歩3時間以内であろう。また、渋谷区神南のNHKホールからだと1時間余で帰宅することができる。この2〜3時間の差が心理的に結構大きい。しかし、東京文化会館では海外からのバレエ公演やオペラ公演などが催されるので、このときばかりは躊躇していられない。(笑)

もうすぐ豊島区池袋の東京芸術劇場がリニューアルオープンするが、ここだとおそらく徒歩4時間圏内だと思われるが、判断の見極めが難しい。というより、ここはまずはどのようにリニューアルされるかを見定めてなければならないが。(苦笑)

高齢の母親を抱えていることもあり、行動範囲がどうも狭くなっている。こうしたことから、東北太平洋沿岸部にもなかなか行けなくて不義理をしている。また、京都の美味しい店にも行くことができない。とにかく頻発する地震が早く収まってほしい。

水曜日, 5月 02, 2012

ナベツネがいる限り巨人はダメ


昨日のジムでのサウナ談義。サウナ内にあるテレビでは巨人vs広島の試合が放送されていた。

客A「巨人ファンですか」
客B「アンチですね」
客C「私もです」
客A「私は大のパリーグファンで、アンチセリーグです」
客B「3対0で巨人が勝っているねえ」
客C「たまには勝つこともあるでしょう」
客A「今年の巨人はひと皮剥ければ強くなると思いますが」
客B「でも優勝はできない」
客A「なぜですか」
客B「ナベツネ(渡辺恒雄=読売新聞社会長・主筆)がいるから」
客C「同感。巨人の首脳陣なんてみんなナベツネの息のかかったヤツばかりで、野球なんか知らないヤツばかり」
客B「清武(前球団代表)が喧嘩するのも解るよね」
客A「巨人も可哀想ですよね。監督は生え抜きだけしか起用しないから、いつまでたっても野球に進歩がない。緊張感もありませんものね」
客C「だから、ナベツネがいる限りダメなんだよ」

こんな会話をしているなか、ずっと黙って話を聞いている人がいた。

客D「私は巨人ファンですが、私もナベツネがいる限りはダメという意見には賛成ですね」

火曜日, 5月 01, 2012

緊急警報放送


毎月1日の正午前にNHKは緊急警報放送の試験放送を行っている。今日も行われた。

初めて緊急警報放送を聞いたのは、奥尻島を大津波が襲った1993年7月の北海道南西沖地震のときだった。そのとき私はインドネシア東部の小さな島に滞在していて、たまたま短波ラジオで日本からの放送を聞いていた。そしたら、いきなり「ルルルルル〜」という音が鳴りだした。続いて、アナウンサーは次のようなことを喋りだした。

「緊急警報放送です。ルルルルル〜〜。北海道から日本海側にかけて津波警報が発令されました」

その後、次々と奥尻島からの被害状況が伝えられた。

今日では緊急地震速報がたびたび発令されるが、深夜のテレビを消している時間帯には、地方では緊急警報放送は重要な伝達手段になっているので、少しでも減災するために今後も継続的に試験放送を行ってもらいたい。

金曜日, 4月 27, 2012

テレビ局の電波料に疑問あり


深夜の民放BS放送はほとんどがテレビショッピングになっている。これって少し可笑しくないだろうか。本来、電波は公共のものであり、それを放送局は譲りうけているはずだ。それなのに、テレビ局は制作費をまったくかけず、放送枠を通販会社などにまた貸しして、商売をしている。

少し例えが間違っているかもしれないが、テレビ局は借地ともいうべき電波を、また貸しして金儲けしている、と言っても過言ではないだろう。確かにテレビ局は国に対して年間一定の借地料ともいうべき電波料を払っているが、それはあくまでも自社制作する放送に対する使用料であって、また貸しするテナント料ではないはずである。それゆえに、公共の電波をまた貸しする場合は、国(総務省)はテレビ局から追加の電波料を徴収するべきではないだろうか。

ほかにもテレビ局は公共電波を利用して、自社制作の映画やイベントの宣伝を無料で行ったりして、明らかに電波を私物化している。総務省はこうした現実を厳しくチェックして、テレビ局に徹底した指導をするなり、それ相応の電波料を追加徴収してほしいと思う。

火曜日, 4月 24, 2012

プロ野球「投高打低」の打開策


プロ野球が開幕して1ヶ月近くなったが、今年は全体的に完封試合が多く「投高打低」状態になっている。これは昨年から導入された“飛ばないボール”・統一球の影響によるものだが、どうやらそればかりではないようだ。

というのも、昨年より審判団が進めてきた「迷ったら積極的にストライクを取る」という方針が徹底してきたからだそうだ。つまり「ストライクかなあ? ボールかなあ?」という投球はすべてストライクになっているのである。そのせいもあるだろうが、今年は見逃しの三振が多いように思える。

このように「投高打低」の試合が多くなったために、ファンのなかからは「試合が面白くない」「“飛ぶボール”に戻せ」などという声が上がっているという。しかし、私は統一球をまた“飛ぶボール”にするのは絶対に反対だ。バッドにちょっと擦ったような当たりがスタンドに入るホームランなんて二度と観たくない。やはりホームランは打者が豪快に振り抜いたバットに当たったボールがスタンドに入ってこそ価値がある。

それでは、現在のような完封試合が多い状態を脱するにはどうすればいいのだろうか。一番簡単なのはストライクゾーンを狭くすることだろう。これは安易な考えであるが、もっとも即効性がある。「迷ったら積極的にストライクを取る」という方針を転換して、「迷ったらボールにする」と方針にすれば、確実にストライクゾーンは狭まる。こうなると、打者がヒットを打てる確率が高くなるに違いない。

次に、メジャーと同じように試合中に投手がベンチ前でのウォームアップをすることを禁止する、というのはどうだろうか。これによって、投手は若干だろうがコントロールに狂いが生じる可能性がある。そのコントロールミスを、プロの打者ならば突くことができるはずである。

他にも、20秒ルールを徹底するというのはどうだろうか。バスケットボールの試合会場と同じようにバックスクリーンやネット裏にタイマー表示をする。もちろん、この20秒ルールを守らなければ主審は直ちにボールを宣告する。

また、中長期的には打者有利な球場を改装する必要もあるだろう。最近の球場はエキサイトシートなる座席が出来て、少しはファールグラウンドが狭まったが、バックネット裏などはまだまだ広い。そこでバックネット裏に記者席などをもうけてファールゾーンをもっと狭めるべきである。

統一球が登場したことによって投手が有利になったことは間違いないが、それでも今年から予告先発が両リーグで始ったのだから、打者は前日から投手対策を出来るはずである。なのに「投高打低」というのは情けない。打者の勉強不足も「投高打低」の要因ではないだろうか。

水曜日, 4月 18, 2012

目黒区よ、三匹目のドジョウを狙おう


目黒区は9月に「さんま祭り」、3〜4月に「目黒川のお花見」と2つの大きな目玉行事を作りつつある。こうなれば、2匹目ならぬ3匹目のドジョウではないが、昭和初期まではタケノコの産地と名を馳せたのだから、タケノコが旬なときに全国のタケノコの産地と連携して「たけのこ祭り」を行ってはどうだろうか。

今ではあまり知られていないが、目黒は明治後期から昭和初期にかけてタケノコの産地として有名だった。なかでも柔らかく歯ごたえのあったものは「白子(しろこ)」と呼ばれ、高値で取引されたそうである。当時、タケノコ栽培が盛んなところは私が住む碑文谷および鷹番あたりで、私が子供だった昭和30年代にはまだ少し竹林が残っていた。しかし、現在では「すずめのお宿公園」に少し残るだけとなってしまった。

今日、タケノコの産地としてもっとも有名なのは京都府向日市や大山崎町あたりで、ここらあたりで取れるタケノコは1個が2,000円もするという。一方で、出荷量がもっとも多いのは福岡県立花町らしく、ここは全国の1割以上を出荷している。ただし、残念なことに全国の消費量の9割以上が中国などからの輸入品に占められている。

そうした意味においては、国産のタケノコをPRするためにも目黒区は是非とも「たけのこ祭り」を開催してほしい。

火曜日, 4月 17, 2012

瓦礫の広域処理に反対な方はまず現地を訪れよう


瓦礫の広域処理の反対理由、それは最初は放射能拡散だった。それが次に利権絡みの反対(これは一理ある)、その後はなぜ瓦礫を広域処理しなければならないのか、なんでそんなに急いで処理しなけらばならないのか、なんで税金を使って瓦礫を運ぶのか、と変わっていった。こうなると、最初に反対ありきで理由はなんでもよくなっている。

そもそもこうした反対理由を高らかに述べる人たちのほとんどは、被災地の瓦礫の山を見ていないし、現地の状況を把握しているとは思えない。もちろん現地で線量測定もしていないだろう。そして、瓦礫が復興への足かせになっていることを知る由もない。ただ頭の中で京都の大文字焼き騒動による「東北=放射能」という固定概念が出来上がってしまい、あとはツイッターなどに蔓延する反対理由を盲目的に信じていくだけになってしまっていった。

たとえば、阪神大震災の瓦礫(約2,000万トン)がすべて兵庫県で処理されたというツイッターなどによる誤った情報に、多くの人が乗ってしまった。しかし、実際は兵庫県生活文化部環境局環境整備課(http://web.pref.hyogo.jp/wd33/documents/000044725.pdf)の報告書によれば、百数十万トンが広域処理されている。

また、反対している人たちは政府の言うことを信用しないと言うにもかかわらず、阪神大震災の瓦礫と東日本大震災の瓦礫の総数があまり変わりないという政府発表をそのまま鵜呑みにしている。東日本大震災の瓦礫は推計(東北3県で2,252.8万トン。岩手・宮城2県で2,044.6万トン)だが、今後も取り壊されるであろう建物や土台などの数字は入っていない。阪神大震災でも上記の報告書によれば、最初の推計は1,280万トンで、次の推計が1,800万トンだった。

いずれにしろ、テレビなどでは阪神大震災と東日本大震災を比較する人はいなくなったのに、まだまだ多くの人がこうした比較論でしか判断できない。もういいかげんに阪神大震災との比較は止めようではないか。

震災からすでに1年過ぎてしまったが、残念ながら瓦礫はまだまだ出る。そして、岩手・宮城の両県が広域処理をお願いしている瓦礫の量は約400万トンである。瓦礫の広域処理に反対の人はまずは現地の瓦礫の山を見てから発言しようではないか。瓦礫問題は会議室で起きてるんじゃない、現地で起きているのだから。そして、現地を訪れることは最大の被災地支援にもなるのだから。

月曜日, 4月 16, 2012

三陸に空港は必要か不要か


これは暴論かもしれない。空港建設などという大金のかかるものは必要ないとも思う。しかし、よくよく考え出した私なりの結論は三陸に空港は必要ではないかだった。

以前より三陸復興のためには三陸に空港が必要ではないか、と思っていた。しかし・・・待てよ・・・、そんなことする前にやることはあるだろう、と少し縮みかけている脳みそを絞って考えてみた。

空港の必要性
・人的交流が活発になる。
・新鮮な海産物を貨物便で運べる。
・観光客誘致が楽になる。
・災害時に拠点になる。

空港の不要性
・採算はおそろく赤字だろう。
・騒音問題が発生する可能性がある。
・鉄道再建が困難になる可能性が非常に高い。

岩手県はご存知の通り日本で一番大きな県(広さは1万5278.77㎢)である。それなのに空港は花巻空港しかない。ところが、岩手県よりも面積も狭く日本一人口の少ない鳥取県には鳥取空港、米子空港があり、お隣りの島根県にしても出雲空港と岩見空港がある。この2つの空港があるおかげで、鳥取県も島根県も関西および東京との関係が多方面で密接になっている。それを考えると、一部では陸の孤島とも言われている三陸に空港の必要性を感じざるをえない。仮に釜石か大船渡あたりに空港ができると、北は宮古から南は気仙沼あたりまでの沿岸部の住民にはいろいろな意味で便利になり恩恵をあずかることになるだろう。

一方で、空港を作るとどうしても鉄道再建への道のりが遠のいてしまうだろう。というのも、空港を作るとなると、鉄道よりも三陸縦貫自動車道などの道路整備が優先となり、そのために津波で流された鉄道再建が遅くなる、もしくは断念せざるをえないということになりかねない。つまり、「空港+道路」を取るか「鉄道」を取るかという究極の選択になりかねない。それゆえに、結論は簡単に出せないとは思うが、もしこういう仮題をつけられたならば、地元では現状では「空港+道路」を選択せざるをえないのではないだろうか。いずれにしろ、このようなことを私のようなアカの他人が書くことではないかもしれない。しかし、いずれ問題提起される課題であろう。

木曜日, 4月 12, 2012

目黒川の桜


今年の東京の桜は平年より5日遅い3月31日に開花宣言をされたが、実質お花見の見頃は4月6日(金)から10日(火)までの5日間だった。その間に近場の桜の名所巡りをしたが、目黒川の花見客の多さは信じられないほどの多さだった。

今やお花見人気スポットランキング1位にもなり、東京の代表的な桜名所の一つになってしまった目黒川。上流の大橋から下流の太鼓橋まで約3.8kmに約830本の桜が植えられている。では、この桜がいつ植えられたかというと、実はその歴史はさほど古くはない。

目黒川に最初に桜が植樹されたのは昭和の初めの1927年(昭和2年)らしい。ただ、その後目黒川は何度も護岸工事が行われていて、そのたびに桜も植え替えられているために、木の大きさに少しバラツキがある。現在もっとも綺麗な花を咲かせている木は、おそらく私が小学生だった昭和30年代半ばに植えられたものと思える。

ちなみに、目黒区は目黒川だけでなく、呑川や立会川沿いにも桜を植樹していて、目黒川同様に綺麗な花を咲かせているが、こちらはどちらも暗渠のために川そのものが見えない。そのせいもあってか、目黒川のような人出はまったくない。桜には川もしくは水は欠かせないようである。

写真上:中目黒駅近くの目黒川
  下:自由が丘駅近くの吞川(九品仏川)緑道

木曜日, 4月 05, 2012

日直の仕事って何があったっけ


テレビ番組で黒板が出てくると、必ず右下に相合傘マークと共に「日直」と書かれている。日直とはもちろんその日の当番(当直)のことであり、誰もが小学校や中学校で経験している。しかし、その仕事内容がなかなか思い出せない。なんかいっぱい仕事を課せられたいたように思うが・・・。日直のお仕事って、いったい何があったのだろうか。

まず第一に思い出されるのが起立・礼および給食時の号令をかける。「起立〜!」「礼!」「着席〜!」「いただきます」「ごちそうさまでした」という掛け声を元気よく発しなくてはならない。しかし、これも中学3年ぐらいになると、随分ダレていたように思う。

次に思い出されるのが黒板を消す。これは日直の仕事のなかで、誰もが嫌がる仕事だった。特にちょっと色気づいてオシャレに目覚めはじめた中学生にとって、白墨のカスが飛び散って学生服がついてしまうことは許せなかった。

あと、歳がバレてしまうが、冬場ストーブに入れるコークスをもってくる、という仕事があった。これもコークス置き場へ行くとススの匂いがしたり、バケツにコークスに入れるときにススが舞い上がったりして決して楽しい仕事ではなかった。

他にもいっぱい日直のお仕事があったはずだが思い出せない・・・。でも、よく考えてみると、結構日直の仕事はハードであったように思う。これがだいたい20日に1回は回ってくる。まあ、若かったからやっていたようなもので、これを今会社などでやってみろと言われたら、多くの人は拒絶するに違いない。(笑)

火曜日, 4月 03, 2012

東京に被災地支援のための「復興食堂」を


以前より被災地復興のために観光の重要性を書いてきたが、それでも観光に行きたくても行けない人は世の中にいっぱいいる。また、現地企業のサポーターになったり、特産品を通信販売で買い求めるような提案もしてきた。しかし、その両方ともを出来ない人もいっぱいいる。

そうした人たちのためにも、そして、被災地(東北太平洋沿岸部)で立ち上がろうとしている人たちのためにも、東京に被災地の特産品を販売するお店とか、被災地の食材を題材にしたお店を開店することはできないだろうかと思っていた。そんななかで、先月、新橋に店舗の利益を全額岩手・宮城・福島の3県に寄付する「復興支援酒場」がオープンした。ここでは岩手、宮城、福島の3県の90種類以上の地酒が揃い、いろいろな郷土料理も味わえる。

確かにこうした酒場もいいが、私は未曾有な被害をうけた岩手および宮城、そして福島3県沿岸部を直接的に支援する「復興食堂」のようなお店があったらいいのではないかと思う。例えば昼は釜石ラーメン、三陸海鮮丼、海鮮焼きそばなどが食べられ、夜になれば被災地のお酒とともに焼き牡蠣など新鮮な魚介類を食べられるといったお店はどうだろうか。こうすれば男性だけでなく女性も訪れやすくなるだろう。

半年とか1年とか期間限定でも構わないのだから、行政がある程度の後押しをすれば、出来るのではないだろうか。また、東京でそうしたポテンシャルに協力してくれるお店だってあるかもしれない。こんな話は今更と思う人もいるかもしれないが、大震災や被災地を風化させないためにも、これからでもまだまだ遅くはないと思う。

水曜日, 3月 28, 2012

放射線測定器「Air Counter - S」を購入


値段がちょっとお手頃だったのでエステー化学の家庭用放射線測定器「エアカウター - S」を購入。購入したきっかけを作ったのはあるツイッターの書き込みからである。要約すると下記の通りだ。

ある大学の先生が調査のために岩手県沿岸部の市町村へ学生を連れて行った。そこで、彼は教員としての責任から現地で線量を計測をした。結果はどこも問題なしだった。そして、問題なしとツイッターしたのだが、残念ながら信じてくれない人がたくさんいた。

正直、このツイートには少し驚かされた。世の中、放射能に関しては疑心暗鬼だらけの人が多くなりすぎているようで、何も信じられない人が多いのだな、と。そこで、私もそういう人たちのためにも、次に現地に行くときのためにと購入した次第である。どことなく理解しにくい論理で申し訳ないが、とにかく数多くの人が線量を測ることによって、真実を知ってもらいたいと願うばかりである。

ただ、諸事情からまだ現地へ行く予定がたっていない。ということで、まずは自宅の計測を行ったのでその報告をしよう。

屋上のほぼ全域   0.05μSv/h以下
屋上の排水溝近く  0.06〜0.07μSv/h
自宅3階ベランダ  0.05〜0.07μSv/h
ベランダ排水溝近く 0.07〜0.09μSv/h
北側階段      0.06〜0.11μSv/h
1階通路      0.07〜0.12μSv/h

また部屋のなかでも計測したが0.05以下〜0.09μSv/h(マイクロシーベルト毎時)。ということで、さしたる問題のある数値はでなかった。信じてもらえるだろうか。

屋上の線量が低いのは、おそらく2年前に水漏れ防止のためにクオーティングしたために洗浄されやすい状態だからだと思われる。一方で、1階通路が少し高い数値を示しているのは、水はけや風通しの問題からではないだろうか。やはり、雨などで洗い流された表面のところほど数値が低くなるのは間違いないようだ。それゆえに、高圧洗浄機などによる除染は効果があると思われる。

今後は時間のあるときに家の近辺を計測してみたいと思う。

Air Counter - S
http://www.st-c.co.jp/air-counter/products_s/howto.html

火曜日, 3月 27, 2012

2012年プロ野球順位予想


もうすぐプロ野球が開幕する。そこで、例年通り無責任なプロ野球順位予想をしてみた。

パシフィック・リーグ
1位 オリックス
2位 埼玉西武
3位 福岡ソフトバンク
4位 北海道日本ハム
5位 千葉ロッテ
6位 東北楽天

セントラル・リーグ
1位 中日
2位 読売
3位 広島
4位 阪神
5位 東京ヤクルト
6位 横浜DeNA

パリーグ。投手陣が整備されているオリックスが優勝候補筆頭。二番手はソツのない野球をする埼玉西武。優勝はこの2チームのどちらかだと思う。昨年の覇者福岡ソフトバンクは主力投手陣が抜けたためにAクラス入りすら難しい可能性もある。北海道日本ハム、千葉ロッテ、東北楽天の3チームにはこれといったプラス材料がない。

セリーグ。投手陣がしっかりしている中日の優勝は固そうだ。これに続く読売はムラっけが多い選手ばかりで堅実性がない。ただ一皮むければぶっちぎる可能性は秘めている。広島は若手投手陣が力をつけているので台風の目になりそうと期待。東京ヤクルト、阪神、横浜DeNAの3チームに優勝条件を満たす材料(※)があまりあるようには思えない。

※優勝条件を満たす材料とは、層の厚い投手陣、機動力と得点力のある攻撃陣、堅実な守備力、順応性のある指揮官など。

金曜日, 3月 23, 2012

撮影禁止のレストランが増えている


デジカメやスマホの普及で気軽に写真を撮れる時代になった。なかでも料理写真などが簡単に撮れるようになり、このためにいわゆる「ブツ撮り」カメラマンと言われる人たちの仕事が追いやられているという。その昔、私がガイドブックの執筆・編集しているころは、料理写真はうまく撮ることができなかったので、お店を紹介するときの写真は外観か店内の写真を掲載するしかできなかった。

ところが、現在は誰もが料理写真を撮れるようになった。そのおかげで、ネット上のブログや「食べログ」などのページにはレストランの料理写真が氾濫するようになった。これはお店を紹介するにあたっては必要不可欠なのかもしれない。しかし、どれだけの人がちゃんとお店から許可を受けて撮影しているのだろうか。

そのせいか、最近、写真撮影を禁止にしているお店が増えている。その理由はいろいろある。シャッター音やフラッシュがお店の雰囲気を台無しにするというものから、料理は商品であり、デザインでもあり、それを真似されたり侵害してほしくない、という理由もある。また、お店は料理を食べてもらう場であり、ブログに載せることを別に依頼しているわけではないという理由もあるようだ。

今日では料理を載せているブログがごく当たり前であり、私もたまに美食日記なるものを書く。ただ、私は写真があろうがなかろうが書いているが、人によっては料理写真が撮れないなら、ブログには載せないなどという少し利己的なことをいう人もいる。

いずれにしろ、お店のポリシー(方針)は尊重したいので、それに従うべきだと思う。私もこれを機会に写真に関する著作権・肖像権などについて改めて考え直したいと思う。

金曜日, 3月 16, 2012

「震災から1年」報道について


震災から1年経った。地震および津波の被害を受けた東北太平洋沿岸部の瓦礫処理はまだまだ手付かずの状態であり、原発の警戒圏内の人々の帰郷もいつになるか解らない。それもこれも、突き詰めると原発事故のせいである。

もし原発事故がなければ、福島の人たちは避難することもなく、食べ物の風評被害も起こらず、全国何処の自治体も瓦礫の処理を引き受けたに違いない。復興へのスピートも今よりもっと早かったに違いない。それゆえに、原発は安全だとウソを言い続けてきた東京電力および原発を推進してきた国会議員(特に自民党議員)および誘致した地元議員の罪は重い。そして、そのおこぼれを頂戴してきたマスコミも同罪である。

もし、あの原発事故が自民党政権下で起きていたら、政治はもっと混乱した状態になっていただろう。菅直人は直情的な性格で、政治の悪しき慣習である「根回し」ができなかったゆえに、管理能力がないだのと言われたが、もし自民党政権下であの事故が起きていたら、政治は責任のなすりあいで収拾がつかなかっただろう。なのに、マスコミは自分たちへの責任転嫁逃ればかりと政治家と一体になって「菅おろし」に走った。

先日までマスコミは震災1年を振り返っていろいろな検証をしていたが、なぜかあの混乱時の政治、特に「菅下ろし」の実態を報道したところはなかった。結局のところマスコミは「原発が政官財学マの利権であった」という検証することなく、ご都合主義的報道に終始した狂騒曲でしかなかった。

木曜日, 3月 15, 2012

瓦礫処理に反対な方は一度現地視察を


結局はあの京都の大文字焼き騒動が始まりだった。その後、“放射能”のためにいくつものイベントが中止になったが、一番滑稽だったのは沖縄で青森の雪が放射能汚染されている可能性があるからという理由でイベントが中止なったことだった。いくら避難してきている人の心情を考えたからといっても、これは明らかに“放射能”の名を借りた被災地もしくは東北差別以外の何ものでもない。

これに似たような形で瓦礫の広域処理に関して反対する人が実に多い。ただ、その理由は“放射能”ばかりでなくいろいろあるようだ。

瓦礫を各地に運搬するお金を使うより、現地に専用処理場を作ればという意見がある。確かに一理ある。しかし、これでは時間がかかりすぎる。その候補地選び、土地調査、そして建設などを考えると最低でも2年以上かかるだろう。そんなことをするよりも、鉄道や船で運ぶ方が圧倒的に早い。ただし、現地の雇用のことを考えて、それでも処理場をという自治体があるならばそれでもいいだろう。ただし、その場合はその地域の復興は少なくとも遅れるだろうし、瓦礫処理が終わったあとのその施設の維持費も大変になるのではないだろうか。

また瓦礫処理する業者が東京電力の子会社だから、その利権が絡むために反対だという意見もある。これも少しおかしい。政府は一般企業にも処理を依頼しているし、瓦礫処理能力をもっている会社や自治体は限られているのだから、その会社が東電の子会社であってもこれはいかしかたがない。そもそも東電の子会社など関東地方しかないのだが。

まあ、ここまで書いても瓦礫の広域処理に反対の人は、一度東北太平洋沿岸部に足を運んで、瓦礫の山やまだまだ無惨に残されている光景を見ていただきたい。訪れるだけでも被災地支援にもなりますので。

木曜日, 3月 08, 2012

女子サッカーの底辺は広がっていくが


なでしこジャパン、アルガルベ杯決勝戦でドイツに惜しくも3−4で敗れてしまった。昨年のワールドカップでの優勝に続き今回もと期待して応援したが、そう簡単に問屋は卸してくれなかった。それでも、世界ランキング1位のアメリカを下しての決勝進出は立派である。

一昨日の日刊スポーツの記事によると、アメリカの女子サッカー登録者数は220万人、一方、日本の登録者数はわずか3万7千人。ドイツの登録者数は解らないがおそらく日本の10倍20倍であろう。つまり、日本の女子サッカーの競技人口は世界に比べてはるかに少ない。ただ逆に考えれば、これからまだ増える可能性を秘めているということでもある。

今から40ン年前、私が通っていた中学校にはサッカー部がなかった。サッカーはまだまだ野球に押されていてマイナー・スポーツだった。それが今では全国のほとんどの中学校に男子サッカー部はあるだろうし、野球部はなくてもサッカー部はあるという学校も多いはずである。

これと似たような現象がこれから女子サッカーに起きるのではないだろうか。まず全国の私立の女子中や女子高(中高一貫校も含めて)に、女子サッカー部がどんどん生まれるに違いない。公立校でもサッカー好き少女がいっぱいいるところでは創設されるだろう。また、親のなかにも子供が女の子だろうと、幼いころからサッカーを熱心に教えるような人も出てくるだろう。

サッカーをやれば、なでしこリーグに参加することができるかもしれない、海外のチームでプレイできるかもしれない、日本代表になって青いユニホームでオリンピックに出れるかもしれない、というポテンシャルは今や全国に広がっている。こうしたことによって、今後は女子サッカーの底辺は拡大していくに違いない。

一方で可哀想なのがソフトボールや女子野球だ。ソフトボールはオリンピック競技から外されてしまい、残念なことに世間的な関心は低くなってしまった。しかし、こうした難局のときにこそ、世間を見返すためにも自分たちのモチベーションを高めるためにも「なでしこジャパン」のような愛称を付けたり、アジアをはじめとした世界での競技人口を増やす努力をしていってほしい。そうすれば、いつの日かソフトボールがオリンピックに復活の日が来るだろう。

月曜日, 3月 05, 2012

映画『ALWAYS三丁目の夕日'64』をやっと観る


1月21日(土)に公開された『ALWAYS三丁目の夕日'64』を先週金曜日(2日)にやっと観た。

舞台は1964年の東京オリンピック。私はこのとき小学校4年生であり、映画のなかに出てくる子供たち同様にランニングシャツ姿で遊びまわっていた。ただ、あそこまで汚い姿ではなかったように思う・・・。

映画は六ちゃん(堀北真希)の結婚と淳之介(須賀健太)の巣立ちという2つの物語をクロスオーバーにするように展開していく。よって、この2人が主役といっても過言ではない。そして、2人とも来年の映画賞(ここでは助演賞になるだろうが)候補になってもおかしくない巧い演技をしている。

映画を観ていると、どうしても舞台となる夕日町3丁目が東京ではいったいどのへんなのだろうかと気になってしまう。Wikipediaには当時の港区愛宕町界隈(現虎ノ門3丁目あたり)を想定していると書かれているが、私にはどうしても麻布十番界隈にしか思えない。まあ、東京タワーを挟んで北か南の違いだけなのだが・・・。

いずれにしろ、当時の風俗風習などを織り交ぜて、1964年の東京を見事に再現している。十二分にタイムトンネルすることが出来る映画だった。


写真:東京オリンピック・サッカー決勝戦のチケット

日曜日, 3月 04, 2012

被災地の特産品を販売する常設場を


今の被災地(東北太平洋沿岸部)に何が必要かと言われれば、それは一にも二にも仕事(雇用)と言われている。そのために、都会に住む我々ができる支援となると、それは被災地の特産品を買ったり、被災企業に出資したり、被災地を直接訪れるなど限られてくる。


私は東北太平洋沿岸部復興のためには観光が必要不可欠であると、ことあるごとに唱えてきたが、年齢的や金銭的なことで現地まで足を運べないという人も多い。そうした人々にはぜひとも被災地の特産品を買うことで復興支援をしてもらいたいと思っている。

ところが、残念なことに被災地の特産品を気軽に買う場所が実はあまりない。今こうした特産品が買える場はアンテナショップもしくはデパートで開かれる物産展ぐらいである。それゆえに、できれば行政(国もしくは県)は渋谷・新宿・池袋・上野にあるデパートのなかに、被災した東北関東太平洋沿岸部の特産品を売る常設場を半年とか1年間ぐらい確保することはできないのだろうか。そうすれば、より身近に被災地の特産品を買うことができるに違いない。

被災地が復興するにはまだまだ時間がかかる。それを長期的かつ広範囲に支援をするためにも、こうした常設場があることを願うばかりである。



写真上:二子玉川高島屋の物産展に出店した釜石・永野商店の品々
下:東銀座の「いわて銀河ブラザ」で買った陸前高田のお酒「雪っこ」

木曜日, 3月 01, 2012

「レストラン・ラッセ」で米寿の祝い



1月下旬に父方の従兄弟・従姉妹らによって伯母の卒寿と母親の米寿(そのときはまだ88歳になっていなかった)のお祝いを南青山のレストランで催してもらったが、昨晩は正真正銘の米寿(誕生日を8日過ぎたが)を祝う食事会を目黒の「レストラン・ラッセ」で行った。

「レストラン・ラッセ」は昨年5月にオープンしたばかりのお店だが、以前よりちょっと気になっていた。というのも、ここには一昨年までおでん、おそば、うどんなどが美味しい「福伝」というお店があり、それがいつの間にか高級なイタリア料理店に変貌していたからである。

お店は小さなビルの地下にあるのだが、周囲の1階はラーメン屋、カレー屋、やきとり屋など大衆店だらけで、何でこんなところにイタリア料理店がと思われる。しかし、いったん店内に入るとその天井の高さとゆったりしたテーブルのレイアウトにリッチなゆとり感を覚えるに違いない。

オーナーシェフの村山太一氏は京都の料亭で修行後、2000年にイタリアに渡り7年半のコック生活を行い、最後は三つ星レストラン「ダルペスカトーレ」で副料理長にまでになったという実力派。ということで、出された料理は華麗な彩りと洗練された味のものばかり。かぼちゃのポタージュスープ、長野産のサラダ、オマール海老とからすみのレジェメンテ、ハマグリのパスタ、ラビオリ、ヒラスズキのソテー、鴨のローストなどといった料理を食したがどれもこれも唸らされるものだった。ちなみに、ワインは私の好きなロバート・モンダヴィの「Napa Valley」を頼んだ。

そして、最後にデザートとしてティラミスとは別に、母親のために「杏仁の冷たいタルト」出していただき、私もご相伴にあづかった。いや〜、久しぶりにリッチ、リッチ。(笑)


写真:オードブル(?)として出てきた「オマール海老とからすみのレジェメンテ」。これには思わず「イケルイケル」とちょっとはしたない言葉を発してしまいました。w


レストラン ラッセ
http://lasse.jp/restaurant/

火曜日, 2月 28, 2012

テレビドラマをあまり観なくなってしまったが


以前は夢中になって観ていたテレビドラマを最近はほとんど見なくなってしまった。観なくなってしまった最大の理由は夜遊び(芸術鑑賞とお酒鑑賞)が忙しくなったせいかもしれないが、それ以上に観る気になれるドラマが少なくなってしまったからでもある。

今日のテレビドラマの主役はほとんどがジャニーズ系か、お笑いタレントもしくはモデル上がりの俳優女優たちである。こうしたキャスティングにしないと、視聴率が取れないのか、それともテレビ誌が取り上げてくれないからなのだが・・・。しかし、これでは自分たちで自分の首を絞めていて、とてもじゃないが面白いドラマが作れるはずがない。

現在のテレビドラマのほとんどは最初に出演者ありきで製作されている。本来は企画および台本ありきで製作されるべきなのだが、これでは視聴率がとれるタレントのスケジュールが抑えられない。そして、そのキャスティングにしても、民放では芸能プロ側に握られていて、テレビ局の力はほとんど及ばないという情けない現実もある。こうしたことによって、企画ありきのドラマではなくタレントありきのドラマになっている。本末転倒のおかしな話で、これではなかなか良いドラマが作れるはずがない。

こうしたこと以外に、ネットの普及などによる若者のテレビ離れ、景気の低迷による制作費の低下などといったこともテレビドラマを面白くなくしている理由であり、他にもいくらかあるだろう。しかし、そんななかでも『家政婦のミタ』のようにお化け視聴率を取るドラマもあれば、結末が解りづらかったが大人の鑑賞に耐えられる『JIN-仁-』のようなドラマもあった。

それゆえに、私がいくらテレビドラマを観なくなったといえども、それほどテレビドラマの将来を悲観しているわけではない。というのも、深夜やBSでは実験的ドラマが放送されていたり、NHKの連続テレビ小説や大河ドラマの作りは案外斬新な部分があったりして魅力的だ。あまりテレビドラマを観なくなってしまったが、今後の若い作り手たちには期待している。

火曜日, 2月 21, 2012

髪の洗い方と乾かし方を変えてみた


私の髪はそのほとんどがすでに白髪だが、髪の量は同世代の男性に比べて多いほうである。しかし、ここ1〜2年は髪が細くなったり柔らかくなったりと、地肌こそ見えないがなんとなく薄くなってなったなあと思えるようになったので、先日、床屋の親爺さんにちょっと相談したところ、ちょっと意外な答が返ってきた。

「髪の洗い方にとにかく注意してください。まず毎日洗わない。2〜3日に1回でいいですよ。あと、髪を洗うというよりも頭皮を洗う気持ちで髪を洗ってください。指先で頭皮をマッサージするように洗うのがポイントです。それもシャンプーでなく石鹸、牛乳石鹸がいいですね」
「えっ、石鹸で洗うんですか!?」
「石鹸の方が頭皮の汚れや脂を落とすことができるんで毛穴にいいんですよ」
「へえ〜」
「で、石鹸で良く頭皮を洗ったあとは、今度はシャンプーで髪を洗うようにしてください。そして、最後にコンディショナー(リンス)でサッと流してください」

この話を聞いて以来、牛乳石鹸こそ使わないが、まず最初にボディソープで頭皮を洗い、次にシャンプーで髪を洗い、そして最後にサッとリンスをするだけにした。そして、髪の毛を乾かすときも気を配っている。まずはヘアトニックをかけ、ドライヤーで髪を8分目ぐらい乾かす。次に育毛剤(私は花王アクセス「薬用毛髪活性」を使用)を頭皮に染み込ませて、頭皮を1〜2分マッサージする。こうすると、頭皮にスーッとした刺激が伝わり気持ちがいい。そして、髪を乾かしながらセットする。

こうした洗い方および乾かし方をするようになってから、柔らかかった髪が若い頃のようなちょっとゴワゴワした張りとコシがでてきたような感じになり、髪全体のボリューム感がアップした。

なお、これはあくまでも私個人の感想であり、マネしても同じような結果がでるかどうかは解りませんのでご了承ください。

金曜日, 2月 17, 2012

「船中八策」ならぬ「屋中八策」


先日、大阪の橋下徹市長と大阪維新の会が首相公選制、参議院廃止、道州制の導入、地方交付税の廃止など「維新版・船中八策」の骨子を発表したが、その内容は昔から言われていることを集めたものばかりで、正直期待ハズレもいいところであった。

結局のところ、坂本龍馬にあやかろうとする、マスコミ操作に長けた橋下徹と大阪維新の会という内実が明らかになっただけである。そもそも、政治方針なのだから「八」という数字にこだわる必要性などまったくない。「船中十策」でも「維新十二策」でもいいはずである。なのにわざわざ「八」にしたかといえば、それはマスコミ受け狙い以外のなにものでもない。まあ、それに乗るマスコミの馬鹿さ加減にも呆れ返るが・・・。そして、今日の日本の状況下で脱原発をうたわない「船中八策」もナンセンス甚だしい。

というわけで、これまでこのブログなどで書いてきた自分なりの「屋中八策」を列挙してみたい。

1 脱原発・廃原発・発送電分離、新エネルギー政策への転換
2 1票の格差を是正(法律で国会議員選挙の場合1.2倍以上の格差を認めない)
3 国会および地方議員定数削減(参議院では党議拘束の禁止)
4 議員定年制および世襲政治家の廃止
5 公務員数および給与の削減、天下りの禁止
6 宗教法人、医療法人、学校法人などへの課税
7 年金制度の一本化(国民年金以外の年金廃止)
8 海上保安庁および海上自衛隊の強化

まあ、私の「屋中八策」も寄せ集めかもしれないが、脱原発をうたっているだけでも維新の会よりはマシではないだろうか。それにしても、こうした問題をずっと先送りしてきた政治(特に自民党)の罪は重い。

月曜日, 2月 13, 2012

自転車販売店は購入者に教本を渡すべし


自転車利用者にマナー向上を呼びかけるために、先日来警察が駅周辺や幹線道路などで街頭指導を行っている。というのも、相変わらずブレーキのない自転車を運転するヤツがいたり、イヤホーン運転、携帯運転、傘さし運転、無灯火運転などルール違反をする輩が多いからである。そして、駅前を中心とした放置自転車も後を絶たない。

そもそも、自転車は免許制にするのが妥当な時期に来ているのだが、それ以前に自転車業界は自転車を販売する際に、自転車の乗り方に関する教本を購入者に渡すぐらいのことをするべきである。自転車利用者は自転車が自動車と同じ「車両」であるという認識がほとんどない。加えて、自転車に関する交通ルール(法規)も知らなさすぎる。

自転車事故を少なくするためにも、自転車業界は自主的に自転車に関する教本を自転車購入者に渡すべきである。そうすれば、警察がいちいち取り締まりを行わなくても済むだろう。もし、自転車業界がこうした取り組みをしなければ、国は早急に自転車の免許制を導入するべきである。

金曜日, 2月 10, 2012

『バス通り裏』を憶えていますか


朝ドラ『カーネーション』を(昼に)観ていたら、なぜか昭和30年代に放送されていた『バス通り裏』を思い出してしまった。

『バス通り裏』は1958年(昭和33年)4月から1963年(昭和33年)3月まで5年間にわたって月曜から金曜(後に土曜も)の午後7時15分から15分間放送された帯ドラマで、今日の朝ドラをはじめ帯ドラマの基礎を築いた番組である。

バス通り裏の路地を挟んで建つ美容院と高校教師の家を舞台にしたもので、美容院は露原千草と武内文平の夫婦に娘が十朱幸代、高校教師の家は小栗一也と織賀邦江と夫婦に息子が宗方勝巳というキャストだった。内容はいわゆる昭和30年代のご近所付きあいに満ちたホームドラマで毎回生放送だった。

この番組から十朱幸代、宗方勝巳の2人が人気を博すようになったが、他にも佐藤英夫(高校教師の家の同居人)、岩下志麻(十朱のクラスメート)、米倉斉加年(同)、荒木一郎(クリーニング屋の店員)なども人気者になっていった。ちなみに、十朱と岩下は当時高校生で制服姿のままスタジオ通いしていて、ある意味今日のアイドルの先駆的存在でもあった。

みなさん、このドラマ憶えていますか。

木曜日, 2月 09, 2012

瓦礫処理が進まなければ復興は進まない


大津波の被害をうけた岩手県および宮城県の太平洋沿岸部の瓦礫処理がなかなか進まない。というのも、放射能が拡散する可能性のあるという理由から瓦礫処理に反対するという人が多いからである。

京都の大文字焼き騒動から、瓦礫には放射能が含まれているという固定観念が多くの人々に出来上がってしまった。しかし、本当に瓦礫からそんなに放射能が出ているのだろうか。正直、私にはあまりそうは思えない。というのも、宮城県や岩手県の海岸沿いの町々の数値が高いわけでもなんでもないからだ。

こうしたなかで東京都と山形県だけが放射能検査をしながら瓦礫処理を行っている。そして、意外なことに東京では瓦礫処理に反対する声がほとんど上がらない。それは都知事が独断的かつ高圧的だからという人もいるかもしれないが、実際は東京の住民の多くが東北が故郷であったり、親族がいたりして“縁”があるからではないだろうか。一方で、神奈川県の最終処分予定地となっている横須賀市や、実験的に処理を進めようとしている静岡県の島田市などで反対の声が高いのは、あまり東北に“縁”のある人々が住む町ではないからなのかもしれない。

しかし、瓦礫処理に反対している人たちも実際に岩手県や宮城県沿岸地域に行って、野原と化してしまった町々やあの膨大な瓦礫の山を目にしたら反対と言えるだろうか。困ったときはお互い様、ではないが、津波にあった地域が復興するためには瓦礫処理は欠かせないことである。あまり放射能のことに過度な神経質にならず理解してほしい気がする。

今後、この問題がどういう展開になるか全く解らないが、各地で瓦礫処理から出た灰の最終処理は東京都が引きるとかできないのだろうか。そうすれば少しは反対の声も減ると思うのだが・・・。それとも、瓦礫処理専用の施設を新たに何処かに作らなければならないのだろうか。そうなると、復興への道程はまた遠のいてしまう。

月曜日, 2月 06, 2012

消費税増税に加えて宗教法人に課税を


一昨年の参議院選挙を前に菅直人前首相は「2〜3年後には消費税を10%」と言って、民主党は参議院選挙で敗退。その結果、国会の衆参ねじれ現象が起きた。このとき、私は「選挙対策としては完璧なマイナスなメッセージをあえて言ったことは評価するが、それだけでなく消費税増税と共にはっきりと宗教法人にも課税すると言ってほしかった」と書いた。

そして、首相が野田佳彦に代わってまた消費税論議になっている。もはや待ったなしの状態になりつつあるらしい。自民党にしても小沢一郎にしてももともと消費税増税論者なのだから、どんな理由をあれこれつけようが、これに反対するのはかなり可笑しい。そうしたなかで、新党だの第3極政党だの解散だのと騒いでいる国会議員やマスコミも可笑しくてならない。

今日の国会が本当に論議すべきは消費税増税だけではなく、1票の格差是正、国会議員の定数および歳費削減、公務員給与の削減、そして宗教法人への優遇税制の改善である。こうしたことをまったく論議しない国会という機関は本当に可笑しい。というより悲しい。

宗教法人の優遇税制を改善すると3.5兆円以上の税収が見込まれるという。こんな大きな収入源がありがながら、結局のところ、共産党を除くどの政党も宗教団体から政治献金をもらっているために、この問題にはまったく手を触れない。個人や企業が汗水をたらして税金を払っているのに、宗教法人だけが税金も払わずに私腹を肥やしていく。これではいつしか日本は宗教法人に乗っ取られてしまうぞ。

消費税増税よりも宗教法人に課税を
http://k21komatsu.blogspot.com/2010/06/blog-post_22.html

金曜日, 2月 03, 2012

喫煙者の傾向と対策


ここ最近、喫煙に関するニュースが多く出ていたが、それらによると喫煙者が多いのは、男性の30代から50代にかけての中高年層で、世帯所得が低く、そして、北日本に住んでいるという傾向が表れている。

先日の厚生労働省が発表した『平成22年国民健康・栄養調査』によると、男性の喫煙率は32.2%、女性は8.4%。年代別では男性でもっとも高いのが40代で42.4%、続いて30代は42.1%、そして50代は40.3%と、中高年層の5人のうち2人が喫煙者である。一方、女性も30代が14.2%、40代が13.6%とやはり中高年層の喫煙率が高い。

そして、所得では低い世帯の人ほど喫煙者が多いという結果も出ていた。喫煙と関係ないが、肥満でも所得が低い世帯という調査結果があったので、低所得者は残念ながら健康に対する意識が低いと言わざるをえない。今後はこうした人々の意識改革をしていく必要性があるだろう。

また都道府県別での喫煙率では下記のような結果も出ている。

喫煙率が高い上位5県は
男性 青森県、秋田県、福島県、栃木県、富山県
女性 北海道、青森県、大阪府、神奈川県、埼玉県

喫煙率が低い上位5県は
男性 島根県、奈良県、福井県、京都府、鳥取県
女性 島根県、福井県、鳥取県、鹿児島県、富山県

青森県が男女とも上位5県に入っているのをみると、全体としては寒い北日本の方が喫煙率が高いように思える。一方で島根県、鳥取県、福井県が男女とも喫煙率が低い上位5県に入っているのはお見事である。なんらかの教育や指導でも行われているのだろうか。

私も30代半ばでタバコを吸っていたので偉そうなことは言えないが、タバコは「百害あって一利なし」である。それなのに、いまだにこんなに喫煙者が多いというも正直驚きである。ただ、私の周囲を見渡すとタバコを吸う人はほとんどいないので、この数字も本当かな?という気がしないでもない。

よく禁煙するのは大変だと言う人がいるが、自分の健康のこと、家族のこと、周囲の人のことを考えれば止められるはずである。調査では、現在喫煙している人で禁煙しようと思う人は男性が35.9%、女性が43.6%いるという。もし、この人たちがそれを実践すれば、日本の喫煙率は男性で22%、女性で5%ぐらいまで落ちるので、是非とも頑張ってもらいたいし、周囲も協力してあげよう。

月曜日, 1月 30, 2012

英語で道を聞かれる


以前に書いたと思うが、京都を旅行しているときに1日3回外国人観光客に英語で道を聞かれたことがある。そして、先日、自由が丘を歩いていたら(自由が丘ですよ、銀座じゃないんですよ)、1時間の間に2回もやはり英語でいきなり道を尋ねられた。

私は別に首から「私は英語を話します」という札をぶら下げて歩いているわけではない。こちらから彼らに話かけようという素振りをしているわけでもない。それなのに、私は外国人観光客からいきなり英語で声をかけられることが実に多い。どうも、彼らには私の顔に「英語が喋れます」と書いてあるよう見えるようだ。白い髪と眼鏡がそうさせているのだろうか・・・。

そして、道案内を終えたあとに、私が英語を話すことに驚く外国人もいないわけでもないが、ほとんどの人が極普通に「サンキュー」と言って自然に去っていく。彼らは「やっぱり彼で正解だったんだな」と思っているのか、それとも「日本人は親切だな」と思っているのか、それは私には解らない。

土曜日, 1月 28, 2012

経済活性化のために贈与税引き下げを


日本経済が活性化しない理由のひとつに1,500兆円近い預貯金の問題がある。まあ、この預貯金があるので国に1,000兆円の借金があっても、海外からは円が高く評価され、円高になる要因にもなっている。ただし、この1,500兆円の75%は65歳以上の高齢者の預貯金と言われ、そのために、お金がほとんど動かないという現実がある。

今日の政治状況を見れば、高齢者が生活不安になり誰もがお金を使いたがらなくなるというのは理解できる。しかし、本質はそれだけではなく、高齢者は実はあまりお金を使う機会が少ないということもあるのではないだろうか。高齢者は外出する機会も少ない。また、良い車が欲しいだの、良い洋服が欲しいという物欲も薄くなっている。それゆえに、お金を使う必要性がなくなっているといっても過言ではない。

となると、銀行に滞っている高齢者の預貯金を動かすにはどうしたらいいかとなると、やはり手取り早い方法は贈与税を引き下げるしかないだろう。現在、生前贈与はひとりにつき1年110万円までは無税(以前は60万円だった)だが、それ以上になると贈与税がかかる。これを200万円ぐらいまで引き上げて、また以前あった住宅取得資金および住宅増改築資金の特例も復活させるのもいいだろう。ほかにも、起業資金などに関しても特例を設けるのもいいだろうかもしれない。

とにかく銀行に眠っているお金を動かさなければならない。1,500兆円の50兆円か100兆円を市場経済に放出することが可能な贈与税の引き下げが、経済を活性化する起爆剤になりうると信じている。

火曜日, 1月 24, 2012

庶民感覚を理解していない総務省

総務省は低迷している宝くじの売り上げ回復のために、1等の当選賞金を現在の3億円から7億5000万円まで引き上げる方針を決め、通常国会に関連法案を提出することにしたそうである。 

ちょっと呆れる方針である。というか総務省は庶民感覚を解っていない。3億円を7億5000万円まで引き上げたところで購買力はあがるだろうか。う〜ん、正直疑問である。こうした高額賞金にして効果がありそうなのは、いわゆるグループ買いが少し増えるぐらいで、会社帰りのサラリーマンや買物帰りの主婦が買うといった人々が増えるとは到底思えない。 

もし、売り上げの回復を狙うならば、100万円や500万円の当選者を増やしたほうがいいのではないだろうか。その方が経済効果もあるというものだ。というのも、宝くじの高額当選者は当選してもすぐにお金を使わず、銀行の勧誘のせいもあるが預金する人が多い。また、当選したために借金や寄付を強いられてしまう人も多いと聞く。

こうしたことを考えると、日本経済活性化のためには1等賞金を高額にするよりも、100万円が5万本当たる宝くじとか、500万円が1万本当たる宝くじといった方が庶民は買うのではないだろか。そして、そうした当選金の方がすぐに消費に回り経済効果にもなるだろう。 

現在、私が宝くじを買うのはイベント参加的に年末のジャンボ宝くじぐらいだが、もし毎月100万円が5万本当たる宝くじや、500万円が1万本当たる宝くじが発売されるようになったら買いに行くだろう。(笑) 

月曜日, 1月 23, 2012

「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」を支援しよう


東日本大震災からの復興支援プロジェクトにはいろいろありますが、そのなかで私もサポーターのひとりとして参加しているのが、先日の朝日新聞でも紹介された「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」。

岩手県大槌町はご存知のように昨年の大震災で壊滅的な被害を受けました。亡くなった方および行方不明の方の数は全人口の8.56%の1,307人。町の大半は津波で廃墟と化してしまい、町の主要産業であった水産加工会社の建物もすべて波に流されてしまいました。そして、つい最近には、漁業の要ともいうべき漁協も経営破綻してしまった。


そうした大槌町にあって、いち早く復興の狼煙を上げたのが「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」です。彼らの最終目標は「大槌産のブランド品を作ろう」というもので、そのためにも、まずは全国から資金提供してもらえるサポーターを募り、その人たちに新巻鮭および三陸の恵みなどをお礼として届けると共に、新たなる事業展開を行っています。


今後の大槌の水産加工業を牽引していくのは間違いなくこの「立ちあがれ!ど真ん中・おおつち」であり、それが大槌町の復興の基盤を作っていくものと私は信じています。そのためにも、もう少ししたら届くであろう三陸の海の幸を楽しみにしつつ、今後も彼らを支援していきたいと思います。

立ちあがれ!ど真ん中・おおつち
http://www.otsuchi.jp/

ツイッターのアカウント
https://twitter.com/#!/otsuchi001

土曜日, 1月 21, 2012

原発がなくても冬場は乗り越えられる


昨日(20日)は東京にも雪が降り、今冬一番の寒さとなった。そのために、暖房利用が急増して東京電力管内での電力消費量は東日本大震災以降最高を記録。もっとも電力需要のあった時間帯は午後5時〜6時で4980万キロワット。これに対して電力供給量は5380万キロワットで、供給余力を示す予備率は約8%となり、安定供給の目安とされる8〜10%の水準を保った。

現在、東京電力管内で稼働している原発は柏崎5号機と6号機の2基で、その昨日の出力は合計で242万キロワット。つまり、仮にこの原発2基が停止していたとしても、安定供給には届かなくとも電力は足りていたことになる。

ただし、原発がなくても電力の安定供給をしていくためには、今後も節電対策が大切であることはいうまでもないが、早急に原発に変わる代替エネルギーの開発しなければならない。そのためにも、政府は一刻も早く太陽光発電など再生可能エネルギーの全量買い取り制度を実施するべきである。

木曜日, 1月 12, 2012

被災した蔵元のお酒を飲んで直接支援を


東日本大震災のすぐあとに「東北のお酒を飲んで被災地を支援しよう」という運動というかムーブメントが沸き上がった。そのおかげで、多くの人が東北のお酒が全国的にかなり売れた。

しかし、本当の支援はこれからである。これまでは東北全般のお酒が飲まれていたが、今後は直接被災された東北太平洋沿岸部のお酒を飲んで支援してもらいたいと思います。

下記にあげる酒造メーカーは、甚大な被害を受けたにもかかわらず、復興再建のために頑張っているところです。web上のニュースやTwitterなど利用して簡単ですがまとめてみました。

■岩手県
『千両男山』(宮古市の菱屋酒造)http://homepage3.nifty.com/hisiya/
津波のために海岸沿いの工場や醸造設備の多くを流失。しかし、会社は同じ場所で工場を再建。1月4日に新酒が出来上がり10日から出荷を開始した。

『浜娘』(大槌町の赤武酒造)http://www.akabu1.com/
津波ですべてを流失。10月下旬から盛岡市の桜顔酒造の蔵を借りて仕込みを開始。震災前の大槌町の人口にちなんで約1万5千本を製造。ラベルには「復活」の力強い文字が記された。1月の大相撲初場所の前日に行われた土俵祭のお神酒として使われた。

『酔仙』(陸前高田市の酔仙酒造)http://suisenshuzo.jp/
津波のために工場も蔵を失ったばかりでなく7名の従業員をも失う。しかし、一関市千厩にある岩手銘醸株式会社の「玉の春・千厩営業所」の醸造施設を借りて9月から酒造りを再開。昨年まず『雪っこ』を販売。そして『酔仙』も完成。

■宮城県
『宮寒梅』(大崎市の寒梅酒造)http://homepage3.nifty.com/miyakanbai/
震度6強の地震で蔵が全壊。その後、急ピッチで再建工事を行い昨年12月4日に新しい蔵が完成。例年より1カ月ほど遅い12月7日に仕込みを開始。1月末から新酒を出荷だそうです。

『伯楽星』(大崎市の新沢醸造)http://www.pref.miyagi.jp/nh-sgsin/tisin/osakepj/o_sake05.htm
1873年の創業時に建造した蔵は東日本大震災で修復不可能なほどに壊れ、瓶貯蔵していた日本酒4万本を損失。その後、県内川崎町の廃業した蔵を買い取り、12月中旬より出荷。『伯楽星』はJALの国際線ファーストクラスで提供されている名酒。

『蒼天伝』(気仙沼市の男山本店)http://www.kesennuma.co.jp/
港近くにあった本社事務所と鹿折地区にある製品・資材倉庫は全壊。ただし、津波は酒蔵のすぐ手前で止まり蔵の被害を免れた。

『宝船 浪の音』(名取市の佐々木酒造)
津波のために本社事務所と倉庫が全壊。仕込みの設備類も大半を失う。現在は市内の内陸部に仮設店舗と工場を建設中で2月中に完成予定。ただし、震災前に搾った新酒が入った損壊は免れていて、震災1年を迎える3月11日までに販売予定。

■福島県
『白冨士』(双葉町の冨沢酒造)http://www.shirafuji-sake.com/
原発から3.6kmの警戒区域にあるために、酒蔵の冷凍庫からこうじ菌と酵母を持ち出し、会津の花春酒造の醸造施設で新酒を完成。ラベルには「日本再盛酒」と「活」の文字が加えられた。

『磐城壽』(浪江町の鈴木酒造)http://www.iw-kotobuki.co.jp/
津波で酒蔵も自宅も全て流失。また原発から7kmという地にあり警戒区域ということで、いったん会津に避難。その後、昨年11月に山形県長井市で再建。そして、以前は豊漁時のふるまい酒だった「磐城壽(いわきことぶき)」の新酒を1月上旬より出荷。

ほかにも大きな被害を受けながら出荷にいたった酒蔵があると思います。情報がありましたら、ご連絡ください。お願いします。


被災した酒造会社(蔵元)を支援しよう
http://k21komatsu.blogspot.com/2011/11/blog-post_28.html